エクソシスト

エクソシスト

 

悪魔祓い映画の代表作ですな。

作品紹介
エクソシスト
  • 1973年アメリカ映画
  • 監督:ウィリアム・フリードキン
  • 製作:ウィリアム・ピーター・ブラッティ
  • 製作総指揮:ノエル・マーシャル
  • 出演:リンダ・ブレア、エレン・バースデン、ジェイソン・ミラー、マックス・フォン・シドー、リー・J・コッブ、ウィリアム・オマリー、キティ・ウィン、ジャック・マッゴーラン、バートン・ヘイマン、ルドルフ・シュンドラー、ジーナ・ペトルーシュカ、ロバート・シモンズ、ロン・フェーバー、バシリキ・マリアロス、マーセデス・マッケンブリッジ

<ストーリー>

悪霊に憑りつかれた少女と悪魔祓いしようとする神父たちの戦い。

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登場人物
リーガン・テリーザ・マクニール

悪霊の王パズズが憑りついた少女。母のクリスが留守中にシャロンと庭でゲームをして川へピクニックへ行っている。男の人が美しい葦毛の馬に乗せてくれて馬を飼いたいとクリスが帰宅時にねだっていた。自宅の地下室で赤い鳥の置物を作っている。自宅のクローゼットでウィジャボードを発見している。一人でウィジャボードを頻繁に行っていて、”ハウディー船長”がいつも返事をしてくれるらしい。映画雑誌が好きで母の事も含め見ている。誕生日に母クリスからワシントン観光と映画を一緒に観に行こうといわれ喜んでいたが父親からは無視されている。悪魔による初期症状としてベッドが揺れて寝れないと作中で話している。サミュエル医師からの健康診断を受け悪魔に憑りつかれたのか”マンコに触るな”と暴言を吐いていた。催眠療法を行ったり、脳外科医や精神科医らに検査されたが原因がわからずサジを投げられ、辿り着いた治療法が”悪魔祓い”となった。最終的に、カラス神父の犠牲により悪魔祓いは成功し元の姿に戻った。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=bWyi3ShHxzM

クリス・マクニール

ジョージタウンに娘のリーガンと住んでいる。女優。趣味は洋裁。バークの事が好きであるが結婚は考えておらずただの友達とみている。夫とは別居している。冒頭で家政婦のカールに屋根裏がうるさいためネズミ捕りを仕掛けるよう指示した。夫がリーガンの誕生日祝いの連絡をよこさないためローマのホテル・エクセルシオに電話交換士に鬼電を依頼をして繋がらないためキレていた。娘リーガンの様子がおかしくなりヤブ医者に見せたが異常が見つからず催眠療法や精神科医へ治療を依頼する傍ら、身の回りの人間が不幸に巻き込まれていく事になる。バリンジャー診療所(精神科)でリーガンを夢遊病と診断されたが、入院させるのを拒否したため、医師らからサジを投げられカトリックの秘儀とされる悪魔祓いをショック療法の一環として薦められる。最終、メリン神父とカラス神父を自宅に招き入れ悪魔祓いをしてもらいリーガンが元に戻ったため引っ越した。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=fHxHr0jypFA

シャロン・スペンサー

ベビーシッター兼秘書。バークがクリスの留守中に訪問してきたためリーガンの子守りを頼み薬局へ薬を取りに行っていた。最終、リーガンの悪魔祓いが成功した後に引っ越しの準備は手伝ったがマクニール家に関わるのを断った。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=F3snkEW_hLw

バーク・デニングス

映画監督。”クラッシュ・コース”という学園ものの映画をクリスを教師で迎え撮影していた。ユーモアがありクリスからは気に入られているが友達レベル。酒癖が悪い。パーティーでは酒の中に陰毛が入っているとほざいていた。その後、執拗にカールに”ナチの豚”など罵ったため取っ組み合いの喧嘩となっていた。いつもカールをバカにしているらしい。酔っ払いながらもクリスにハグをして帰って行った。最後は、クリスが留守中にリーガンの子守りに来たが、酔っ払ってエムストリートの石段の下まで転がり首の骨が180°まで曲がり折れて死んだとされている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=SKEyk-B4diM&t=277s

