スリープレス

スリープレス

 

ダリオ・アルジェントが推理物に原点回帰した作品。

作品紹介
スリープレス
  • 2001年イタリア映画
  • 監督:ダリオ・アルジェント
  • 製作:ダリオ・アルジェント
  • 製作総指揮:クラウディオ・アルジェント
  • 出演:マックス・フォン・シドー、ステファノ・ディオニジ、キアラ・カゼッリ、ロベルト・ジベッティ、ガブリエレ・ラヴィア、ロッセーラ・フォーク、パオロ・マリア・スカロンドロ、マッシモ・サルキエッリ、バーバラ・レリチ、コンチータ・プリージ

<ストーリー>

1983年3月イタリア・トリノ。市民は、若い女性ばかりを狙った悲惨な連続殺人事件に震撼していた。この日もまた、とあるアパートでひとりの若い母親が無惨に殺害される。駆けつけたモレッティ警部は、母の死体を前に呆然と立ち尽くす少年ジャコモに、「犯人は必ず見つけ出す」と誓うのだった。やがて、容疑者とされた小人の作家が変死体で発見され、事件は幕を閉じた。それから17年後、当時との関連を示す連続殺人事件が発生。既に現役を引退したモレッティと青年となったジャコモは警察とは別に二人で協力して事件の捜査に乗り出すのだったが……。

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登場人物
モレッティ

元警部。序盤で現役で警部をしていた頃にジャコモの母マリアが殺され、息子に一生かかっても犯人を捕まえると誓っている。家にマルチェロという名のインコを飼っており、サクランボを庭に植えている。禁酒中。心臓病を患っており薬を飲んでいる。やや認知症なのか忘れっぽい。携帯電話を使用するのは5年ぶり。ジャコモが警察署へ訪れ合流した後に”小人事件”を追って一緒に情報収集をしている。1966年から禁煙しているが事件解決の糸口が見えてジャコモに留守電を残し解禁している。余裕をこいてタバコを吸ってしまったせいか、あっけなく急性心不全で死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1IFq7InYUjo

ジャコモ・ガロ

17年前に母親マリア・ガロが目の前で小人に殺されている。その後、ローマの”北京”という名の中華料理でウェイターの仕事をしていた。暴力的な父親は再婚して子どもができており何年も音信不通。左肩にタトゥーが入っている。アルコール依存だったため今は禁酒している。仕事中にロレンツォから電話が入り中華料理屋を辞めてソッコーで帰省している。”小人事件”が再び起きたとして警察へ訪れモレッティと初めて合流した。以降、モレッティと行動を共にして事件を追いかけていた。”白鳥の湖”の舞台でグロリアが襲われないかとヴィンチェンゾの屋敷から子守歌を発見してすぐ現地へ向かい、無事を確認してからグロリアへ彼氏のファウストを尻目に舞台裏でキスをかました後セックスへ持ち込んでいる。モレッティの留守電を聞いて折り返すもマンニから彼の死を知らされることとなった。終盤で、レオーネが小人の人形を扱って表札のない家へ入っていくのをグロリアと尾行している。表札のない家へ入ってからはレオーネがベッティ氏に銃で撃ち殺された死体を発見している。ベッティ氏が死んですぐに駆け付けたロレンツォの行動とモレッティの推理をヒントで”小人事件”の真犯人がロレンツォだと導き出した。マンニ率いる警官隊の活躍により助かっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1IFq7InYUjo

グロリア

ハープ弾き。ファウストという彼氏がいるが不仲である。”白鳥の湖”で演奏をしている。徐々にファウストと距離を置き、ジャコモと親しくなり寝取られている。以降、ジャコモと行動を共にしている。終盤でロレンツォに人質にされたがマンニら警官隊の活躍により助かっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=db6wWwYvzmY

ロレンツォ・ベッティ

ジャコモの友人。”小人事件”の犯人。17年前の”小人事件”が再び起きたと友人のジャコモを電話で呼びつけ帰省させている。生粋のキチガイで殺しをゲームだと話している。喘息持ちであるためスポーツ選手の夢を断念している。父親の法律事務所で働いている。真犯人。父親から大事にされており、スイスの大学とニューヨークの法律大学院を卒業している(父親は当時の連続殺人を知っており、ワザと海外へ送っている)。ヴィットリオ広場のバー”ビカン”でビールを飲んでいたが発作を急に起こして救急車を呼ばれることとなった(疑いをそらす為の演技)。過去にヴィンチェンゾの原稿を盗んでいる。ヴィンチェンゾの原稿の子守歌が頭から離れなくなったという理由で人を殺している。レオーネにイタズラだと言い、小人の人形の操作や墓荒らしを手伝わせていた。最終、グロリアを人質にとっていたが、盗聴していたマンニが駆け付けて窓際に近づいたところへ後頭部を2発銃撃され死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=db6wWwYvzmY

