IT -イットー

IT -イットー

 

1990年版はTV映画(ABC放送)として製作されている。スタンドバイミーという子ども達の成長映画とホラーを掛け合わせた作品。BGMとこってこてのピエロメイクが結構秀逸。

 

IT(イット)とは

意味:鬼ごっこのという意味。すなわち妖怪的なオーガ(ogre)とは違い霊的な意味となる。

 

作品紹介

1990年版

IT -イットー
  • 1990年アメリカ・カナダ合作映画
  • 監督:トミー・リー・ウォーレス
  • 原作:スティーヴン・キング
  • 出演:ハリー・アンダーソン、デニス・クリストファー、リチャード・トーマス、アネット・オトゥール、ジョン・リッター、ティム・カリー

<ストーリー>

1990年のメイン州デリーで、子供だけを狙った連続殺人事件が発生する。デリーに住んでいたマイクは、事件現場近くでそこにあるはずのない男の子の古い写真を発見し子供時代にIT(それ)と呼んでいた奇怪なピエロ、ペニーワイズの仕業であると確信する。マイクはかつての仲間との約束を思い出し、30年ぶりに再会することになる。

【前編】

幼少時代:12歳

【後編】

大人になった現代:42歳

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登場人物

【ルーザーズクラブ(意味:弱虫軍団orクズの集まり)】

幼少期にペニーワイズと戦った子どもたち。活動拠点は川辺の空き地。皆で協力してダムを作っている。幼少期にペニーワイズを撃退したが、もしまたペニーワイズが現れたら集合しようと約束している。成人になり、再びペニーワイズが町に現れたため再び集まった。

※幼少期における彼らの共通点は家族の誰かが死んでいる。そして、成人になっても各々の子どもがいない。

 

ビル・デンブロウ

弟ジョージがペニーワイズの犠牲になってしまった過去を持つ。自転車の”シルバー号”に乗っていた。ルーザーズクラブのリーダー的存在。 大人になったビルはイギリスのハムステッド・ヒースで売れっ子映画脚本家・ホラー作家になっている。既婚で妻オードラがいる。妻からは仕事に熱中し過ぎているため不満を言われている。 子供の頃は吃音症(どもり)だったという過去もあり、大人になった今でも、ペニーワイズの恐怖で吃音症が出てしまう場面も。

幼少期

夢:作家になりたかった。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=onLqaWAUdU8

成人

移住先:イギリスのハムステッド・ヒース。

職業:映画脚本家・ホラー作家。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=CF2xjP83yVo

 

ベン・ハンスコム

軍人だった父を朝鮮戦争で亡くし、ヒューストンから移住して母とイトコ(母の姉)の家に身を寄せるが肩身が狭い思いをして暮らしていた。転校生としてビルらの学校へ来た。趣味は読書であり、エジプト人や先住民の古代文明を好んでいる。チョコ菓子を携帯している(おそらくデブの原因)。リッチーからはヘイスタック(積み藁)と呼ばれている。少年時代は太っておりベヴァリーに思いを寄せて手紙も書いていたが、大人のベンはすっかりスリムになって、イケメンのプレイボーイになった。現在の職業は建築家。ニューヨーク・シティーで仕事をしており、建築家賞を受賞する程。痩せた秘訣は学校で陸上部のコーチを見返すため競技大会に向けて食事制限とランニングを繰り返したとされる。IT(それ)を退治した後は、ベバリーと1週間後に結婚し、数週間後に妊娠させている。

幼少期

夢:空軍のパイロットになりたかった。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=onLqaWAUdU8

成人

移住先:ニューヨーク・シティー。

職業:建築家。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=CF2xjP83yVo

 

ベバリー・マーシュ

クラブの紅一点。誰とでもキスする変態女。 裕福とはいえない家庭で暴力的な父アルヴィン(学校の用務員)と暮らしているシングルファーザーの家系。パチンコの名手で、メンバー中一番の腕前。大人になってイリノイ州シカゴで、服飾デザイナーとして成功するが、仕事のパートナーでもあり、付き合っている男トム・ローガンから、何故か父親と同じように暴力を振るわれていて奴隷みたいに扱れている。2人で金持ちの日本人と商談している。大人になって再びデリーに召集された時に、過去の自宅を訪れたがペニーワイズが化けた老婆により5年前に父が死んだことを告げられている。IT(それ)を退治した後は、ベンと1週間後に結婚し、数週間後に妊娠している。

幼少期

夢:画家になりたかった。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=onLqaWAUdU8

成人

移住先:イリノイ州シカゴ。

職業:服飾デザイナー。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=CF2xjP83yVo

スタンリー・ユリス

ほんとは一番のビビリ。ユダヤ系で天才肌の知恵袋キャラ。リッチーのしゃべりは新陳代謝が活発と解説している。超自然的な事を認めない性格。幼少期にルーザーズメンバー内で唯一IT(それ)の怪光線を直視している。大人になってジョージア州アトランタに移り住んでいる。大人になってからペニーワイズが再び現れた事を知り、バスタブで手首を切って自殺している。同居の妻により発見されている。後にIT(それ)が図書館の冷蔵庫で生首の状態に化けてルーザーズクラブのメンバーへ話しかけている。

幼少期

夢:鳥類学者になりたかった。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=onLqaWAUdU8

成人

移住先:ジョージア州アトランタ。

職業:法律事務所経営者。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=CF2xjP83yVo

 

リッチー・トージア

おしゃべりで陽気なお調子者。 声帯模写が得意。クラスの不良グループにも怯まない性格で、ムードメーカーにしてトラブルメーカーである。映画館でヘンリーにコーラをぶっかけて逃げている。 大人になってからはカリフォルニアのビバリーヒルズへ移り住み、俳優・コメディアンとして成功している。4~5回結婚している歴がある。メガネはコンタクレンズに変えてイメチェンしている。

幼少期

夢:ロック歌手かモノマネ芸人になりたかった。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=onLqaWAUdU8

成人

移住先:カリフォルニアのビバリーヒルズ。

職業:俳優・コメディアン。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I

 

マイク・ハンロン

大人になってからも、図書館司書として一人故郷デリーに残って灯台守り役として暮らしていた。 事件現場でペニーワイズが戻ったことを悟り、30年前の約束を果たすべくクラブのメンバーに招集をかけている。父が 古い写真を集めるのが趣味で、彼の集めた資料がIT(ペニーワイズ)の正体に迫るきっかけにもなった。ルーザーズクラブをラッキー7と呼んでいる。

