不思議惑星キン・ザ・ザ
豆知識に宇宙人語の通訳入れてますが、参照しながら観ないと訳がわかりません。中々、稀に観る狂気的なSF映画。
<ストーリー>
1980年代の冬のモスクワ。「ヴォーヴァおじさん」(дядя Вова)ことマシコフと「ヴァイオリン弾き」(Скрипач)のグルジア人学生ゲデヴァンは、異星人を名乗る裸足の男の持つテレポート装置によって、キン・ザ・ザ星雲の砂漠の惑星プリュクに飛ばされてしまう。地球へ帰るため、2人の長い旅が始まった。
U-NEXTで映画を視聴する
登場人物
【地球人】
通りに立って異星人だと話していたUZM247星人が持っていた空間移動装置を作動させてしまい、キン・ザ・ザ星雲の砂漠の惑星プリュクへウラジミールとゲデヴァンは瞬間移動してしまう。当初は砂漠の一面を見てカラクムと言っていた。すぐに惑星プリュク人のウエフとビーと出会い、裏切られながらも何度も再開し最終地球へと戻った。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=A3qEBXoeqNI
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=A3qEBXoeqNI
【その他の地球人】
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=91X9qdppDRQ
異星人たち
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Eowe5zlJ0t8
【プリュク人】
ウラジミールらを地球へ返そうとしてくれた協力者たち。2人ともハヌードという星の生まれ。加速器を落としたため顔に傷のある男のところへ買い付けに行っているが失敗している。賭け事が好き。あまり歌や踊りのセンスがないのか街で披露したが罵声や砂をかけられていた。マッチの代わりに火打石のような物を持っている。ウラジミールらとバンドを組んで幼稚な歌を歌い、チャトルを街人から恵んでもらっている。何度もウラジミールらを裏切っていたが、最後はPJの施設近くでウラジミールがキレてエツィロップを使い捕らえられてボコボコにされ軟禁刑とされている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=A3qEBXoeqNI
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=A3qEBXoeqNI
【その他のプリュク人】
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=v66BlIo8UdQ
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=J5hU0SrS-UA
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DnLfmQBVBpw
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Vyz-wqNsJgY
【アルファ星人】
見た目ヒッピーであるが、プリュク人をサボテンに変える種族。プリュク人を含むキン・ザ・ザ星雲の星人は重度の貪欲病なので植物に変えて余生を過ごさせた方が幸せであるという考えを持っている。アルファ星自体は緑豊かであり、ゲデヴァンが着くなり地球と間違えていた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=rhw-7jrFoHI
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=rhw-7jrFoHI
過去に紹介した妖婆 死棺の呪い/VII(ヴィー)といい、ソ連映画はなかなか味がありますね。
【マノーヒンへの仕事内容の引継ぎ】
ウラジミールは惑星プリュクへ飛ばされてしまったため、マノーヒンへ浴室トイレ工事用品のロッカーの鍵は下の床にあると知らせている。
【ゲデヴァンの実家】
バトゥーミの34757番地である。
【空間移動装置】
使用は3回までとされている。時間の概念が独特で、惑星プリュクでの1秒が、地球での半年になると。
【宇宙人語】
- カツェ – マッチ。
- チャトル – 通貨。
- ツァーク – 低い身分であることを示す鼻に付ける小さな鈴。鼻に付けることで通訳の役割を果たす。
- ペペラッツ – 宇宙船。釣鐘状をしておりプロペラのようなものを回して飛行する。
- グラビツァーパ – ペペラッツを時空移動させるための加速器。宇宙船モーター部品。
- ルツ – ペペラッツに使われる燃料。水から作られる。
- エツィロップ – 権力者、警察官。
- エツィフ – 囚人を収容する小さな箱。
- パッツ-不明。判別機械で緑色に表示される人間のこと。
- 「キュー」 – 公言可能な罵声語。
- 「クー」 – それ以外の全ての表現。
【クー】
挨拶。両頬を触れた後に両手を広げ中腰になり「クー」と叫ぶ。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=J5hU0SrS-UA
【マッチ】
宇宙では貴重な資源とされる。
【星の位置の特定】
作中の世界観では、宇宙船や空間移動装置を使用する場合に目的地の星としての”クロス番号”や”スパイラル番号”と呼ばれる番号を登録して移動するとされる。
【惑星プリュク】
砂漠の惑星。クロス番号215である。スパイラルのキン・ザ・ザ星雲である。チャトル人の星とされる。人を欺く事をよくする。かつて海があったが燃料として使用し枯渇したとされている。地下に街がある。地上にはポットン便所のような建造物があるが使用意図は不明。独自の身分社会でステテコの色で地位が決まる。
【ラゴージン氏のヴァイオリン】
18世紀のイタリア製で1000ルーブルされる代物。
【変な競技】
筆の先端のような金属を口に含み、より遠くへ飛ばすという競技があり、賭けなどで用いられる。
【権力者の階級】
カツェの所有者は黄色ステテコが履ける権利があり、パッツ人から2度のお辞儀を受けられる。また、カツェの大口所有者は赤ステテコが履ける権利があり、パッツ人から2度のお辞儀を受けられ、チャトル人もクーするとされる。エツィロップに殴られることもない。
【流行歌】
”ママ ママ どうしよう”
”ママ ママ どう暮らそう”
”あったかいコートがないよ”
”あったかい肌着がないよ”
【ハヌード】
ウエフとビーが生まれた故郷の星であり、常に夜。プリュクの襲撃で星の人間は全滅しているため無人の星とされる。本来地球では空気中の酸素は21%であるが、この星は2%しかないとされる。パッツ人の星でもある。
【地球の惑星番号】
クロス番号は013。スパイラル番号は大熊座の左とされる。
恐怖度
☆★★★★
<感想>
ソ連のイカれSF映画。「クゥー」とかふざけ過ぎやろ。