プラットフォーム

プラットフォーム

 

作品紹介
プラットフォーム
  • 2019年スペイン映画
  • 監督:ガルダー・ガステル=ウルティア
  • 製作:カルロス・フアレス
  • 製作総指揮:ラクエル・ペレア、カルロス・フアレス
  • 出演:イバン・マサゲ、アントニア・サン・フアン、ソリオン・エギオール、エミリオ・ブワレ、アレクサンドラ・マサンカイ

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<ストーリー>

ある日、ゴレンは目が覚めると、部屋の真ん中に穴があいた階層が遥か下の方にまで伸びる塔のような建物の中にいた。すると、上の階層からその穴に食物が巨大な台座に乗って運ばれてくるが、それは残飯同然のものだった。 訳が分からないゴレンは、同じ階にいた老人トリマカシからここでの驚くべきルールを聞かされる。この建物は縦に長いタワー型の刑務所で、ここに入所する者たちは、定期的にランダムで自分のいる階層が変更される。そして、上の階層から順番に食料が運送され、食料は上の階層の者からどんどん食べられ、“プラットフォーム”と呼ばれる巨大な台座に乗せられて下の階層に運ばれるので、下に行けば行くほど食料は減少するというシステムになっていた。そしてこれが、下の階層の者が食事を摂れる唯一の手段であった。 1カ月後、ゴレンは気が付くと、さらに下の「171」階層にいて、ベッドに縛り付けられて身動きが取れなくなっており、さらに彼に不条理なルールが提示される。ゴレンはこの不条理なシステムを壊そうと、プラットフォームに乗って食事を分配しようとするが、これが思わぬ悲劇を招くことに。

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登場人物
ゴレン

48層で目覚めてトリマガシと出会っている。好物はブルゴーニュ産のエスカルゴである。禁煙して”ドン・キホーテ”を読むためプラットフォームに参加している。半年滞在すれば認定証をもらえる予定である。171階層でトリマガシに喰い殺されそうになるもミハルによって助かっている。171階層にいた1か月の間、腐ったトリマガシの遺体を食べて生き延びた。以降、死んだ過去のパートナー達の幻覚を見る事になった。次に33層でイモギリと知り合うも彼女は自殺してしまう。最後に6層で知り合ったバハラットと共に下層階まで食事を配る事を計画し実行するも333層で空腹の女の子を発見し、本来パンナコッタを手を付けずに0層へ戻す予定だったが生かすために食べさせた。最終、自身が犠牲になりながらも移動式食卓へ女の子を乗せ、自身は息絶えた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=2dcuDqEnHBk

イモギリ

ゴレンが33層で知り合ったVSC(垂直自主管理センター)社員。VSCには25年間勤務しており、その内8年間プラットフォームへ人を送り込んでいる。ゴレンがプラットフォームに入る手続き申請をした当事者。末期癌で3年間闘病生活を送っていたが、どうしようもないと思い、望んでプラットフォームに参加している。ラムセス2世という犬を持ち込んでいる。すぐ下の階層の参加者へ食事を取り分けて全員で生き延びるよう説得している。途中、ミハルによりラムセス2世を殺されている。最終、202階で首を吊って死んでいる。後に判明するが嘘つき女である。

※VSC社員とはプラットフォームの運営管理社員のことである。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=2dcuDqEnHBk

トリマガシ

48層でゴレンが知り合った精神病院へ入る手前のイカレジジイ。プラットフォームの簡単な説明をしている。「明らかだ」が口癖。1年プラットフォームに滞在している。”サムライ・プラス”というナイフを所持している。以前TVのCMにキレてTVを窓から投げたところ、自転車に乗った不法移民に当てて殺してしまいプラットフォームに参加している。先月132層でパートナーを喰い殺している。後に171層へ移動した際にゴレンを拘束し、カタツムリに例えて話しかけている。ゴレンのパージ中にドン・キホーテを読み聞かせている。ゴレンの右太ももの肉を切り取り食べようとしたところ、背後から近づいたミハルによって酒瓶で頭を殴られ倒れたところをナイフで首を切りつけられた。最終、ミハルによって解放されたゴレンによりナイフでトドメを刺さ殺された。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=2dcuDqEnHBk

