バロー家の母。建築家。喫煙家。父は40年以上建設業を営んでいた。1年前に長女キャサリンを産んだが90日で死んでいる。キャサリンが死んだのがショックで不眠症になり睡眠薬を飲んでいた過去がある。自身で立ち上げた会社があるが休職中である。写真撮影が趣味で庭の写真を撮っていた。屋根裏部屋（失望の部屋）に勝手に入って閉じ込められていたのをデヴィッドへ逆ギレしていた。家の模型作りをルーカスに手伝わせていた。失望の部屋をキッカケにブラッカー家とブラッカー邸の事を調べるようになり、酒を飲んだことも加わり徐々に精神錯乱していく。ベンへ裏庭の墓を掘り起こさせたが、掘り起こしている最中に後ろからスコップで殴り殺して墓の近くの木に吊るしている。酒を飲んで夕飯に友人のテディやジュールスを呼んだが、夕食の席で「引っ越しは”死”と同じようなもの」と酒に酔ってキレまくりながら話している。死んだキャサリンの誕生日ケーキを持参してイカれ具合をさらけ出して食器を割りながら暴れまくっていた。終盤にアーネストらの過去を目撃しており、アーネストの幻覚がルーカスを殺そうとしたため止めようと反撃したが、自らルーカスを枕越しに金槌で殴りつけたところをデヴィッドに仲裁されている。元の家へ戻る事になったが、ブラッカー邸の窓からアーネストを目撃していた。

バロー家の父。専業主夫。息子ルーカスの面倒見が良く、遊んでいる事が多い。オーガニックにこだわっており料理が得意。日本への出張土産としてイチゴのチーズケーキをルーカスへ約束しているが、デイナの事をアッシャー医師へ相談しに行っている。嘘がヘタクソで、出張から早く帰って来た言い訳として歯医者がタクシーの運転手をしていたなど訳の分からない話をデイナにしていた。アッシャー医師のアドバイスからテディらを7月5日に呼び夕食会を開いてチキン料理を披露した。デイナがイカれた行動として夕食会中情緒不安定な状況下でも彼女を気にかけている。終盤にデイナがルーカスを枕越しではあるが金槌で殴りつけたのを目撃し仲裁に入っていた。

バロー家の長男。5歳。ベジタリアン。デイナから家の模型作りを依頼されていた。妹がまた欲しいとデイナへとせがんでいた。ラスカルと庭に出て遊んでいた。アーネストの幻覚を見たデイナによって枕越しに金槌で殴りつけられたところをデヴィッドに止められている。

引っ越し早々にルーカスが見つけた猫。発見時あまりにも臭かったのかすぐに体を洗われていた。バロー家の一員となっている。庭で顔面を喰いちぎられた変死体で発見されているがデイナにより埋葬されている。

ブラッカー家の父。判事。世間体を異常に気にする考えの持ち主でローラの介護に耐え切れず彼女を金槌で殴り殺している。終盤でルーカスを襲う幻覚としてデイナに目撃されている。

ブラッカー家の母。泣き叫んでいる事が多い。生前はローラの介護をしていたが、アーネストがローラを殺す直前に押し飛ばされている。

ブラッカー家の長女。先天性の腫瘍が左顔面を覆っている。子どもと白い犬の人形を手に取って遊んでいる。過去に醜い姿から屋根裏部屋（失望の部屋）に閉じ込められて母の介護を受けながら生活していたとされる。7月5日にアーネストから金槌で頭部を殴られて死んでいる。死体は裏庭の墓に埋葬されている。デイナの前に幽霊として度々嫌味を言い消えている。なぜか序盤では腫瘍のない姿でも現れていた。

ブラッカー家の番犬。外から屋内を監視していたり、ウロウロしている。ラスカルを喰い殺した犯人とされるも精神錯乱したデイナが殺した可能性が高い。終盤でデイナへ幻覚として襲い掛かっていた。

