ドラキュラZERO

ドラキュラZERO

 

ヴラドの鎧がカッコイイですね。

作品紹介
ドラキュラZERO
  • 2014年アメリカ映画
  • 監督:ゲイリー・ショア
  • 製作:マイケル・デ・ルカ、トーマス・タル
  • 出演:ルーク・エヴァンス、サラ・ガドン、ドミニク・クーパー、アート・パーキンソン、チャールズ・ダンス、ディアミッド・マルタ、ポール・ケイ、ウィリアム・ヒューストン、ノア・ハントリー、ロナン・ヴィバート、ザック・マッゴーワン、フェルディナンド・キングズリー、ジョセフ・ロング、トール・クリスティアンソン

 

<ストーリー>

1442年トランシルバニア君主ヴラド・ドラキュラが統治する国は栄え、人々は平和に暮らしていた。だがある日、ヨーロッパ攻略を狙うオスマン帝国が、彼の息子を含む1,000人の少年の徴兵を要求してくる。愛する妻や息子と国を守るため、ヴラドは大国相手に反旗を翻し、古代より伝わる絶対的な闇の力と契約を交わす。

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登場人物

【ドラキュラ軍】

拠点はトランシルバニアのドラキュラ城である。ドラキュラ軍はメフメト2世より依頼された子ども1000人を差し渡す意志に対して君主のヴラドが反対したため城は戦場の地となり戦っている。途中で、コジラ修道院へ向かっており森で野営をして戦っている。作中ではオスマン帝国軍と計3回戦っている。

 

ヴラド・ドラキュラ

ドラクルの息子。後に悪魔の息子と名乗っている。過去にオスマン帝国(イエニチェニ軍団)に属しておりメフメト2世とは兄弟同然であった。当時の戦いぶりから1000人以上の人間を何も感じずに串刺しにしたため”串刺しヴラド”と言われていた。やがて悔い改めたヴラドは血なまぐさい過去と決別して平和な統治を心に誓い家臣を引き連れて君主として故郷トランシルバニアへ帰っている。オスマン帝国のハムザ・ベイが派遣されてイエニチェニ軍団へ少年1000人を差し出すよう言われたが自らの息子を差し出す事を拒否し、ドラキュラ軍とオスマン帝国の戦争を引き起こした。兵隊の数で圧倒的に不利な状況であったが牙の山の魔物(ヴァンパイア)より力(自らもヴァンパイアとなって)を授かり、その力で戦況をひっくり返した。血の渇望に負け瀕死のミレナの血を吸っている。最終、死んだと思われたがシュケルジムの手助けもあり数世紀を生き延びている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=PADUE8lKVgs

ミレナ

ヴラドの妻。ヴラドの嘘が下手な所が好き。夫が化け物(ヴァンパイア)となっても支えている良き妻。当初、イエニチェニ軍団へ少年1000人を引き渡すことに反対しており、ヴラドへメフメト2世に話し合いの提案をしたが失敗している。息子インゲラスを引き渡さないといけくなり、直前で強く反対したためヴラドが暴走して戦争の原因を作っている。ヴラドが牙の山より戻って様子がおかしいため心配していたため、彼が正体を初めに明かした相手となった。最終、コジラ寺院の高台から落ちて死んでいるが転生した未来でヴラドと再び花屋で再会している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=PADUE8lKVgs

インゲラス

ヴラドとミレナの息子。父ヴラドに懐いている。イエニチェニ軍団の話をヴラドから聞いて入団する決意をしていた。ヴラドがコジラ修道院で村人に火あぶりにされかけた時にキレた光景を見てビビっていた。やさしい奴でヴラドが教会で神に祈りを捧げている所へパンを持参している。その後、メフメト2世にコジラ寺院へ押し入られ捕まりオスマン帝国のベースキャンプで人質にされている。ヴラドによりメフメト2世の手から救い出されたがヴァンパイア化した村人らに狙われるも修道士ルシアンにより助け出され、最終トランシルバニアの君主となっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Mn2P-hfF5VY