バハラット

ゴレンが6層で知り合った黒人。5層の人間により裏切られ顔面にクソをかけられている。ゴレンにより6層~250層まで移動式食卓に乗って一緒に食事を配る提案を持ち掛けられ話に乗る事になる。途中、賢者により知恵をもらい、0層の料理人たちへ誰も手を付けていない料理(パンナコッタ)を戻せと指示され指示通りに途中まで動いた。333層で空腹の女の子を発見し、パンナコッタをあげている。最終的に途中でミハルを襲っていた男のいる階層で日本刀をもった男と格闘の末に腹を切りつけられた傷後が出血多量の原因となり死んでしまう。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=2dcuDqEnHBk

ミハル

毎月同室者をころして移動式食卓の上に乗って降りてくるイカレ女。ケガをしていながらも息子を探していると言われているが独身。職業は女優。過去にシングルマザーの家系で育っている。好きな食べ物はビビンバ。当初、プラットフォームへはマリリン・モンローに憧れてウクレレを持ち込んでいた。違う階層で男どもに襲われそうになった時に自己防衛のためナイフで反撃して殺している。171層でトリマガシに襲われていたゴレンの危機を救っている。ヤンキー座りで去って行った。途中、ゴレンとイモギリの前に重傷の状態で現れたがイモギリの飼い犬であるラムセス2世を殺してキレられていた。下層階で坊主の白人によりナイフで滅多刺しにされ殺されている。行動に謎の多い女であった。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=2dcuDqEnHBk






豆知識
人間の種類

3種類の人間がいる。上にいる者。下にいる者。転落する者。

【プラットフォームの世界観】

上層階の人間は下層階の人間を見下し、上層階の一部の人間のみが贅沢な食事を飢えることなく食べて、下層階は飢えて貧困な状態となっている。上下階層は繰り返し入れ替わる(資本主義でいうところの事業失敗)。まるで現在の資本主義社会を表している。目的は自然に生まれる連帯感(秩序)とされており、上層階より最下層の200階層まで食料を分けて全ての人間が均等に食事を摂る事が一つとされている。

【プラットフォームとは】

  • 333層以上ある
  • 16歳以下は参加できない
  • 1日/1回上層より降りてくる食事を食べるシステム(ランプが赤→緑で知らせてくれる)
  • 各階層に人間は2人づついる
  • 定期的(1か月ごと)に階層が入れ替わるシステム
  • 食べ物を隠し持つと自身の階層が極度に暑くなるか寒くなる
  • 参加する際に好きな物を1つ持ち込める
  • 各階層に水道設備はある

 

サムライ・マックス

トリマガシの持ち込んだナイフの先代品。TVのCMで流れていたナイフである。どんな刃でも研げる。レンガでも切れる。トマトやパンが細かく切れる。物を切れば切るほど勝手に鋭くなる。後継品として”サムライ・プラス”が発売されている。

ドン・キホーテの第1章

ラ・マンチャ地方のある村のこと、下級貴族が住んでいた。古い槍と古い盾と小馬と足の速い犬とともに。

エスカルゴ

食用カタツムリ。食べる前に1週間ほど餌を与えずパージ(体内を綺麗に)するとされる。ゴレンの好物。

【イモギリの言葉】

救世主よ、汝に告ぐ

私の肉を食べ

私の血を飲まなければ命はない

命を長らえよ

肉を食べ血を飲んだ者は

永遠の命を得て

最後の日に私が復活させる

私の肉は食べ物であり

私の血は飲み物だ

食べて飲んだ者は私の中に生き

その者の中に私が生きる

アーメン

 

ゴレンの読書

罪多き偉人は罪人でしかなく、寛大でない富者は貧者だ。富は持っているより、使うことで幸せになるが気まぐれではなく上手に使う必要がある。

恐怖度

☆☆★★★

<感想>

作中で話されている管理者はおそらく白人の支配人のような男である。終わり方が微妙である。。。サムライ・プラスが良い味出してますねw

 

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