スキャナーズ

スキャナーズ

 

作品紹介
スキャナーズ
  • 1981年カナダ映画
  • 監督:デヴィッド・クローネンバーグ
  • 製作:クロード・エロー
  • 製作総指揮:ピエール・デヴィッド、ヴィクター・ソルニッキ
  • 出演:スティーヴン・ラック、ジェニファー・オニール、マイケル・アイアンサイド、パトリック・マクグーハン

<ストーリー>

スキャナー(超能力者)たちのサイキックバトルを描いた作品。

登場人物
キャメロン・ベイル

スキャナー。35歳。記憶を消されており、冷凍保存されていた。序盤にショッピングモールで超能力を使用し、罵ってきた夫人の脳をいじくりおかしくさせた。ルース博士が先に見つけたスキャナーとされている。ルース博士の導きにより精神訓練所でヨガの達人であるトーズ氏と精神鍛錬の場を設けてもらったがトーズ氏の心拍を上げ過ぎて殺しかける。ルース博士よりコンセック社の襲撃事件の黒幕であるダリル・レボックを暗殺するために彼と友人であるベンジャミン・ピアースとの接触を依頼されるもレボックの居所を聞き出す前に邪魔が入りピアースは暗殺される。ピアースから死のまぎわに”キム・オブレスト”の名前のみ聞き取る。オブレストと他のスキャナー達が立てこもっている民家を発見する。訪問するも降霊術の様な儀式をしている最中にレボックに操られた刺客2人に次々と射殺され逃げ出す事となる。その後、車で移動するも襲撃に遭いまたも逃走。途中、1人の刺客から生化学研究所の瓶をヒントにレボックの居場所を突き止めた。最終、ダリル・レボックと対峙し念動力で戦うも敗れて人体発火して絶命。人格だけレボックの体の中に残った。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6ekRcd1lCyc&t=46s

キム・オブレスト

スキャナー。初登場時はクロス・ギャラリーでクロス氏にスキャンしたベイルを攻撃して鼻血を出させた。二回目以降の登場でレボックから命を狙われたためベイルと行動を共にする事となる。ベイルとエフェメロム使用先を捜査している先の病院の待合室で妊婦の体内の胎児からスキャンされて鼻血を出していたのが印象的。最後まで生き残る。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6ekRcd1lCyc&t=46s

ダリル・レボック

スキャナー。35歳。生化学研究所の化学兵器製造で働いている。冒頭でコンセック社のスキャナーがスキャンで組織の人間の思考を一人づつ読み取る公開実験をした際に、組織の人間のフリをして参加し、スキャナーの頭を念力で吹き飛ばした。一旦捕まるも、エフェメロムを打たれた振りをしており、連行される途中に念力で車の事故を起こし、銃を持った男を操って証拠隠滅をはかり逃走した。過去(1967年1月4日当時22歳)にクレン精神医学研究所に入っており記録映像が残っている。記録映像内では「人がうるさく頭の中を出入りして頭が重いので軽くしようとした」とし、自らで眉間に穴を開け、目の描いてあるガーゼを着けて自己破壊的な一面を見せていた。現在は全てにおいて破壊的な性格となっており、社会を崩壊させようとする集団を作り勧誘している。また、自分の考えに賛同しないスキャナーは抹殺している。ピアースとオブレスト宅に自身で操った刺客達を送り込んだ。最終、ベイルに過去にルース博士がエフェメロムの製薬に失敗してスキャナーが生まれた話をして、自身の軍団に引き入れようとしたが失敗して戦った。戦いには勝ったが脳をベイルに乗っ取られた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6ekRcd1lCyc&t=46s

ポール・ルース博士

精神薬理学者。スキャナーを研究している。236人のスキャナー候補をリストアップしており、次々にリストのスキャナー達が暗殺されているためアメリカ政府の地下組織でダリル・レボックの指導の元暗殺計画が進行しているとコンセックの会議で話をした。誰にも知られていないスキャナーであるベイルを使ってレボックの暗殺を試みる(実際はケラーから情報を盗み取られておりバレバレ)。元々1942年にライプ・プログラムという生化学研究所を設立してコンセック社に売りとばした過去を持つ。当時の生化学研究所は化学兵器製造として運営されていた。ベイルより調査報告を受けて、現在のライプ・プログラムはレボックが指令室にいてエフェメロムを製造していると知らされる。その後、尋問中だったケラーが警報機を鳴らして、コンセック社内は混乱。混乱に乗じて一人になったところをケラーにより発見され後ろから射殺される。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6ekRcd1lCyc&t=46s

ブレードン・ケラー

コンセック社の警備責任者。公開実験で死亡者6人が出たため、コンセック社の会議でスキャナー育成計画を中止するように勧めた。実は裏切り者。裏でレボックスと繋がってる(地下鉄の駅でよく待ち合わせして話しているシーンがある)。ルース博士のリスト内のスキャナーについての情報を横流ししている。レボックによりベイル以外の裏切り者のスキャナーを殺すように指示され、ベイルらがレボックの調査を一旦引き上げて戻って来た際に同席していたオブレストを銃殺しようとしたがスキャンされて警報機を鳴らして難を逃れた。最後は、ライプ・プログラムのPCへ公衆電話からベイルに情報をハッキングされ、情報漏洩を止めるため管理制御室内でエンジニア達に自己壊滅プログラムの作動指示を出したが、PCが次々に爆発し、巻き込まれて死亡。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6ekRcd1lCyc&t=46s

ベンジャミン・ピアース

スキャナー。レボックと繋がっている。クロス・ギャラリーに自身の石膏像を飾っている。10歳の時に両親と妹を殺そうとして精神病犯罪者と扱われ刑務所に服役していた。自宅に訪れたベイルに頭に聞こえてくる声の止め方がわからないため困っており、レボックを知っているか尋ねられるもベイルを警戒しており居所は答えなかった。一応、自身では彫刻や芸術で声が止まると話した。最後は謎の4人組の襲撃によりショットガンで撃ち抜かれ絶命した。死ぬ間際にベイルに他にもスキャナーがいてキム・オブレストの存在をテレパシーで伝えた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6ekRcd1lCyc&t=46s

 

 





ちょっと豆知識
スキャナー

先天性の特殊能力を持つ人間。超能力者の名称。シナプスに異常がある。病気のせいか放射線の影響かは解明されていない。

【スキャナーの能力】

  • 念力
  • テレパシー
  • 人体発火
  • 催眠術

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6ekRcd1lCyc&t=53s

【スキャンの副作用】

  • 鼻血が出る
  • 耳鳴り
  • 腹痛
  • 吐き気
  • 頭の中に周りの人の心の声が聞こえてくる
  • スキャナー同士集まると精神に異常をきたす

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6ekRcd1lCyc&t=53s

エフェメロム

スキャナーの鎮静剤で通常の人間には効かない。スキャナーには力の制御としての効果がある。元々は1947年に妊婦用の睡眠薬として発売された物。結果、胎児に副作用としてスキャン能力が備わり、何人ものスキャナーが誕生したとされている。元々1942年にライプ・プログラムという生化学研究所でルース博士が開発した物とされている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6ekRcd1lCyc&t=53s

コンセック社

アメリカの国際的な警備保障会社。VIPの警護を商売としている。スキャナーを組織下で利用できないか計画し研究中である。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=pyGb5Mitl_c





恐怖度

☆☆☆☆★

<感想>

超能力者の能力とクローネンバーグの世界観がマッチして不気味な作品。


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