塚本晋也と監督作品まとめ
人物紹介
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=weVacpDbdVc
有限会社海獣シアター代表取締役。コマーシャルのナレーターとしては大沢事務所所属。閉所恐怖症である。
生い立ち
下北沢で生まれ原宿で育つ。幼少の頃から観ていたウルトラQ(その他)に衝撃を受け、中学時代から自主映画を作り始める。当時は怪獣映画に夢中で、円谷一の著書『特撮のタネ本』をバイブルにしていた。中学2年生(当時14歳)の時に水木しげるのマンガ『原始さん』を原案にして、父が持っていた8ミリカメラで映画製作をする。商業デザイナーだった父の影響で幼い頃から絵を描くことが好きで、高校・大学と美術学科を専攻。この延長で今でもだいたいの作品で自ら美術も手掛ける。高校時代も4本の映画を制作し、日本テレビ主催のシネマフェスティバルで入賞を果たす。高校のときに友人の助言で黒澤明の映画を観るようになり、高校時代は黒澤映画をほとんど観て映画への考え方や脚本の書き方などを勉強する。日本大学芸術学部に進学後、演劇に惹かれ唐十郎ら劇作家に影響され劇団を主宰。しかし、映画監督の夢を捨てたわけではなく大学在学中に劇場映画の制作を目指すが叶わず、卒業後はCM制作会社に就職。中学から続けてきた映画制作は全て独学だったが、ここで編集技術を学ぶ。CMディレクターとして働く一方、仕事を続けながら演劇がしたいと社長に相談するとあっさりと承諾を得るが、舞台と海外出張が重なるなど両立が難しくなり、4年間勤めた後に退社を決意する。退社後、劇団「海獣シアター」を結成、3本の芝居を興行する。
監督経歴
- 蓮の花飛べ(1979年)
- 普通サイズの怪人(1986年)
- 電柱小僧の冒険(1988年)
- 鉄男(1989年)
- ヒルコ/妖怪ハンター(1991年)
- 鉄男II BODY HAMMER(1993年)
- 東京フィスト(1995年、兼主演)
- バレット・バレエ(1999年)
- 双生児-GEMINI-(1999年)
- 六月の蛇(2003年)
- ヴィタール(2004年)
- 玉虫(2005年、オムニバス映画「female」の中の1編)
- HAZE(2006年兼主演)
- 悪夢探偵(2007年)
- 悪夢探偵2(2008年)
- 鉄男 THE BULLET MAN(2010年)
- 妖しき文豪怪談 太宰治「葉桜と魔笛」(2010年)
- KOTOKO(2012年)
- 野火(2015年)
- 斬、(2018年)
2022年1月現在
受賞歴
- 鉄男(1989年、ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリ)
- 鉄男II BODY HAMMER(1993年、第7回高崎映画祭若手監督グランプリ)
- 六月の蛇(2003年、第60回ヴェネツィア国際映画祭コントロコレンテ部門審査員特別賞受賞)
- ヴィタール(2004年、第61回ヴェネツィア国際映画祭招待作品、第37回シッチェス・カタロニア国際映画祭Fantastic Noves Visions部門作品賞、フリュッセル国際映画祭銀鴉賞受賞)
- 鉄男 THE BULLET MAN(2010年、第66回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門選出作品)
- KOTOKO(2012年、第68回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ賞受賞)
- 野火(2015年、兼主演、第71回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門選出作品)
- 斬、(2018年、第75回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門選出作品)
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