幼少期

夢:特に語っていない。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=onLqaWAUdU8

成人

移住先:デリーのまま。

職業:デリーにある図書館司書。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=CF2xjP83yVo

 

エディ・カスプブラク

ちびのエディは喘息持ちで弱々しく、吸入器が手放せないキャラ。リッチーからはスパゲティと呼ばれている。自身が産まれてすぐに父をガンで亡くしている。 過保護な母に守られているが、ここぞという所で勇気を出し、ペニーワイズ相手に活躍する。大人になりニューヨークのグレート・ネックで母と生活していた。ビジネスパートナーでジョーイがおり、パチーノとの仕事を任せている。大人になって化け物蜘蛛のペニーワイズと対峙した時に死んでいる。最後まで童貞。

幼少期

夢:車掌になりたかった。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=xJvqezOO6Yk

成人

移住先:ニューヨークのグレート・ネック。

職業:VIP専門の送迎サービス屋。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I

 

【その他】

ローリー・アン

冒頭で三輪車をこいでいたソバカス娘。自宅の庭でペニーワイズにより殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=_73Huy0SQuA

ネル巡査

最近ヴェルマという子どもが死んだためパトロールで川辺を通りかかったところをルーザーズクラブのメンバーとダムを発見し、町の下水道が逆流してしまうと注意している。優しい巡査で、彼らに今朝の事件の経緯を伝え団体行動をするよう話している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=CF2xjP83yVo&t=516s

ジョージー・デンブロウ

ビルの弟。6歳。かまってちゃん。兄ビルへ”魔法の石”の話をして欲しいとせがんだが拒否られている。代わりに兄ビルが作った紙ボート(ジョージー号)を貰い、雨の日に外で遊んでいたが、排水溝に潜んでいたペニーワイズに襲われ腕をちぎられて死んでいる。兄ビルがペニーワイズを知るキッカケとなった。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=qcKQmGrnpPY

ベルチ・ヒギンズ

ゲップ小僧。挨拶でゲップをかます。ヘンリーと行動を共にする悪友。下水道へ向かったルーザーズクラブへ焼きを入れようとしたがペニーワイズにより下水道管へ体を折りたたまれて連れ去られている。成人編になってからはIT(それ)がゾンビの姿となって、精神病院でヘンリーに話しかけてナイフを渡している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=CF2xjP83yVo&t=516s

薬剤師キーン

エディが吸入薬を買っていた薬局の親切な薬剤師。エディに吸入薬は水であり、病気ではないと説明している。30年後はボケている。カンゾウ入りのたばこが好きである。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I

クンツ

精神病院の当直者。ヘンリー曰く看守の中で一番残酷だと。ペニーワイズにより犬に化けて殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I

ロス

ハンチング帽を被ったジジイ。ポーチの花に水やりをしていた。ベバリーがヘンリーらに捕まった時に気付いていたが無視して家へ入って行った。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I

グレコ―

映画プロデューサー。ビルが急にいなくなったためオードラにビルと離婚した方が良いと提案していた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I

オードラ

ビルの妻。仕事熱心過ぎるビルに不満がある。ビルへマイクから急遽連絡があり忙しなく故郷へ戻って行った事を心配しており、自身もビルを追ってデリーへ向かったが、途中でモーテルにいる従業員に化けたペニーワイズへ道を聞いたが、目から発せられる怪光線を直視したため我を失い放心状態となっている。最終、ビルと”シルバー号”に乗って我に返った。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I

ヘンリー・バウワーズ

不良のクソガキ。留年しまくっている。一応父親の存在が明かされているが登場していない。他に2人仲間がおり(ベルチを含む)計3人~5人で普段行動していことが多い。ルーザーズクラブにたびたび喧嘩を売っている。ナイフでベンを脅したりブタ野郎と罵るなど素行の悪いリーゼントのクズであった。マイクを追いかけてルーザーズクラブから投石で返り討ちに合った時に情けない声を出している。下水道でペニーワイズを見て白髪となってしまった。その後、警察らによって子供殺しの犯人と判断され逮捕されている。大人になって精神病院(州矯正施設 精神病棟)暮らしをしており本当のクズになり下がっていたがペニーワイズに操られ、ナイフでマイクを襲うも殺すのに失敗したが、マイクの右脇腹に負傷を負わし病院送りにしている。マイクと揉み合ってエディに引き剝がされた時に自身の腹にナイフが刺さり最終的に死んでいる。

幼少期

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=CF2xjP83yVo

成人

移住先:精神科病院。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I

 

【化け物】

何人もの子どもたちを手に掛けている殺人ピエロ。ヴィッキー、マチュー、ヴェルマ、ダニエル・ハックストンという子ども達も被害にあっている。

 

IT(それ)=ペニーワイズ

普段はピエロの姿で特定の人間にのみ自身の存在を知らせている。大人は夢がないため彼の存在を確認できないという設定である。相手の苦手な物や生物に化ける事が可能。正体は蜘蛛の化け物で30年おきに人間を食べている。腹から人間を誘惑する不気味な光を放つ。幼少期はリッチーの母親の純銀のイヤリングで撃退されている。青年期ではルーザーズクラブのメンバーに殴り殺され、最終心臓を引き出されて死んでいる。

※作中で「皆フワフワ浮いてる。」と言っている意味は捕まった人間がIT(それ)の巣穴の中で、蜘蛛の巣でグルグル巻きにされて宙に吊るされているという意味である。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=onLqaWAUdU8

たぶん、この作品で一番グロい表現として、成人編の蜘蛛の怪物をルーザーズクラブのメンバーが素手で解体して心臓を抉り出すシーンではないでしょうか?

