トランシルヴァニアのパスブルグの城に住んでおり町の功労者であり真の紳士と言われている。学校を町に作ったとされる。妻ドリンゲンがいたが過去に急病で20歳の時に死んでいる。祖先は戦士の血筋とされる。結構色々な生物に化ける能力を持っている。訪れたジョナサンへ目録を作成するよう依頼している。1462年にオスマン・トルコとの戦いに現れた伯爵とされ人の血を飲んでいたとされている。作中ではハーカー夫婦にワインを提供している。ワルプルギスの夜にタニアを襲って血を吸いドラキュラの花嫁にしている。司書として城へ訪れたジョナサンを襲いヴァンパイア化させている。町人の中にスパイとしてゾランを送り込んでおり、兵舎での集会で自身に対して反乱分子となるであろう者を殺しまくっていた。ミナに近づくためルーシーを誘惑してヴァンパイア化させている。後半でミナをさらうため護衛をしていたアンドレを殺している。ヴァン・ヘルシングと終盤で戦い善戦をしていたが、ミナに落ちていた銃を発砲されて命中し灰となって死んでいる。最終、灰が舞い上がり狼の様になったので本当に死んでいるかは不明。

ジョナサンの妻。数日遅れでジョナサンのいるパスブルグの町で合流予定で訪れている。ルーシーから依頼されて手紙をゾランへ渡しに行っている。ルーシーからドラキュラ伯爵の城へジョナサンがいると知らされ直接ジョナサンを連れ戻すため向かうも途中で狼らに襲われかけ気絶している。狼に化けたドラキュラ伯爵により城へ連れて来られている。ジョナサンが町へ本を取りに行っていると知らされて帰っている。ドラキュラ城より町へ戻った際に司祭からルーシーが死んだと知らされて葬儀に参列している。一連の奇妙な連続死を目の前に教会へ向かい司祭に相談したところ、ヴァン・ヘルシングを紹介され呼び出して真相究明の依頼をしている。ヴァン・ヘルシングの後をつけて墓地へ向かった先でヴァンパイア化したルーシーを発見している。ルーシーが連れて来ていたマリカが首を咬まれているのを発見している。巨大なカマキリに化けたドラキュラによりキスリンガー邸より連れ出されている。ドラキュラ城ではドラキュラ伯爵の亡き妻ドリンゲンが着ていた衣類を纏ってドラキュラ伯爵に操られている。結果的にドラキュラ伯爵に血を吸われているが、駆け付けたヴァン・ヘルシングにより邪魔され正気を取り戻している。また、ドラキュラ伯爵とヴァン・ヘルシングが交戦中に落ちていた銃を拾ってドラキュラ伯爵へ発砲するも、みごと命中して彼を殺している。

道中で日記を記している。ルーシーから教えてもらったドラキュラ伯爵の司書募集に応募するためパスブルクへ馬を借りて向かっている。パスブルクへ向かう途中狼に追いかけられていた。ゴロローネ宿屋で一晩泊っている。ルーシーとは友人。キスリンガー宅を訪れ、ルーシーとアンドレに挨拶していた。その後、司書としてドラキュラ伯爵の城へ訪問している。ドラキュラ伯爵より目録を作成するよう依頼されている。妻との写真立てを落として割れたガラスで手を切ったが、近くにいたタニアに血を吸われている。写真立ての写真をタニアに奪われており、暖炉から焼けた写真を発見している。密室で全裸になったタニアに誘われて血を吸われかけた時に駆け付けたドラキュラによって邪魔され、彼から血を吸われている。一命をとりとめて目覚めたが、半ヴァンパイア化しており日光の影響を受けたり、鏡の前で自らの姿が半分透ける状態となっていた。夜に城から逃げようとしたところ狼に変身したドラキュラ伯爵に捕まって血を吸われヴァンパイア化している。棺桶に閉じ込められていたが訪れたヴァン・ヘルシングが発見し胸に杭を打ち込まれて灰となって死んでいる。

ピアノ講師。ジョナサンとは友人。3人の男に言い寄られているが独身である。ミナを妹の様に思っている。パスブルクの町は田舎であるため都会に出たいと思っている。ジョナサンへはドラキュラ伯爵が司書募集していると父アンドレに内緒で知らせている。ジョナサンが訪れた時に対応し、ミナが訪れた時は駅まで馬車で出迎えている。夜這いに来たドラキュラ伯爵に左膝裏から血を吸われている。翌朝にミナから顔色が悪いため心配されていた。呼吸困難により死んでおり、葬儀がとり行われていた。その後、ヴァンパイア化しており、マリカを墓地に連れて来て血を吸おうとしたところをミナに発見されている。ヴァン・ヘルシングと対峙したが顔面にランタンを叩きつけられ火が全身を廻り死んでいる。

