コンスタンティン

コンスタンティン

原案はDCコミックス刊行のアメリカンコミック『ヘルブレイザー』である。

作品紹介
コンスタンティン
  • 2005年アメリカ映画
  • 監督:フランシス・ローレンス
  • 製作:ロレンツォ・デイ・ボナヴェンチュラ、アキヴァ・ゴールズマン、ベンジャミン・メルニカー、ローレン・シュラー・ドナー、アーウィン・ストッフ、マイケル・E・ウスラン
  • 製作総指揮:ギルバート・アドラー、マイケル・アギーラ
  • 出演:キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、シャイア・ラブーフ、ジャイモン・ハンスゥ、マックス・ベイカー、プルイイット・テイラー・ヴィンス、ギャヴィン・ロスデイル、ティルダ・スウィントン、ピーター・ストーメア、フランシス・ギーマン、エイプリル・グレイス

<ストーリー>

悪魔や天使を見る特殊能力を持つ探偵コンスタンティンは、女性刑事アンジェラと共に彼女の妹の死の真相を探るが……。

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登場人物
ジョン・コンスタンティン

主人公。悪魔祓いを生業とする男。幼少時から強い霊力を持ち、人間とハーフ・ブリードを見分けられる特殊な能力を持つ。この世ならざる者が見えることを両親ともども精神的な病気による幻覚だと思った結果、10代だった20年前に自殺を図って2分間だけ死亡した過去がある。その際、一時的に地獄に行ったことで超常の存在を現実だと認識するようになるが、神からは自殺者の判断を下され死後の地獄行きが決定している。悪事を働く悪魔側のハーフ・ブリードを地獄に送り返してもいるが、それは神に善行を見せることで地獄行きを回避したいという利己的な動機によるもので、神への信仰心や自己犠牲の精神は一切ない。そのため、悪魔祓いの際に読み上げる聖書の一節もまともに暗記していない。15歳からたばこを毎日30本吸い続けているヘビースモーカーでもある。肺癌を患って余命が僅かだと分かっても喫煙をやめるつもりはない。たばこは「CHANG JIANG(映画用に作られた架空の銘柄)」、時計はORISの機械式時計、酒はアードベッグを、それぞれ愛用している。アルバラードの閉鎖されたボウリング場に隣接するビルに住んでおり、部屋の窓側には聖水の詰まったタンクが敷き詰めてある。イニシャルは「イエス・キリスト(Jesus Christ)」を暗示している。終盤にルシファーと対峙し、地獄へ送られそうになったが、自己犠牲を行い神から地獄行きを回避させられた。キレたルシファーから両肺の腫瘍を取り除かれ寿命を延長したが、いずれ悪行を働いて地獄行きになると言い渡され生かされている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ady_-XG3ec0

アンジェラ・ドッドソン

有能な女刑事。定期的に教会で懺悔している。霊力や悪魔など超常現象の類を信じない現実的な性格だが、双子の妹イザベルの死の真相を求めてジョンを訪ねた直後、超常現象に遭遇したことで拒絶していた超常の存在を受け入れる。実は強力な霊力の持ち主だが、幼い頃から能力を隠し続けていたために、ある時期からこの世ならざる者が見えなくなっている。しかし現在でも「犯罪者の居場所が分かる」「犯罪者を銃で撃つ際にはどこをいつ撃てばいいかが分かる」など、強力な霊力の一端と思われる能力が発現している。溺死すると地獄へ移動することができる。移動した地獄でマモンに憑依されジョンを襲ったがジョンとチャズに悪魔祓いされている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=AIaEAcw1llQ

イザベル・ドッドソン

アンジェラの双子の妹。姉と共に敬虔なクリスチャン(カトリック教徒)である。作品冒頭の約2週間前からレイヴン・スカー病院の精神病棟に入っていたが、自分を呼ぶマモンの声に目を覚ました後、屋上から飛び降りて死亡する。幼少期から霊力によって見えた物を周囲に話し続けており、10歳の頃からは入退院を繰り返す日々を送っている。ペットの猫ダックを飼っていたとされる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=JzukJ90emEE

