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エンブリヨ
<ストーリー>
医学博士ポール・ホリストンは犬で成長実験を行い、成功したため人間の胎児で実験を行い”ヴィクトリア・スペンサー”が誕生するが、成長スピードと人格の暴走を起こしたためポール自身が決着をつけるため殺すも、ポールとの間の子どもを産み残す。
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登場人物
【ホリストン家】
父ポールと亡き母ニコルとの間には長男ゴードンがいるが、ゴードンにも妻として妊娠中のヘレンがいる。ニコルの妹マーサが15年前からポールと一緒に住んでおり手伝いや家事をこなしている。作中ではソルトレークシティーへポールが旅行へ行くとの名目でゴードンとヘレンの家へマーサを少しの間一緒に生活させている。また、ゴードン夫婦らでシアトルの大学クラブへ資金集めに行く予定であったがゴードンのみ向かっている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aeJ1r7Pl_xg&t=5021s
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aeJ1r7Pl_xg&t=5021s
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aeJ1r7Pl_xg&t=5021s
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aeJ1r7Pl_xg&t=5021s
【実験動物】
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aeJ1r7Pl_xg&t=5021s
【その他】
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aeJ1r7Pl_xg&t=5021s
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aeJ1r7Pl_xg&t=5021s
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=aeJ1r7Pl_xg&t=5021s
【本作で前提として語られている内容】
胎外での胎児の育成を実現させた最先端の医療技術に基づいた物語であるとされ、近い将来あるいは今日現在にも現実に起こりうる話である
ーチャールズ・ブリンクマンー
【ポールの記録①】
残る胎児は1匹
受精後5週間前後の段階
母犬の生命維持はあと12時間が限界
胎児だけでは生き延びられない
成長を加速するため
午前3時5分
胎盤性ラクトゲンの投与を開始する
成長ホルモンの一種で
ニコル博士…
私の妻と一緒に研究していたものだった
それは細胞の成長を加速させ
胎児の発育を促進するか
即座に死に至らしめる
胎盤性ラクトゲンは
ポリペプチド断片や
CDCマーカー
デソファイブリッジなどから…
【ポールの記録②】
未熟児のナンバーワンを
保護するために
午前10時40分
保育箱(アイソレット)に移すことにする
成長ホルモンを中断し滋養物を点滴にて与える
細胞標本からは異常は見られず
成長パターンも順調
点滴による胎盤性ラクトゲンの
投与を再開する
急速成長の過程を追究するためだ
24日 午前1時40分
子犬は生後6週間程度に成長
実際は2日と15時間しか経ってない
投与している間は成長は加速したままだが
中断すると通常の成長速度に戻る
細胞にも損傷はない
しかし この研究成果を公表するのは
副作用のないことが証明されてからだ
胎盤性ラクトゲンを中断
細胞活性は通常に戻った
ナンバーワンの発育は通常の1年分に相当する
そろそろ静穏な環境から
刺激のある場所へ移してみることにしよう
【ポールの記録③】
ナンバーワンの学習能力は驚異的だ
それがこの薬の副作用なのか
試してみたい
同じ条件下で
同じ実験を
人間の胎児で
【ポールの記録④】
犬と人間では血液循環や細胞構造が異なるので
成長ホルモンが胎児におよぼす
影響は計り知れない
実験が成功する確率も低い
胎児は未熟発育状態なのだ
概算だが
妊娠5ヶ月の段階まで発育させれば
胎児は生き延びられる
この実験で成果を出せば
流産のおそれのある胎児を
胎盤性ラクトゲンで