サミュエル・クライン医師

小児科医。アホなヤブ医者で誤診を繰り返す。リーガンの健康診断を行ったが父親の無関心に対する抑鬱状態と診断した。前思春期に起きる神経系の異常としてリタリン(興奮剤)を1日/10g処方した。処方にて2~3週間の経過観察をクリスに勧めた。その後、ソラジンを処方したがリーガンの症状に改善が見られないため側頭葉の異常と判断して、知り合いの脳神経外科であるタニー医師を紹介して頭の検査を2度してもらったが異常が認められずドラッグを疑うも否定されたため精神科医のコンサルをクリスにやっと勧めた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Okd4ISkI8mg

カール

家政婦。スイス人。クリスより屋根裏にネズミがいるとしてネズミ捕りを仕掛けて欲しいと依頼されるも配管が原因ではないかと言った。バークからパーティーではナチの宣伝マンとバカにされていた。その後、執拗にバークより”ナチの豚”など罵られたため取っ組み合いの喧嘩となっていた。いつもバークにバカにされているらしい。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=SKEyk-B4diM&t=277s

ウィリー

家政婦。マクニール家の朝食を作っていた。パーティーでリーガンが立ちションした床を掃除していた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=SKEyk-B4diM&t=277s

タニー医師

脳外科医。サミュエル・クライン医師の知り合い。脊椎穿刺を何回もするイカレ医師でもある。自分の病院でリーガンの脳検査を行ったが異常を認めることが出来なかった。その後、自宅に帰ったリーガンの様子がおかしかったため気脳レントゲンを撮ったが異常は認められず。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Okd4ISkI8mg

チャック

バークの死を告げにクリス宅へ訪問しに来た。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=SKEyk-B4diM&t=277s

メアリー・カラス

デミアン・カラス神父の母。1か月前にジョンおじさん(弟)が自宅に寄ってくれたらしい。左足を怪我しており浮腫になっている。息子より心配され、もっと過ごしやすい所に引っ越しをしたらと提案されるもニューヨークの実家のアパートから引っ越そうとしない。後に、浮腫が頭に移り脳水腫という診断により病院に入院することになったが、入院直前までデミアンがいないときにラジオに向かって独りでわめいていたとして金も無いため精神科病棟へと入院するハメとなった。入院後は身体拘束をされている。入院して2日後に死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ot4VuhQMiok

ジョン

メアリーの弟。時々姉の様子を見に家へ訪れている。メアリーが脳水腫で入院の際に搬送手配をした。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=SKEyk-B4diM&t=277s

キンダーマン警部

殺人課の刑事。映画を観て批評するのが好き。異常なバークの死因を捜査していて、カラス神父に聴き取り調査を行った。カラス神父に会うなり「あんたはボクサーだ。」、「”ボディー&ソウル”のジョン・ガーフィールドそっくりだ。」と言い放つ馴れ馴れしい男(実際は嘘でカラス神父はサル・ミネオに似ているらしい)。カラス神父は面倒臭かったのか「あんたはポール・ニューマンに似ている。」と言い返されていた。カラス神父からバークを殺してそうな精神異常者はいないか吐かせようとし、ドミニコ修道会の連中との情報を得た。現在クリストファー劇場で”オセロ”という映画を一緒に観ないかカラス神父を誘ったがすでに観ていたため断られた。その後、クリス宅を訪れてバークの死因の調査をした。クリスのファンで娘がいると嘘を付いてサインをもらっている。張り込んでマクニール宅を偵察していた。カラス神父が悪魔祓い後半に差し掛かったところにマクニール宅を訪問したが、結局目の前でカラス神父が窓から飛び降りて転落死を目撃した結果に終わった。役立たずの刑事。最終、ダイヤー神父も映画に誘ったが断られている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Au-u9RWe0Jo

