ヘルボーイ 2019年版

ヘルボーイ 2019年版

 

今作は監督がニール・マーシャルとなっています。また、ヘルボーイ役もデヴィッド・ハーバーになっています。

作品紹介
ヘルボーイ 2019年版
  • 2019年アメリカ映画
  • 監督:ニール・マーシャル
  • 製作:ローレンス・ゴードン、ロイド・レヴィン、マイク・リチャードソン、フィリップ・ウェストグレン、カール・ハンプ、レス・ウェルドン、マシュー・オトゥール、ヤリフ・ラーナー
  • 製作総指揮:ラティ・グロブマン、クリスタ・キャンベル、ジェフリー・グリーンスタイン、アヴィ・ラーナー、トレヴァー・ショート、ジョン・トンプソン、マイク・ミニョーラ、マーク・ヘルウィグ
  • 出演:デヴィッド・ハーバー、ミラ・ジョヴォヴィッチ、イアン・マクシェーン、サッシャ・レイン、ダニエル・デイ・キム、トーマス・ヘイデン・チャーチ

<ストーリー> 地獄で生まれ、地球で育てられた悪魔の子ヘルボーイ。超常現象調査防衛局「B.P.R.D.」のエージェントとして活躍する彼に、イギリスを荒らしまわる巨人退治のミッションが下される。暗黒時代に封印されたブラッドクイーンが1500年の眠りから覚めたことを知ったヘルボーイは、霊媒能力を持つ少女アリス、ベン・ダイミョウ少佐らとともにブラッドクイーンへと近づいていく。しかし、ブラッドクイーンはヘルボーイを王として迎え入れる企てを図り、ヘルボーイは彼女の甘言と魔力によって世界を滅亡させるほどの強大なパワーを手にしてしまう。

 

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登場人物

【超常現象調査防衛局(B.P.R.D.)】

コロラドに基地がある。

ヘルボーイ/アヌン・ウン・ラーマ

ラスプーチンが過去に現世へと古代の儀式で呼び出したアーサー王の末裔と悪魔との間に出来たハーフ。回復能力が高く、右手にグローブの様な物を着けている。かなりの怪力でよくスマホを壊している。人間と自身の見た目の違いからコンプレックスがあるため、人間に似せるために元々あった角を切り落している。過去にグルアガッハとアリスの赤ん坊取り替えの場に出くわしており解決している。ブルーム教授から髭剃りについての説明を受けていた。ブルーム教授からの依頼もあり、巨人族討伐のためオシリス・クラブの元を訪れて自らの生い立ちを知り、ハメられたが結果として巨人族を無双し討伐している。ブルーム教授から新品の銃を貰っている。ブルーム教授よりニムエの棺が奪われたため、紹介されたベンとアリスと一緒に調査するためにオシリス・クラブの本部へ向かってグルアガッハと戦っている。ニムエの幻に誘惑されてブルーム教授に反抗していた。途中バーバ・ヤーガと契約をして目をやる約束をしていた。セントポール大聖堂で獣化したベンと共闘してグルアガッハと戦っている。最終、エクスカリバーを引き抜いてニムエと戦って勝利している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=dt5g5_1cKVk

アリス・モナハン

霊媒少女。霊を感じると霊能頭痛が生じる。内臓を口から出して(エクトプラズムで)霊を現世に呼び出すことが可能。両親は20年前に死んでいる。赤ん坊の頃に妖精から狙われて誘拐されており、グルアガッハとり替えられたが、ヘルボーイに助けられており、彼に友好的な態度を持つ。机の下に仕込み銃を設置している。1回10ポンドで降霊術や占いをしている。巨人討伐後のヘルボーイを男4人(400ポンド払って)と協力して自宅へと搬送している。ベンへ家の窓ガラスを割られたため100万ポンド請求していた。ヘルボーイとニムエの棺の調査に同行している。ペンドルヒルのゾンビらを殴って霊体を離脱させる能力を披露していた。ニムエの毒針に刺されたがマーリンにより引き抜かれて助かっている。セントポール大聖堂でブルーム教授の降霊術を行って正気を失ったヘルボーイを説得していた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=JL2ThwYSI_4

