ムカデ人間3

ムカデ人間3

 

一言で言うとアホ映画の醜大成。

作品紹介
ムカデ人間3
  • 2015年オランダ・イギリス合作映画
  • 監督:トム・シックス
  • 製作:トム・シックス、イローナ・シックス
  • 出演:ディーター・ラーザー、ローレンス・R・ハーヴェイ、タイニー・リスター・Jr.、ロバート・ラサード、ジェイ・タヴァレ、エリック・ロバーツ、ブリー・オルソン、クレイトン・ローナー、トム・シックス、北村昭博、カルロス・ラミレス、ノア・スタッグス、イローナ・シックス

<ストーリー>

アメリカのとある荒野にある男性凶悪犯ばかりを収容した巨大監獄ジョージ・ブッシュ刑務所。その所長であるビル・ボスは、絶対的独裁者として君臨して、自らの欲望のままに施設を運営し、秘書のデイジーを性奴隷として扱い、囚人たちの人権など無視して暴虐の限りを尽くしていた。だが、そんな無軌道な運営が祟り、彼の刑務所は全米で最も職員の離職率が高く、釈放された囚人の4割が3週間以内に再犯を犯すという割合で囚人の出所後の再収監率が全米で一番高く、血生臭い暴力事件・暴動が全米で最も多発している上に、ビルが囚人たちを拷問・虐待するため医療費も全米一となっていた。あまりにも酷い状況に、州知事から解雇をチラつかされたビルは、彼の祖父が養豚農家であったことを活かして囚人全員を去勢する作戦を思いつく。それによって囚人たちは大人しくなり、施設の経営も安定すると考えたのだ。 一方、ビルの右腕で『ムカデ人間』シリーズのファンである刑務所の会計士のドワイトは、囚人たちの口と肛門を繋げてムカデ人間にすることこそ刑務所経営を健全化させるだけでなく、凶悪犯罪に対する抑止力を期待できる最良のアイデアだと力説するのだった。ビルは、B級映画の真似事であるその提案は流石に馬鹿らしいと一度は一蹴するが、試しに自らの手で去勢を施した囚人が全く大人しくならなかったことによって去勢作戦が失敗に終わってしまったのを見届け、自室で酔っぱらって居眠りしていた際に食堂で囚人たちにレイプされるという内容の悪夢にうなされるや、ドワイトがオランダから招待したトム・シックス監督の「私の映画は100%医学的に正確」という意見とドワイトが刑期満了と共に刑務所を出なければならない囚人たちの損傷を最小限に抑える為に考案した独自の改良案を聞き、全ての囚人を跪かせて暴動を防止し、食費は勿論、刑務所運営関連の諸経費を節約するだけでなく凶悪犯罪への抑止力にも繋がる最良かつ究極の手段は、囚人たちをムカデ人間にすることだという結論に達し、囚人500人を全員繋げてしまうという暴挙を実行に移そうとするのであった。

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登場人物
ビル・ボス所長

ジョージ・ブッシュ刑務所の刑務所長。自尊心の塊で小心者。ドイツ系アメリカ人。アルコール依存症で、すぐ怒鳴り血圧を上げている。「ファック」や「クリトリス」と隠語を大声で連呼するイカレ中年。アフリカの部族長たちが精力を付けるため食べている”干したクリトリス”を通販で購入して食べている。ヒューズ知事から刑務所経営・運営がうまくいかなければクビを切られるため受刑者の問題行動を阻止するため中世の拷問を取り入れると提案した。また、去勢する案を出して去勢をしたが失敗した。ヒューズ知事から刑務所のデータの改善がなければ所長交代の話を直接された時に「ウスノロの共産主義野郎」、「ゾンビ・マンコ」などと言い放った。受刑者297の去勢後の睾丸をランチとして塩コショウして食べている。トム・シックスを呼んで”ムカデ人間”を受刑者らに実行する前にDVDを鑑賞させワザと受刑者らに今から実行すると公言したため暴動がおこり特殊部隊を呼んで事態を収拾させた。受刑者の”ムカデ人間”をヒューズ知事に見せた後、ジョーンズ医師とバトラーを射殺している。最後は気が完全に狂ったのか管制塔から拡声器で叫んでいた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=KBgbv8D7ovE