1990年に製作されたIT ーイット―ですが、当時(1990年版)の作品はスティーヴン・キングはあまり原作を再現できていないとし、気に入ってなかったみたいですね。


2017年版(前編)

IT ーイット―”それ”が見えたら、終わり。
  • 2017年アメリカ映画
  • 監督:アンディ・ムスキエティ
  • 原作:スティーヴン・キング
  • 製作:ロイ・リー、ダン・リン 、セス・グラハム=スミス、 デビッド・カッツェンバーグ 、バルバラ・ムスキエティ
  • 製作総指揮:デイブ・ノイスタッター、 ウォルター・ハマダ 、リチャード・ブレナー、 トビー・エメリッヒ、 マーティ・P・ユーイング、 ダグ・デイビソン、 ジョン・シルク、 ニーハ・カイケンダール
  • 出演:ジェイデン・マーテル、ビル・スカルスガルド、フィン・ウルフハード、ジャック・ディラン・グレイザー、ソフィア・リリス、ジェレミー・レイ・テイラー、ワイアット・オレフ、チョーズン・ジェイコブズ、ニコラス・ハミルトン、ジャクソン・ロバート・スコット

 

<前編ストーリー>

静かな田舎町で児童失踪事件が相次いで起きていた。内気な少年ビルの弟が、1988年10月大雨の日に外出し、おびただしい血痕を残して姿を消した。時は過ぎて1989年6月、自分を責め、悲しみにくれるビルの前に現れた「IT(それ)」を目撃して以来、ビルは「IT(それ)」の恐怖にとり憑かれてしまう。不良少年たちからイジメの標的にされている子どもたちも、自分の部屋、学校、町の中など何かに恐怖を感じるたびに「IT(それ)」に遭遇していた。「IT(それ)」の秘密を共有することとなったビルと仲間たちは、勇気を振り絞り、「IT(それ)」と立ち向かうことを決意するが……。

【前編:”それ”が見えたら、終わり。】

幼少時代:12歳

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2019年版(後編)

IT ーイット― THE END ”それ”が見えたら、終わり。
  • 2019年アメリカ映画
  • 監督:アンディ・ムスキエティ
  • 原作:スティーヴン・キング
  • 製作:ロイ・リー、ダン・リン 、バルバラ・ムスキエティ
  • 製作総指揮:デイブ・ノイスタッター、 デビッド・カッツェンバーグ、セス・グラハム=スミス、リチャード・ブレナー、 ゲイリー・ドーベルマン、 マーティ・P・ユーイング
  • 出演:ジェイデン・マーテル、ビル・スカルスガルド、フィン・ウルフハード、ジャック・ディラン・グレイザー、ソフィア・リリス、ジェレミー・レイ・テイラー、ワイアット・オレフ、チョーズン・ジェイコブズ、ニコラス・ハミルトン、ジャクソン・ロバート・スコット

<ストーリー>

前作から27年後を舞台に、ビル、ベバリーら大人になった「ルーザーズ・クラブ」の面々が、再び「IT(それ)」と対峙するさまを描く。小さな田舎町で再び連続児童失踪事件が起こり、「COME HOME COME HOME(帰っておいで……)」という、「IT(それ)」からの不穏なメッセージが届く。幼少時代に「IT(それ)」の恐怖から生き延びたルーザーズ・クラブの仲間たちは、27年前に誓った約束を果たすため、町に戻ることを決意するが……。

【後編:THE END ”それ”が見えたら、終わり。】

大人になった現代:40歳

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登場人物

【ルーザーズクラブ(意味:弱虫軍団orクズの集まり)】

幼少期にペニーワイズと戦った子どもたち。活動拠点は下水道近くの荒れ地。ペニーワイズと戦い撃退に成功したが、誓いの証として左手にガラスで切り傷を各メンバーで残している。

 

※IT(それ)=ペニーワイズが死んだ後はメンバーの手の傷が消えている。

ビル・デンブロウ

去年に弟ジョージがペニーワイズの犠牲になってしまった過去を持つ。愛称:ビリー。自転車の”シルバー号”に乗っている。ルーザーズクラブのリーダー的存在。自宅の地下室でペニーワイズの見せた幻覚のジョージーを見ている。ペニーワイズとの戦いの末に再びペニーワイズが現れたら、ルーザーズクラブも再び集まろうとメンバーへ誓った。ペニーワイズとの戦いの最中、徐々に吃音症(どもり)を克服している。ベバリーの事が好きだったのかポートランドへ彼女が向かう別れ際にキスをしている。 大人になったビルは映画脚本家・ホラー作家になっている。ペンネームとしてウィリアム・デンブローと名乗っている。既婚で女優兼妻オードラがいる。妻や周りからは映画の結末が残念だと不満を言われている。 子供の頃は吃音症(どもり)だったという過去もあり、大人になった今でも、ペニーワイズの恐怖で吃音症が出てしまう場面も。尚、未公開ではあるが、幼少期にジョージーが死んですぐの夕食でビルが両親へアカディア(オッター・コーブやバブル池やキャデラック山)を今年の旅行にどうかと話したが傷心中の母がキレてその場を去っている。

幼少期

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=QKIPaFjUUZc

成人

移住先:ロサンゼルス。

職業:映画脚本家・ホラー作家。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yG64fqEp7d4

 

ベン・ハンスコム

転校してきた歴史オタクのデブ。あだ名:おっぱいorエッグ・ボーイ。陥没乳首である。”ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック”の曲を気に入って聞いている。工作の授業で変な家を作っている。ベバリーに自分のアルバム名簿に名前を書いてもらっている。ベバリーとは社会科の授業が一緒。彼女が好きでラブレターを書いて匿名で渡している。学校の図書館の資料室でペニーワイズに追いかけ回されている。ヘンリーにいじめの標的にされ”キスの橋”で腹をナイフでHの字に彫られている。部屋にデリーの町の歴史を調べた写真を壁一面に貼っていた。ベバリーがペニーワイズに拉致され下水道で空中浮遊した際にキスして助けている。大人になってからは建設事業に成功しており”ハンスコム社”のイケメン社長。ベバリーの事を思っており、アルバムのサインページを宝物として財布に27年間大事に入れていた。IT -イットーを退治した後はベバリーと結ばれている。

幼少期

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=QKIPaFjUUZc

成人

移住先:ニューヨーク。

職業:建築会社社長。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ZvlJ4RMKko0

 

