1408号室

1408号室

 

作品紹介
1408号室
  • 2007年アメリカ映画
  • 監督:ミカエル・ハフストローム
  • 原作:スティーヴン・キング
  • 製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
  • 製作総指揮:ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、リチャード・サパースタイン、ジェイク・マイヤーズ
  • 出演:ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン、メアリー・マコーマック、ジャスミン・ジェシカ・アンソニー、トニー・シャルーブ

 

<ストーリー>

心霊ルポの執筆者として知られるが、自身は超常現象に懐疑的なオカルト作家マイク・エンズリン。彼の元へ、ニューヨークにある「ドルフィン・ホテル」の葉書が届く。差出人不明のそれには一言だけ「1408号室には入るな」と書かれていた。興味をそそられたエンズリンは調査を開始、過去に同室を利用した宿泊客56人が全て不審死や自然死をしていることを知る。次作の舞台をこのホテルに決め、支配人オリンが止めるのも聞かずに1408号室へ足を踏み入れたエンズリンを、恐ろしい現象が襲う。

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登場人物

【エンズリン一家】

マイク・エンズリン

エンズリン家の父。LAに住んでいる。オカルト作家。趣味はサーフィン。禁煙中。強い酒が好き。超常現象が起こると噂される”ウィーピング・ビーチ・イン”というホテルに泊まって調査をしている。今まで数々の超常現象が起こると言われる地に向かい調査をして来たが幽霊を見たことがなく、幽霊の存在を本にしているがあまり信じていない。調査をする時にボイスレコーダーをよく使用している。”NY ドルフィン・ホテル”からの葉書が届き”1408号室には泊まるな”と書かれていたため興味が沸き、調査のために宿泊をしに向かっている。1408号室内で怪現象に見舞われ現実世界に中々戻れなくなっていた。最終、部屋に火をつけて助かった。その後、NYの病院へ運ばれ、1年音信不通だった妻リリーと寄りを戻している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=WIASqPZqnhs&t=50s

リリー・エンズリン

エンズリン家の母。NYに住んでいる。1年前に娘のケイティが死んで以降マイクとは別居しており(離婚はしてない)会っていなかったがノートPCのスカイプで久しぶりに話している。スカイプではマイクより「NY ドルフィン・ホテルの1408号室へ警察を呼んで欲しい」と依頼されているが、途中でマイクに似た何者かによって直接来て欲しいと言われ向かっていた。ホテルに到着してNYの病院に運び込まれたマイクと寄りを戻している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=a_1mLakzQjI

ケイティ・エンズリン

エンズリン家の長女。10歳。腫瘍学のエドワーズ医師により癌治療を施されていたがNYの病院で1年前に死んでいる。1408号室でマイクと再会したが砂になっている。なぜか裸足で足の裏が血だらけであった。後にボイスレコーダーに音声が記録されており確認されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=WIASqPZqnhs&t=50s

【その他】

 

ジェラルド・オリン

”NY ドルフィン・ホテル”の支配人。マイクへ葉書を出した人物。マイクの小説を結構呼んでいる。マイクがホテルへ訪れた時に別室で高級なコニャックを御馳走しながら1408号室へは泊るなと忠告している。マイクが初めて生き残った客だったのか最後に称賛していた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=a_1mLakzQjI

サム・ファレル

NYにある編集社の編集長。出版社の接待場所を中華料理屋で探していた。マイクから小説のために”NY ドルフィン・ホテル”へ電話をしたが泊まれなかったため、泊まるために何か方法はないのか相談されていた。弁護士のクレイに相談しており調べている。マイクから電話があり、”連邦市民権”を行使すればホテル側は宿泊を拒否できないと返事をしている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=hM6u-zFswaM

クレイ

編集社の顧問弁護士。サムから依頼されていたホテルへ泊まるための法的根拠について”連邦市民権”のことを調べている。マイクへは”連邦市民権”をホテル側が無視して拒否するようなら訴えると脅せばいいと助言した。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=P2_rUOkPP0E&t=1012s

