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らせん
第17回吉川英治文学新人賞受賞作品。『リング』の後日談を描いた続編。前作で登場した「見ると1週間で死ぬ魔のビデオ」というオカルト的要素に対し、医学者である主人公らが分子生物学的知見からの解明を試みるサイエンス・フィクション。一見したところの前作との非連続性は、ホラー的要素を強調した映画版『リング』の印象によるところが大きい。
<キャッチコピー>
- あいつは死んだはずなのに。
- その謎は「リング」に始まり、その恐怖は「らせん」につながる。
<ストーリー>
病院の解剖室に送られた、男の死体の胃の内容物の中から、数字が羅列された紙切れが発見された。解剖を担当した医師安藤満男はその男がかつての同級生だったことを知る。安藤は、第一発見者の高野舞とともに、その謎に挑もうとする中、ある不気味な存在が浮かび上がる。 彼が到着する真理。それは人類進化の扉か、破滅への道なのか…。
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登場人物
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ZnGuxu5Fwjk&t=2115s
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ZnGuxu5Fwjk&t=2115s
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ib6bNBX0ghE
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ZnGuxu5Fwjk&t=2115s
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ZnGuxu5Fwjk&t=2115s
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遊園地のシーンで、原作者の鈴木光司が家族連れとしてカメオ出演している。
【映画 ニキータ】
【小説における今作品について】
遺伝子学の要素が「呪いのビデオ」の謎として効果的に使用されており、前作のオカルトホラー色は後退しSFサスペンスといった雰囲気が強い。さらには前作で得体の知れない恐怖の象徴であった山村貞子についても、「ある人物」と結託して人類抹殺の陰謀を巡らせる「知的な悪女」的な描かれ方をしており、クライムサスペンスの雰囲気も併せ持つ。
【劇場作品として】
本作では二本立てのホラー映画であることを前面に据えた宣伝が行われたが、同時上映の『リング』が観客を怖がらせる作品作りに徹しているのに対し、本作『らせん』はあまり「脅かし映画」にはしない方針で制作された。監督と脚本を担当した飯田は、原作小説の「呪いを科学する」というコンセプトに惚れ込み、その骨子に忠実な作りを志向し、原作者の意図を汲むようにと心がけたという。ただしその内容に対しては、やや説明不足気味であったという評価もある。
一方で『リング』に続く新たな続編の映画『リング2』は、本作で死亡した登場人物が異なる運命を辿るなど、本作『らせん』とは繋がりのないパラレルワールド的な内容として制作されている。
2012年に公開の『貞子3D』は本作の設定上の続編。
【小説との変更点】
- 山村貞子は高野舞の姿を借りて登場する。
- 竜司の暗号は解剖時の新聞紙の「RING」・遺伝子(DNA)記号の「MUTANTION」ではなく解剖時の新聞紙の「DNA PRESENT」のみになる。
- 舞ではなく、安藤が呪いのビデオを見る。ビデオも竜司の部屋のものではなく、吉野賢三から渡される。舞は原作では接触のほとんどない安藤との性行為を介してリングウイルスに感染する。
- 吉野がリングビデオにより死亡。
- 臓器を抜かれた竜司の死体が話す安藤の悪夢がある。
- リングの小説を出版する浅川の兄浅川順一郎は登場しない。
- リングの小説の内容を巡って安藤と宮下が前作の場所を巡る場面もカット。
- 映画版リング同様貞子が落ちた井戸が重要な場面で登場。
恐怖度
☆★★★★
<感想>
高山の解剖シーンがややグロい。
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