ベバリー・マーシュ

学校でタバコを吸う一匹狼の不良娘。あだ名:アバズレ。父アルヴィンと一緒に住んでおり、過去に母親は自殺していてシングルファーザーの家系。マセガキであり、ケツアゴ。下着姿で崖から湖へ飛び込む大胆な一面を見せている。ベンとは社会科の授業が一緒。ベンから言わせると「プリーズ・ドント・ゴー・ガール」らしい。性的な意味も含めて暴力的な父親と同居しており、ストレスで髪の毛をセルフカットしている。また、父アルヴィンは母親の使用していた香水を体全体に振り掛ける異常な行動をしている。周りの女どもから嫌われており、アバズレと噂されているが、本人曰く本当にキスした男の子は演劇の時にビル1人としかした事がないと。自宅の洗面台から大量の血が噴き出して浴びている。ペニーワイズとの1件後ポートランドへと移住している。ペニーワイズから怪光線を浴びて浮いていたが、その時に未来(メンバー全員が死んでいる)が見えたと話している。大人になってからは結婚しており暴力的な夫のトムがいたが、デリーに呼び出された時に喧嘩をしており指輪を門扉へ置いて後にしている。”ローガン・マーシュ”というファッションブランドを夫トムと一緒に経営している。IT -イットーを退治した後はベンと結ばれている。

幼少期

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=QKIPaFjUUZc

成人

移住先:ニューヨーク。

職業:ファッションデザイナーの経営者。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yG64fqEp7d4

 

スタンリー・ユリス

厳粛なユダヤ教徒として親に育てられている。父親はラビ。採石が好き。自宅の部屋に飾ってあった絵(顔面が捻じれた女性の顔の絵)を目撃している。動物や植物に詳しい。メンバーの中で一番ビビリであり、ちびり屋(ユーリーン)とメンバーから言われている。大人になってマイクから招集の電話を受け、ショック状態となり、浴室で手首を切って自殺している。結婚して妻パトリシアがいる。夏に仕事を休んでブエノスアイレスへ旅行を計画していた。過去にバルミツバの場で友人達の事を成人(大人)になったからと言って忘れたくないとスピーチをしている。死後、ウェルハウスを再び訪れた先に幼少期の生首として現れヒルコ状態でメンバーを襲っているがベンにナイフで何度も刺されていた。生前にルーザーズの各メンバー宛に手紙を書いていた。

幼少期

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=gAOzrHLS_eI

成人

移住先:アトランタ。

職業:会計事務所社長。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ksAF8ESrq1Y

 

リッチー・トージア

ゲーム好きでしゃべりのお調子者。本当はエディの事が好き。姉がいる。夏休みにゲーセンでストリートファイターをやりまくろうとしていた。エディの母親の下ネタをからかう話題として話している事が多い。だいたい見張り役。大人になってコメディアンとして活躍している。極度のストレスがかかると嘔吐する。集合した中華料理屋ではリッチーの母親をジャバ・ザ・ハットに似ているとモノマネをして見せた。本人は既婚と言っているが冗談でリッチーの母親と言ったため結婚しているかは不明である。図書館へ訪れた時にヘンリーがマイクを襲っていたため、鎌を後頭部に突き刺して殺している。エディが死んだ時に一番感情を露わにしており、案外仲間思いな一面を見せた。

幼少期

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=QKIPaFjUUZc

成人

移住先:シカゴ。

職業:コメディアン。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yG64fqEp7d4

 

マイク・ハンロン

自宅が羊の屠畜場兼肉屋であり、祖父と暮らしている。嘘つきキャラ。中々羊を殺せないため冒頭で祖父から”喰うか喰われるか”の説教を喰らっていた。肉屋の名前は”クオリティー・ミート”である。過去にハリス通りに住んでいたが父の放火が原因で麻薬中毒者の両親を火事で亡くしている(新聞には漏電火事として片付けられている)。店の裏口でペニーワイズと火事で焼け死んだ両親や家族の手を幻覚として見ている。前に祖父よりデリーの事件は民間伝承での呪いだ聞いておりルーザーズクラブのメンバーへ話している。デリーに残っており、大人になってからは図書館司書として図書館に住み込みながら警察無線を聞いてペニーワイズの事件を追いながら働いている。ペニーワイズの事は、図書館で働き出してから過去の文献をや聞き取りで徹底的に調べ、過去にIT(それ)=ペニーワイズと戦った先住民のシャカピワー族を調べ、彼らと接触している。ヘンリーが図書館へ侵入し奇襲をかけてきた際にピンチとなったが駆け付けたリッチーにより助けられている。途中、シャカピワー族から教わったチュードの儀式をルーザーズクラブメンバーで行ったがIT(それ)=ペニーワイズの封印に失敗している。最終、弱ったペニーワイズの心臓を取り出した。最後はデリーを後にして旅に出ている。

幼少期

夢:目的はないが憧れの町フロリダへ移住する事。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=gAOzrHLS_eI

成人

移住先:デリーのまま。

職業:デリーの図書館司書。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yG64fqEp7d4

 

エディ・カスプブラク

キスを強要する高圧的で過保護な母に守られている。潔癖症。結構下ネタが好きなのか冒頭でスタンリーのユダヤ教の儀式を割礼のような内容で話し、彼をバカにしている。雑学知識に長けている。大体黒い吐物を顔面にブッかけられている。ウェルハウスへ初めて侵入したときに2Fから落ちた時に右腕を骨折している。大人になって母親は肝臓がんで死んでいるが、似たような巨漢の女マイラと結婚しており、リスク分析家として働いている。ホテルに潜入したヘンリーにより左頬にナイフを突き刺されており反撃した。ペニーワイズが怪光線を発してリッチーを操っていたが、鉄の棒を槍のように投げてペニーワイズの口内に突き刺して怯ませている。最終、油断した隙にペニーワイズの棘の様な腕に刺され死んでいる。死ぬ直前にリッチーの母親とヤったと暴露している。尚、身長は175cmらしい。

幼少期

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=wSxwZHVXXnI

成人

移住先:ニューヨーク。

職業:保険会社相手のリスク分析家。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yG64fqEp7d4

 

【その他】

ジョージー・デンブロウ

1988年10月の雨の中、兄ビルが体調不良だったため、兄からもらった紙ボート(ジョージー号)を外で使用して遊んでいたが、排水溝に潜んでいたペニーワイズに襲われ腕をちぎられて連れ去られている。後にこの失踪事件がキッカケとなり、ビルがペニーワイズを知る事となった。

※ビル曰く舟は女性名詞で「彼女」と呼ぶ。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=hFHleRUa0qE

ヴィクトリア

愛称:ヴィッキー。右の頬にアザのある小娘。母親と野球観戦に来ていたがペニーワイズが作り出した幻覚のホタルによって観戦スタンドの椅子の下へおびき寄せられて喰われた。尚、冒頭のカーニバルにも来ており、ホモのエイドリアンからぬいぐるみをプレゼントされている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6nMMtM5-FxY

