ドラキュリア

ドラキュリア

 

ウェス・クレイヴン監督が製作総指揮した吸血鬼作品。

監督のパトリック・ルシエですが、

1997年にミミック

1995年ヴァンパイア・イン・ブルックリン

1994年エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア

の作品に携わっております。

作品紹介
ドラキュリア
  • 2000年アメリカ映画
  • 監督:パトリック・ルシエ
  • 製作:W・K・ボーダー、ジョエル・ソワソン
  • 製作総指揮:ウェス・クレイヴン、マリアンヌ・マッダレーナ、アンドリュー・ローナ、ボブ・ワインスタイン
  • 出演:ジェラルド・バトラー、クリストファー・プラマー、ジョニー・リー・ミラー、ジャスティン・ワデル、コリーン・フィッツパトリック、ジェニファー・エスポジート、オマー・エップス、ショーン・パトリック・トーマス、ダニー・マスターソン、ロックリン・マンロー、ティグ・フォン、トニー・マンチ、ジェリー・ライアン、シェーン・ウェスト、ネイサン・フィリオン、トム・ケイン、デヴィッド・J・フランシス

<ストーリー>

2000年英国のロンドン。マシュー(ヴァン・ヘルシング)と甥のサイモンが経営する遺物館に、ある夜、窃盗団が侵入した。盗まれたのは金庫の中にあった銀製の棺桶。しかし、マシューはこのことを警察に通報せず、サイモンにも行き先を告げずに出かけてしまう。不審に思ったサイモンはマシューを尾行し、そのまま一緒にニューヨークへと降り立つ。実は窃盗団が盗んだ棺桶には、なんと本物のドラキュリアが眠っていたのだった。そうとは知らない窃盗団は棺桶を開いてしまい、ドラキュリアを復活させてしまう。そのころアメリカのニューオリンズの或る町で、少女マリーはコートの男が自分を呼ぶ悪夢に悩まされていた……。

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登場人物

【カーファックス博物館関係者】

マシュー(アブラハム)・ヴァン・ヘルシング

ロンドンのカーファックス遺物館を運営。ドラキュリアの血を吸った蛭を捕まえ、その血を注射して100年以上生きている。祖父は吸血鬼狩りで有名であり、田舎の医者で骨董屋をしていたとされる。サイモンが仕入れたボーガンを気に入り自身のコレクションにしている。ドラキュリアの血を吸った蛭を捕まえ、自身の五感をその血を注射して保っている。博物館内の金庫から自身のコレクションであるドラキュリアの棺桶を泥棒に盗まれ探しに出ている。空港でのニュースを見てクラークの町役場へ向かい死んで復活した泥棒たち吸血鬼を銀製の銃弾で撃ち殺している。その後、つけて来たサイモンに吸血鬼の真実を語り、関係する娘マリーの家へ向かうがドラキュリアに待ち伏せされており、首に杭を打ち込まれて死んでいる。ルーシーのベッドの下で死体としてマリーに発見されていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

サイモン・シェパード

マシューの甥。遺物館を共同運営。マシューを父の様に慕っている。15世紀初頭に作られた東欧のボーガンをマシューに5000ポンドで購入したエピソードを語っている。ソリーナにパリで休日を過ごそうと口説いたが断られている。マシューがコレクションを泥棒から盗まれたため取り返しに旅に出た後を追っている。クラークの町役場へ向かった際に吸血鬼となったソリーナとマーカスに遭遇したがマーカスの右目を潰して取り逃がし、ソリーナにはトドメを刺さずに見逃している。再びマーカスと遭遇して対峙した際にマーカスの首をナイフで吹っ飛ばして殺している。マシューからマリーを探すよう命じられたが、途中でマシューが死んでしまったため以降、マリーをドラキュリアから守る事を誓って吸血鬼と戦っている。終盤でマリーをドラキュリアにさらわれ追いかけたが吸血鬼の花嫁と戦いの末撃退している。ドラキュリアを自らの手で殺しはしなかったが、マリーがドラキュリアと戦う手助けをしていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