【神父メンバー】

デミアン・カラス神父

ジョージタウン在住。イエズス会で神父の道を目指し神父になってから教会から医大に行かされ精神科医になれたが、神父専門の精神科カウンセラーとして現在に至る。医大先はハーバード、ベルビュー、ホプキンズである。セント・ミカエルという赤レンガの建物を事務所として構えている。地下鉄にいたカトリック信者の物乞いから金銭の寄付を申し出られたが無視している。元々ボクシングをしていて実家にトロフィーを飾っている。母からは”ディミー”と呼ばれている。ニューヨークに独りで住んでいる母の事が気になっており、酒場でトム神父に自身が他の神父に対し行っているカウンセリングに疲れて辞めようと思っていると漏らしていた。おじのジョンと一緒に母が水脳腫で入院したため見舞いに行くが2日後に死んでしまう。罪悪感か母の悪夢を見てしまった。昔、精神医学的立場から魔術の論文を書いている。クリスからダイヤー神父経由で悪魔祓いの依頼をされ引き受けるが、当初は否定的で16世紀までで悪魔祓いをやってはいないためノウハウがない現状と悪魔祓いをするための調査は時間を要し、教会から許可がいると説明した。その後、司教にリーガンは悪魔祓いが必要であると説明し、経験豊富なメリン神父とマクニール邸で悪魔祓いを行う。最終、メリン神父が死んでしまい、ヤケクソになり自身にパズズを憑依させ自我を保っている内に窓から飛び降り石段を転げ落ちて死んだ。死ぬ直前にダイヤー神父の手を握り懺悔している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=bWyi3ShHxzM

ランカスター・メリン神父

持病があり薬を常用している。冒頭のイラクの遺跡発掘調査からウッドストックに帰って来て著書を書いている。カラス神父がクリスから悪魔祓いの依頼があり調査したところ、悪魔が憑りついている可能性が高く司教に経験豊富な神父が必要とのことで紹介された人物である。12年前アフリカで数か月間に渡り悪魔祓いを行い死にかけた過去を持つ。悪魔はウソつきで決して話に耳を傾けてはならず、真実と嘘を混ぜて相手を混乱させる心理戦を仕掛けてくるため注意するようカラス神父に助言をしている。酒を飲まないように医者から止められているが意志が弱いためブランデーを飲んでいる。悪魔祓いをリードして行っていたが、途中で息絶えた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=bWyi3ShHxzM

ジョセフ・”ジョー”・ダイヤー神父

不良神父。マクニール邸でのパーティーに参加しており、宇宙飛行士に冗談で火星へ一緒に行って布教活動をしたいと話していた。ピアノを弾きながら「自分の考えている天国は真っ白なナイトクラブで自分が主役で皆から喝さいを浴びているのを想像している。」と語っている。酒泥棒で、母の死んですぐの落ち込んでいるカラス神父と一緒に盗んだ酒を飲んだ。カラス神父が石段から転落死した際に居合わせて懺悔を聞いた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=n_IG7u4ph0M

トム神父

酒場でデミアン・カラス神父の母の相談に乗ってあげた。ニューヨークの母の近くに住もうとしているデミアン神父に対し配転を頼んであげる約束をした。またデミアン神父を優秀と認めている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=SKEyk-B4diM&t=277s

 


豆知識

【悪魔について】

イラク北部の採掘場でメリン神父が盛り土の下より悪魔の石像の首を発見する。その後、巨大なパズズの石像を発見し対峙するシーンがある。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=l0NT3KwtU6M&t=146s

パズズとは

ライオンの頭と腕、ワシの脚、背中に4枚の鳥の翼とサソリの尾、さらにはヘビの男根を隠し持つという。風とともに熱病をもたらすことから、アッカド人に恐れられていた。しかし、悪霊の王であることから、その彫像が悪霊を統御する護符として用いられることもあった。蝗害(コウガイ)を具神化した存在とも考えられている。メソポタミアの「風の魔王」とされている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=SKEyk-B4diM&t=277s

オセロ

クリストファー劇場で放映している映画で、デビー・レイノルズとグルーチョ・マルクスが出演している。

※グルーチョ・マルクスと言えばロブ・ゾンビ監督の映画

マーダーライドショーのメンバー名がマルクス兄弟の映画”ケダモノ組合”からが由来と話していた映画評論家マーティ・ウォーカーを思い出すな。

嵐が丘

クレスト劇場で放映している映画。ヒースクリフ役がジャッキー・グリーソン、キャサリン・アーンショー役がルシル・ボールである。

【聖職位階】

カトリックの階級である

 

上記のトップが教皇となり、続いて枢機卿、司教、司祭となる

イエズス会

キリスト教、カトリック教会の男子修道会。1534年にイグナチオ・デ・ロヨラやフランシスコ・ザビエルらによって創設され、1540年にローマ教皇パウルス3世により承認された。世界各地への宣教に務め、日本に初めてカトリックをもたらした。なおイエズスは、中世ラテン語による Iesus(イエス・キリスト)の古くからのカトリックの日本語表記である。