トレヴァー・ブルーム教授

ヘルボーイの育ての父。科学者で超常現象についての専門家。元々ナチスのラスプーチンがヘルボーイを地獄から呼び出したところ、彼を殺さず育てた事によりヘルボーイから父と慕われている。ヘルボーイに髭剃りについて語っている。1943年のオシリスクラブの狩りに参加していた。ヘルボーイにベンとアリスと組んでニムエの棺が奪われたので調査するよう指示し、ヘルボーイへ新しい銃を渡している。ニムエの事を調査していた。ヘルボーイが10歳の時に、彼へ銃を与えてヴィルドゥンゲンの森へトロル狩りをさせている。セントポール大聖堂でニムエに殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=dt5g5_1cKVk

エステバン・ルイズ

捜査官。3週間前のヴァンパイアの巣への捜査途中でヴァンパイアとなっている。元々、ヘルボーイの飲み仲間であったとされヒッピー風のギターを弾いていたとされる。ティワナのルチャリブレのレスラー”カマゾッツ”としてヘルボーイとリングで戦い変態した末に前戦したが、ヘルボーイからリングポールへ胴体を突き刺さらせて殺されている。”やがて終わりが訪れる…”とメキシコ語でヘルボーイへと語っている。死体はヘルボーイによって聖母グアダルーペの礼拝堂のそばに5メートル地中に埋められ埋葬されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=qV650HbH3co

ベン・ダイミョウ少佐

M-11特殊部隊の隊長。ジャガー人間。血清を打たないとジャガー人間に変異する。過去にベリーズの村でジャガー人間に遭遇し左頬に爪で引っ掻かれた痕があり感染している。前職は保険経理士。B.P.R.D.の協力者としてブルーム教授がアリスのマンション廊下でヘルボーイに紹介している。アリスから警官隊を自宅へ突入させて窓ガラスを割られたため100万ポンドを請求されていた。ヘルボーイらとニムエの棺の調査へと向かっている。ユダの銀貨を溶かして聖人ドミニコの血を混ぜて鋳造し教皇が祝福を授けた銃弾を作ってヘルボーイを殺す準備をしていたが終盤にアリスの降霊術でヘルボーイを説得できたため使用せずにいた。後半にセントポール大聖堂でヘルボーイと共闘して強化されたグルアガッハと戦っていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=dt5g5_1cKVk

ロブスター・ジョンソン

伝説のナチス・ハンター。銃と体術を駆使してナチス兵を銃で殺しまくっている。第二次世界大戦のドイツのナチス兵をスコットランド沖の島で殺した後に魔術師ラスプーチンの額に手に装着しているロブスターのハサミロゴを焼き印で付けている。ブルーム教授とは友好関係を気付いている。エンドクレジットで霊として墓地でヘルボーイと会っている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=hwAZYyFx3r8

【死の巨人】

ギガントゥム・モルティス(死の巨人)

骨髄を好物としている巨人。墓から度々蘇り人間を発見しては襲っている。作中では3体が兄弟として出現しており、オシリス・クラブを襲撃し、クラブメンバーを殺しまくっている。ヘルボーイを殺そうとしたが逆襲を受けて全員死んでいる。巨人族用の衣装や武器を所持しているが、どう用意したかが不明となっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=LGVVp5A_rTY

【魔女軍】

ヴィヴィアン・ニムエ/ブラッド・クイーン

不死の魔女。驚異的な回復力を持つ。過去、人間に対して伝染病を広めて絶滅しかけるまでの害を及ぼしていた。ペンドルヒル紀元517年に古木オークでアーサー王によりエクスカリバーでぶつ切りにされて世界の地の果てへと体の一部をアーサー王の兵によって神の言葉で封印されている。以降1500年封印されている。グルアガッハに対してバラバラになった体の一部を回収させて褒美を与えると言っていたが、最終的に裏切って殺している。セントポール大聖堂でブルーム教授を殺した後にヘルボーイを利用して世界を地獄に変えようとし、自身は妃になろうとしているが正気を取り戻したヘルボーイにエクスカリバーで切り刻まれており、首を地獄へと投げ込まれて殺されている。現代のロンドンの町を疫病まみれにしていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DTKFgHF1vWQ

グルアガッハ

妖精に使える魔物。過去に妖精の指示によりアリスと取り替えられた赤ん坊に化けていてヘルボーイに退治されていたため、彼に因縁がある。鉄が苦手。人間の顎を食うことでその人間の声をコピーすることができる。ヘルボーイによって猪の姿にされた過去を持っており、因縁がある。自身が人間に戻るため、バーバ・ヤーガの元へ訪れてはヴィヴィアンを復活させて力を得ようとしており、世界にバラバラにされた彼女の体の一部を回収している。聖セバスチャン修道院の僧侶を殺してヴィヴィアンの体の一部を回収している。オシリス・クラブへも向かい会員とレディ・ハットンらを殺してヘルボーイと揉み合いとなっていた。ヘルボーイ以上の力をヴィヴィアンに与えられており、獣化したダイミョウとヘルボーイ相手に戦っているが、ヴィヴィアンにより魔法で極端に若返らされて殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=T7TVmbOmVAE

