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ヘルボーン

ヘルボーン

 

この作品ですが、精神病院内の患者がいずれも罪人で”邪悪”な存在として扱われています。役者たちの精神疾患患者の演技のみリアルなので見物。

作品紹介
ヘルボーン
  • 2003年アメリカ映画
  • 監督:フィル・ジョーンズ
  • 製作:フィル・ジョーンズ 、マシュー・マッコムス
  • 出演:ブルース・ペイン、マット・シュタージ、トレイシー・スコギンズ、ジュリア・リー、トム・リスター・ジュニア、グレゴリー・ワグロウスキー、ビル・マッキニー、ランドールイングランド、ジョー・サバティーノ、デボラ・フローラ、カイル・T・ヘフナー、ステファン・マルシャン、マイケル・アール・リード、デビッド・ジャン・トーマス、パトリック・ニューオール、ショーン・オヘイガン、イーサン・ウィルソン、ピーターデニス

<ストーリー>

セントアンドルーズ病院へ就任した医師ジェームズ・ビショップであったが、なんと病院長は悪魔崇拝者であり、患者の魂を悪魔に捧げていた。。。

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登場人物

【医療従事者】

フィリップ・マコート博士

セントアンドルーズ病院の不良院長。悪魔の使い。根っからの悪魔崇拝者で、病院を”魂の供給場”として悪魔に生贄(患者)を与える工場に作り変えている。本を執筆している。病棟内で平気でタバコを吸う。患者を病院で治療するのではなく収容する事を医師の務めだと語っている。ジェームズの勤務初日にピーターと入れ替わったハリーに鎮静剤を打ち対処している。ジェームズへ病院内の案内をしており、彼にA棟の担当医を任せている。以降、ジェームズを監視している。ジェームズがA棟就任後に善行をしたければ町医者になって骨折を治していろと助言している。ジャクソンの死を死亡診断では”自然死”としている。後半に病院へ訪れたローレンとカフェで対応している。ジェームズがローレンと病院から逃げ出そうとしたため、止めようとフランクを呼び出している。ローレンに殺害予告をしたためキレたスミティにより隔離房に閉じ込められたが抜け出しており、地下室で見つけたジェームズに鎮静剤を注射して、悪魔の生贄にしようとしている。ローレンの邪魔が入り、自らが生贄となって死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

ジェームズ・ビショップ

ウィスコンシンのラシーン出身。人を助けたいという動機からセントアンドルーズ病院の研修医として泊まり込みの仕事に就任している。医大を卒業したてで分析医を目指している。婚約者のローレンより、父からのお守りである聖クリストファーのペンダントとマコート医師の著書を初勤務の日にもらっている。当初、F棟の患者20人の担当となっているがA棟の担当を希望し通っている。スミティと一緒に初めての回診でジャクソンの死体をバスルームの浴槽内で発見していた。以降、病院内の秘密を知ろうとするためマコートから厳重注意を受けている。A棟の患者マークとの接触後にボイラー室でウェルズが病院内の秘密をしっているとのことで彼女から助言をもらい、死亡患者の記録を資料室で調べている。ハドレーから霊安室を案内されマークがストレッチャーに乗せられているのを発見しており、悪魔と召喚儀式の一部始終を目撃して逃げ出している。ハドレーへ病院から一緒に逃げようと提案したが拒否されている。運悪く逃げ出そうとした矢先に婚約者のローレンが病院を訪れており、マコート博士の策略により院内に閉じ込められかけているがスミティにより逃げる機会作ってもらっている。そのまま逃げれば良かったもののアホなのか院内の証拠資料を取りに戻った際にマコートから鎮静剤で眠らされ悪魔の生贄にされかけるもローレンに助けてもらっている。終盤に目の前でローレンがヘレンにより救急車でさらわれ、自身も精神患者となっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

クローブ

冒頭で悪魔の使いから逃げまどっている医者。キーカードが作動せず逃げまどっていた。舌を切られており、ベッドに拘束された挙句、悪魔によって魂を抜かれ殺されている。胸毛が濃い。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

ピーター・フランシス博士

元々辞表を出しているA棟担当の医師。愛称:ピート。ハリーから襲われ白衣を奪われて隔離病棟内の部屋へ血だらけで拘束されたまま閉じ込められており、マコートらに発見されている。セントアンドルーズ病院の退職の際に「患者だけでなく、医師もイカれている。」と漏らしていた。聖書を置いたまま出て行っている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