【ヴァージン・レコード関係者】

マリー・ヘラー/マリー・ヴァン・ヘルシング

マシューの娘。ニューオーリンズのレコード店”ヴァージン・レコード”の店員。父マシューがドラキュリアの血を注射して若返りの力を持った状態で産まれた存在。色濃くドラキュリアの血を受け継いでいる。母は死に父とは別々に生活しており12年間連絡をとっていない。生前の母からは父について離婚の理由も語られなかったとされている。友人のルーシーとは仲が良く、マルディグラの市場でルーシーとブラブラしている。出生の秘密からドラキュリアの血を色濃く持っているため、ドラキュリアの悪夢や幻覚を見てうなされていた。当初、ルーシーの友人のレイから悪夢に対して欲求不満だと言われている。終盤にドラキュリア血を吸われ、ドラキュリアの記憶と吸血鬼の能力を得ているが自我は保っておりドラキュリアに反撃して彼を撃退している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

ルーシー・ウェスターマン

マリーのルームメイト(2Fが専用スペース)。マリーの友人でマルディグラの市場でルーシーとブラブラして相談に乗っている。マリーから悪夢について相談を受けたが、欲求不満と勘違いして男とセックスしろとアドバイスしている。ドラキュリアがレコード屋に現れて自宅へ案内しセックスをして血を吸われている。吸血鬼となりドラキュリアの花嫁となっている。終盤にマリーからナイフで首を切り落され死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

【窃盗団】

ソリーナ

遺物館の館員。窃盗団の仲間。イギリス人でマーカスの女。過去(1か月前)にサイモンから週末をパリで過ごそうと誘われ過ごしているが、再びサイモンから口説かれた際に断っている。ケイマン諸島へ向かっている飛行機内で現れたドラキュリアに操られ血を吸われている。クラークの町役場へ死体は運ばれたが、吸血鬼化した後に訪れたマシューらに攻撃されるも見逃されており警察に保護されている。刑事のゴートローの血を吸って殺していた。後に吸血鬼の花嫁となった。終盤でマリーを追って来たサイモンを捕獲したが、マリーの裏切りでサイモンが隙を見て拘束から抜け出し戦っていた。揉み合いの末、サイモンから枝切りハサミで首を切られ死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

マーカス

窃盗団のボス。博物館の警備員へ催眠ガス入りのボールを投げつけて気絶させている。マシューの指紋と網膜情報をソリーナより事前に入手しており、博物館の金庫開錠で使用している。ケイマン諸島へ向かっている飛行機内で現れたドラキュリアへ銃を発砲しているが血を吸われ殺されたが、同じ吸血鬼にされている。クラークの町役場へ死体は運ばれたが、後に訪れたサイモンにより右目をナイフで刺されて逃走している。レコード屋の地下駐車場で再びサイモンの前にホームレスの姿で現れたが格闘の末に首を吹っ飛ばされ死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

トリック

窃盗団のメンバー。警官になりすまして遺物館に押し入った黒人青年。博物館の警備員へ電気棒を押し付けて気絶させている。ハッキングを得意としており、博物館内の金庫扉を開錠している。ソリーナのいい加減な情報でエディとダックスが死んだ事にイラついていた。飛行機内でナイトシェイドの叫び声が聞こえたため様子を見に行ったがドラキュリアに襲われ死んでいる。クラークの町役場へ死体は運ばれたが、吸血鬼化した後に訪れたマシューと戦った末に銀製の弾丸を撃ち込まれ死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

ナイトシェイド

窃盗団のメンバー。博物館の金庫開錠でマシューの音声録音をしたボイスレコーダーを使用している。博物館内の金庫に潜入するも警報機が作動して逃げるために棺桶の部屋の壁を爆破して逃走用の通路を確保している。飛行機でケイマン諸島へドラキュリアの棺桶を移送中に開けようと奮闘していたが、蘇ったドラキュリアの最初の生け贄となって死んでいる。小心者で目に飛びかかった蛭に驚いて喚いていた。吸血鬼となりマシューへ襲いかかったが銀製の弾丸を喰らっている。最終、サイモンに銀製の弾丸を何発も喰らい死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