ディーン

ビルが過去に住んでいた家に現在住んでいるガキ。4人家族の長男で両親と妹がいる。TV出演しているリッチーのファンであり、中華料理屋でリッチーに会って”お楽しみはこれからだ”とリッチーがTVで言うセリフを真似して話かけていた。スケボーで遊んでいたところ、排水溝へ話しかけているビルを見つけ何かあるかの気にしていた。バスルームからペニーワイズの声が聞こえると話したためビルから町を出て行くように忠告を受けている。最終、カーニバル内のファンハウスにあるミラールームでペニーワイズに襲われ喰われた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=U9PVi0ljbHs

薬剤師キーン

デリーの町のキーン薬局で働いている薬剤師。娘のグレッタがいる。成人期では訪れたエディの左頬のホクロをがんであると疑っていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=QKIPaFjUUZc

 

グレッタ

薬剤師キーンの娘。ツッケンドウな性格のいじめっ子。チューインガムをよく噛んでいる。ベバリーを執拗に嫌っており学校のトイレで罵っている。薬局に来たエディに今飲んでいる薬は偽薬だと教えてあげている。エディのギプスを見るなり真っ白だったため”LOVER”と書いてあげている。父からエディの股間に腫瘍があると聞かされていた。成人編ではエディにドアの開け方を注意していた。尚、未公開シーンではエディのギプスにガムを付けて”Loser”と書いたままにしている。

幼少期

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=7PAnLk9VAOQ

成人

移住先:デリーのまま。

職業:薬局の店番。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=9nq-OWTb6tI

 

パトリック・ホックステッター

ヘンリーの悪友。ロン毛。学校でスタンリーのユダヤ教の帽子をフリスビー代わりに近くを通ったスクールバスへ投げている。スプレーをライターに引火させ火炎放射器の様にして遊んでいる。下水道でペニーワイズに喰われているが失踪している事になっている。ペニーワイズに殺された後にゾンビの姿で成人編のヘンリーの前に現れナイフを渡し、車を運転している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=P4jbfD3-Ntk

エイドリアン・メロン

気の強い喘息持ちのゲイ。デリー出身の彼氏がおり、デリーのカーニバルで彼氏とキスしながら遊んでいたが、不良ども(メグ・ライアンの髪型を真似している奴を含む)に絡まれタコ殴りにされた挙句、デリー・ストリート橋から川に投げ落とされている。ペニーワイズに川辺で捕まり喰い殺されてた。死んだ後はリッチーの前にゾンビとして現れチラシを配って去っている。尚、彼氏からはカーニバルで変なビーバーのキャップをプレゼントされていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=c7M80jRp1xY

質屋の店主

質屋”ローズ”で働いている嫌味な男。シルバー号をビルに300ドルで売っている。ビルの隠れファン。スティーヴン・キング本人が出演している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=FI8lVcBYkgk

ヘンリー・バウワーズ

襟足ちょろ毛の不良。喫煙家。悪友が他にもおり、計4人で普段行動していことが多い。デリー警察の保安官で厳格な父を持つ。たびたび父親に悪事(銃の手入れをすると言って酒瓶や猫に対して発砲)がバレて、軍隊式のキレ方をされていた。ペニーワイズより紛失したナイフをプレゼントされ、寝ていた父の寝首に刃を刺し込み殺している。父を殺してすぐの顔面血だらけの状態でウェルハウスに乗り込んだマイクを襲ったが返り討ち遭い、井戸から突き落とされた後、下水道から押し流され自宅へ帰ったが警官隊が待ち構えており逮捕され精神病院へ入院させている。大人になってからは精神病院で暮らしていたが、ペニーワイズによりナイフと完全にゾンビ化したパトリックを運転手として手配されルーザーズクラブのメンバーへ復讐を計画するが、エディには反撃され、次に向かったマイクへは襲い掛かるも駆け付けたリッチーにより後頭部に鎌を刺され死んでいる。尚、本編では削除シーンにされているが幼少期のヘンリーが父を殺した後すぐに仲間2人の首を切って死体と一緒に車に待機しているシーンがある。また、ナイフをキスの橋で紛失した後すぐに父親に折檻されており背中に軟膏をぬっている。

幼少期

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=qBlsfUdUSKA

成人

移住先:精神病院。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=J4B1PZjT9EA

 

【化け物】

何人もの子どもたちを手に掛けている殺人ピエロ。ベティ・リプソン、エドワード・コーコラン、ベロニカ、リサ・アルブレヒトらがいる。

 

IT(それ)=ペニーワイズ

自称:踊るピエロ。普段はピエロの姿で特定の人間にのみ自身の存在を知らせている。大人は夢がないため彼の存在を確認できないという設定である。ピエロ姿の時はよく赤い風船を使用している。相手の苦手な物や生物に化ける事が可能。27年周期で特定の人間の前に現れる化け物。1年間人間を喰うと冬眠する。人間の恐怖を糧として生きている。巣穴より数百年前より現れた存在とわかる。ウェルハウスの古井戸の地下を根城としており、顔面から発する怪光線を人間に浴びせて拉致した人間を宙に浮かべている。ルーザーズの幼少期編では下水道で落ちていた鎖や鉄材でタコ殴りにされ撃退されている。成人編では実体は3つの光の玉であり、宇宙生物と判明。ルーザーズクラブより地下下水道で戦い罵られて死んでいる。死ぬ間際にマイクから心臓を取り出されている。

※作中で「皆フワフワ浮いてる。」と言っている意味は捕まった人間がIT(それ)の巣穴の中で、物理的に宙に浮いているという意味である。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=cZSqDwOzQ_o

スティーヴン・キング自身の登場には製作のバルバラ・ムスキエティがお願いして成立していますが、スティーヴン・キングは自身が登場した映画はコケるジンクスがあると漏らしています。






 

豆知識

1990年版

 

ジョージーへの祈り

汝と共にあれば 我は災いを恐れず

敵の眼前で我がために食卓を設けー

我が頭に油を注ぎ杯を満たしたもう

必ず恵みと哀れみ我に来たらん我は

とこしえに 主の宮に住まん

【ベンのラブレター】

”君の髪は冬の火 1月の残り火…”

”我が胸を焦がす”

ルーザーズクラブが観ていた映画

”I WAS A TEENAGE WEREWOLF (1957)”

【ベンの物語】

【幼少期編】

”その時 熱い息を顔に感じた”

”彼らは夢中で石を投げ 一目散に家へ逃げ帰った”