 




豆知識

【ラジオから流れる教会の言葉】

我々の行く手には地獄が口を開け

待ちかまえています

そうです

永遠の断罪の炎が

魂を焼き尽くそうとしてる

我々は高潔な人の生き方

そして祈りを知っているのです

ウィーピング・ビーチ・イン

フェアフィールド郡境にあるホテル。話し好きの夫婦が経営している。1860年に階段でメイドが首を吊ったとされる。ホテルのパンフレットに1986年に来た客が撮った心霊写真を載せている。3階の屋根裏(元使用人の部屋)で夜中の12時ぴったりに超常現象(変な音が聞こえるという)があるとされる。このホテルを手に入れてから夫人は眠れていないようである。尚、屋根裏で首を吊ったメイドの子供たちが結核で死んでいる。このホテルの14号室にマイクは泊っている。恐怖評価を5ドクロと進呈した。エッグ・ベネディクト美味で事前予約をすればチョコケーキも焼いてくれる。

【マイクの書いた著書】

※”幽霊”と付く題名の本はいずれも超常現象が起こると言われる各地を巡って書いたクソみたいな本

  • 幽霊ホテル10
  • 幽霊のサバイバル・ガイド
  • 幽霊墓場10
  • 幽霊灯台10
  • 長い帰り道(マイクの処女作)
  • 幽霊屋敷10(最新刊)
長い帰り道

マイクの書いた初めての小説。幽霊調査路線の作品ではなく読者たち(アンナとジェラルド)からは絶賛されていた作品。マイク本人は否定しているが、作中の父と息子の関係は自身の事を書いていると推測される。

マイクが今までで一番怖かった場所

バー”ハーバー”。マクティーグの結婚当夜の惨殺現場である。こういう場所は空気が濃密であると語っている。

マイクの右耳に挟んでいるタバコの秘密

右耳に挟んでいる一本のタバコは核戦争が勃発したら吸う予定であるが、現状は禁煙中である。だが、本当の理由としては、過去に娘ケイティが生まれてから妻リリーに対して育児に向き合わなかった時に喫煙する事で逃げていたため自身への戒めとしている。

【マイクの調査道具】

  • 電磁流量計
  • 分光計
  • 赤外線カメラ

幽霊を見たかったら行くべき場所

ホーンテッド・マンション。

NY ドルフィン・ホテル

1912年にオープンしたホテル。場所はNYのレキシントン・アベニューに位置している。1408号室にのみオープン当初から怪現象が起こるとされている。ホテル内にはシープリーム・レストランがある。予約制であるがスパも使用可能。洗濯は朝10時に出せば夕方5時に仕上がる。

1408号室

1+4+8=13 となり海外での13という数字は不吉な数として知られている。月に一回は掃除をしており、客室係が2人1組でドアを解放し10分で切り上げる対応をしている。

【1408号室の過去】

  • 1912年10月オープン当初にミシンのセールスマンが喉を切って古い縫い針で傷を縫合しようとしたがバスルームで出血多量にて死んでいる
  • 1938年12月6日ホテルの窓からホテルオーナーが投身自殺をしている
  • 最後に死んだ者として躁鬱の歯科矯正士が手首と性器を切断して死んでいる。

95年間のホテルの歴史の中で7人が飛び降り自殺をしており、薬物自殺が4人、首吊り5人、切断3人、窒息2人、他22人が自然死している。公開されていない遺体を合わせると計56人が死んでいる。自然死の内訳であるが、心臓発作、脳卒中、溺死である。数年前に若い女性のメイドが浴室に閉じ込められていて、死にはしなかったが発見された時には自分で目をハサミで抉り出し笑っていたとされる。また、カードキーを設置したことがあるが作動しないため鍵を今でも使用している。