夕飯の準備を手伝っていた。引っ越しのストレスは離婚と同じくらいであると夕食の席でデイナに話して、デイナの逆鱗に触れている。

デイナの事を気にして度々話題を切り出している。終始デイナの行動や発言にドン引きしていた。

デイナを寝取ろうと何度もアプローチするシャクレた修理屋の小僧。喫煙家。父親は酒飲みのろくでなしとされる。マーティから勝手に依頼されバロー家へ行くよう声をかけられている。雨漏りの点検に来ている。デイナから2日以内に水回り（新しい排水路を作る）の修理を1460ドルで依頼されて応じている。恋人がいるのかいないのかハッキリしない。下心丸出しでデイナから裏庭にある墓を掘り起こす指示をされ実行している。墓の近くの木に首を吊るされているところを精神錯乱状態のデイナに目撃されているが、落ち着いた後に再び墓場へ向かったデイナには死体として発見されていなかった。

お節介なコンビニのババア。バロー一家へブラッカー邸へ引っ越したか聞いている。イチゴアイスをルーカスに振る舞っている。デヴィッドから現居が雨漏りしていると聞き職人であるベン・フィリップス・Jrを紹介して向かわせている。

見た目が幽霊の様なババア。古い家に憑りつく霊の研究をしていてこれまでたくさんの霊を見ている。デイナにブラッカー邸の写真を送った人物。デイナが訪れて、ブラッカー邸の屋根裏部屋の事を聞いてきたため、昔の風習で障害者を閉じ込める部屋（失望の部屋）の説明をしている。過去の幽霊と家にまつわる新聞記事を調べていた。後半にデイナへ電話をしたが繋がっていない。

デヴィッドからデイナの症状が悪化していると聞き、キャサリンの誕生日である日曜日に気分転換のため友人を呼んではどうかとアドバイスしている。

キルバート＆サリヴァンのオペラでの内容で、物語の舞台「日本の首都ティティプー」は日本語話者が聞くといかにも架空の街という響きであるが、秩父（チチブ）のことではないかとする見方もある。

秩父説の根拠としては、初演の前年に秩父事件が英国の新聞でも報道されていたこと、また、事件の前後にも秩父の名は絹製品の輸出で西ヨーロッパに知られていたことが挙げられる。今日秩父のローマ字表記はヘボン式のChichibuが一般的であるが、19世紀の日本では日本式ローマ字を用いたTitibuの綴りが一般的だった。これが転じてTitipuとなったとも見ることが出来る。秩父説の伝播には、日本では1987年（昭和62年）に刊行された猪瀬直樹の著書『ミカドの肖像』と永六輔のラジオ番組が一役買ったようである。

ちなみに、第二次世界大戦前の日本最大の豪華客船「秩父丸」（日本郵船、17,498gt）は、1930年の竣工当初 Chichibu Maru と称し、1938年にTitibu Maruにローマ字表記を改めたが^[24]、titがアメリカのスラングで乳首を表す言葉だということでこれを忌避し、翌1939年に鎌倉丸に改名した経緯を持つ。

バロー家の長女。2014年7月5日が誕生日。一年前に死んでいる。

ダイニングで酷い雨漏りがする酷い家。過去に娘ローラを閉じ込める部屋を屋根裏に用意していたとされる。

1908年にシアーズ・ローバック社のカタログに登場した洋服ダンスと引き出しが合体した家具。作中では屋上のローラの小部屋へ続く扉を隠すために置かれていた。

ルーカスがウルヴァリン。デヴィッドがハルクのコスプレをして遊んでいる。

缶に入った複数の鍵をデイナが発見している。

40年以上建設業を営んでいたとされる。デイナが学校を卒業して数か月後に現場作業中に心臓発作で亡くなった。

型は4分の1インチ。時給60ドルで添木、合板、雨押、タール紙を材料に2日で新しい排水路を作るよう指示している。材料費と2日分の時給を合わせて計1460ドルと提示した。

1533番地にある。

鏡の裏側にアーネストの油絵と顔のないブラッカー夫人の油絵が隠されている。

ナンバー”LQN-0597”である。