ベッティ氏

ロレンツォの父。息子のロレンツォを大事にしている。ヴィットリオ広場のバー”ビカン”でビールを飲んで倒れたロレンツォを心配して病院内でジャコモへ息子ロレンツォに近づくなと言い放った。過去にロレンツが”小人事件”の犯人として犯行を繰り返していたのを知っており、ワザと監視し匿う行動をしている。最終、レオーネを表札のない家で銃殺して、その後にジャコモの左肩を撃ったが自らの右コメカミを撃ち抜き自殺してロレンツォの犯行をかばっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=db6wWwYvzmY

ローラ・デ・ファブリティス

ヴィンチェンゾの母親。息子ヴィンチェンゾが死んで3年後に夫を亡くしている。以来17年間不眠症である。モレッティらが二度目のヴィンチェンゾの屋敷訪問の時に裁判所の命令で遺体調査のため来ていた。息子のヴィンチェンゾを犯人でないと最後まで信じていたとされる。モレッティとマンニらで息子ヴィンチェンゾの墓地へ遺体を確認しに行くも何者かに持ち出されておりショックを受けていた。息子ヴィンチェンゾを殺した犯人であり、理由は障害があるだけで息子を”小人事件”の犯人扱いされて、まいっていた息子から殺してくれと頼まれたため、夫の銃を借りて撃ち殺している。モレッティに息子殺しを自供した後に屋敷内の階段でヴィンチェンゾに似せて作らせた人形に驚いて階段から落下して死んでいる。尚、ヴィンチェンゾを撃ち殺したであろう銃は階段途中の小さい扉内に隠していた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=db6wWwYvzmY

ヴィンチェンゾ・デ・ファブリティス

”小人事件”の犯人とされていた障害者の男。別名:ジョン・マッケンジー。動物の子守歌を古本屋で買い込んでいた。自身の書いた小説通りに殺人を行う異常者として知られている。周りからバカにされていた”お前たちが死ぬまで呪ってやる”と過去にファウストたちへ叫んでいる。モレッティが過去に尋問をした時に新作の小説が何者かに盗まれたと供述している。最終、川で死体として発見されるが実の母に殺してくれと頼んで死んでいる事が後の母ローラの供述より判明することとなった。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=db6wWwYvzmY

マンニ

ハゲ警部補。捜査責任者。アンジェラとアマンダの事件をキッカケにモレッティの元へ行き、17年前の小人殺人事件の事を聞き込みしている。アマンダの遺体と電車の車掌の情報を元に警察署内のカシオへ”小人殺人事件”の記録を調べさせている。当時”小人殺人事件”の捜査をしていたモレッティの元へ向かい聞き込みをした。現代の通信記録やGPSなどを駆使して”戦略的介入”をベースに捜査を進めている。途中、ベッペの遺体現場に先に駆け付けたモレッティらへ怒鳴りつけている。ヴィンチェンゾの屋敷でモレッティの死体を発見してジャコモに急性心不全と遺体解剖の結果を知らせている。最終、電話記録を元に”小人事件”の真犯人であるロレンツォの居場所を突き止めて警官隊らで取り囲み銃殺してモレッティの敵を討っている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=db6wWwYvzmY

レオーネ

浮浪者。本来小屋に住んでいるがヴィンチェンゾの空き家に勝手に住んでいる。過去に犬を喰ったと自慢したていた。モレッティらがヴィンチェンゾの家へ訪れた時に出くわしており、ジャコモがヴィンチェンゾを見たか聞いたが幻覚扱いで見たと話している。途中でローラが死んで屋敷は自分の物だとグロリアの車中で話していた。終盤で小人の人形を運んでいる所をジャコモに見られ、表札のない家へ入っていくところを発見されている。最終、ベッティ氏に銃で撃ち殺された。終盤にバレるが、ロレンツォから依頼され、小人の人形を操ったり、墓荒らしをしている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=db6wWwYvzmY

アンジェラ

売春婦。昔大量殺人を犯した男から金を積まれて変態プレイを強要されていたが飽きられたのか帰らされている。殺人犯の証拠品となるスクラップや写真(青い袋)を持ち出し電車で逃げており、友人アマンダのいるガルビオへ向かっていた。殺人犯につけられており、携帯電話で殺人犯とアマンダとを交互に連絡している。電車内で殺人犯に追われ逃げ回った。電車と電車の連結部に隠れたが、すぐ出てしまい殺人犯に見つかった。ナイフで右指を切断されてから切り刻まれ殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yXJK5dkOHAY

アマンダ

アンジェラの友人。車にキーをさしたままガルビオの駅へアンジェラを迎えに行っている。携帯電話でアンジェラから聞いていた青い袋を客席にまで見に行き持ち帰って警察へ提出しようとしていた。車が移動されていたため仕事をせず寝ていた駐車係に対してキレていた。車が見つかって乗り込むも、殺人犯によりキーを抜かれておりナイフで首を刺されて殺されている。死ぬ直前に殺人犯の体を引っ掻いている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=EefHj7pqYVY