バーバ・ヤーガ

生きた動く屋敷に住む魔女。過去にスターリンの亡霊をネクロポリスで呼び出そうとしたところヘルボーイに銃で右目を撃ち抜かれて右目が無い。その後、生きた動く屋敷(異次元)へと追放していることからヘルボーイに因縁がある。両足が無く装具を着けている。体が異常に柔らかい。グルアガッハを使い、ヴィヴィアン復活を企てている。部下の魔女らにニムエのバラバラになった体をくっつけさせている。ヘルボーイを自らの屋敷に呼び出して人間の子どもを煮込んだ鍋を披露している。ヘルボーイと契約してニムエの居場所を教える代わりに目をもらうと約束している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=qV650HbH3co&t=309s

【その他】

アーサー王

ペンドルヒル紀元517年に古木オークでマーリンらとヴィヴィアンをエクスカリバーで切り刻んで封印している。エクスカリバーの剣を使用できる唯一の血筋。セントポール大聖堂の地下で死体とエクスカリバーが埋葬されていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DTKFgHF1vWQ

賢者マーリン

王の賢者として使えていた。ペンドルヒル紀元517年に古木オークでアーサー王と協力してヴィヴィアンを封印している。アーサー王の休戦破棄に目をつむったせいで、ブラックフィンの洞窟の地下へ永遠に生き埋めにされて棺桶に封印されていた。棺桶から起こされて、ヴィヴィアンの術がかかった毒枝を首にささった状態となったアリスを助けている。ヘルボーイへ彼の生い立ちとエクスカリバーを手にさせようとしたが、ヘルボーイが剣を引き抜かなかったため消滅している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DTKFgHF1vWQ

ガネイダ

ヴィヴィアンを裏切った魔女。ヴィヴィアンの腹心であったとされる。アーサー王と結託してヴィヴィアンを封印している。ニムエが復活した際に妹らの魔女らと現れて命乞いをしていたが、妹らはニムエに殺されている。生き残ったがニムエの毒針に犯されたアリスを救う方法としてマーリンの居所をヘルボーイらへと教えている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DTKFgHF1vWQ

アダム・グラーレン卿

オシリス・クラブのリーダー。過去にブルーム教授とも巨人狩りをした仲であり交友関係である。ヘルボーイを巨人退治の助っ人としておびき出して殺そうとしていたが、巨人に襲われて死んでいる。オシリス・クラブのメンバーであるカープ博士とオーガスト・スウェインをヘルボーイに紹介している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=LGVVp5A_rTY

レディ・エリザベス・ハットン

オシリス・クラブの霊媒師。白目。水晶をよく使用する。クラブメンバーらと降霊術に参加し、副作用(ヘルボーイが世界を滅ぼすのを阻止する者)として歳をゆっくりとしかとらなくなっている。ヘルボーイに誕生についてを彼に水晶で見せて説明している。昔、預言者としてブルーム教授と組んで第二次世界大戦時は極秘任務についていたとされる。グルアガッハに襲撃されて首を絞め殺されている。アリスによりエクトプラズムにて状況を証言している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=qV650HbH3co&t=309s


 

豆知識
ペンドルヒル

イギリスの地名。魔女裁判で有名。

エクスカリバー

神の力が宿った剣。当初は石に刺さっており振動している。ヘルボーイが持つと炎を発する。

ヴァンパイアの弱点

一応十字架に怯む。

サソリの毒

ヘルボーイはサソリの毒針の毒を注入されても平気である。

オシリス・クラブの車

ナンバー”664LOR”である。

B.P.R.D.(超常現象調査防衛局)の内部

エージェントメンバーが死ぬと機関内の石壁に名前が刻まれる。

ブルーム教授の教え

ヘルボーイへブルーム教授より父は”ヒゲ剃りは紳士の最も重要な日課だ”と言っていたと教えを説いている。

オシリス・クラブ

B.P.R.D.の顧問役。1866年創立のイギリスのオカルト組織として知られている。太陽神ラーを崇める友愛結社とされている。暗黒の勢力と戦う組織である。墓から甦る巨人を狩っているとされる。隠し部屋に巨人の頭を飾っている。ブルーム教授らとは長い付き合いである。ストリップクラブではない。メンバーらは電流の流れる槍を装備して巨人狩りをしている。

