管区長。冒頭で小さな箱を抱え聖ゴダール教会で息絶える。枢機卿と会う約束をしていた。”眠りの兄弟”という近くにいる者が同じ夢を見る現象を体験している。実際には予知夢で何年も夢を見ていたとされている。日記に”恐るべきものが目を覚まそうとしている”と文章として残している。司祭が修道女から状況報告を受けている。元々、聖ゴダール教会に30年以上住んでいた。週1回食料調達のため外出していた。

大司教。カールトン神父の鍵を発見し、聖ゴダール教会へ訪問している。教会内で緑色の液体を発見し、バイラック教授へ彼の日記を持って助けを求めた。学院生らが寄生され襲ってきた際に独りで鏡の部屋に隠れて様子を伺っていた。寄生されたケリーが反神の父を鏡から連れ出そうとした際に落ちていた斧で左腕と頭を切り落したが効果はなかった。最終、勇敢にもその場を見ていたキャサリンがケリーごと鏡に突っ込んだが助け出そうとせずに斧で速攻鏡を割って封鎖している。

ドップラー物理学研究所に所属している。大学で物理学の講義を開いていた。講義では人間は宇宙の秩序を探究して来たが、それ以上のものも存在しており、世の中には証明できない事柄がある事を語っている。ルーミス司祭より助けを求められ、大学院生らを招集し緑色の液体の解明を行った。

怪力の黒人。リサの様子を見に来たが、リサがタイピングで「私は生きている。」をずっと打っていたため異変に気付くもリサより殴り飛ばされスーザンによって口移しで液体を口に流し込まれている。その後、アメージング・グレースを歌いながら階段の建付けの木をむしり取って自身の首を切り裂いて死んでいる。なぜか首に包帯を巻いて生き返り不気味に笑っていた。ルーミス司祭の部屋に入り鏡を見て顔芸を繰り広げている。終盤にマーシュと揉み合いとなっていた。

腐食サンプルの酸度が高すぎるとレーイ博士に話している。気分転換に聖ゴダール教会の外へ出ていたがホームレスらに待ち伏せされており、ホームレスから落ちてあった自転車の破損した後輪を突き刺されて絶命している。

口ラッパが得意。エッチンソンらを指揮している。緑色の液体がスーザンらによって移動させられた事態を察知してリサの部屋を訪れたが、彼女に液体を顔面目掛けて吐きかけられた。その後、廊下でマーシュを襲ったが、木材で殴り倒され返り討ちにされている。

聖ゴダール教会の外に出た所、ホームレスの女にハサミでメッタ刺しにされて絶命している。その後、死体は体中の虫に操られ、「メッセージを伝えに来た」と言い屋外から話しかけてきている。

終始存在感の薄い男。終盤に寄生されたマリンズに液体を吐きかけられていた。

緑色の液体により引き寄せられた浮浪者。異様に肌が白い。聖ゴダール教会の外で待ち伏せっしておりエッチンソンを破損した自転車の後輪で突き刺し殺している。

ニール大で理論物理学を勉強している。キャサリンに気がある。ジロジロキャサリンを終始見ていて気持ち悪い男。バイラック教授の助手で呼ばれた。バイラック教授の事を科学より哲学に向いていると考えている。検査データより緑色の液体がエネルギーを放出している事をバイラック教授に伝えた。一度、教会から逃げ出そうとしたがホームレスに囲まれて断念している。終盤は寄生されたコールダーにより揉み合いとなっていた。最終、1999年から発信されている予知夢でキャサリンの存在を見ている。

応用物理学を勉強している。素粒子の世界を猫に例えてウォルターに説明したが理解されなかった。数学のためにバイラック教授の講義を受けている。マーシュに食事を誘われ速攻で肉体関係となっている好き者女。古文書よりPCへ2千年前の数式を入力している。終盤で寄生されたケリーが反神の父を鏡の世界から連れ出そうとしたため阻止しようとケリーと鏡の世界へ飛び込んだが、バカ司祭のアシストもあり最終的に鏡の世界へ閉じ込められて1999年からの予知夢内で存在が確認されている。