ベッペ

駐車場係。アマンダがアンジェラを迎えにガルビオの駅に止めていた車をちゃんと見ておらず寝ていたため、アマンダの車が移動させられていた。アマンダの遺体近くで殺人犯の落とした金の万年筆を拾っている。拾った万年筆を同僚のピエトロに5000ドルで売れると自慢していた。万年筆より殺人犯の名前がわかったため本人を呼び出して揺すろうとしたが、左手に”悪い子です”と書かせた後に左コメカミを何度も万年筆で刺され殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=EefHj7pqYVY

ファウスト

グロリアの彼氏。35歳。レストランバーでジャコモらと飲んでいたが、空気を読まずにジャコモの目の前で当時の”小人事件”の事をずっと話していた。グロリアから途中で愛想をつかされている。”白鳥の湖”の舞台裏で彼女であるグロリアとジャコモがキスをしていたが止もせずに傍観していたヘタレ。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=db6wWwYvzmY

メル・ロッシ

クラブ”ズー”のダンサー。猫のメイクをしていた。控え室でメイクを落としていたら突如停電となり、従業員のマルコについていくが殺人犯に出くわして顔面を2発殴られ気絶している。気絶する直前に抵抗して殺人犯の首を引っ掻いている。捕まった後は貯水場で溺死させられており、爪を切り取られている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=EefHj7pqYVY

ドーラ・ランコ

ファストフードのウェイター。イケメン女。同僚からは顔をウサギに例えられていた。殺人犯に自宅マンションまで尾行された。殺人犯の左指に噛みついて抵抗したがエントランスの壁に何度も顔面打ちつけられて死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=db6wWwYvzmY

 

そういやバレリーナのマーラ・ムッソが第二幕が始まる前に首吹っ飛ばされてたな。






 

豆知識

【Non ho sonno】

【寝言】

たくさん殺した いっぱい殺した

でも捕まらない

殺人犯の青い袋

今までに殺した被害者の写真や新聞のスクラップ記事を入れている。

死の農場

殺人犯の書いた小説。

”ほとばしる鮮血を見たいと彼は願っていた”

”動物では物足りない”

”人間を殺したい”

”そう思い詰めた時 あの子守歌を知った”

”願いがかなった”

第4章)

”午前4時 ドアの外に猫の声”

 

小人殺人事件とは

1983年に作家が自分の書いた推理小説に基づいて3人の女を殺した事件とされる。数か月後に犯人と思われる頭を撃たれた腐乱死体が川から発見され解決済み事件とされている。だが、使用された銃は回収されていない。

マリア・ガロの殺され方

17年前にマリア・ガロが殺人犯に殺された時にイングリッシュ・ホルンを口へ何度も突き刺されていた。

モレッティの車

ナンバー”T41993”である。

グロリアの車

ナンバー”BF-983LH”である。

ヴィンチェンゾ

ペンネーム:ジョン・マッケンジー。小人事件で川に頭を銃で撃ち抜かれて死んでいた遺体の人物。ファウストが何冊か本を持っている。著書として”暗い部屋”、”惨劇の館”、”血に飢えた斧”がある。

ヴィンチェンゾのセリフ

”亡霊のような影が闇から現れて部屋へと入った”

”戦利品が置かれた部屋”

 

【子守り歌(”動物農場”より)

真夜中なのに まだ眠れない

獣たちと闘おう

朝の1時こっそり忍び寄り

ブタの喉を切り裂いたとさ

朝の2時雄鶏がコケコッコー

楽器のようなかん高い悲鳴だったとさ

朝の3時ヒヨコを絞め殺す

眠りを邪魔するうるさい子だから

朝の4時 ドアに猫の声

水に放り込んで溺れさせたとさ

朝の5時 ウサギをつぶす

暴れて かみついておとなしくなった

朝の6時 白鳥の首をスッパリ

こうして最後の敵が死んだとさ

夜が明けると農夫はベッドへ

道具をしまってやっと眠りについたとさ

※著者はジョージ・オーウェルである。

【解釈】

あばずれ女:豚

ガロ:雄鶏

若い女:ヒヨコ

※殺人犯は動物の切り抜きを犯行現場に残している。

マンニの追跡調査

1万8000本の電話を監視して特定のキーワードをチェックしている。

【殺人事件の被害者たち】

1983年)

狭い地区の中だけ

  • ローラ・メンゴッティ
  • マリア・ガロ
  • ルイザ・ビージ
  • ヴィンチェンゾ

2000年)

トリノ広域

  • マーラ・ムッソ
  • メル・ロッシ
犯行内容

ナイフ、イングリッシュ・ホルン、ロープ、溺死、壁で殴打、斧。

モレッティの推理

その1)

17年前の事件はすべて近所で発生しているが今はトリノ全域が対象である

その2)

マリア・ガロは奇妙な凶器で殺された

その3)

駐車場係の手にあった文字だ

表札のない家

モンカルヴォ通りにある。





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