ザ・フライ
- 1986年アメリカ映画
- 監督:デヴィッド・クローネンバーグ
- 製作:スチュアート・コーンフェルド
- 製作総指揮:メル・ブルックス
- 出演:ジェフ・ゴールドブラム、ジーナ・デイヴィス、ジョン・ゲッツ、ジョイ・ブーシェル、ジョージ・チュバロ、レスリー・カールソン、デヴィッド・クローネンバーグ
<ストーリー>
上手くいけばノーベル化学賞を受賞できたかもしれないと言われた天才科学者セス・ブランドルは、「隣り合う2つのポッドの片方に収めた物体を細胞レベルで分解し、もう片方へ送った後、元の状態に再構築する」という物質転送機「テレポッド」を開発中。無機物の転送実験には成功していたセスだが、有機物では失敗が続いていた。ある日、自分を取材した記者であり後に恋人となるヴェロニカの助言を得たセスは、それをヒントに改良を重ね、遂に生物の転送に成功。しかし、ヴェロニカと彼女の上司で元恋人のステイシスとの関係に嫉妬し泥酔したセスは、その勢いで自らの身体を実験台とした転送を行う。転送直後は何一つ不具合はなく、むしろ転送前より強靭となった事で成功を収めたかに見えたこの実験だったが、その後セスの身体に数々の異変が発生。調査の結果、実験時に彼の入った転送ポッドに1匹のハエがまぎれ込んでおり、再構築にあたって、遺伝子レベルでセスとハエが融合したことが判明した。
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登場人物セス・ブランドル
科学者。乗り物酔いを良くする。過去20歳の時にF32チームに属しておりノーベル賞候補になったことがあった。バートック産業から研究費の支援を受けで物質転送機”テレポッド”を開発した。尚、”テレポッド”は物質の転送は可能であるが生物の転送が失敗に終わっているので研究の途中段階となっていたが、ヴェロニカの密着取材後にヒヒの転送に成功し自身も人間の実験対象となる。自身の転送時に一匹のハエがポッド内に侵入しており、転送途中にポッド内でハエと人間の遺伝子レベルでの細胞融合がされ再構築された状態でハエ人間として転送された。ハエ人間として再構築後は徐々に人格の変化と容姿はバケモノの風貌へと変わっていき最後はヴェロニカによって射殺される。変身途中は代謝が激しいのか甘いものを大量に摂取していた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=YPhM5T1DViw
ヴェロニカ・クエイフ
ジャーナリスト。パーティクル誌の依頼でセスに近づいて研究内容を知ろうとする。”テレポッド”を電話BOXと何度も言う。テレポッドの転送実験をする際にセスからから衣類か宝石を渡すように言われたが履いている黒タイツをワザワザ脱いで渡すイカれ女。カセットテープでセスの”テレポット”の取材を勝手に行ってステイシスに情報提供するが「手品だろ」とあしらわれる。その後、セスとは研究を密着取材し始める中、恋愛関係となる。色々あってセスの子どもを妊娠する。最終、テレポッドと融合したセス(ハエ人間)の頭を銃で吹き飛ばした。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=YPhM5T1DViw
ステイシス・ボランズ
モノリス出版の編集長。ヴェロニカの上司で元恋人。ヴェロニカの家に勝手に入ってシャワーを浴びたり、ヴェロニカをストーカーした気持ち悪い男。ヴェロニカよりセスのテレポッド実験のテープと報告を聞いていたが、ヴェロニカがセスの子を妊娠した際には堕胎のためブレント・シーバス医師に依頼協力をした。最終、セスを殺そうとショットガンを持参するもハエのバケモノになったセスより返り討ちに合い、酵素液を吐きかけられ左手と左足を溶かされた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=YPhM5T1DViw
トニー
セスがヴェロニカと喧嘩をして出かけた先のバーにいた女。セスが100ドルでヤラせろと言って「娼婦じゃない」と不機嫌にキレた。連れのマーキーが100ドルの賭け腕相撲に敗れたためセスの自宅兼研究所へ一緒に行きヤられる。ヤった後にヴェロニカが来た際にセスより「私の母だ」とおちょくられた紹介をされたためキレて出て行った。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=PhBKbW2u2cQ
マーキー
セスがヴェロニカと喧嘩をして出かけた先のバーにいた男でトニーの彼氏と思われる。セスが100ドルで腕相撲をして買ったらトニーを連れて帰ると言い出し勝負をしたが負けて腕をへし折られる。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=PhBKbW2u2cQ
ブレント・シーバス医師
ステイシスよりヴェロニカの堕胎の相談を受けた医師。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=xcWs69gtPq4
産婦人科医
クローネンバーグ監督自身が医師として出演している。ヴェロニカの悪夢に出てきて、妊婦のヴェロニカの出産時に芋虫(赤ん坊)を取り上げた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Q_ep3r9ftBI
セスが自分の恋人に脳天を吹っ飛ばさせるシーンは中々見もの。
ザ・フライ2
- 1989年アメリカ映画
- 監督:クリス・ウェイラス
- 製作:スティーヴン・チャールズ・ジャッフェ、メル・ブルックス
- 出演:エリック・ストルツ、ダフネ・ズニーガ、リー・リチャードソン、ジョン・ゲッツ、ゲイリー・チョーク、アン・マリー・リー、フランク・ターナー、ウィリアム・S・テイラー、ジェリー・ワッサーマン、サフロン・ヘンダーソン、ジェフ・ゴールドブラム
<ストーリー>
前作の続編となっておりセスの子を身籠ったヴェロニカがバートック産業の研究所で出産をする。バートック産業の管理下でセスとヴェロニカの子マーティンは異常なスピードで成長し父であるセスと同じハエ人間の運命を辿る。
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登場人物マーティン・ブランドル
