妖婆 死棺の呪い/vii(ヴィー)

妖婆 死棺の呪い/vii(ヴィー)

 

パンノチカ美人やんけ。。。

作品紹介
妖婆 死棺の呪い
  • 1967年ロシア(ソ連)映画
  • 監督:ゲオルギー・クロパチェフ、コンスタンチン・エルショフ
  • 出演:レオニード・クラヴリョフ、ナタリヤ・ヴァーリー、アレクセイ・グラジーリン、ニコライ・クトゥゾフ、ヴァディム・ザハルチェンコ、ピョートル・ヴェスクリャロフ、ウラジーミル・サルニコフ、ドミトリー・カプカ、ステパーン・シュクラート、ジョージ・ソチェフコ、ニコライ・ヤコフチェンコ、ニコライ・パナセフ、ボリシャラフ・ブロンドゥコフ、アレクサンドラ・デニソワ、リュボフ・カリュズナヤ、ヴィクトル・コルパコフ、ミハイル・クラマール、マルガリータ・クリニツィナ

<ストーリー>

中世ロシア。キエフの神学校に通うホマー・ブルートは、学校が長期休暇に入り、田舎へと帰る途中に魔女と出会う。そのときの出来事が元でブルートは、さらに恐ろしい事件へと巻き込まれてゆく…。

AmazonPrimeで映画を視聴する
U-NEXTで映画を視聴する

 

登場人物

【神学校の関係者】

キリスト教徒たちの学校。神に仕える身とは名ばかりの不良学生が多い。飼っているヤギを校長先生に見立てて聖書を読ませている。略奪や強姦するなどイカレ集団である。

ホマー・ブルート

神学校に通う哲学生。両親を知らない。夏休みの長期休暇中に村に入り、ヴェドマというババアに化けていた魔女のパンノチカを殴り瀕死の状態にした。村に帰ったパンノチカが死ぬ前に父ソトニクへの遺言がキッカケで、村に呼び出されパンノチカの死体を教会で3日間祈祷をするはめとなった。祈祷の末にストレスで白髪と化している。最終、パンノチカの呼び寄せた魔物らに襲われ死んでいる。口癖は”俺はコサックだこの世に怖いものなどない”である。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=TbcYkrLt2mw

ハリャワ

神学生。ホマーの友人。序盤にホマーと行動を共にしており村を発見し、家の主であるヴェドマに泊めてもらい納屋で寝ている。終盤に仕事をサボリながらゴロツベと酒を飲んでいる。ホマーが死んだ噂をあまり信じていない。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=bI0rKKmrP4M

ゴロベツ

修辞科生。ホマーの友人。序盤にホマーと行動を共にしており村を発見し、家の主であるヴェドマに泊めてもらい小屋の2階で寝ている。終盤に仕事をサボリながらハリャワと酒を飲んでいる。ホマーの死の噂を聞き、魔女のせいであると語っている。本人曰く、キエフの市場の女はみんな魔女であるらしい。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=bI0rKKmrP4M

校長先生

冒頭で神学生らへ長期の夏季休暇開始と聖母降誕祭までに戻るようにと言い渡している。途中で村にいるパンノチカの父ソトニクの依頼で派遣された村人らと村へ行くようホマーを学校へ呼び寄せている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=UZ4-fkPOZY4

【村の人々】

神学校より50キロ先に位置している村。パンノチカの遺言通りにホマーを村に連れて来たが、最初からホマーの事を歓迎していない。教会の秘密を知っていてパンノチカの遺体とホマーを教会に閉じ込め祈祷させている。

パンノチカ

魔女。村の令嬢でもある。ホマーにタコ殴りにされて重傷を負ったため自分の死後3日間をホマーに祈祷をさせ復讐しようと父ソトニクへ遺言を残した。棺桶を操り宙を舞ったり、吸血鬼やグールを呼び出しホマーを襲っている。パントマイムや呪文を得意とする。ホマーを殺した後はヴェドマの姿に再び戻っている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=kYk595cZeKw

ソトニク

パンノチカの父。娘のパンノチカが誰かのによって殺されたことに復讐心を燃やしている。娘が死の直前、「お父様、神学校からホマー・ブルートを呼んで。臨終のお祈りを頼みたいの。三晩、私のために祈ってもらうわ。彼は事情を知っている。」と遺言を傍で聞いている。娘の遺言通りにホマーを呼んで、村の教会で強制的に3日間祈祷をさせた。ホマーへ祈祷の報酬を金貨1000枚と言っている。途中でホマーへ祈祷をしなければ拷問すると脅している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=dTlCd2sZZCA&t=64s

ヴェドマ

村で暮らしていた不気味なババア。パンノチカの仮の姿。空中浮遊が可能。ブルーとに納屋で迫り、一緒に空中するもブルートにより魔女とされ着地と同時に木の棒でタコ殴りにされ真の姿であるパンノチカの姿となり瀕死の状態となった。最終、パンノチカはこの姿に戻っている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=kYk595cZeKw