”そうして彼らは団結の強さを学んだ”

”力を合わせ魔法の石で竜を退治したのだ”

【成人編】

”ダガートは荒野に踏み出す”

”身震いし 霧の中へ消える”

”画面に現れる影 滴る汚水と ぬかるみ”

 

マイクの父の写真収集

①1900年まで使用されていた給水塔

→253人の移民がこつ然と姿を消している。また、ドレーク川で大虐殺が起こったとされている。

②1930年の復活祭の日曜に撮った製鉄所

→爆発事故で多くの人が死んでいる。

③1960年クラブ火災

【メイン州デリーの歴史】

18世紀半ば木材で町は栄えたとされている。マイクの資料より200年前にすでにペニーワイズが存在していたことがわかっている。マイクの調査で後に判明するが、この町は30年おきに人が消える事件が発生している。町の人々はこの事実が怖いため真相に踏み入らないようにしている。

※このメイン州デリーですがスティーヴン・キングの小説にのみ出てくる土地とされ実際には存在しません。

エデイの吸入器

ハイドロクスという薬品名であるが、ショウノウの味を付けたただの水。エディの母がヤブ医者を信じ込み心理効果となり携帯していると後に薬剤師のキーン氏により教えられている。リッチー曰く、電池の酸の味がするらしい。

【スタンリーのユダヤの教え】

その①)

ボーイスカウトは人のために働き 礼儀正しくー

親切で従順かつ快活ー

勇敢で清く 敬けんであるべし

 

その②)

神と祖国のためー

名誉にかけて

最善を尽くします

常に同胞を助けー

己の心身を強健に保ちー

正しく…

 

その③)

名誉にかけて

神と祖国のため

最善を尽くします…

 

【ビル・デンブロー著作】

  • highwire
  • gargoyles dance
  • gnaw
  • the smile
  • the glowing

シルバー号

ビルが幼少期に乗っていた自転車。成人になった最近マイクが昨年質屋で見つけ出し購入している。過去にスタンを後ろに乗せてペニーワイズから逃げ切った。妻オードラがペニーワイズの誘惑にかかり、我を失ったが終盤にビルと二人乗りをして元に戻している。

【エリーゼのために】

作中でビルの母がよくこの曲を弾いていたとされる。

【リッチーが歌うデリーの歌】

”見慣れた道を行ったり来たり”

”新しい場所へ行きたいのに”

”デリーは今も田舎町”

 

中華料理屋

30年ぶりにルーザーズが再会した場所。出されたお菓子より、血・ゴキブリ・目玉・爪・毛ガニ・鳥のひなが現れた。

吃音症(どもり)を治すための言葉

”彼は拳を突き出し しつこく主張した”この言葉はビルの母親がビルへ訓練用に教えた文章とされている。

ペニーワイズを怯ませた鳥の名前

チャイロツグミである。

 

ペニーワイズの正体

人が持つ恐怖心が生み出したものとされている。1990年版では巨大な蜘蛛の姿で現れている。腹部より怪光線を発し、それを見た人間を気絶させている。毒針を持っておりエディに使用している。宇宙生物説の可能性が高いが本当かは不明。地下下水道に巣を作っており、喰った後の人骨を入口に置いている。捕らえた人間を蜘蛛の糸でグルグル巻きにしてストックしているためペニーワイズの時にフワフワ浮いていると表現している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I


2017年・2019年リメイク版

 

バルミツバ

ユダヤ法を守る宗教的・社会的な責任を持った成人男性のことである。また、子供がこの責任を持てる年齢に達したことを記念して行われるユダヤ教徒の成人式のことも指す。男児はユダヤ法に従う宗教的・社会的な責任があるとみなされるのである。作中ではスタンリーが聖典(トーラー)を朗読するがまともに読めないため父親に叱責されている。作中でも部屋の壁にトレードマークの六芒星にかたどったステンドグラスが飾られているシーンがある。

ラビ

ユダヤ教に於いての宗教的指導者であり、学者でもあるような存在。

デリー・ハイスクール

ビルらが通っている学校の名前。子どもの誘拐や失踪が多発しているため、デリー警察より19時以降は外出禁止令が出されている。

ヘンリーたちの聞いていた曲

【666】

ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック

ベンの聞いていた曲のグループ名。実在する。ジョー、ジョナサン、ドニー、ダニーがいる。

プリーズ・ドント・ゴー・ガール

”ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック”の曲の1つ。

【他にベンが聞いていた曲】

吃音症(どもり)を治すための言葉

”彼は拳を柱に強く押し付け、幽霊を見たと断言する”

デリシャス・ディールズのお菓子

エディの母親が好きなお菓子である。

ベンがヘンリーに絡まれていたのを無視した老夫婦の車

ナンバーが”D 75904”である。

キスの橋

デリーの名所である。ここですることは2つ。

①キスする

②名前を彫る

エディのばい菌知識

下水道の汚水を黄色ブドウ球菌リステリア菌に触れるのと一緒であると話している。また、巷でエイズが流行中であり、ママの友達が地下鉄で手すりに触ったら、ささくれからエイズがうつったとされる。

エディの母の臭い

エディの母のスリッパはポプリの香りがするらしい。ベンからポプリの香りはフランス語で”腐った鍋”だと言われていた。

ベティ・リプソン

家庭科の時間に消えて数週間経っている。母親が心配して学校に見に来ている。

採石場

大きな湖があり、作中で幼少期のビルらが泳いで遊んでいる。尚、男どもは当時全員白のブリーフだった。

クラーク・ケント

クラーク・ケント(Clark Kent)とはスーパーマンの地球人名である。

スーパーマンの詳細を見る>>

ロイス・レイン

採石場で流れていたBGM

【Bust A Move】

黒酒場(ブラック・スポット)

昔、デリーの町にあったナイトクラブ。人種差別主義者が放火した事で知られている。

ニーボルト通りのボロ家(ウェルハウス)

エルム街の悪夢のオマージュ。ペニーワイズが感染症を患った浮浪者のクリーチャー姿でエディの前に現れている。薄気味悪い廃墟で室内は蜘蛛の巣だらけ、ルーザーズクラブのメンバーが潜入している最中にベティ・リプソンを目撃している。また、未公開シーンとなったが井戸の下でジョージーの無線を発見している。