チャズ・クレイマー

ジョンの助手。ジョンに憧れエクソシストになりたいと思っているが、霊力を持たない。危険に巻き込むまいとするジョンからパシリのように扱われていることを不満に思いつつも諦める様子はなく、独学で書物を漁って悪魔祓いに必要な知識を蓄える努力家である。誘拐されたアンジェラを助けるため、金属を溶かしてジョンの銃弾を作っている。アンジェラに憑依したマモンを悪魔祓いしたが、念動力で体を操られて壁や天井へ打ちつけられて死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ady_-XG3ec0

パパ・ミッドナイト

引退した元エクソシストで、かつては祈祷師として活動していた。伝説の男として知られている。強い霊力を持っており、現在でもかなりの実力を誇る。人間界で行われる天界と地獄の争いを嫌って中立の立場を表明し、中立な場所としてハーフ・ブリードの集うバーを経営している。バーに入店するには、ガードマンが裏側だけ提示するカードの絵柄を当てるという霊力チェックをパスする必要がある。店の倉庫には様々な骨董品を集めており、中には悪魔祓いに用いる道具も存在する。ヘネシーとビーマンは彼の友人でもある。”均衡”という言葉が好き。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GhUex1ymvZM

ヘネシー神父

ジョンの同業者であり協力者。普段は魔除けのネックレスを着けている。この世ならざる者の声を聞く能力を持つが、それに耐えられず常に飲酒しており、アル中になっている。ジョンに悪魔の動向を調べるよう頼まれた際は大量の新聞を用意し、白眼を剥きながらその内容を声として聞くことで悪魔が関わる記事を探し当てていた。また、酒は寝るために飲んでいるとも話している。バルサザールが関与しているが、コンビニで酒を飲めずに悪魔の声を聞き死んでいる。ダイイングメッセージとしてワインのコルク抜きで左手に切り傷をつけて死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ady_-XG3ec0

ビーマン

ジョンの協力者。ジョンのために対ハーフ・ブリード用の武器や道具を調達したり、情報収集をしている。虫が好きで、道具の選出にも影響されている。閉鎖されたボウリング場に住んでおり、ボウリングマシンの裏側に居を構えている。不穏な気配を感じて死を覚悟した際には、ジョンが希望であることを伝えて電話を切った。バルサザールの仕業で無数のハエにたかられて死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=-a_em6lmym4

デイビッド神父

アンジェラからイザベラの葬儀を自殺ではあるがカトリック式で挙げて欲しいと依頼され司教に相談をしたが却下されたと返答している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=O-sFPLGwwYg&t=1s

【人外の者ども】

ガブリエル

天界側のハーフ・ブリード。ジョンと天界を繋ぐ橋渡し役。人間に嫉妬している。大天使ガブリエルと同名であるが完全に別の存在。ジョンの悪魔祓いが利己的な思惑によるものであると見抜いており、「無駄な事」と諭して真っ当な信仰による行動を勧めている。マモンを人間界へ送り込もうとしていた裏切り者で、アンジェラをレイヴン・スカー病院へ助けに来たジョンを待ち受けていた。ルシファーと対峙して羽を吹っ飛ばされて人間になっている。終盤に人間の姿でジョンと対峙し、自らを殺させようとしたが相手にされず殴られて痛みを感じていた。ほったらかしにされている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=O-sFPLGwwYg

バルサザール

悪魔側のハーフ・ブリード。火から産まれている。マモンの手下。ジョンとは対立関係にあるが、表立って悪事を働いていないため見逃されている。コインを使って手遊びをする癖がある。ヘネシー神父とビーマンの死に関与している。ジョンによりヘネシー神父とビーマンの仇であると判明し、襲撃された後にマモンにより消されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=04pJsqLXrj4