尚、被害者の内一人の記録として”兄は有料道路で狼に食われた”とジェラルドの資料に記載がある。

支配人の振る舞った酒

1939年のコニャックで1本800ドルする。

【1408号室内の様子】

  • 聖書がある
  • ベッドがある
  • ナッツが8ドルもする
  • ソファーと書き物机と衣装ダンスがある
  • 花柄の壁絵
  • カーペット
  • 帆船の安っぽい絵がかかっている
  • 老婦人が寝物語を読んでいる絵がかかっている
  • 馬と犬とイギリス貴族が狩りをしてる絵がかかっている
  • 窓の外はNYの灰色のビルが林立し車の往来が聞こえる
帆船の安っぽい絵

カーリア・アイヴズ印刷工房のリトグラフである。

老婦人が寝物語を読んでいる絵

ホイッスラーの複製品である。背景に聖母子が見えてどことなく不気味。

【1408号室内で起こる事】

  • 急にラジオ付き時計のラジオが鳴り出す(曲:「愛のプレリュード」)
  • コンセントを抜いてもラジオ付き時計が作動している
  • 枕にいつの間にかチョコが2つ置かれている
  • エアコンが壊れる(初めは暑いが、後に凍るレベルの寒さとなる)
  • 帆船の安っぽい絵が傾く
  • マイクが急に耳鳴りを起こす
  • 窓が急に閉まりマイクの左手が負傷する
  • 急に蛇口から熱湯が出る
  • フロントから頼んでいないサンドイッチの連絡が来て、尚且つ会話が成り立たない
  • 鍵がねじ切れる
  • ドアノブが外れる
  • ドアスコープを除くと外から何者かが覗いている
  • 向かいの建物の窓に映る人影は鏡のようになっており自分自身である
  • 金槌を振り回す男の幻覚が見える
  • 窓の外にベッドサイドランプを投げても消える
  • 死んだケイティの声が聞こえる
  • 通気口に監視カメラが設置されている
  • 急にTVの電源が入る
  • 投身自殺した霊がリピートされ見える
  • 壁から赤子の声が反響する
  • マイクの死んだ父親と再会する
  • 壁にヒビが入り汚水が流れ出す
  • 窓の外から隣の部屋(1410号室)へ向かおうとするも辿り着けない
  • 窓の外やドアスコープの外がレンガの壁で覆われる
  • マイクに起こった過去の映像が見える
  • 急に電気が消える
  • ノートPCでのスカイプで自分の画面が乱れる
  • 急にスプリンクラーが誤作動する
  • 通気口でミイラの化け物に遭遇する
  • 冷蔵庫内が空の幻覚を見る
  • 聖書の中身が白紙になっている
  • 電話のFAXからケイティのワンピースが出てきている
  • 床が崩壊する
  • 絵の中身が動く
  • 絵から水が噴き出す
  • あたかも夢だったかのような現実に近い幻覚を見せる
  • 死んだケイティを幻覚として出現させている
  • 首吊り用の縄が急に出現する
  • マイク自身の墓穴が出現する
  • マイクが首を吊っている幻覚が見える
  • 電話が溶ける幻覚が見える
  • ルームサービスが電話越しに脅迫してくる
  • マイクが部屋に火をつける
レンガの壁

”生きたまま燃やせ”と落書きされていた。

聖書が紫色の理由

理由は不明であるが結婚祝いとしてリリーが母親からハンガリーのプレゼントとしてもらった物である。

【ブス・コンテスト】

1位:ケイティ

2位:リリー

3位:マイク

4位:金魚のボリス

5位:金魚のドリス

違反切符

600ドルの罰金である。

マイクのサーフィン場所

カリフォルニア州のLAにあるハモサビーチである。

マイクの車

ナンバー”1TAH369”である。

マイクのよく通う郵便局

場所は”カリフォルニア ハモサビーチ 90254の565番地”。

恐怖度

☆☆★★★

<感想>

怪現象の起こる部屋を通して夫婦愛の復活ですか?wジェラルドの一癖あるキャラがあっての作品と言っても過言ではないよね。

 

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