エディの雑学

家庭での事故の89%はバスルームで起こる。バクテリアやカビも多くて衛生的な場所とは言えない。

投石対決の時に流れていたBGM

【Antisocial 】

【メイン州デリーの歴史】

ビーバー狩りの野営から始まった町。当初の住民は91人。その冬、全員が突然姿を消したとされる。唯一の痕跡は井戸小屋に血の付いた服のみ見つかっている。祭りの時には町のマスコットとしてビーバーの”バーロー”が現れる。

現在、ある調査によるとこの町では大人における殺人や不明者の数が国の平均の6倍であるとされる。子どもはもっと多いとされている。

ベンの調べたデリーの過去情報

①1908年 鉄工所で復活祭の卵ハント

→祭りで爆発事故が起こった。全員で102人の人間が死んだが、内88人は子供であるとされる。

②1935年 ギャング惨殺

③1962年 黒酒場放火事件

 

計算上27年おきに事件が起きている。どれも下水道が近くにあり、古井戸のあるウェルハウスへと繋がっている。

マイクの携帯番号

ナンバー”(207)-159-4557”である。

【特別出演】

1990年版のIT -イットーの幼少期ベン役であったブランドン・クレーンがハンスコム社の社員(理事)として出演している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ZvlJ4RMKko0

エディのアレルギー

大豆、卵、グルテン、カシューナッツが対象であると言っていた。

ゲームセンター

デリーの映画館の館内に設置されているゲームスポット。リッチーがよくストリートファイターをやっていた。ちなみにリッチーはリュウの使い手であり、ヘンリーのいとこと一度対戦している。

スタンリーの蝉話

ペニーワイズが27年おきに現れるのを”周期ゼミ”みたいであると話している。周期ゼミは17年ごとに大発生するようである。

ペニーワイズの3択ドア(その1)

①怖くない

→下半身のない女の子。両腕が繋がれている。「私の靴は?」と話している。2回目に開くと出口が現れた。

②怖い

③超怖い

ペニーワイズの3択ドア(その2)

①怖くない

→ポメラニアンが現れたが、すぐに化け物に変化している。

②怖い

③超怖い

→クローゼットに続いており、下半身だけ歩いてくる。「私の靴は?」と話している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=t2dJzQ2snWI

ビルの家の車

ナンバーが”P 99728″である。

エディの家の車

ナンバーが”H 62683”である。

ヘンリーらの車

ナンバーが”E 42029”である。

【当時(1989年)の映画館での上映中作品】

エルム街の悪夢5

→製作映画会社がニューラインシネマのため。

バットマン

リーサルウエポン2

 

【Every 27 Years】

作中でビルの母がよくこの曲を弾いていたとされる。

【ウィリアム(ビル)・デンブロー著作】

①the attic room

②the black rapids

集合したデリーの中華料理屋

jaoe of the orient で集合している。1990年のセットを忠実に再現している。おみくじクッキーから、バラバラの単語でGuess Stanley Could Not Cut It”どうやらスタンリーは約束を果たし切れなかった”と紙が出てきている。その後、クッキーから幻覚ではあるが、赤ちゃんの顔をした虫、目玉、コウモリの羽、鳥のひな、どす黒い液体が出現している。尚、チュードの儀式の時にマイクがこの店のマッチを使用している。

ペニーワイズとしての起源

娘のカーシュがおり、この国デリーへ来た時は所持金を14ドルしか持っていなかった。その後、サーカス団に入り”踊るピエロ ペニーワイズ”として働き始めたとされる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=F0wB09kT4WE

IT(それ)=ペニーワイズの起源

IT(それ)は宇宙生物であり、隕石の様な宇宙船で地球へ飛来している。その後、3つの球体が出現し、鳥に憑依した後に人間を喰らい今の原型(ペニーワイズ)となっている。

シャカピアー族はデリーの外へ何年も前に移住しておりIT(それ)の届かぬ所で暮らしている。長老がマイクを招き入れたテント内で聖なる液体(マシューリン)を飲ませIT(それ)の現れた経緯を幻覚を通してマイクへ見せている。マイクはシャカピアー族へ接触した時に工芸品として18世紀初めIT(それ)の封印の際に使用した壺を盗んでいる。シャカピアー族はIT(それ)=ペニーワイズの封印に失敗している。

 

チュードの儀式

ステップ①:再会

ステップ②:思い出集め

ステップ③:封じ込めの儀式

 

※封じ込めの儀式では「光は闇になる」と連呼している

シャカピアー族の言葉

”生き物はその姿形の理に準じる”

 

ルーザーズクラブがチュードの儀式で使用した思い出の品

ビル:ジョージーに作ってあげた舟

ベバリー:ベンからのラブレター

ベン:アルバムのサインページ

エディ:吸入器

リッチー:ゲーセンのコイン

マイク:石合戦の時の石

スタンリー:バスキャップ

クラブハウス

ルーザーズクラブの隠れ家をベンが一人でひっそり作ったとされる。ハンモックで寝れる設備がある。3ドルしたパドルボールも置いているがエディが乱暴に扱い潰している。柱など欠陥も多い。夏にバーハーバーで建築の講習がありこの時にベンが行こうかとベバリーに相談していた。後の仕事のキッカケとなっている。

クラブハウスで流れていた曲

【word up】

ペニーワイズ

宇宙生物で実体が3つの光る玉。相手の恐怖のイメージを実体化する事ができる。地下下水道へ拉致した人間を集め物理的に空中浮遊させている。怪光線を口から発し、目が合った人間を気絶させて自由に操れる。罵られる事が弱点であり、ルーザーズクラブのメンバーから罵声を浴びて弱体化している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ouRJwYl1VUo

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=TR_XUXobSMo

スティーヴン・キングからのありがたいお言葉

<作品について>

デリーのモデルとなった町はバンゴアであり、スティーヴン・キング自身も住んでいた。ユニオン通りを歩いていると幼い少女が道端に座り込んで独り言を言いながら、空想の人物について絵を描いていた。もし、大人が同じことをしていたら精神科に連れて行かれるだろう。だが、子どもは広い視野を持ち自由な発想をするものだ成長するにつれてそれは失われてしまう。IT(イット)で試みたこと、それは大人になったルーザーズが子ども時代の想像力を取り戻す姿を描くことだ。IT(イット)にはスティーヴン・キング自身の思い出も含まれている。コネチカット州ストラトフォードの子ども時代である。スティーヴン・キング自身が10歳か11歳頃のことであるが、話す時に言葉がつかえてしまうビルという高校生が近所にいた。”シルバー”と名付けた自転車で近所の子どもたちを荷台に乗せて走ってくれるんだ。坂をすごいスピードで下りて大声で叫ぶ”シルバー 行け!”とまったくつっかえずに。

