クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア

クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア

 

前作から8年後に製作された続編となります。レスタトが主役の作品。アカーシャ役のアリーヤ追悼作品でもある。

作品紹介
クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア
  • 2002年アメリカ映画
  • 監督:マイケル・ライマー
  • 製作:ジョージ・サラレギー
  • 製作総指揮:スー・アームストロング、ブルース・バーマン他
  • 出演:スチュアート・タウンゼント、アリーヤ、マーガリート・モロー、ヴァンサン・ペレーズ、ポール・マッギャン、レナ・オリン他

<ストーリー>

100年の眠りについていたレスタトは、怒りと官能に満ちた音に触発され覚醒し、瞬く間に世界中を魅了するロック・スターになるが、一族の秘密を暴露し挑発したため、他のヴァンパイアから不興をかう。 一方、超常現象を研究するジェシーはレスタトの過去の日記を読み、レスタトがマリウスによってヴァンパイアにされた経緯やヴァンパイアとして生きることの拭い去れない孤独と苦悩を知る。 コンサート当日、レスタトの歌声に導かれ復活した、全てのヴァンパイアの母にして「呪われし者の女王」と恐れられるアカーシャが現れ、レスタトは全ての人間を滅亡させヴァンパイアの理想郷を作ろうとするアカーシャの伴侶として選ばれる。人間時代の子孫であるジェシーを助け人間との共生を謳うマハレットたちと対峙したアカーシャとレスタト。アカーシャはジェシーを殺すよう命令。レスタトは実行し、褒美としてアカーシャの生き血を所望する。 すると、レスタトはアカーシャの血を限度以上に吸い上げ、弱ったところをマハレットにより止めを刺される。瀕死のジェシーはヴァンパイアにされ、レスタトとともに去っていった。

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登場人物

【タラマスカ超常研究所の人間たち】

ロンドンが拠点の研究所メンバー。研究所の規則で”闇に目を凝らせ、だが立ち入るな”がある。

ジェシー

タラマスカ超常研究所の研修生。ロンドン・ゴスに住んでいる。好奇心旺盛な小娘でレスタトに同じ吸血鬼にして欲しいと懇願するバカタレ。自らレスタトの歌詞を調べ、彼に関する場所を調べ上げた。上司のデヴィッドからレスタトの日記を見せてもらっている。好奇心から”提督の腕”というパブへ直接向かい、雑魚ヴァンパイアから襲われそうになったところをレスタトに助けられている。その後、レスタトのロックバンドのツアー先であるロスへ追っかけとして向かってレスタトと再会している。デスバレーのコンサートにデヴィッドと同席しており、レスタトが他の雑魚ヴァンパイアからの襲撃とアカーシャが出現した一部始終を目撃している。デスバレーのヴァンパイア襲撃事件後にマハレットによりモハーベ砂漠の根城へ連れて行かれており、彼らの目的を聞いている。アカーシャの襲撃によりレスタトから血を吸われたが、最終的にヴァンパイア化しており、レスタトの伴侶として共に生きている。終盤にデヴィッドの前にレスタトと一緒に現れており、別れの挨拶をしていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=kdDH7Ynw5Lc&t=3s

デヴィッド・タルボット

タラマスカ超常研究所の研究員。レスタトが本物のヴァンパイアだと認めている。ヴァンパイアのマリウスをずっと追っている。ジェシーがレスタトの歌詞から居所を特定しようとしたため、レスタトの日記を見せて止めている。ジェシーがレスタトに近づくための行動報告を聞いて、彼女を心配している。デスバレーのコンサートへジェシーと同席していた。終盤にレスタトの日記を本人から託されており、ヴァンパイア化したジェシーより別れの挨拶をされている。最終、その後に訪れたマリウスからも挨拶されていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=kdDH7Ynw5Lc