エディ

窃盗団のメンバー。トリックらが気絶させた博物館の警備員を拘束している。マーカスの指示で棺桶を開けたが棺桶の盗難除けの細工で串刺しになって死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=excK59qpaOA

ダックス

窃盗団のメンバー。トリックらが気絶させた博物館の警備員を拘束している。棺桶の盗難除けの細工で串刺しになって死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

チャーリー

窃盗団のメンバー。飛行機を操縦している。ケイマン諸島へ向かっていた。ドラキュリアが飛行機内で暴れており、後にケーブルで手を操縦桿に縛り付けられ、体にはパイプが巻きつけられた状態で死体として発見されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

【報道関係者】

ヴァレリー・シャープ

ニュース番組”ニュース13”のレポーター。セレステ沼に墜落した飛行機の現場中継をしており、ドラキュリアの棺桶と4人の死体はクラークの町役場に安置されたと報道している。ニュースのレコーディング中にドラキュリアに襲われて車内に逃げだ込んだが、操られ吸血鬼の花嫁にされている。ドラキュリアにさらわれたマリーを追って来たサイモンと対峙しており、サイモンから十字架の破片を胸に突き刺されて死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

J・T

ニュース番組のカメラマン。ヴァレリーのニュース報道をレコーディング中にドラキュリアに襲われ死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

ウェスリー

”ニュース13”のニュースキャスター。マーカスらの飛行機がニューオリンズの100キロ東にあるセレステ沼に墜落したと報道している。中継のヴァレリーへとり繋いでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

【警察関係者】

スワード博士

保護したソリーナをゴートローと一緒にマジックミラー越しに観察していた。突如現れたドラキュリアに襲われ血を吸われて死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

ゴートロー

刑事。保護したソリーナをマジックミラー越しに質問をしながら勃起していた。マジックミラーをソリーナに破壊され血を吸われ死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

【その他】

デヴィッド神父

マリーの友人。マリーの学校に一緒に通っていた過去を持つ。マリーの教会での告白に対応していた。安定剤を飲めとアドバイスしている。過去に亡くなったマリーの母からの告白にも対応している。マリーが度々ドラキュリアの幻覚の事を相談していた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

【吸血鬼】

ドラキュリア

最初の吸血鬼。別名:ドラキュラ伯爵、ユダ・イスカリオテ。殺せない存在とされている。過去、自身の存在がユダ・イスカリオテとして首を吊って死んでいるため神とキリストを嫌悪している。アラム語を使用する。銀が嫌いな理由は、ユダ・イスカリオテとして死んだ時に銀貨を所持していたのが由来である。1897年デメテル号(イギリス行き)の乗組員を血祭りにあげた過去を持つ。イギリス到着後にマシューにより捕獲されて銀の棺桶に閉じ込められており、以降カーファックス博物館にコレクションとして保管されながら監視されていた。マーカスらが博物館へ押し入り棺桶を持ち出した事がキッカケで復活しており、自身の血を色濃く持つマリーを女王として迎え入れるため惹かれ合う関係となる。目の前に現れた人間をことごとく襲い血を吸って吸血鬼化している。途中でマシューをマリーの自宅で殺している。終盤でマリーに自身の過去の秘密を知らせており、彼女の血を吸って吸血鬼化させている。マリーとの戦いの末にイエスの電光掲示板のワイヤーで首を吊られ日の出の光を浴びて焼け死んでいる。最後に優しさからかマリーの吸血鬼化の状態を解いていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ

 