ドゥミトル

ヴラドの指揮官。ヴラドと川でオスマン帝国の兜を発見したため先にドラキュラ城へ行って見張りの数を倍に増やせと指示されている。オスマン帝国との戦い方をヴラドにいくつか提案するも却下されることが多い。コジラ修道院へ向かっている最中の森での戦いでオスマン帝国の兵隊に刺し殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=KOKpJCO3SHQ

修道士ルシアン

一番まともな修道士。賢者的役割を担う。ヴラドにヴァンパイアについて教えている。ヴラドがヴァンパイアになって一番初めに気付いて日光を浴びせて正体を見抜いている。当初、ヴラドに死を勧めていた。終盤にヴァンパイアとなったドラキュラ軍に襲われそうになったインゲラスを十字架で守っている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=s1nXXro4Aio

カザン

助言役のジジイ。ヴラドへ君主としての立ち振る舞いをウザく説いている。最終、ヴァンパイアとなったが暴走してインゲラスを殺そうとしたためヴラドの怒りに触れて串刺しとなり死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=KOKpJCO3SHQ

ペトル指揮官

ドゥミトル亡き後のドラキュラ軍の指揮をしている。ドゥミトルが生前の時は行動を共にすることが多かった。コジラ寺院に押し入ったオスマン帝国の兵士に剣で刺されて重傷を負っている。後にヴラドから死にかけのところを同じヴァンパイアにされて再びオスマン帝国のベースキャンプへ向かいヴラドらと一緒に戦っている。最終、日光を浴び灰になっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=PxqukL4_SEo

シミオン

ヴラドを「悪魔に憑りつかれてる!!」と罵っていた村人。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=s1nXXro4Aio

シュケルジム

偵察係(ストーカーなみ)。ヴラドに対して異常な忠誠心を持っている。牙の山の魔物の話を知っている。ヴラドを監視しており、ヴラドが化け物でないかどうかを自らの血を差し出し、試している。ヴラドが終盤に日の光に当たり灰になったが、血を与え蘇らせている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=KOKpJCO3SHQ

【オスマン帝国】

テュルク系(後のトルコ人)のオスマン家出身の君主(皇帝)を戴く多民族帝国。15世紀には東ローマ帝国を滅ぼしてその首都であったコンスタンティノープル(後のイスタンブール)を征服、この都市を自らの首都とした。17世紀の最大版図は中東からアフリカ・欧州に著しく拡大し、東西はアゼルバイジャンからモロッコに至り、南北はイエメンからウクライナハンガリーに至る広大な領域に及んだとされる。作中ではイエニチェニ軍団という他国の少年を兵士として強制的に自軍へ取り入れ勢力拡大を図っていた。結果としてヴラドに他国進行を食い止められてヨーロッパの都をあきらめている。

 

メフメト2世

オスマン帝国の皇帝。ゲイ野郎。イエニチェニ軍団(少年兵集団)を従えている。過去にヴラドと入団しており、兄弟同然に育ったとされるが冷徹な性格。ヴラドがイエニチェニ軍団へ少年1000人を差し出さない交渉をしにベースキャンプへ訪れたが相手にしなかった。1000人の兵をドラキュラ城へ送り込んだがヴラドに返り討ちにされたため10万の兵を再び送り込むようオマー将軍へ指示した。森で自軍の兵士がドラキュラ軍に敗北し、兵士全員に目隠しをさせたアホ。コジラ寺院でインゲラス捕らえ人質にしている。最終、ベースキャンプへ現れたヴラドと銀貨が散りばめられたテント内で一騎打ちをしたが胸に杭を打ち込まれた後に血を吸われ敗北している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=-6m8VzFlblU

ハムザ・ベイ

メフメト2世の使者。ドラキュラ城へ押し入り、ヴラドへメフメト2世より少年1000人をイエニチェニ軍団へ差し出せと報告している。ヴラドを終始挑発的に対応し、インゲラスを差し渡す際に切り殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=w3BqLqImgqk

イズマイル将軍

立ち合い人。メフメト2世がヴラドへ少年1000人を差し出すように依頼した時に同席している。尚、軍にインゲラスが入隊した後に命令に従うかを監視する役割を担う。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=-6m8VzFlblU

オマー将軍

メフメト2世の側近。戦況報告をしている。最終、ヴァンパイアになったカザンに喰い殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GWhZg8ZuOxw