【ロックバンドメンバ―】

ニューオリンズ出身のバンドグループ。セックス・血・ロックンロールを音楽性としている。レスタトがメンバーに参加してから売れておりロンドンへ呼ばれている。デスバレーで一回限りのコンサートを開いているがヴァンパイアに襲撃されている。ロスでもコンサートを開いていた。

モーディ

キーボード担当。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=e3djvzyNSFo

アレックス

ベース担当。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=e3djvzyNSFo

ジェームズ

ドラム担当。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=e3djvzyNSFo

ティッカー

ギター担当。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=e3djvzyNSFo

【ヴァンパイアたち】

外見的特徴として白い目ヤニがある。人間との共存を考えている良きヴァンパイア達であり、モハーベ砂漠を根城としている。彼らは人間とヴァンパイアを脅かす存在の最古のヴァンパイアアカーシャが復活したため戦っている。デスバレーでのレスタトのコンサートに集結していた。

レスタト

孤独なために1833年より100年の眠りについていた人間好きのヴァンパイア。日記をマメにつけていた。ロック音楽が聞こえ目覚めている。その後、ロックバンドのメンバーに参加しており、歌詞に同族へのメッセージを加えている。元は18世紀の貴族(大荘園の領主)とされ、1788年の冬に地中海の島でマリウスからヴァンパイアにされている。過去ヴァイオリン弾きのソフィアを殺している。地中海にあるマリウスの屋敷内にある秘密の部屋を見つけてアカーシャの石像を発見しており、ヴァイオリンを披露している。アカーシャの血を吸っている。”提督の腕”へ訪れたが雑魚ヴァンパイアに襲われそうになったジェシーを助けている。ロスのツアーで再びマリウスとジェシーに再会している。同族にして欲しいと懇願したジェシーに夜の公園へ一緒に行きババアの血を吸って見せている。デスバレーの雑魚ヴァンパイア襲撃事件中にアカーシャと会い、そのままアカーシャの伴侶となっている。大量虐殺して人間を殺すアカーシャの事を本心は良く思っていない。後半にマハレットらの根城へアカーシャと一緒に襲撃に向かっており、同席していたジェシーをアカーシャの命により血を吸っている。アカーシャに褒美をと言い彼女の血を吸い、マハレットらへ隙を作ってあげた。終盤にジェシーをヴァンパイア化させており、一緒にディヴィッドへ自らの日記を渡していた。ジェシーを伴侶として共に生きている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=KyIW8CcfQrw

マリウス

レスタトをヴァンパイアにしたヴァンパイア。最古のヴァンパイアとされ紀元前400年とされる。赤いベルベット姿がトレードマーク。レスタトの師となっている。アカーシャの秘密に触れたレスタトの前から消えて”孤独”という教えを説いた。レスタトが復活してからロスのツアー中に彼の控室で200年ぶりに再会している。アカーシャが根城へ襲撃しに来た際に、レスタトがアカーシャの血を飲み隙を作った際に、アカーシャへ飛びかかって血を飲んでいる。終盤でデヴィッドの元へ訪れ挨拶をしている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=FuJsy0k28tk

マハレット

ジェシーの伯母。過去アカーシャに咬まれてヴァンパイアになっている。ヴァンパイアになる前に自らの子どもを産んでおり、その子孫を見守ってきた。自らの家系図をモハーベ砂漠の根城の壁に建造している。乗り込んで来たアカーシャに反旗を翻した。アカーシャのトドメを刺すため彼女の血を最後の一滴まで飲んでいる。アカーシャの死後、自らを石像化させている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=FuJsy0k28tk

マエル

アカーシャが根城へ襲撃しに来た時に、レスタトがアカーシャの血を飲み隙を作ったのを見てアカーシャへ飛びかかったが、念力で吹っ飛ばされて発火させられ死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=FuJsy0k28tk

パンドラ

過去にマリウスと一緒に過ごしていたヴァンパイア。ネロの時代を生きている。アカーシャが根城へ襲撃しに来た時に、レスタトがアカーシャの血を飲み隙を作ったのを見てアカーシャへ飛びかかって血を飲んだが、吹っ飛ばされて発火させられ死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6yXY1OKtYPY