エンドロールでリンキン・パークの曲流れているのは意外でしたわw




豆知識
15世紀初頭に作られた東欧のボーガン

ボーガンのボディにスラブ語で”人は皆闇夜の鬼を恐れる”と刻まれている。矢は銀製である。

博物館内のセキュリティ

金庫扉は3段階認証となっている。指紋認証・声紋認証・網膜認証で開錠されるシステムとなっている。

マシューのコレクション

博物館内の金庫には家具、キャンドル立て、古ぼけたツボ、十字架、食器、頭蓋骨、ドラキュリアの棺桶がある。

ドラキュリアの血

蛭を媒介としてドラキュリアの血を吸わせており、マシューがその血を定期的に自身の体に注射して若さや五感を保っている。

ドラキュリアの棺桶

銀製である。蓋の外側にある装飾の十字架をずらすと蓋が開く仕組みになっている。

マリーの夢診断

ネットで夢診断をしたところ妊娠と診断されている。

叙階式

叙品ともいい聖職者にその品級を授けることをいうカトリック用語で,その式が叙階式である。作中ではマリーはボイコットしていると語っている。

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マリーの母の秘密

マリーの母は死ぬ5年前から教会に通い始めていた。デヴィッド神父へ告白していたとされる。カトリック教徒。過去のマシューとの離婚理由として、マシューがドラキュリアの血を体内に注射していることがわかったためとされている。

【吸血鬼の特徴】

  • 太陽の光が弱点
  • 杭で心臓を刺されると死ぬ
  • 銀製の物が弱点
  • 速く動ける
  • 首を切り落せば死ぬ
  • 人間を操る事ができる
  • 鏡に姿が映らない
  • 聖書を触ると燃える
ドラキュリアの能力

霧や狼やコウモリに変身する事ができる。銀製の武器でも死なない。

トワイライト・ゾーン

1983年に製作されたアメリカ映画のことである。SFや超常現象についての物語である。

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【heads explode】

monster magnetの曲。ドラキュリアが聞いており絶賛していた曲である。

スヌーピー

犬の漫画。ルーシーの名の由来である”ルーシー・ヴァン・ペルト”というキャラクターが登場する。

もっとスヌーピーを見る>>

【マリーに家に書かれていたアラム語の解読】

※アラム語は2000年前に死んだ言語とされている

信じなさい

私は永遠への 道なのだから

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GlEsIFtbbYQ&t=489s

ユダ・イスカリオテ

イエスの弟子のうち特に選ばれた十二人、いわゆる使徒の一人である。

もっとユダ・イスカリオテの詳細を見る>>

【one step closer】

エンドロールで流れています。

吸血鬼伝承の一説

吸血鬼はユダの子孫でみんな赤毛だと言われている。

ドラキュリアについて

ドラキュリアは15世紀の串刺し公じゃない。

 

この作品ですがハマー・プロ作品のドラキュラ伯爵に影響を受けていますのでその作品を▼で紹介しておきますね。

 

他の吸血鬼作品を見る>>

 





おまけ

 

<削除シーン>

  • ヴァン・ヘルシングとドラキュリアの対峙するシーン

→アクションに欠けるとして削除された

  • 沼地

→墜落した飛行機の沼と沼から出てくるドラキュリアの見せ方を一部変更して削除された

  • 十字架

→電光掲示板のイエスに向かってドラキュリアが神とイエスに語りかけていたところが削除された

<未使用(没)シーン>

  • 冒頭でヴァン・ヘルシングとドラキュリアをイギリスで対峙させたシーン
  • サイモンとヴァンが祭りで遭遇したシーン
  • ユダの首吊り後にマリーが彼と遭遇したシーン
  • 吸血鬼ルーシーとマリーのキスシーン

 

この作品についてのコメント

監督:パトリック・ルシエ

ドラキュリアを超人的な男と表現している。吸血映画は多いから大胆な解釈も可能である。現代的で遊び心を取り入れたい。本作で取り入れたのはジェットコースターみたいにテンポが速く強烈な冒険である。意表をついた驚異的なアクションと静かな緊張を織りまぜ独自のひねりを加えたかった

 

制作総指揮:ウェス・クレイヴン

吸血鬼は恐ろしい悪役でありながら、セクシーで肉食獣のような魅力も持つ。彼は長い間この世をさまよい同情される。”悪魔を憐れむ歌”である。

 

恐怖度

☆☆☆★★

<感想>

ベーシックなドラキュラ映画を少しアレンジしておりますな。聖書の解釈が勉強になる。



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