町長。ルーシーの父。ドラキュラ伯爵は町の近代化に貢献したとルーシーへ話していた。ジョナサンとは友好的な関係。訪れたミナへ子羊の料理を振る舞っている。ルーシーの様子がおかしいため首を吸血されていないか確認しているも歯の痕跡を発見できずにいた。ルーシーが呼吸困難で死んだ際に葬儀に参列している。ミナを護衛していたが、巨大なカマキリに化けたドラキュラ伯爵に殺されている。

バケモノ退治の専門家。元精神医学の医師でカーファックスで従事していた。ミナに呼ばれて一連の奇妙な連続死の真相究明依頼を受けている。ミナへヴァンパイアの事を知らせている。宿屋にいたが、ドラキュラ伯爵の刺客として現れたタニアを十字架の剣で刺し殺している。また、キスリンガー邸よりドラキュラ伯爵により連れ出されたミナを追いかけ司祭とドラキュラ城へ向かっている。途中、武器作成で立ち寄った鍛冶屋でゾランに襲われ反撃し、殺している。また、ドラキュラ城内ではレンフィールドから襲われ、ナイフで反撃して首を切り裂き殺している。ドラキュラ伯爵と対峙した際にニンニク汁入りの銀の銃弾で応戦しようとしたが、ドラキュラ伯爵の移動速度に対応しきれず銃を手放している。ボコボコにされながらもミナがドラキュラに落ちた銃で発砲し命中して死んだため助かっている。

元々巨乳の田舎娘だったが、夜に既婚者のミロシュと密会し納屋でヤった後に彼にそっけなく帰られそうになって喧嘩している。ミロシュから過去に十字架のネックレスをプレゼントされているが、帰りを送らなかったミロシュに対してキレて投げつけている。ミロシュと喧嘩後の帰りにドラキュラ伯爵に襲われて血を吸われており、一旦墓場へ納棺されたがミロシュらに掘り起こされたのをキッカケにドラキュラの花嫁にされている。ドラキュラ伯爵の城ではドラキュラ伯爵の血を飲まされていた。後にジョナサンが訪れた時にドラキュラ伯爵から姪であると紹介されている。ジョナサンに近づき、落として割れた写真立てを触り出血した彼の右手から血を吸って、写真の中身を奪い暖炉へ掘り込んで焼いている。密室で全裸になってジョナサンを誘い、彼の血を吸おうとしたがドラキュラ伯爵に邪魔されている。牢屋から解放されたレンフィールドにより血を提供され飲んでいた。ミナがドラキュラ城へ連れて来られ、ドラキュラ伯爵と親密な関係を見て嫉妬し泣いていた。ドラキュラ伯爵に頼まれ、ヴァン・ヘルシングの宿へ向かい彼を襲ったが返り討ちに遭っている。ヴァン・ヘルシングから十字架の剣で腹を刺されて灰になり死んでいる。

タニアの母。タニアにワルプルギスの夜なのでよろい戸を閉めて寝るよう話している。後日、デルブリュックよりタニアの死は狼の仕業だと知らされ発狂していた。夜中に町から逃げ出そうとしているところをゾランに発見されて斧でメッタ刺しにされ殺されている。

ドラキュラ城への配達係。タニアがフクロウに襲われていたためショットガンを構えていた。ドラキュラ伯爵の手先であり、町から逃げ出してお上に現状を告げ口しようとしたヤルミラを斧でメッタ刺しにして殺している。兵舎での集会に参加していた。ヴァン・ヘルシングが鍛冶屋で武器を作っていたところを襲撃するも反撃されており壁のフックに頭が刺さり、左目が飛び出て死んでいる。

ドラキュラ城より町へ戻ったミナへルーシーが死んだと知らせている。その後、教会へ来たミナの話を聞いてあげているが真相は話さないでいた。ルーシーの葬儀で祈りの言葉を捧げていた。ヴァン・ヘルシングがキスリンガー邸でミナがおらずドラキュラ伯爵にさらわれたため助けに行くと協力を求めたが一度はビビって拒否しているが改めており、ヴァン・ヘルシングのドラキュラ伯爵討伐に参加している。ドラキュラ城内でレンフィールドにナイフで腹を刺されて死んでいる。

