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鉄男/塚本晋也という男

 



初めて知ったのは20年前の映画で「鉄男(テツオ)」という白黒映画で監督本人も出演されています。

肉体と金属の有機的結合というコンセプトのSF映画。

当時観たSFの中では自主制作の作品感が出てて衝撃でしたね。

内容は終始意味不明でしたが、最終バトル物であるとわかりました。監督は”ヤツ”役で出演しております。

タイトル通り鉄屑(廃材)で造形やデザインしており、

男性器にドリルはやられました。w

映画を見ているとこの監督絶対に変態と思えるし、遊び心が滲んでいる素敵な方だと思います。

また、田口トモロヲ氏も出演してますが俳優としてお気に入りです。

勝手に言ってますが、鉄男ダンス(変形の時の動き)が素晴らしい。

名言:塚本晋也氏「ニューワールドだ!!」

 

鉄男

 

作品紹介
鉄男(テツオ)
  • 1989年日本映画
  • 監督:塚本晋也
  • 脚本:塚本晋也
  • 製作:海獣シアター
  • 出演者:田口トモロヲ、塚本晋也、藤原京、叶岡伸、六平直政、石橋蓮司

<ストーリー>

ある日、普通のサラリーマンだった”男”が急に肉体が金属化していき、謎の”ヤツ”から執拗に襲われる。”男”は”ヤツ”を車で轢いて山に遺棄した過去があり、”ヤツ”は復讐に来たのだった。

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登場人物

冒頭で変なダンスを踊っている。普通のサラリーマンだったが、”ヤツ”の仕業により、ある朝から体全身が金属に覆われていく。駅構内で”ヤツ”が寄生した眼鏡の女に襲われ、体の金属化が加速していく。悪夢で女にケツを掘られるシーンがある。彼女を殺害した後、一時的に気が狂ったのか、コンセントに自身の体の金属部を突き刺し感電してラリっていた。実は”ヤツ”を車で轢いた犯人。その後、”ヤツ”を山へ連れて行き目の前で女と抱き合っていた。”ヤツ”をそのまま山に遺棄した過去を持つ。最終、”ヤツ”と闘う。”ヤツ”との決闘に勝利し、”ヤツ”を同化のため取り込もうとするも、最終的に”ヤツ”にほとんどの思考を乗っ取られる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ShJvheZHXdI

ヤツ

冒頭で右内腿をガラス片で切り裂いて鉄筋を無理やり体内に押し込んだ変質者。しばらくして右内腿を見ると、鉄筋がサビて蛆が沸いていた。パニックで外に飛び出して男の乗っていた車に跳ねられる。交通事故後の医者の診断で脳に金属が突き刺さっており、引き抜けば即死すると助言される。医者より生きているのが不思議と言われる。車に轢かれた過去があるため、復讐のため男を執拗に付け回し色々な手段で襲う。金属を人間の体に同化させ、意のままに操る”NEW WORLD”の能力を身につけている。マラソンが好きなのか自室にマラソン選手の絵をいくつか飾っている。自身もマラソン走者の服を着ているシーンがあり、ゼッケンは”X”。最終的に男と融合し、「こうなったら世界を鋼鉄の塊にしてやろうか!そして世界中を錆び腐らせて宇宙の藻屑に返してやろうか!俺たちの愛情で燃え上がらせてやるぜ!ヤリまくるぞー!」と名台詞を言い。物語の幕を下ろす。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ShJvheZHXdI

朝から「もしもし。」と何度も電話を男にかける変な女。男の彼女。男が目の前で金属化の変形をしてビビるも、好奇心からか変形後の男を「大概のことなら驚かないから。」と姿を見たがる。男の金属化が進行した姿が想像以上のものだったのか驚き、大声を上げたため、キレた男に襲われる。自己防衛のため、男に対して熱々のフライパンで顔面を焼いたり、包丁で首や右鼠径部を刺したが、逆効果で男の金属化がより進行しただけとなった。最後は男の股間ドリルの餌食となり絶命した。その後、浴槽に花と一緒に浸けられていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ShJvheZHXdI

眼鏡の女

読書好きの眼鏡をかけた女。駅構内で男の隣のベンチに座っていたが、”ヤツ”の金属片を触り、左手が同化する。”ヤツ”に操られ男を襲う。中々の怪力。格闘の末に男に抱き潰された。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ShJvheZHXdI

謎の浮浪者

急に出てきて”ヤツ”を必要以上に鉄筋で殴りまくる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ShJvheZHXdI

 

最終的に”ヤツ”と男は融合して動く巨大な男性器になります。

↑ちょうど女がソーセージをフライパンで焼いているんですよ。旨そうなやつをw


そこのYou!!とりあえず芸術作品と思って一回観てみろ。

塚本晋也氏の映像にのせる音楽が秀逸な作品でもある。

 

勝手にタスマニア語録

 

真のアイアンマンはマーベル作品でなく、

海獣シアターの鉄男なのかも知れない。。。

 




恐怖度

☆☆☆★★

<感想>

序盤に出てくる眼鏡の女が不気味過ぎる。BGMも秀逸。