ロング・シャドー

ヘルボーイが巨人討伐でオシリス・クラブに用意された移動用の馬。

アリスらの使用していた車

ナンバー”GF52 JXE”である。

ジャバ・ウォック

ルイス・キャロルによるイギリスの児童小説『鏡の国のアリス』にある架空の生物。

バンダー・スナッチ

ルイス・キャロルの詩『ジャバウォックの詩』と『スナーク狩り』で言及される架空の生物である。

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アリスの家の仕込み銃

銃弾に天使の骨が仕込まれている。

M-11特殊部隊

戦後すぐに解散されたと知られる特殊部隊。実際には解散せずに今も尚活動を続けている。

M-11特殊部隊の車

ナンバー”YDI7 MRB”である。

エクトプラズム

霊能者などが「霊の姿を物質化、視覚化させたりする際に関与するとされる半物質、または、ある種のエネルギー状態のもの」を指して用いられる。 サイコプラズム、アイドロン、幽物質とも呼ばれる。

【バーバ・ヤーガの儀式】

夜よ

忠実な謎の保護者よ

ベス・エメト・ハマ

輝く星々と月よ

憎しみの日の炎を燃やせ

ベス・エメト・ハマ

ベス・エメト・ハマ

血の女王ニムエは蘇った

ニムエは決して死にはしない

M-11特殊部隊の基地

フィッシュ&チップスの店の地下である。

ウィンストン・チャーチル

イギリスの政治家、陸軍軍人、作家。

【解放の魔法】

ウビラシャ!

 

【血の回収魔法】

エス・エム・エト・ナムラ

エス・エム・ガン・ドゥヘス

エス・エト・ナマール

ハダード・ナウグラン

イニエラ!

エス・エト・ナマール・ハダード

エト・スーラ・エス・アヌン

エト・スーラ・エス

アーサー王の血筋

アーサー王の血筋として末裔の娘がいた。末裔の娘は魔女でサラ・ベサニー・ヒューズである。サバトに集っていたとされる。1574年のワルプルギスの夜に悪魔と結婚し、ヘルボーイを産んでいるとされる。

アヌン・ウン・ラーマとは

称号:全てを破壊する者。 ヘルボーイは悪魔と人間のハーフであるが人間の王となる定めがある”黙示録の獣”である。

【地獄の断片】

ヘルボーイがエクスカリバーを引き抜いて地獄からの軍勢が現れたシーンがある。巨大な死の天使が歩いたり、炎を吹き出すバケモノや人間を簡単に引き千切る巨大なバケモノが現れている。

エイブラハム・サピエン

作中の終盤で水槽が映し出されており、その存在が確認されている。半魚人。

 



おまけ

ポスターのキャッチコピーは「悪かったな、俺がヒーローで。」。

<不滅の戦士>

原作のいくつかのストーリーを大筋にまとめたとコメントされている。ベースとして「ヘルボーイ:百鬼夜行」のストーリーを元に製作されている。

<神々と悪魔たち>

・ヘルボーイのラテックスボディには人工的に体毛を植え込んでいる。武器ベルトのポケットが小型化している。武器は38口径の空砲リボルバー(140年オーストリア製)を使用している。ヘルボーイの特殊メイクに要する時間は約2時間である。

・ニムエのバラバラの体を作っている。ニムエの衣装はワザと地味にしている。つぎはぎの部分のみのシールの皮膚を作っている。

・グルアガッハの頭部は機械である。

・バーバ・ヤーガのメイクに4時間かけている。

・オシリス・クラブの槍にはクロムを模倣できる塗装技術で対処している。

・B.P.R.D.の車は六輪駆動車であり、全て一から組み立てている。

※ブルガリアのソフィアに特殊メイクスタジオがあり製作している。

<血の女王の復活>

・巨人狩りの舞台である当時のイギリスはブルガリアで撮影している。

・オシリス・クラブの建物内の造形はかなり手の込んだ物となっているが完成度がかなり高いと評価されている。

・監督はCGをほぼ使用することをせず実写にこだわった作品とされている。



恐怖度

☆★★★★

<感想>

ギレルモ・デルトロ監督作品とは違い、ヘルボーイの存在を掘り下げる内容となっています。アクション映画としてはまぁまぁ普通に観れる作品。前後するが、デルトロ作品の序章として観ればストーリーがつながる。

 

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