セスとヴェロニカの子ども。ヴェロニカが出産した時は繭の状態でその中に赤ん坊として入っていた。染色体異常により成長スピードが異常に早く5歳で成人の姿となる(ブランドル過成長シンドローム)。早く成長する分死期も早い事を悟っている。また記憶力も良く色々な知識の吸収も長けている。不眠症である。成人になる前にペットの犬がテレポッド実験でバケモノとなったためあまりテレポッドに対して良いイメージはなかったがバートックより研究を任される。バートックを父の様に思っていたが、後に自分がただの実験生物として見られている事に気付く。体が成人になった後、変異し始めベスと一緒に逃走するも変異が進行したためベスの通報によりバートック産業により繭の状態で回収される。その後、ハエ人間となり会社内で関係した人間らを襲った。最終、バートックとテレポッドに入り異常染色体を取り除くことに成功して元の人間の姿に戻った。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yNQRJIz-tqg
ベス・ローガン
バートック産業で働いて半年。元々昇進がすぐできると聞き入職したが夜勤でコンピューターファイリングの整理ばかりやらされていてウンザリしている。マーティンに初めて会った時はハエ型ルアーで釣りゲームを楽しんでいた。マーティンの初めての友達となり、初めての彼女となった女。当初グレー色のゴツイ肩パットの入った服を着ていた。クルーザーに住んでいる。マーティンと性交したためか翌日に遠方の他部署へと転属させられた。自宅へと逃げてきたマーティンと逃走したがモーテルでマーティンの変異が進み手が付けられなくなったためバートック産業に連絡して回収してもらうことにした。一旦、バートック産業へ行き全裸で徹底的に消毒された後に拉致られた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=CCOOoxPateQ
アントン・バートック
マーティンの後見人でありバートック産業の最高責任者。マーティンの事を実験生物くらいにしか見ていない。マーティンに近づくためにコインマジックを見せてマジックワードは胸にしまう秘密の言葉と話した。バートック産業の研究員ではテレポッドの開発が進まず、成人したマーティンにテレポッドの実験を任せた。繭を回収した後、生まれ変わってハエ人間になったマーティンを傷つけずに生け捕りにしろと警備員らに指示した異常者。最終、テレポッドへハエ人間となったマーティンと入り異常遺伝子が集約したバケモノとなり標本室で管理される事となった。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yNQRJIz-tqg&t=111s
ステイシス・ボランズ
バートック産業でヴェエロニカの出産に立ち会っていたが追い出された。後にマーティンとベスが自宅を訪れ助けを請われたが一度突き返すも無理やり入ってきた為に、対処した。セスとヴェロニカとの関係とテレポッドを使用しないと治らないとマーティンの症状に対して助言した。バートック産業に追われていると知ったためマーティンらに自分の車を差し出した。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yNQRJIz-tqg&t=140s
スコービー
警備班長。監視カメラで監視をしており、薄ら笑いを浮かべる気持ち悪い男。軽口をよく叩く。バートックからマーティンの監視を任されている。マーティンの家にある監視カメラでマーティンとベスの性交を見ていた。マーティンの脱走を止めようと殴り飛ばしたが、マーティンにベスとの性交の事をイジったため逆鱗に触れガラス扉に投げ飛ばされ逃走を許した。繭よりハエ人間になったマーティンを生け捕りにしろと警備員らにバートックが指示するも死人が何人も出たことから反対してマーティンをマシンガンで殺しにかかるも後ろからサバ折りされ死亡。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8nKIo6HvB_o
ジェーンウェイ
医者。バートックよりハエ人間の子どもであるマーティンの研究指揮を任されている。マーティンが可愛げがないとして嫌っている。注射を打つのがヘタクソ。最終、繭を回収した後に生まれ変わってハエ人間になったマーティンに殺される。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yNQRJIz-tqg&t=140s
ノーマン・シェパード
マーティンの知能研究担当。マーティンに迷路のテストををさせた後にすぐ立ち去らなかったためにヘルメットから吹き出た液体を顔面に浴びた。最終、繭を回収した後に生まれ変わってハエ人間になったマーティンに殺される。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8nKIo6HvB_o
トリンブル
バートック産業の研究員。テレポッドの起動実験を行っていたが有機物に関してはまだ成功していない。バートックより機械室の制御指示を受けたりした。最終、スコービーより誤射でマシンガンに撃たれて絶命。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8nKIo6HvB_o&t=166s
シムズ
バートック産業の研究員。テレポッド実験でゴールデンレトリバー(犬)を転送して成功したかに見えたが異形の状態で転送された犬より右手の3本の指を喰い千切られた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8nKIo6HvB_o&t=166s
ヴェロニカ・ロニー・クエイフ
セスとの間の子であるマーティンを出産するも産んですぐに亡くなる。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yNQRJIz-tqg&t=140s
セス・ブランドル(ビデオ映像)
テレポッドで自身が転送実験後すぐに録画されたビデオ映像でのインタビューが残っており、息子のマーティンが発見した。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yNQRJIz-tqg
犬
元々、実験用の犬でゴールデンレトリバーだった。マーティンが幼少時に餌付けして仲がよかった。テレポッド実験に使われたが失敗して研究員シムズの手に噛みついた。標本部の標本として2年間地下に監禁されていたところをマーティンが見つけ安楽死させる。当初この犬に関してバートックは安楽死させたとマーティンへ話をしていたがベスに呼ばれたパーティーがキッカケで嘘だと判明した。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=uHWK6H9o54Q