<想像力について>

想像力が豊かな人ほど怖がりだ。そして、恐怖心が強い。子どもはまだ世界の理をあまり分かっていない。だから下水口に邪悪なものが潜むと信じられる。この映画に登場する大人は合理的観念にとらわれない。ビル・デンブロウが”怖いのはローンだ”と言う。でも、子どもの頃の恐怖体験を思い出す。スティーヴン・キング自身は今でも寝る時は足をしっかり布団で包んでいる。それはつかまれないようにだ。ただし、ベッドの下に誰かがいたら何をしても無駄だけどね。”包んでいたら怪物につかまれない”という子どもの頃の迷信にまだ従ってるんだ。怖いものはたくさんある。しかし映画の中の怪物には意外にも癒されることがあるんだ。しばらくの間、観客は本当の恐怖を体験する。だが、こう思うはずだ”2~3時間だけ暗闇で子どもに戻ろう”と。

 

 

 




 

TV映画版と映画の違い

ペニーワイズ

共通設定として普段はピエロの姿。だが、ピエロとしての衣装が当時はカラフルだが現代のリメイク版は単色に近い。27~30年周期ごとに人前に現れ、人間を拉致して喰っている。大人は夢がないため彼の存在を確認できないという設定。恐怖を糧として生きている。最終、心臓を抉り出されて死んでいる。

 

【1990年】

正体は完全な蜘蛛の化け物。腹から怪光線を放つ。拉致した人間を蜘蛛の糸で地下下水道にストックしている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aWiFsm87H_I

【2017,2019】

正体は3つの光の玉。宇宙生物とされており、映画版としては先住民族のシャカピワー族が過去にIT(それ)=ペニーワイズと戦っており、封じ込める儀式があるとされている。拉致した人間を物理で空中浮遊させている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ouRJwYl1VUo

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=TR_XUXobSMo

まとめ

【ペニーワイズを除く前作と比べたクラブメンバーとヘンリーや設定の違い】

ビルの場合

  • ビルとジョージーは無線を使用して話している
  • 前作ではジョージーが事故死して葬式を挙げているが、今作ではジョージーの遺体は見つかっていないため失踪した事になっており、まだビルが諦めずに探している事になっている
  • ジョージーの幻が前作では下水道であったが、今作はビルの家の地下室に変更されている
  • ビルとベバリーの恋愛描写がちょくちょく入っている
  • ビルの妻オードラがペニーワイズの怪光線の犠牲にはならない
  • 作家としてウィリアムというペンネームを使用している

ベバリーの場合

  • 幼少期のベバリーが学校のトイレでタバコを吸ってヤンキー化している
  • ベバリーが幼少期に同世代の女の子から貧乏で前作は罵られていたが、今作ではアバズレ設定となっている
  • ベバリーが成年となり、昔住んでいた家を訪れた時に老婆のカーシュが出てくるが、前作では父アルヴィンの死んだ姿に化けたが、今回はデカイ老婆の化け物となっている
  • ベバリーの家のバスルームにある洗面台でIT(それ)が出した血の量が部屋一面の大量になっており、風船でなく毛が飛び出ている
  • ベバリーがショートカットになっている
  • ベバリーの父親がベバリーに対して性的な意味を疑う描写がある
  • 幼少期のスタンリーではなくベバリーが怪光線を浴びて宙に浮いている

ベンの場合

  • ベンがデリーの歴史や資料を集めており、前作のマイクの役割に変更されている
  • オタク気質で音楽好きになっている

スタンリーの場合

  • 厳格なユダヤ教徒として設定されている

リッチーの場合

  • リッチーがほぼ下ネタしか話さない
  • リッチーがゲーム好きであると追加設定されている
  • リッチーが成人になってもメガネのまま
  • リッチーの結婚・離婚歴が語られていない

マイクの場合

  • 両親が麻薬中毒者で火事で死んでおり、屠畜場の祖父に引き取られている設定となっている
  • 前作では夢を語っていなかったが、今作では夢をフロリダへ移住したいと語っている

エディの場合

  • エディの母が高圧的でデブ
  • エディが生涯童貞設定ではなく、大人になって結婚している
  • エディの終盤にしていた告白内容が童貞からリッチーの母親とヤったことになっている

ヘンリーの場合

  • ヘンリーら不良らの移動は車
  •  ヘンリーの髪型がリーゼントから襟足ちょろ毛になっている
  • ヘンリーがナイフで実際にベンの腹を切り裂いている
  • ヘンリーが実の父親や友人らを殺すサイコキラー設定になっている
  • いとこがおり、デリーの町へ呼んでいる

その他

  • ルーザーズクラブのメンバーで川にダムを作る描写がなくなって、クラブハウス(地下隠れ家)となっている
  • 採石場の湖で泳ぐシーンが追加されている
  • 各メンバーの夢を語るシーンや現在の移住先が語られなくなった
  • IT(それ)の正体を明かすために先住民が対決した設定が追加された
  • 薬剤師キーンに娘のグレッタがいる設定となっている
  • デリーの町の歴史が前作と少し違う
  • ペニーワイズの住み家がある
  • ペニーワイズの正体が蜘蛛の化け物ではなくなっている
  • 幼少期のルーザーズクラブのメンバーが本物のヘタレだらけ
  • 幼少期ではペニーワイズが銀製のイヤリングを使用されずに物理攻撃で撃退されている
  • 幼少期にガラス片で各メンバーへ誓いの切り傷を付けている
  • フワフワ浮いている内容が本物の空中浮遊に変更されている
  • 幼少期にルーザーズクラブのメンバーで証明写真を撮っている

 

両方観た感想として、どっちの大人スタンリーも胸毛が濃いな。後、リメイク版の幼少期リッチーよ~w幻覚で巨大化したデリーの猟師マスコット見てウンコ漏らすなw

恐怖度

☆☆☆☆★

<感想>

イットの人型の外見であるが、個人的には1990年版のピエロメイクとBGMで2017年版を今風に仕上げて欲しかった。イットの正体については2017年版の方がストーリーが作りこまれてわかりやすかった。エイドリアン・メロンのキャラが好きw

 

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