リーガル・オークション社の鑑定士。妹がいて同じ会社の受付嬢。昔、火事で両親を亡くしたが妹だけ助け出した過去を持つ。ニックと付き合っていて6週間半で別れた。休日は、少女たちにバスケットコーチとして関わっている。少女たちには”平常心”が大事であると教えていた。ジョシュと一緒にテニスをした後に、ジョシュから交際の話を切り出されたが、良き友人でいたいと話をして彼をキープした。宝石の鑑定をしていたが宝石に異変を感じたためジョシュに検査依頼をする。作中では、ジンを甦らせた者としてジンに付け狙われる事になった。ジンの思考とリンクする場面も頻回にある。また、ボーモントのパーティーでジンに追い詰められ、願いを叶えさせられていくが、最後はミッキー・トレリの2日前の飲酒をなかった事にしたため助かった。

ジンが医科大学に忍び込み検体の男性のデスマスクを元に変装した姿。ナサニエル・デメレストと名乗った。人間の願いを叶える事によって宝石を操り、仲間をこの世に呼び出そうとしていた。

古代の石像でイスラム前の神”アフラ・マズダ”を10年待っていてやっと手に入れることが出来たため、港に直接搬入状況を見に来た。自宅に”失われた神々の間”という昔の神の石像などを置いている部屋を作っていて、あらゆる古代文明の集大成と話した。アレックスが自宅を訪問した際に見せてあげた。後にパーティーを開いて、アレックスとシャノンを呼んだ。パーティーでジンと話をしていて「歴史に残るパーティーにしたい」と願ったために、招待した客たちは無残な死に方をし、自身も口から内臓のような化け物を吐き出した。

リーガル・オークション社の受付嬢。アレックスの妹。姉想いの妹で姉の相談に時々乗ってあげている。ジョシュが事故死した際に、アレックスのせいではないと励ました。アレックスの指導している女子バスケットの試合観戦に行った際にジンと接触し携帯電話を貸してあげた。ボーモントのパーティーに招待され参加した際に、ジンにより油絵に閉じ込められアレックスと交渉する時の人質として利用された。

大学の科学科で働いている検査技師。アレックスに気がありテニスに一緒に行く仲であるが交際の申し出をするも断られる。アレックスの依頼で宝石の検査を頼まれ赤外線検査を実施するもジンの影響もあり、機械トラブルで宝石を破壊してしまう。宝石から出てきたジンより「痛みを消し去りたければ願え。」と言われ、願ったため心臓を止められて死亡。一応、夕食をアレックスと一緒に行く予定であった。

リーガル・オークション社という競売会社の経営者。ジンと遭遇した際に目の前で骨董品を10倍以上価値のある宝石や金属に変えられた所を見せられて「100万ドルが欲しい。」と願う。後に魂を宝石によって回収される。

港の積み荷を移動させている。リフト車担当。積み荷を下している時の事故でアフラ・マズダが破損して宝石が突出した際に、宝石をクスねて200ドルで質屋に売った。

中年の質屋。エッチソンから売られた宝石の価値を知るためにリーガル・オークション社に持ってきた。当初、どういう経緯で宝石を手に入れたかのニックからの質問に対して、エッチソンの経緯から購入したとは言わず、祖母からの遺品で売られた物と返事した。

アパレル店員。ナサニエル・デメレストとしてジンがスーツを購入しに来た時に対応した。ジンにより年齢をとってシワを増やしたくないか？との質問に対して、永遠の美貌でいたいと返事をして願ったためマネキンにされた。後に魂を宝石によって回収される。

大学教授。民俗学専門で詳しい。ボーモントと知り合い。現状、演劇の準備担当として学生に指示を出していた。ボーモントと寝たか初対面のアレックスに質問した。”炎の石”は古代アラビア人が900年前に怖いものばかり記述として残っており、宮廷付きの魔導士が悪の精霊（ジン）を石に封じ込めたとされていると話をした。尚、ジンが変装して話をした際には魔導士と魔法は昔に死に絶えて、ジンも今はいないと話をした。また、ジンは邪悪な闇の支配者でこの世と地獄を股にかける永遠の存在であり、天使の翼を踏みつけにして生き延びてきた存在であると説明した。最後は、ジンに自宅で遭遇しておぞましい正体を見せられ、「お前はこのおぞましい恐怖から逃れたいか？」と言われ従ったため、顔面の皮を剥がされ絶命した。

