デビッドの弟。過去にジーンを妻に持ち大学生であったが、酒場で男と喧嘩して相手を殺してしまい、刑務所で犯罪受刑者であったが仮釈放されている。左腕にタトゥーを入れている。もう一度関係をやり直したいとしてデビッドの元へ訪れている。月2回保安官事務所へ顔を出さないといけない。エリックがデビッドを襲ったのを目撃して自身も襲われそうになったが、駆け付けたサムに助けられている。ジーンの事が心配でサムと一緒に体育館へ向かってジーンと合流している。カルらと体育館から脱出した後教会へ向かったが、アレクシスに木材で頭を殴られ流血しながら取っ組み合いとなっていた。ジーンらと教会から空軍基地へ逃亡しようとしたが車をガキ共に破損させられており、ラッセル家のトラックを調達している。空軍基地へ再び向かう途中でガキがバリケードを作っており武装していたため、進行できないでいた。武装したガキどもと今後対峙する可能性が高く、武器がないためジーンが保安官事務所へ武器調達に向かった後、現地でしばらく待っていた。戻って来ないジーンを心配に思い保安官事務所へ向かったがキップとクレアの死体を発見している。最終、ジーンと一緒に保安官事務所を後にしているが、ガキどもに周囲を囲まれておりジムの日記の言葉を信じ自己犠牲でジーンを救っている。

父デビッドがいる。”ロボットとエイリアンの戦争”という番組が好きで良く見ていた。8歳のある朝に泡を吹いて失神している姿を父に発見され病院に運ばれている。その後、成長して18歳になった際には自宅療養となり父から介護を受けているが意識は取り戻していない状態であった。その後、急に意識を取り戻して父デビッドを置時計で殴り殺しており、死体を発見したトムに襲い掛かっているが、駆け付けたサムにバールで殴られた後に2階の窓から突き落とされている。その後、降りて来たサムへ襲い掛かったが血を吐いて死んでいる。

エリックの父。トムの兄。ある朝息子のエリックが痙攣発作を起こしたため病院へ搬送している。トムが仮釈放されて自宅を訪れた時に泊めてあげている。最終、エリックに置時計で頭を殴られ死んでいる状態をトムから発見されている。

医師。トムの元嫁。弟のサムがいる。デビッドとは元義理の兄の関係。当初、子ども達が集団で昏睡状態となった時に病院で対応していた。10年後は大きくなった子ども達を体育館で診ている。意識を取り戻して襲ってくる子ども達にモルヒネを使用して対処している。ジェンキンス博士を助けるため医療品を排気ダクト内を移動し取りに向かっている。トムと合流して体育館から逃げ出そうとしたが、弟サムがガキに襲われていたため相手をグーパンで殴りまくっていた。教会へトムらと向かい、左足に重症を負ったサムの処置と彼に鎮静剤を投与している。その後、トムらと行動を共にしている。皆で逃げるためにトムとラッセル家のトラックを調達しにいった帰りにサムの死体を見つけキレまくっている。空軍基地へ向かう途中にガキ共から発砲を喰らい、銃で反撃して射殺しまくっている。ガキ共が銃を所持している事から保安官事務所へキップらと向かい武器を調達しに行っているが結局、キップとクレアをガキ共に殺されただけで武器調達に失敗している。最終、トムと合流したがガキ共に周りを囲まれており絶対絶命状態になるもトムの自己犠牲により助けられている。

姉ジーンがいる。ビール好き。トムとは高校の同級生で一緒にサッカーをしていた。昏睡状態の子どもたちが一斉に意識を取り戻したラジオのニュースを聞いてトムを助けに単身でラッセル家へ乗り込み、エリックから襲われているトムを救っている。その後、姉の危険を感じて体育館へ向かうもガキどもに追い詰められて逃げ延びているが途中で看護師らを犠牲にしている。体育館から車に乗ろうとしたが、隠れていたガキと揉み合いになり左足の骨を折られている。トムに助けられ車で教会へ運ばれ叫びまくっていたため鎮静剤をジーンから打たれている。最終、立て籠っていた部屋へガキどもが集団で押し寄せて殺されている。