ケイマン

他のヴァンパイア達と違い、復活した場所が砂漠地帯であったためか皮膚がシワシワで白い。アカーシャが根城へ襲撃しに来た時に、レスタトがアカーシャの血を飲み隙を作ったのを見てアカーシャへ飛びかかって血を飲んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=djQ5QUsJgjs

アーマンド

アカーシャが根城へ襲撃しに来た時に、レスタトがアカーシャの血を飲み隙を作ったのを見て、アカーシャへ飛びかかって血を飲んだが吹っ飛ばされて発火させられそうになるも一定量の血を飲んでいたため克服して生き延びている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6yXY1OKtYPY

【ヴァンパイアの始祖】

最古のヴァンパイアであり起源の存在。

アカーシャ

ヴァンパイアの母であり始祖。最古のヴァンパイアでマリウスらとはヴァンパイアの質が違うのか、ヴァンパイア達を念力や炎で燃え尽きさせる能力を持っている。日光にも平気である。復活前は石像としてその身を眠りにつかせていた。元々の伴侶は王エンキルでありエジプトを支配していたが、人間とヴァンパイア両方の血を吸う存在であったとされる。人間に対しては獣で野蛮な動物という考えである。復活後は王エンキルの血を飲み、その力を我がものとして蘇っている。レスタトを次の伴侶とすべく、その匂いを追って”提督の腕”へと向かったが、雑魚ヴァンパイアに絡まれてその心臓を抉り出して喰っており、その場にいた他のヴァンパイアを焼き殺している。デスバレーへレスタトを追いかけ、襲撃していた雑魚ヴァンパイア達を発火させ一掃している。レスタトを伴侶として迎え入れてバラの花びら風呂に一緒に入っている。レスタトと一緒にマハレットの根城へ乗り込み、レスタトへジェシーを殺せと指示している。最終的にレスタトに裏切られており、マハレットらと戦ったが敗れ血を吸い尽くされ灰になった哀しい女でもある。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ze4qFn-a-2E&t=6s

レスタトの乳毛が処理されていませんね。。。




豆知識
種族の掟

ヴァンパイアは自らがヴァンパイアと他者へ知らせてはいけない掟がある。

レスタトの拠点

イングランド西部グラストンベリーに屋敷を構えている。マネージャーのロジャーに女を連れて来させて血を吸っている。

【ヴァンパイアの特徴】

  • 目ヤニのような白い印が目の間にある
  • 天井に張り付ける
  • 動きが俊敏
  • 涙が血で出る
  • 血を吸う事でその人間の知識と観念を理解することができる
  • 死人の血を吸うと死ぬ
  • 日光に弱い
  • 人間の血から記憶を読み取れる
  • 空を飛べる
  • 目を光らせる事が可能

※作中ではアカーシャのみヴァンパイアへは触れずして発火させる固有の能力や日光を浴びても平気な能力の違いがある

ロックメンバーの出している音楽について

新曲で”見放されし者”をリリースしている。アルバムで”救世主”を出している。

【Forsaken】

デスバレー

アメリカ の カリフォルニア州 中部、 モハーヴェ砂漠 の北に位置する深く 乾燥 した 盆地である。この地でレスタト率いるメンバーでロックのコンサートに参加しているが観客動員数が7万5千人となっている。

【Down With The Sickness】

デスバレーで流れていた曲。

【Slept so long】

デスバレーで歌っていた曲。

【Not Meant for Me】

デスバレーで歌っていた曲。

ロックの曲から浮かび上がるレスタトの過去

17世紀の終わりにマイルエンド街に”提督の腕”というパブが存在している。店では黒魔術が行われていて何人もの人が消えたと噂されている。現在はヴァンパイアたちが集まる会員制の秘密クラブとなっている。