【リーガンに悪霊が憑りついてからの行動】

  • 天井裏の快音
  • ベッドの揺れ
  • 隠語や汚い言葉を使う
  • 立ちション
  • 激しい前後運動
  • 喉が異常に膨れ上がる
  • スパイダーウォーク
  • 念動力が使えるようになる
  • 十字架を膣に何度も突き刺した
  • 度重なる自傷行為
  • 緑色の吐物を吐く
  • 空中浮遊
  • 聖水をかけると苦しむ
  • ラテン語を話す
  • 逆再生の言葉を話す
  • 体に文字が浮かび上がる
  • 180°首が回る
  • 360°首が回る
  • 他人の声真似ができる
  • 憑依されると心臓が止まる

【カラス神父の言葉】

①メアリー・カラスへの言葉

”しもべ メアリー・カラスは

今 永遠の眠り 永遠の平和に就きます

私は主を受けるに足りぬ身です

お言葉一つで心は癒えます

キリストの聖体により

永遠の命をたまえ”

 

②聖書の言葉

”主は使徒にパンを与え

「これを食べなさい わたしの肉だ」

食事が終わると彼は杯をあげ

神に感謝して

使徒たちに言った

「これを飲みなさい これはわたしの血

神との新しい契約 信仰の奥義だ」”

 

【悪魔祓いで語られた神父の言葉】

”天にいます父よ み名があがめられ み国が訪れ

み心の天地に成らん事を 日々の糧を与え 人を許すごとく

我らの罪も許したまえ 試みに遭わせず 悪から救いたまえ

み力により 我が戦いを助けたまえ 心のおごった暴徒らが

私の命を狙う だが神は私を救い 私の命を守り 解放したまう

父と子と聖霊に栄光あれ 世の初めより 今も 永遠に

アーメン

神よ 信仰のしもべを救いたまえ 堅い城となりたまえ

敵に立ち向かい 彼女を守りたまえ 邪悪を無力に

主が共に あなたにも

聖なる主 全能の父 永遠の神よ 主キリストの父

悪の暴君を地獄の炎に焼き 怒りの獅子を討つため

一人子を送りし方よ この叫びを聞き

神のかたちなる この娘を 破滅と白昼の悪魔から

速やかに解き放ちたまえ

ぶどう園を荒らす者を恐怖で打ちのめし

この悪霊をリーガン・テリーザ・マクニールから放ち

虜囚の苦しみから救いたまえ

彼女は神のかたちにして

生けるみ子にあがなわれし者なり

父と子と聖霊なる神は永遠に統べ治めたもう

祈りを聞きたまえ この叫びをみ前に

全能の主 父の神の言葉なるキリスト

すべての創造主

み力により毒蛇とサソリを踏みにじり

いやしい しもべの すべての罪を許し

凶猛な悪霊と戦う力を授けたまえ

見よ 主の十字架がなんじを滅ぼす

祈りを聞きたまえ この叫びをみ前に

主が共に

なんじ 汚れたる悪霊よ 去れ!

なんじを地獄へ落としたキリストの命令だ

去れ!

神の巷から 立ち去れ

父と子と聖霊の名において

これは主キリストの聖十字架

主は父と聖霊と共に統べ治めたもう

人類の守護者よ 哀れみよ

生者と死者を裁かれる神の名において命ずる

この神の しもべから去れ

力が 聖水を キリストの力が なんじを追う

キリストの力が なんじを追う

キリストの力によってお前に命じる×15回

主は なんじを深みへ落としたもうた

これは罪人たるわたしの声ではない

神ご自身の命令だ

至高なるキリストの命令だ

父なる神の命令

子なる神の命令

聖霊なる神の命令

十字架の奥義の命令

殉教者の血の命令だ

殺害の王子よ キリストに道を譲れ

全能の神の前になんじは有罪

神の子の前に有罪

人類の前に有罪

主が なんじを追放する

主は火にて生者と死者と世を裁きたもう”

 

 

恐怖度

☆☆☆☆★

<感想>

古典的ホラー作品でありながら、怖いだけでなく神父間の人間関係や神父自身の生い立ちを掘り下げる内容に飽きはこずサッと見れる印象。リーガンのスパイダーウォークが有名ですね。

 

 

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