救う時代が訪れるだろう
2月5日 午後11時50分
人工子宮の稼働を開始
血圧 心拍数
ともに異常なし
2月6日 午朝10時
低酸素症の徴候あり
酸素濃度を調整して
浸透率を安定させる
2月7日 午後2時15分
成長速度は30倍に到達
人工子宮での24時間が
母胎内での1ヶ月に相当する
これは驚異だ
2月8日 午後6時45分
通常の妊娠8ヶ月と同等の大きさに成長した
信じられん
成長ホルモンを中断
2月9日 午後9時10分
乳児を保育器に移す
心拍は正常
肺も拡張して異常はない
ここ10年の胎児研究において
これは大いなる進歩だ
明日の検査が終わったら
医師会への報告を検討する必要がある
ジムの病院がこの件に
関与していないことにしなければ
法律問題に直面するのは必須であろう
大変なことが起きていた
成長ホルモンの投与を中断したのに
成長速度は加速したままだ
2月13日 午後1時
成長速度を緩めることができない
今や24時間ごとに
約1年ずつ 成長している
更に速度は増しているようだ
2月16日 午後2時
成長速度を制御できない
1日で2年分の成長を見せるようになった
今までは人の命を救ってきたが
これでは彼女の寿命を縮めてしまう
誰かに相談することもできない
私一人の責任なのだ
2月21日 午前3時40分
細胞活性に変化が現れて3時間経った
成長速度は低落したが
既存細胞が恐ろしい勢いで老化していく
もうダメなのか
かなりの細胞が
成長から老化に活動を転換した
予備実験では老化速度の抑止に
DNA遮断薬系が有効と
思われる結果が出た
30ccの代謝拮抗剤を投与
老化速度は3時間停滞したが
効果は持続せず
2月23日 午前1時
5-ヒドロキシドーパミンを50cc投与
大量投与すれば効果を上げやすいのだが
24時間以内に心臓が停止して死んでしまう
2月24日 午前7時
メトトレキサートを50cc投与
大変強力で中毒性が高く
危険な薬である
もしこれで効果がなければ
彼女を研究病院に移送する以外
方法はない
私もこれ以上は無理だ
メトトレキサートを投与して
19時間が経過
おそらく効いたのだろう
何の前触れもなく老化は治まった
私は初めて気が楽になった
なぜ1号と成長ホルモンの反応が異なったのか
おそらく1号は母親の血液供給に
依存していたが この子は
人工子宮で培養したからだろう
メトトレキサートを投与して36時間が経過
老化速度は通常レベルに戻りつつある
このまま状態が安定するようであれば
そろそろ彼女を外界へ連れ出す準備をせねば
眠っている彼女を目覚めさせなければならない
結果は想像もつかないがやれることは全てやった
この時点から睡眠学習も開始した
【ポールの記録⑤】
被験者ヴィクトリアは
11時30分頃 覚醒した
警戒しているようだ
予備検査の結果は特に問題はない
心拍および肺機能 異常なし
筋肉は弛緩した無気力状態にある
【ポールの記録⑥】
私は人生の基礎を教え込もうとした
常識だと思っているものでも
彼女にとっては未知のものなのだ
彼女は驚くほど鋭敏で
何でも知識を吸収していった
訓練中 気付いたのは
一般人は脳の一部しか使わないのに
彼女は100%近く使っているということだ
知識の吸収に何の抵抗もない
それは彼女に社会的や環境的な先入観がないからだろう
意欲的な生徒を教育するのは楽しい
老化速度は通常レベルに治まった
退薬症候も中毒の徴候も見られない
本当に安心した
彼女の理解力は計り知れない
記憶した情報を論理的に活用している
感情表現は急速には発達しないが
時が解決するだろう
【使用された医療品や医療用語】
- サイロキシン(20mg)
甲状腺から分泌されるホルモンの一つ。チロキシンと同じ。
- ペニシリン3千万単位
抗生物質。
- 犬用の血液10単位
- 胎盤性ラクトゲン(乳汁分泌促進因子)
- ポリペプチド断片
- CDCマーカー
- デソファイブリッジ
- メトトレキサート
葉酸代謝拮抗機序をもち免疫抑制剤に分類される薬剤。
- ヒドロキシドーパミン
神経毒。
【睡眠学習】
1足す1は2
2足す2は4
4足す4は8
8足す8は16
16足す16は32
32足す32は64
繰り返しましょう
【マーサが作った料理】
※下記以外にコーヒーをよく作っている。ヴィクトリアからブイヤベースにタラコンを少量加えると良いと嫌味を言われている。
- サンドイッチ
- ブイヤベース
恐怖度
☆☆★★★
<感想>
ヴィクトリアの得体の知れない感じが気持ち悪いですね。