ヤフトゥフ

村人でソトニクに仕える1人。ホマーを村に連れて来たメンバーのリーダー格。ホマーが教会で3日間祈祷する際にソトニクの言いつけで施錠をしている。村で作ったボルシチをホマーに食わせて感想を聞いたが無視されている。村へホマーを連れて来てからは、ホマーが脱走をしないか監視している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=vckeGeo7yrI

【クリーチャー】

村の教会でパンノチカが呼び出した異形のバケモノども。吸血鬼やグールなどがいる。他に黒猫や鳥が棲みついている。

ヴィー

バケモノ。マブタがデカすぎて自分で開くことができない。後半に出てきてホマーの居場所を探し当てた。ホマーが死ぬキッカケとなっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=wZ3eHs6v59I






豆知識
”ヴィー”とは

民間に伝わる伝説。人々の空想の産物である。

去年の夏休みにあった学生たちの問題行動

2人(ゾズリャ、レメシ)がめん鳥を盗んだ。その他3人は司祭補を酔わせて下品な歌を歌わせた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=q47TQEYBKXg

【神への祈り】

主よ 我に

知性と英知を与えたまえ

心と頭を覚まさせたまえ

わが罪を清めるために

汝がために祈ろう

アーメン

 

ミキータ

彼はどの犬のことでも父親のように知っていた。いい猟犬番であったが、いつの間にかお嬢さんにのめり込んでた。彼は骨抜きになってしまった。ある日お嬢様が馬小屋に来て”ミキータ。あなたの上に足をのせていいかしら”と言った。哀れなミキータは喜び、”おみ足だけでなく全身をどうぞ”と答えた。そして、お嬢さんをおぶり駆け出した。

 

【パンノチカの葬儀での祈り】

亡き者を一度許したまえ

亡き者を二度許したまえ

亡き者を三度許したまえ

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ea1XtZgArhg

【酒場での歌】

飲めよ 御者

金はないけど 飲め

注げ

どんどん注いでくれ

酒場の亭主

 

 

【ホマーの祈祷①】

聖者よ

主よ

王の掟を守る聖者よ

全身全霊で王をあがめる聖者よ

悪行をなさぬ者

主の道を行く者よ

汝は戒めを残し いわく…

【ホマーの祈祷②】

主よ 怒りにて

私を罰したまえ

主よ 私を哀れみたまえ

主よ ご慈悲を

私は か弱き者なり

主よ 私を哀れみたまえ

わが身はボロボロです

わが身はボロボロです

我を奈落に突き落とさず

破滅の渕に沈めぬよう

滅ぼさぬよう…

主よ 我を救いたまえ

ご加護を

主よ わが身に災いが

主よ またも災いが…

もう限界です

主よ なぜですか

主よ お願いです

見捨てないでください

主よ わが魂に救いを

お助けを

【ホマーの祈祷③】

神様 お願いです

どうか夜明けまでー

この私をお助けください

私は貧しき者です

若さをもってしてもー

もはや耐えられません

神よ どうかご加護を

わが守護神 救いの神よ

嘆き疲れました

神よ あの者にお怒りを

汝の怒りをもって

奴をお裁きください

【パンノチカの呪文】

追いはぎよ 犬のしっぽよ

コウモリよ

呪ってやる

呪って 呪って…

呪い殺してやる

呪い殺してやる

出でよ 吸血鬼

出でよ 食屍鬼

出でよ 吸血鬼

出でよ 食屍鬼

ヴィーを通せ

ヴィーに続くのだ

奴を見つけろ 捜すのだ

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ea1XtZgArhg

【ホマーの聖なる輪を書く時の文句】

聖なる輪よ 我を救いたまえ

どうか 守りたまえ

円よ 聖なる円よ

我を救いたまえ

王の掟を守る聖者よ

私の叫びの声を

お聞きください

敬虔(けいけん)なる聖者よ

私を救いたまえ

主よ あなたは私を囲む盾

我が栄え…

あなたは私を囲む盾

私の頭をもたげてくださる方…

主よ お立ちください

我が神よ 私をお救いください

消えろ

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DCm065IBnIU

【村人たち&ホマーの歌】

若いコサックが隊長にこう言ったとさ

隊長さん お願いだ

俺を故郷に帰してくれよ

退屈なんだ 疲れちまった

女が俺を待っている

お前を帰してやれるなら

俺もどんなに嬉しいか

水でも酒でも飲んで

女のことなど忘れることだ

酒を飲もうがどうしようが

忘れることはできねえさ

好きな女の顔だけは

どこにいたって忘れねえ

好きな女の顔だけは

どこにいたって忘れねえ

【ホマーのコサックダンス】

恐怖度

☆☆★★★

<感想>

今観てもまぁまぁ面白い。ソ連時代の映画は独自性が強いですねw

 

 

他のソ連作品を見る>>

 





 

コメントを残す