ブライト・アイズ

メフメト2世の側近の兵士。当初、ヴラドを見下しドラキュラ城に現れヴラドを含むガキやガキの父親へ横柄な態度をとっていた。コジラ寺院での戦い後にベースキャンプへ現れたヴラドに剣を奪われ左胸に突き刺された後、ガキのヴァンパイアに喰い殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=94F-Am8CSAA

【化け物】

過去に悪魔を呼び出してその力を得た人間であるが、悪魔にそそのかされて牙の山の洞窟に閉じ込められ生活を余儀なくしている。

古来のヴァンパイア

何世紀も牙の山の洞窟に住むヴァンパイア。爪と舌が長い。牙の山の洞窟へ侵入したヴラドの家臣2人(ニコライとアンドレ)とオスマン帝国の偵察隊(ハウザベイ)2人以上を喰い殺している。人間の心臓の鼓動を暗闇でも聞き分けて動き回る。一度ヴラドを取り逃がしているが、再びヴラドが山に現れ力を手に入れたいと相談に来たためヴァンパイアになる儀式をとり行っている。最終、人間になってヴラドを監視している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=RlGLv50LDz8

 

ミレナが城から落下する時、間に合ったやろwほんで、ミレナかなり高所から落下してよくしゃべれるぐらい生きてられたな。


 



豆知識
ヴァンパイア(吸血鬼)について

ローマの神秘主義者の予言により、災いとされている。元はギリシャ語のパイ(飲む)が語源である。かつてはただの人であったが闇の国から悪魔を呼び出して邪な力を得ようとした。だが、悪魔は彼を欺いた。力を与えておきながら、永遠に洞窟の闇に閉じ込めた。魔物はそこで自由になるために身代わりを待っているとされる。

【ヴァンパイアの特徴】

  • 血を吸う
  • 純銀に弱い
  • 完全なヴァンパイア(人の血を飲むと)になると十字架を怖れる
  • 一瞬で傷が再生する
  • 血の渇望がある
  • 胸に杭を打ち込まれると死ぬ
  • 天候を操れる
  • 日光を浴びると体が灰になる
  • 魔物の五感が手に入る
  • 無数のコウモリに化けれる
  • 無数のコウモリを自在に操ることができる

ヴァンパイアになる儀式について

ヴァンパイア自らの血を人間に飲ませると、その人間は1度死に血の渇望に耐えられなくなる。3日間血の渇望に耐えられればその間魔物の力を使えて元の人間に戻れるとされる。血の渇きに耐えられず血を吸うとその人間はヴァンパイアとなり、元のヴァンパイアは人間の姿に戻るとされる。

イースター(復活祭)

十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教において最も重要な祭。

君主

意味:世襲的に国家を代表し,統帥する最高の地位にある人。帝王。天子。皇帝。きみ。

銀貨

”串刺し公(ヴラド・ツェペシュ)”と彫られたいう銀貨が作中で貢物として披露されている。

イエニチェニ軍団へ少年1000人が入るならわし

年若いうちに軍隊に入り、その暮らししか知らずに育った者はためらわず敵を殺し、死んでいく兵となるとされる。作中では15歳以上の者はハンガリーで戦わされ、10~14歳の者はウィーンホーウェイへ備えさせるとされた。尚、皇帝の意志に背けば100人ずつ村人が殺されてしまうとされる。

【ヴラドとミレナの結婚の誓いの言葉】

”現世と来世を何ゆえ分けるのか?人は前世より生まれる。欲深い者にとって時は短いが愛し合う者たちには時は永遠なり。”

 

※尚、ミレナとの結婚の約束として子どもを不幸にしたくないとも誓っている。

【ヴラドからインゲラスへの教え】

①”夜の闇がどれだけ暗くとも 必ずまた日は昇る”

②”強い心がありさえすれば 魂は蘇る 夜が明けるたびに来世もその次も 時代が変わっても 永遠に”

 

恐怖度

☆☆★★★

<感想>

結構ストーリーが作り込まれていますね。アクションシーンにVFXをふんだんに取り入れてこれまでのヴァンパイア作品とは少し違います。古来のヴァンパイアのシーンがお気に入りです。

 

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