アカーシャの血

炎のように燃え盛る血の味がするとされる。

レスタトの秘密

ヴァイオリン弾きソフィアを殺した後に彼女のヴァイオリンを保管している。

ドルイド教

現在の英国、アイルランド、フランスにあたる地域に暮らした古代ケルト人。ドルイドとは、その社会の有力な階級の人々だ。古代ケルト人は文字を持たなかったため、ドルイドについての説明は、すべて外部の者、特にローマ人によるものだ。ドルイドという言葉も、予言や儀式に携わる社会階級を指す古代ケルト語を表したラテン語、つまり古代ローマ人の言葉に由来する。ケルト人社会における祭司のこと。日本語ではドゥルイドとも表記する。ドルイドは宗教的指導のほか、政治的指導、公私の争い事の調停と、ケルト社会に重要な役割を果たしていたとされる。彼らはオークの森を聖なる地とした。彼らはヤドリギを飲み物にするとどんな動物も多産となり、あらゆる毒の解毒剤になると信じた。近代になって発掘された古代ガリアの奉納物には、オークで作られた物が多い。また、ドルイドが四葉のクローバーなどの希少な植物を崇拝していたということが伝えられている。なお、神木の概念自体はケルト人に留まらず世界中に存在する。

ネロ

ローマ帝国皇帝。未公開シーンでパンドラがその時代に生きていた事を呟いていた。

もっとネロについて詳細を見る>>

 

前回作品の紹介を見る>>





 

おまけ

<未公開シーン>

  • オリジナル・オープニング

→レスタトの眠りについている間の内容が盛り込まれたオープニングであったが不評のためカットされている。

  • ジェシーの夢

→幼少期のジェシーがマハレットと会う夢のシーンがあるが、他のヴァンパイアからちょっかいをかけられているが、彼女自身もヴァンパイアと勘違いする可能性が高いためカットされている。”提督の腕”へ行く前のシーンもカットされている。

  • マリウスと浜辺で

→話のテンポを早くするためカットされている。

  • ジェシー、”提督の腕”へ

→ジェシーが”提督の腕”へ行く途中のシーンは話のテンポを良くするためカットされている。

  • バンド

→”提督の腕”内でのヴァンパイア役として登場したオーストラリアのオルタネイティブ・ロックの演奏者たちだが話のペースや流れの都合上ほとんど登場させられなかったためカットしている。

  • グルーピー

→ニンニクのジョークは場面に合わないという理由でカットされている。レスタトのマネージャーであるロジャーの上着右ポケットからニンニクを取り出すシーンである。

  • ロサンゼルスへ向かうジェシー

→機内、ジェシーの夢の中でアカーシャが襲ってくる映像は出来が悪かったのでカットされた。バンドのメンバーも何度も登場するため不要と判断されカットされている。PVを見ながらバンドメンバーが酒を飲んで談笑しているシーンである。

  • 古き者たちの目覚め

→彼ら(マハレットの仲間たち)の描写を簡略化するという基本方針のもとにこのシーンもカットされた。

  • ハリウッドの古き者たち

→ヴァンパイア同士の対立が多すぎたため、古き者たちの関係は簡略化された。本編ではマハレットやマリウスの仲間としてもっと脇役的に描かれている。ハリウッドの地で古き者たちとされるヴァンパイア達(マハレットやマリウスら)が終結しており、もう一人の仲間イスラブが死んでいるとされる。