ドワイト・バトラー

会計士。10年勤務している。デイジーに想いをよせている。刑務所内の費用に対してヒューズ知事からクビを切られるかもしれないため解決策としてビル所長に対して”ムカデ人間”のDVDを観せて実行する事を勧めた。”ムカデ人間”の監督トム・シックスを呼んで受刑者らを”ムカデ人間”にするようビル所長らと計画した。最終、ヒューズ知事からは称賛されクビにならなかったと安心していたが、ビル所長から射殺された。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=3bnmOZdVWCE&t=38s

デイジー

雑用。ビル所長の性処理と事務処理両方をこなす。デスクでビル所長の性器をしゃぶらされてそのまま精液を飲まされた。ビル所長には過去に父親を釈放してもらったカリがある。ビル所長が”ムカデ人間”計画を受刑者に公言したため、暴動が起きて襲ってきた受刑者178により顔面を何度も殴られて昏睡状態となったが病室でビル所長により犯された。最終的に”ムカデ人間”の一員にされた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=KBgbv8D7ovE

ヒューズ州知事

葉巻はキューバ産しか吸わない。ビル所長に暴力に対して暴力で応える人間は真の指導者ではないと語った。一度目の訪問では刑務所のデータが悪いため2週間後に結果を出さなければビル所長は所長交代で会計士のバトラーはクビになると言って帰った。二度目の訪問では刑務所内の”ムカデ人間”を見て、最終ビル所長には人権侵害で死刑になるぞと吐き捨てて帰ったが、戻ってきて「これぞアメリカに必要だ!」と称賛して出て行った。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=N3vGkZ6VX-c

ジョーンズ医師

受刑者178が引き起こした傷害事件に居合わせ、負傷した看守を診ていた。ビル所長から健康診断で呼ばれたため診たが、ビル所長の気が立っておりクビにされかけた。元々、医師免許のない時にビル所長から雇われたカリがある。ビル所長、バトラー、トム・シックスと打ち合わせをして受刑者たちで”ムカデ人間”を作るプロジェクトに最終的に賛成した。外科チームを呼んで受刑者を次々に”ムカデ人間”にしている。最終、ヒューズ知事から人権侵害と注意を受けたビル所長により射殺された。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=3bnmOZdVWCE&t=38s

トム・シックス

”ムカデ人間”の映画監督。バトラーに呼ばれてジョージ・ブッシュ刑務所を訪問した。受刑者たちから成る”ムカデ人間”の手術の立ち会いを希望し嘔吐している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=N3vGkZ6VX-c

受刑者178

鉛筆で看守の腹を刺した。すぐ取り押さえられて刑務所長が来た際に「死のレイプが待っている。」と話した。ビル所長に右利きとすぐにバレて右肘をヘシ折られた。その後、右手も折られた。ムカデ人間の先頭に選ばれた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=xJsMZEtXnrA

受刑者346

本名はトント。インディアン。冒頭でビル所長へ「ローン・レンジャー気どりか?」と挑発している。家族に電話をすると偽ってビル所長に「待ってろ。貴様の部屋へ行く。死の部隊だ。お前をレイプして八つ裂きにする。」と電話をした。その後、電話での行動がバレてビル所長から熱湯を顔面にかけられる拷問を受け、顔面が火傷でただれた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DzS5N3LND0k

受刑者297

全身タトゥー男。ビル所長を挑発しまくって去勢されてしまう。その後、病室に訪ねてきたビル所長により首を絞められ一時的に心肺停止したが、ジョーンズ医師により蘇生された。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DzS5N3LND0k

 

前作の紹介を見る>>

 


 




豆知識
死刑囚の末路

死刑囚に関しては手足を切り取られ達磨状態になったあとに繋ぎ合わせられて”ムカデ人間”ならぬ”芋虫人間”となった。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=KBgbv8D7ovE&t=552s

 

これはこれで酷い。

恐怖度

☆☆☆☆★

<感想>

完全にイカれた作品。デイジーが何だかんだで性処理の道具としてしか扱われていないのが悲しいw

一作目に出演していた北村氏も今作に受刑者として出演していますな。