剥製職人。動物の内臓を取り出して剥製を作って部屋に飾っている。すぐ他人に危害を加えようとする異常者でもある。床で寝るアホ。ワルプルギスの夜にタニアがミロシュのいる納屋へ入るのを目撃している。タニアの墓荒らしをしていたミロシュをスコップで頭を割って殺しており、ヤネクの右耳を喰いちぎっている。また、墓荒らしに同席していたデルブリュックを木の棒で殴りつけている。デルブリュックから木の棒を奪われ反撃されて投獄されていた。牢屋へ近づいたジョナサンの首を絞めており、軍人らから取り押さえられて手錠とヘッドギアを装着されていた。ドラキュラ伯爵の手によって手錠を解放されている。タニアの所へ向かい、持参のナイフで自らの右手を切りつけて血を彼女へ奉仕している。以降、タニアの従者として使え彼女を「お嬢様」と呼んでいる。ドラキュラ伯爵よりタニアが死んだと聞かされて悲しんでいた。ドラキュラ城へ侵入してた司祭をナイフで切りつけて殺したが、ヴァン・ヘルシングにカウンターで左首を切りつけられて死んでいる。

軍人。中尉。ゴロローネ宿屋で葉巻を吸いながらカードゲームをしていた。ミロシュらから墓を掘り起こすのを手伝うよう依頼されている。墓場に現れたレンフィールドに木の棒で奇襲されているが、木の棒を奪ってすぐ反撃し彼を投獄している。牢屋からジョナサンを襲ったレンフィールドに猿ぐつわ式ヘッドギアを装着していた。後日、ヤルミラへタニアの死が狼の仕業だと知らせている。兵舎での集会に参加していたがドラキュラ伯爵が訪れており、操られ持っていた銃を頭に撃って自殺している。

既婚者でヤりたいだけの浮気男。ワルプルギスの夜にタニアと納屋で待ち合わせしてヤっている。タニアとは現地集合現地解散しており、彼女を怒らせている。タニアへはプレゼントとして過去に十字架のネックレスをあげていたが喧嘩の際に彼女から投げつけられていた。ゴロローネ宿屋でヤネクと一緒に酒を飲んでいる。タニアの遺体を掘り起こしたのをレンフィールドに発見されており、彼の逆鱗に触れている。最終、レンフィールドによってスコップで頭を割られて死んでいる。

ミロシュの飲み仲間。ゴロローネ宿屋でミロシュと酒を飲んでいる。ミロシュと一緒に墓荒らしをした際にレンフィールドに右耳を喰いちぎられている。兵舎での集会に参加していたが、ドラキュラ伯爵が訪れ爪で首を切り裂かれて死んでいる。

ルーシーの生徒でピアノを教えてもらっている。ヴァンパイア化したルーシーに墓地へ連れて来られていた。ミナらに血を吸われているのを発見されており、ヴァン・ヘルシングから杭を胸に打ち込まれて死んでいる。

ゴロローネ宿屋で酒が飲める。作中ではジョナサンが立ち寄って泊っている。店内はニンニクを複数箇所吊っていてクサそう。

ボルドー1867年もののワインが用意されていた。

400年以上前からある。

コンスタンティノープルが陥落して迎えた1462年。オスマン・トルコがキリスト教世界を脅かす中、トランシルヴァニア公国に勇敢な伯爵が現れた。その名はドラキュラ。その血なまぐさい功績から”突き刺す”を意味するツェペシュという愛称も。超自然的なオーラをまとい冷酷極まりない伯爵は永遠の命を手に入れるため人の血を好んで飲んだという。

東ローマ帝国の首都であった都市で、現在のトルコの都市イスタンブールの前身である。強固な城壁の守りで知られ、330年の建設以来、1453年の陥落まで難攻不落を誇り、東西交易路の要衝として繁栄した。正教会の中心地ともなり、現在もコンスタンティノープル総主教庁が置かれている。

意味：突き刺す。

アヘン末をエタノールに浸出させたものである。アヘンのアルカロイドのほぼすべてを含んでおり、その中にはモルヒネやコデインも含まれる。モルヒネが高い濃度で含まれているため、アヘンチンキは歴史的に様々な病気の治療に使われたが、主な用法は鎮痛と咳止めだった。20世紀初頭まで、アヘンチンキは処方箋なしで買える場合もあり、多くの売薬の構成物質であったが、常習性が強いため、現在では世界の多くの地域で厳しく制限され、管理されている。

1476年5月中旬と墓石に書かれている。