スクリーマーズ
- 1996年アメリカ映画
- 監督:クリスチャン・デュゲイ
- 製作:トム・ベリー
- 出演:ピーター・ウェラー、ジェニファー・ルービン、アンディ・ラウアー、チャールズ・パウエル、ロイ・デュプイ、ロン・ホワイト、マイケル・カロス、ブルース・ボア
<ストーリー>
西暦2078年、惑星シリウス6Bにより発見された鉱石「ベリニウム」の採掘を巡り、惑星開発企業「NEB(新経済統合社)」側と、労働者や科学者の連合との間で戦争が過去50年間続いていた。惑星には連合軍が開発した「スクリーマー」と呼ばれる防御用兵器が投入されていた。「スクリーマー」が出没する地点は不明。所在不明の工場で製造され、生きるもの全てを襲うプログラムにより、今では連合軍側にとっても大きな脅威となっていた。連合軍司令官ヘンドリクスンは無意味な戦争を一刻も早く中止するため、NEB攻撃部隊のエースと共にNEB基地へ和平交渉に向かった。核兵器と放射線で汚染された雪原を進み、廃墟に隠れていた少年デイヴィッドに出会う。
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登場人物ジョー・ヘンドリクスン
連合軍の司令官。NEBの総司令からの和睦を進めてきたが、エースが乗っていた戦闘機が墜落したことと、グリーン長官が2年前に処刑されたことを知り、NEB基地に和平交渉に向かう。NEB側の人間がスクリーマーによって全滅したことに直面。生存者3人の内、ロスはタイプ2の正体を知ろうとする自分の手違いで死なせてしまい、残るベッカーやジェシカと共に自らの基地に案内するも、タイプ3のスクリーマーによって全滅されたことに直面。タイプ3の大群を全滅した後、タイプ2がベッカーだと知り胴体を真っ二つにする。ジェシカとともに、司令官にしか開かない秘密基地に隠された脱出艇に乗って脱出しようと邪魔になっているクレーンを動かす際に、チャックの顔になったベッカーと対決、劣勢の状況を打開し彼を消滅させた。しかし、もう1人のジェシカが現れた際は、自分を投げ飛ばした敵のジェシカを見極めようとしたが、ジェシカがもう1人のジェシカによって胴体を貫かれたことで敵ジェシカに向かって発砲。予備点火の余波で大破した後、機能停止になりかけていたジェシカを看取り、シリウスを脱出した。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=q94F1yvXU4Y
ジェシカ・ハンソン
NEB基地内で闇屋をやっている女性。仲間が次々と失われる中、ヘンドリクスンと行動を共にしていた。ヘンドリクスンに脱出艇に乗ろうと勧められた際、なぜか拒否反応しているが、実はベッカー同様スクリーマーであり、同型のジェシカが現れるまで素性を伏せていたことが判明。ヘンドリクスンによって退けられるが、敵ジェシカがヘンドリクスンを投げ飛ばし、地球に向かおうとするのを自らの手で阻止し、同型のスクリーマー同士の肉弾戦を繰り広げる。しかし、発射2分前のアナウンスを聞いたことで隙を作ってしまい、敵ジェシカによって胴体に風穴が開けられてしまう。その後、敵ジェシカは予備点火の余波で跡形もなく大破し、ヘンドリクスンに敵ジェシカから人間を救ったと称え看取られた後に機能停止した。そのため、劇中に登場するスクリーマーの中で人間を救った唯一のスクリーマーとなった。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=q94F1yvXU4Y
マイケル・ジェファーソン
NEB攻撃部隊所属で通称エース。ある任務のため戦闘機に乗っていたが、乗っていた戦闘機が墜落事故を起こし、連合軍に救助されたことで、ヘンドリクスンにNEB基地を案内した。その後、連合軍の基地に引き返した翌朝、ベッカーを助けようとしたが、タイプ2の正体がベッカーだと知ったヘンドリクスンを制止もむなしく、彼に殺害された。途中の雪山の工場跡でVRサングラスでアダルト動画を見ていた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=sLjWa7heckM
ロス
NEBの兵士。臆病な性格をしている。その結果、タイプ2の説明をしたジェシカの話を真に受けたベッカーに刺殺される。しかし、ヘンドリクスンによって人間であることを周知してしまった。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Pnaj02YWEWo
ベッカー
NEBの兵士。タイプ2の正体が不明な状況の中、ジェシカの説明を真に受け仲間だったロスを刺殺する。実は彼こそタイプ2のスクリーマーで、タイプ3の大群を全滅した翌朝で本性を露にする。「自分自身が親であり兄弟」「俺は生まれつきの悪魔」などと自負するなど冷酷な性格。助けようとしたエースを殺害し、ヘンドリクスンに牙をむけようとしたが、彼によって胴体が真っ二つにされる。しかし、この段階では機能停止になっていなかったのか、その後チャックを殺害し、彼の顔でヘンドリクスンと対峙し優勢に持ち込むが、ヘンドリクスンが持っていたナイフが右肩に刺さり、それを避雷針に電流を流したことで機能不全に陥り転落、特殊なレーザーにより完全に消滅した。なお、ロスとともに姿を現した時の顔は、NEBの司令官のクーパーという男性の顔をコピーしたものである模様。ギネマ旬報データベースには、ベッカーの胴体が真っ二つにされた後の顛末が劇中と違っており、チャックの顔ではなくエースの顔をコピーしてヘンドリクスンと対峙することと敵ジェシカが現れるのと同じタイミングで登場することが記載されていた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=d-60rQsK9-w
チャック・エルバラク
連合軍所属の兵士で、ヘンドリクスンとは旧知の仲。NEBの兵士が持っていた和睦の手紙をタイプ1のスクリーマーを蹴散らしてまで入手した。しかし、和平交渉に行ったヘンドリクスンがNEBから帰ってきたときには他の兵士と共に死亡していたが、自らの顔を被ったベッカーによると、その時点ではまだ生きており、ベッカーの胴体が真っ二つにされ、ヘンドリクスンとジェシカがその場を後にした直後に殺害された模様。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=d-60rQsK9-w
デヴィッド
タイプ3のスクリーマー。本名はデヴィッド・E・ディアリングと名乗っていた。本人曰く4年前に爆発事故で両親は死んで、一人で隠れて生き延びていたと話している。見た目はテディベアを持ったクソガキ。「僕も一緒に。」を連呼する。NEBの本部に向かっていたジョーとエースに途中の雪山の廃工場で発見された。NEBの本部に到着前にベッカーより腹部を狙撃され負傷。最後はエースにより銃撃でトドメを刺され機能停止した。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=4Hpd3n4FCUg
グリーン長官
連合軍の長官。総司令部よりNEB側から和平協定結ぶための休戦要請があったとジョーとチャックに報告した。また惑星シリウス6B以外の他の惑星(トライトン星)でもベリニウムが見つかり、採掘時に放射能の危険はなかったと報告した。後にエースの供述で判明するが2年前に連合総司令部に逮捕され処刑されて死んでいる。(3Dの通信映像で出現)
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=d-60rQsK9-w