ヘレン

看護師。A棟の看護主任。ジェームズが就任後にA棟のルールを彼に教えている。よくスミティにキレていた。終盤にローレンの乗った救急車の運転をしており、彼女をどこかへ連れて行って行方不明にさせている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

ウェルズ

看護助手。内気な性格で初登場時はヘレンの後ろに隠れていた。食堂で患者に薬を配っていた。薬剤室で配薬準備をしていたところへジェームズが訪れ病院内の秘密を教えるよう迫られているが明確な返答はしなかった。ヒントとして死亡患者の記録を調べるようジェームズへ話している。後半にジェームズらに秘密を漏らしたのがバレたのか隔離房へ入れられていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

フラナリー博士

マコート博士が死んで次にセントアンドルーズ病院へ派遣された悪魔の使いである医師。終盤に気の触れたジェームズの主治医となっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

エンジェル

終盤でジェームズの話を傾聴していた看護師。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

【患者】

スミティ

A棟の雑務係。本名:ロジャー・ドルト。娘を守るため農民の顔をコンバインに押し込んで殺している。巨漢の黒人。生まれた時から視力障害を持っている。当時9歳のIQで病院へ送られてきたとされる。過去に市立病院にいたが虐待されていたとされる。マコート博士よりジェームズの診療を補佐するよう依頼されて挨拶に来ていた。8時によく食堂にいる。食事はいつも1人でいる。食堂でジェームズから天井の落書きの話を聞き、用務係のキューを紹介している。いつもヘレンにキレられている。ローレンが病院のカフェに来てマコート博士と話をしているとジェームズへ報告している。マコート博士がローレンを殺すと宣言したため、キレてフランクを壁に叩きつけた後にマコート博士を隔離房に閉じ込めている。後半にハドレーと合流してジェームズらと病院から脱出するトンネルを案内してもらい逃げ出している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

ハドレー

ネズミ男。精神病院(セントアンドルーズ)を出入りしている患者で、退院するとガソリンスタンドの裏の小屋を貸してもらって生活している。ジェームズの部屋の合い鍵を持っていて、ジェームズの部屋の天井に「出て行け」と血文字を落書きした犯人。マコート博士に死体(生贄)の管理を任されており地下の霊安室に住みついている。病院内を熟知している。ジェームズから捕まえられ資料室以降、行動を共にしている。トンネルから病院を抜け出せるとジェームズへ教えたが、中盤で鍵をジェームズに渡して病院に残っている。後半でジェームズらが逃げている際に再び合流しており、病院から外へと通じるトンネルを案内している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

ハリー・スミス

連続殺人犯。当初、ジェームズが隔離病棟を訪れた時に事前に襲っていたピーターから奪った白衣を着てピーターに成りすましていた患者。自身の事を患者に見立てて暴力的な重傷患者で”悪”そのものだとジェームズへ紹介している。他の患者も同じように”悪”であり、悪魔に魂を捧げる呪われた者たちだと語っている。クローブスの事を知っており、ジェームズへは急に辞めたと部屋を説明しながら話している。自分は悪魔を見たが、ジェームズに悪魔を信じるか?と問いかけて警告していた。マッコートが現れて鎮静剤を首に打たれ、気絶したまま警備員らに運ばれている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

マーク

A棟患者。正気を保っている。ジェームズにA棟の患者が死んだ時のルールと地下室について語っている。後日、ジェームズの部屋へ手紙を置き、監視カメラのない夜のボイラー室で待ち合わせをしている。悪魔の使いの儀式の事やウェルズは味方だと喫煙して語っていた。筋弛緩剤を点滴されて霊安室に運び込まれていたのをジェームズらに発見されているが、悪魔の生贄として舌を切り取られており、最終悪魔から魂を奪われ死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

ジャクソン

A棟の患者。ジェームズが訪れた時に「魂の様子を見られている。奴に殺される。」と助けを請うていた。拘束具を緩めて欲しいとジェームズへ訴えていた。後日、バスルームで死体としてジェームズから発見されている。元々1962年に妊娠中に浮気したと思い妻を殺しており、浮気相手だと思っていた隣人の男も殺している。陪審は異常を理由に無罪を言い渡されて入院している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

キュー

用務係。25年間家代わりに病院にいる患者。過去に理由なく若い女を刺し殺している。ジェームズから天井に落書きをされたため消すよう依頼されている。前任の医師クローブについて、おせっかい野郎だと文句を言っていた。ジェームズからジャクソンの事を聞かれたが、「ブゥードゥーや悪魔」と言う変人と話している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