まともな考えを持っている青年。クレアへ昏睡状態のガキどもから同類と思われて今は助かっているが危険であるため近づくなと助言している。トムらと体育館で合流して一緒に教会へ逃げている。教会でジムの日記を見つけてトムへ読み聞かせている。以降、トムらと行動を共にしている。ジーンが空軍基地に向かう途中に武器調達のため保安官事務所へ向かった際にクレアがガキ共に襲われているところを発見したが、後ろからガキにショットガンで撃たれている。重症を負ったクレアから助けてもらったが、クレアと2人で手を繋いで死んでいる。

自身が昏睡状態のガキらに存在がバレていないとわかり、慢心してキップと離れて集団に溶け込んでいる。自宅へ帰宅したが、バスルームで母親の死体を発見している。トムらを駐車場で銃撃しようとしたガキを射殺して助けており、以降トムらと行動を共にしている。ジーンと保安官事務所へ向かうも武器がなかったため、ガキ共に紛れて武器を調達するとかって出ているがガキ共にバレて左腹部を銃撃されて重傷を負っている。キップが駆け付けたが、潜んでいたガキがキップを銃撃したため手持ちの銃で反撃しているも自らが重症を負ったためキップと2人で手を繋いで死んでいる。

キップとクレアが不法侵入をしていたため保安官事務所へ連行して事情聴取をしている。キーン高校から通報があったため部下と妻とで駆け付けている。トムらと合流して教会へ逃げ込み、ジーンへ一般市民の避難所である空軍基地へ行こうと提案している。トムと一緒にいたアレクシスを発見している。しばらくしてノラの様子を見にアレクシスの所へ向かうと首の骨が折られて死んでいるノラの死体と突っ立っているアレクシスを発見して、アレクシスを銃殺後、銃で自らのコメカミを撃ち抜き自殺している。

カルの妻。昏睡状態だったガキに襲われていたがカルに助けてもらっている。カルらと教会へ逃げ込んだ先でトムを襲っている娘のアレクシスを発見しているが、カルから今までの娘ではないと注意を受けている。トムに拘束されていたアレクシスの手の縄をほどいたが首の骨を折られて死んでいる。

カルとノラの娘。昏睡状態であったが教会でトムを襲っているところを発見され拘束されている。教会で拘束されている中トムを薄ら笑いながら見ている。

医師。体育館で昏睡状態の子ども達をジーンと一緒に交代で診ている。突如、意識を取り戻した子供から襲われている。

2年前まで教会の牧師であった男。日記を残している。昏睡状態だったガキどもに屋外で捕まって首の骨を折られて殺されている。

昏睡状態となり、共鳴するかの様に1日/2回（22時に）一斉に痙攣発作を起こす。急に作中では、この様な症状が子どもに現れたため以降も出産で産まれた子どもも同様の状態で産まれてきている。以降、キーナン高校の体育館で昏睡状態の子ども達を医者が診ている。

子どもにだけ昏睡状態となる病変が流行したため、10年後介護事業が繫盛する世の中になっている。また、韓国が子どもが急に意識を取り戻したと虚偽の報告を流したため、ゲノムプロジェクトが中止に追い込まれる事態となっている。尚、国連安全保障理事会は全世界での出産の禁止を決定。国連は中絶の強制計画を了承したため抗議デモがなされている。アメリカでは無認可の出産を禁じる法案が検討されている。今後、妊娠を試みただけで投獄される可能性もある。

アメリカ合衆国の作家ジョン・スタインベックによる小説である。初版は1939年。1930年代末に発生した干ばつと砂嵐を契機とした農業の機械化を進める資本家たちと、土地を追われカリフォルニアに移っていった貧困農民層との軋轢闘争を素材とした小説で、1930年代のアメリカ文学を代表する作品として評価されている。世界恐慌と重なる1930年代、大規模資本主義農業の進展や、オクラホマ州はじめアメリカ中西部で深刻化したダストボウル（開墾によって発生した砂嵐）により、所有地が耕作不可能となって流民となる農民が続出し、社会問題となっていた。本作は当時の社会状況を背景に、故郷オクラホマを追われた一族の逆境と、不屈の人間像を描く。

ナンバー”258　8Q52”である。

移動用に拝借したトラック ナンバー”169　3C74”である。