  • アカーシャのダンス

→”提督の腕”でのアカーシャのダンス(クネクネ)はどの動きも魅力的で、最後のレスタトを呼ぶ場面も良かったが、緊張感を高めるために一部カットされた。

  • レスタトとジェシー、飛行シーン

→2人の会話が冗長だったのでかなり短く編集されたが製作者たちはロマンチックな雰囲気の飛行シーンも短くし後悔することになった。

  • ジェシーの置き手紙

→ジェシーは当初マハレットと話した後、このメモを残しコンサートへ行くことになっていた。レスタトのファンをヒッチハイクしているシーンである。

  • バックステージ

→デスバレーのコンサートへの緊張感を高めるためにこのシーンは短めに編集された。レスタト率いるロックバンドの楽屋シーンである。

<ヴァンパイアの裏側>

  • ワイヤーアクションを採用している
  • CG効果で瞬間移動を見せている

<アリーヤの追悼インタビュー>

監督や製作とは別にアリーヤの兄弟であるラシャド・ヒュートンよりインタビューがなされている。アリーヤ自身は22歳の若さで飛行機事故に巻き込まれこの世を去っている。アリーヤはブルックリン生まれのアーティストとして活動していた。ちなみに「アリーヤ」という名の意味であるがスワヒリ語で「最高の存在」である。

<曲作りについて>

サウンドトラックが製作されているが、リチャード・ギブス、ジョナサン・デイビス、マリリン・マンソン、”ディスターヴド”のデイヴィッド・ドレイマン、”リンキン・パーク”のチェスター・ベニントン、スタティックX”のウエイン・スタティックが参加されています。

作曲に参加している上記陣営の方々は共通してアン・ライスのヴァンパイア作品のファンでもあります。

また、オーケストラを導入してスコア製作をしている。

<アン・ライスの作品について>

ヴァンパイア・クロニクルズ

アメリカ文学の中で最も人気あるシリーズのひとつ、アン・ライスの”ヴァンパイア・クロニクルズ”は1976年彼女のデビュー作「夜明けのヴァンパイア」に始まる。

幼い娘を白血病で失ったことが、小説を書くきっかけとなったのである。

同小説は1994年、「クライング・ゲーム」でアカデミー脚本賞を受賞したニール・ジョーダン監督によって映画化された。

レスタト役にトム・クルーズ、ルイにブラッド・ピットを配した「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」は、ヴァンパイア映画として最高記録を打ち立てる大ヒットとなり、オスカーの美術賞と作曲賞にノミネートされている。

ライスは人気の主人公であるヴァンパイア・レスタトの物語を書きつづけ、ヴァンパイア神話を広げていった。

1985年の「ヴァンパイア・レスタト」は、1780年代にレスタトがヴァンパイアとして”誕生”してから、現代にロックスターとしてよみがえる話である。

1988年の「呪われし者の女王」では、全てのヴァンパイアの母アカーシャが登場。人間世界を征服しようとするアカーシャに、レスタトが他のヴァンパイアたちと力を合わせ、阻止しようとする姿を描く。

1992年の「肉体泥棒の罠」ではレスタトが人間と体を交換し、再び不死を回復するために苦闘する。

さらにレスタトは、1995年の「悪魔メムノック」で悪魔に助けを求められ、天国と地獄までおもむく。

この後ライスは主人公を他のキャラクターに移した。1998年の「美青年アルマンの遍歴」と「パンドラ、真紅の夢」では、ヴァンパイアとして、人間として生きることの苦しみを描いた。

1998年、急激な血糖値の上昇のため入院するが無事回復、2000年に”ヴァンパイア・クロニクルズ”と、もうひとつの人気シリーズ”メイフェア・シリーズ”とを融合させた。「Merrick」を書いた。

これは、ルイとヴァンパイア研究者デイビッド・タルボットが、少女ヴァンパイアクローディアの魂を呼び起こすため魔女に助けを求め、ルイがクローディアへの償いをするという物語だ。

2001年には、古代ローマ時代にヴァンパイアになったマリウスの華やかな生活を描く「Blood and Gold」を出版した。マリウスは、初期の作品の中で重要な役割を演じているキャラクターである。

また、1999年の「Vittorio the Vampire」では新しいヒーローが登場し、15世紀で壮大な復讐物語を繰り広げる。



恐怖度

☆★★★★

<感想>

特に怖くはないが、ヴァンパイアを美化し過ぎな作品でもある。