ルシファー(サタン)

完全な悪魔。神に反逆し、天界にいる天使のうち三分の一を率いて襲撃したが敗北し、天界の遥か下方の地獄に堕とされ堕天使となった。ジョンが自殺を図った20年前から彼に目を付けており、その気に入り様はジョンが死ぬ際には自ら出向いて地獄へと連れて行くつもりであるほど。白いスーツを着た紳士の姿をしているが、足は裸足でタールのような液を滴らせており、フランクな口調で喋る。ジョンを地獄に連れて行こうと人間界へ出現したが、彼が自己犠牲で天国に行きかけたため阻止しようと、彼の両肺の癌腫瘍を取り出して地獄へ行く事を証明させようと治してから地獄へそのまま帰っている。途中、ガブリエルと対峙しており羽を吹っ飛ばして人間にしている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ohyj8X5JgyQ

 

この作品ですが、主人公のジョンにおける弱点と言えるをパパ・ミッドナイトやルシファーが的確に攻撃してますね。


 



 

豆知識

”運命の槍”を得た者は世界の運命を握る

だが第二次大戦末期からその所在は不明だった

ロンギヌスの槍

別名:聖槍とも呼ばれ、磔刑に処せられた十字架上のイエス・キリストの死を確認するため、わき腹を刺したとされる槍である。イエスの血に触れたものとして尊重されている聖遺物のひとつ。槍を刺したローマ兵の名をとってロンギヌスと名付けている。作中ではメキシコの採掘場で現地人に発見されている。マモンが人間界へ侵入するための鍵である。

ハーフ・ブリード

天使や悪魔が人間と違わぬ外見を持った中間的存在を人間界に送り込んでいる者の呼称である。このハーフ・ブリードたちは人間の耳元で囁いて勇気づけたり、どん底に突き落としたりする存在である。

チャドの車

ナンバー”5Q49931”である。

下級悪魔

顔の鼻から上がない悪魔であり、ロサンゼルスの民家にいたアジア人の少女に憑依していた。ジョンによって鏡に移された後に窓から放り出され地獄へ送り返されている。また、タロン(魔手)と言われる闇の中で飛ぶ悪魔もいる。悪魔は死ぬと硫黄の匂いを発するとされる。

ビーマンの持ち出した道具のラインナップ

法皇暗殺未遂に使用された銃弾の欠片、ヨルダン川の聖水の入ったアンプル、”悪魔の棲む家”のキーキー虫、ドラゴンの息 である。

悪魔の棲む家のキーキー虫

”クレオパトラ”と書かれたマッチ箱に入っており、振るとキーキー鳴く。

霊感が強いとされる動物である。

現世と地獄の時間間隔

現世では2分ではあるが、地獄では一生と感じる。

コリント書 17章1節

聖書にはないが、地獄の聖書には21章まであるとされる。17章1節にはマモンというサタンの息子の事が記載されている。

シンシン刑務所の椅子

200人以上を処刑したと言われている電気椅子。パパ・ミッドナイトの骨董品置き場に置いていた遺物。東向きに座る事で地獄へ行く効力が発するとされる。

イステリアの十字架

この十字架に触れれば、雨水でさえも聖水に変えてしまう代物。

【Passive】

パパ・ミッドナイトのバーで流れていた曲。

【赦しの祈り】

神が慈悲をもって

なんじの罪を赦さんことを

誰の罪でもあなたが赦せば赦される

あなたの御国へ迎えたまえ

父と子と聖霊の御名によって

アーメン

※真に赦された者は神の国に行くとされる

 

恐怖度

☆★★★★

<感想>

冒頭シーンでロサンゼルスの少女に憑依した下級悪魔を払うシーンだけ見るとエクソシスト感があって良いと思うが、ストーリーが進行するにつれて、見ているこちらがあまり世界観に入れずおいてけぼりな展開であった。

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