ジョシュが亡くなった時にかけ付けた刑事。ジョシュの事件は事故であったとの上層部の判断で捜査を外されたが、後にジンが警察署を訪れた際に、7回捕まっては釈放されている男を人殺しをしたら現行犯で逮捕できるのにとジンを目の前に願い事をした。後に魂を宝石によって回収される。

プロのボディガード。ボーモントのパーティーの警備をしていた。ジンにドアマンと言われブチギレる。ジンを追い出そうとするもジンより「現状から脱出したいか？」との質問に了解したため、水槽に拘束された状態でブチ込まれた。生死は不明。

リーガル・オークション社の警備員。ジンがアレックスの所在を知るために職場に訪れたが、不審者として追い返した。口数が多く、「オレをすり抜けたら通ってもいい。」と言ったため、ジンにガラス扉内に閉じ込められ最後はガラスごと割られて死亡。

薬局の前でしつこく物乞いしている浮浪者。あまりにもしつこく物乞いをし、店内に入る直前まで客に絡むため、薬局の薬剤師と言い合いとなる。ジンに遭遇し、魂と交換条件で願いを叶えると誘惑され薬局薬剤師である店主が癌で死ねばいいと願った。後に魂を宝石によって回収される。

しつこいホームレスが店頭で入店前の客に迷惑をかけていたため注意するが、ジンがホームレスの願いを叶えた事により癌が急速に進行して薬局内で泡を吹いて死ぬ。

港の船から積み荷を移動させるクレーン担当。仕事中に酒を飲んでいたイカれ野郎。クレーン操作をミスってエド・フィニーの頭からアフラ・マズダの石像を落として人殺しをした。

ボーモントと一緒に港の積み荷チェックに来ていた。現場監督。アフラ・マズダの石像をクレーン移動中に「貴重な物だから慎重に扱え！！」とクレーン担当のニッキーに呼び掛けたが、酔っていたニッキーの操作ミスで頭から石像を落とされ絶命。

脳ミソの見えている幼児のような見た目でハイハイして移動する。ジョシュに「痛みを止めたいか願え。」と話をして、願いを叶えさせた後に、第二段階の姿へ変身する。

第一段階よりジョシュの願いを叶え成長した姿。皮膚の形成が完全に出来ていない。

本来の姿。不死の存在であるため、アレックスの願いを叶え、銃で頭を吹っ飛ばすも、すぐ再生した。指先に金属の爪を着けている。宝石内でグロテスクなペットを飼っている。

西暦1127年　ペルシアで「イーブシガーラ、バヒーム！×3回」と魔導士が唱えてジンを赤い宝石に封じ込めた。この赤い宝石は魔導士がジンを封じ込めるために錬金術で作ったとされる。尚、宝石の種類はファイア・オパールとされている。作中では見事な半透明で完全な単色であり希少価値が高いとアレックスより話された。地獄への扉の役割でもあり、ジンがこの石より甦ると、ジンはこの石を彼の仲間をこの世に送り人類を滅ぼす扉とする。まず、願いを1つだけ叶えた者たちの魂で宝石を満たし、自分を甦らせた者の願いを3つ叶え地獄への扉を開く。ただし、ジンは願いを叶える以外は魔力を使う事ができない。

ジンとは個の名前でなく、種族の名前である。ひどく冷酷で残忍な種族で人間を苦しめる魔力があり邪悪である。彼らの誕生は天使の後で人間の前とされた。人間より古い種族で想像を絶する力を持っている。彼らの狙いはこの世を乗っ取り支配する事。

【記述】

すべての始まりの遥か昔、神がこの世に命を与えた。天使は光より生まれ、人間は地上より生まれ、ジンが炎の中に生まれた。ジンの仲間たちはこの世と地獄の狭間に追いやられた。ジンを蘇らせた者は3つの願い事ができる。そして、3つ目の願いが叶った時、ジンの邪悪な軍団がこの世に解き放たれる。あらゆるべきもので恐れるものはただひとつ。ジンを恐れよ。

古代の石像でイスラム前の神。イスラム教ではこの神は禁止されていたため、この神に関しての石造が存在する事自体が奇跡とされている。ゾロアスター教の唯一の神であり、善の神とされているが、別の解釈として善に対する影の力こそアフラ・マズダの力であり、悪の根源とされた。