【その他】

ローレン

ジェームズの彼女。父から貰った聖クリストファーのネックレス(鎖が外れやすい)とマコート医師の著書をジェームズの就職祝いにあげている。ジェームズがセントアンドルーズ病院へ泊まり込みの勤務となったため反対していた。将来的にジェームズとは人殺しや強姦魔がいない郊外の退屈な病院で働いて欲しいと漏らしていた。いきなり病院へ訪れマコート博士とカフェでジェームズの話をしており、夕食に招待されていた。当初、ジェームズが病院患者の治療をしていて、患者と一緒の世界に入り頭がイカれたとマコート博士から言われ鵜呑みにしていたが、後半のマコート博士からの殺害予告で嘘だと気付いている。スミティにより助けられてトンネルから病院の外へ逃げ出したかに思われたが、ジェームズが心配で院内に戻っており、悪魔を召喚したマコートをロウソク立てで殴りつけジェームズを悪魔から救っている。ジェームズとトンネルを通って院外へ逃げ出したが、乗せられた救急車の運転手がヘレンであり、行方不明となっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

ガソリンスタンド店員

ジェームズがセントアンドルーズへ行く途中に立ち寄ったガソリンスタンドの店主。セントアンドルーズの噂をジェームズに話している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

フランク
セントアンドルーズ病院の警備員。元々NY市警にいた。マコート博士の手先。敷地内の巡回もしている。役目として患者の脱走を見張っている。ジェームズがセントアンドルーズ病院へ来た時にマコート博士への案内対応をしている。ジャクソンの遺体周辺の調査をマコートから指示され確認し、処理している。マコート博士の指示であるが、ジェームズが逃げれないように電子ロックと電話ができないように細工をしている。マコート博士の指示で怒り狂ったスミティにより壁に叩きつけられ気絶している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

【悪魔】

冥界から悪魔崇拝者らによって”忘れられた儀式”で呼び出された悪魔。見た目はレッドアリーマー。

悪魔

マコートら悪魔崇拝者らによって冥界から呼ばれた悪魔。サタンの遣いとして魂を地獄へ持ち帰る収獲者。悪魔の使いから捧げられた患者らに対して、右手を胸にかざしてオレンジ色の電気を放ちながら魂を吸い取り殺しまくっている。尚、この悪魔に魂を吸い取られ死んだ者は胸に右手の手形の火傷を残して死んでいるのが特徴。この収穫者は一度呼ばれたら魂なしでは冥界に帰れないとされる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ricaa6vAWJs&t=2355s

 

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豆知識
セントアンドルーズ病院について

別名K-10と言われている。敷地内は約64ヘクタールの広さである。最大9000人を収容できる心療施設である。現在約600人の患者を収容している。入って右が隔離病棟である。患者は殺人犯、強姦魔、小児性愛者らがいるとされる。ゴキブリがよく出る。F棟は患者の大半は労働意欲がなくTVを見せたり療法を試しているが9割は薬漬けで日付も分からずスタッフと問題を起こす気力もない。A棟は病棟内に明かりがつくのに時間がかかり暗い。悪臭が病棟内に充満しており、患者たちはベッドに拘束されてうめき声をあげている。別名:クーラーと言われる霊安室が地下にある。

ハリー・スミスの罪

4歳と6歳である我が子と他に17人もの命を奪ったとされる。

【レッドアリーマー】

▼レッドアリーマーとは魔界村というゲームに出てくる大魔王のしもべである悪魔の事である。

マコート博士の過去

医師として勤務初日は田舎のシケた病院でデカいメキシコ人の患者を診た。自身をキリストだと称して治療を断るため”我は洗礼者ヨハネ”と言いコントロールしている。注射器を打つ前にメキシコ人から首を絞められ警備員に助けてもらっている。この一連の出来事から医者は天職だと判断し、現在まで続けている。

悪魔の使いの証

独自のシンボルマークが入った指輪をしている。送り主に見張られている感じがするらしい。

【シンボルマーク】

悪魔召喚の儀式

全身白いローブと白い仮面を被り、生贄を捧げることにより悪魔が現れる。

悪魔によって殺された患者の記録

全員心臓発作を死因とされている。マコート博士がハドレーに筋弛緩剤を適量点滴するよう指示を出して実施させていた。

 



恐怖度

☆★★★★

<感想>

全然怖くないが、作中での精神病患者たちの演技がすばらしいため悪魔の存在が弱く感じた。