兵器開発のために学位を取ろうと勉強している。バイラック教授に急遽呼び出される事になったが、当初美人の弁護士とデートの約束をしていた。研究の休憩中に仮眠をした際に予知夢を見ている。緑色の液体によりおかしくなったリサやスーザンの様子を目撃し、クローゼットに隠れている。クローゼットの外でスーザンとリサに監視されていたため壁の反対側よりマーシュらと協力し壁をぶち抜き脱出している。キャサリンとケリーが鏡の世界に閉じ込められてから真っ先に教会から逃げ出している。

生化学を勉強している。緑色の液体を前にサンプルを採れないかと話していた。右腕にアザが出来たが段々アザが中世の占星術師魔術で使う印になってきている。仮眠をとったが、スーザンとリサによって自室内に運ばれてきた緑色の液体が大量に体内に入り腹が妊婦の様に膨れ上がり、その後寄生してミートソースを全身に塗りたくったような状態となっている。その後、気持ち悪い笑顔で念力を使用している。鏡の世界に手や指を入れるのを好んで行う変な奴。最終、神父の潜んでいた大きな鏡のある部屋へ向かい反神である父を鏡の世界から連れ出そうとしたが、神父とキャサリンの邪魔が入り、キャサリンもろとも鏡の世界に閉じ込められた。

放射線学者。既婚者。X線で緑色の液体が入っている容器を撮影して中からしか開かない仕組みであるとバイラック教授へ報告している。緑色の液体の入っている容器と蓋は700万年前に作られた物らしい。緑色の液体の一部が顔面に降り注ぎ体を乗っ取られる。体を乗ったられた後にマリンズの首の骨を折って殺している。リサのベッドに忍び込んで口からリサへ液体をぶっかけた。また、コールダーへも口移しで液体を体内に流し込んでいる。途中、緑色の液体の入った容器をリサと一緒にケリーの部屋へ移動させている。ケリーに寄生した緑色の液体を監視していた。最終、リサの後に続き窓から外に掘り投げられた。

アジア女。自らをアジア人と呼ばれる事を嫌っている。神学博士号を取るため古代聖書の分析論文を作成している。”民数記”が苦手。PCで古文書の解読を行った。スーザンによって顔面に液体を吐きかけられた後に体を乗っ取られたのかPCへ「私は生きている」とタイピングしまくっていたところをコールダーに発見されている。その後、コールダーを殴り飛ばした。部屋に来たレーイ博士にも顔面へ液体を吐きかけている。途中、緑色の液体の入った容器をスーザンと一緒にケリーの部屋へ移動させている。ケリーに寄生した緑色の液体を監視していたが、クローゼットに隠れていたウォルターを捕まえようとウォルターにしがみ付いたがバイラック教授とウォルターによってレンガで散々殴られた挙句窓越しに外へ投げ出された。

ラテン語の翻訳家。聖ゴダール教会内でスーザンを探していたが、スーザンによって後ろから忍び寄られ首の骨を折られて死んでいる。死体の口から緑色の液体が体内に入りバリケード内に閉じ込められていた。一旦、逃げ出すためにバイラック教授らがバリケードを解いた途端にドアから出てきた。多少暴れたがバイラック教授により顔面に鉛筆を突き刺されて撃退されている。

カールトン神父が冒頭で抱えて死んだ小箱の中身であるが、聖ゴダール教会の秘密の部屋の鍵が入っている。

16世紀にスペインとの協定で建てられた教会である。場所はロサンゼルスである。

”善を勧め、悪を懲らしめる”という意味。作中でバイラック教授が旧約聖書の説明で用いている。

旧約聖書の主人公。悪魔によって様々な災いが降り注ぎますが、どんなに苦しみの中にあっても神様を信じ続けた人物として有名。信仰によって、堅く正義を守った人として知られている。

英国放送協会。British Broadcasting Corporationの略。イギリスのラジオ・テレビを一括運営する公共放送局の事である。

近くにいる誰もが皆同じ夢を見る事である。この宗派はバチカンは知らないとされている。ラテン語、コプト語、ギリシャ語を用いられる古文書が存在している。古文書自体は何度か改ざんされていて緑色の液体の内容が記されている。

1か月前から活性化し始めたが、内容としては“神に反するもの”の息子＝暗黒の王子（原題の“Prince of Darkness”）であり、何千年もの間、教会によって封じ込められていた存在である。いっぽうでその息子は鏡を通じ、父たる邪悪な反神（アンチ・ゴッド）を現実の世界に召喚しようとたくらみ、作中では院生たちは一人ずつ、行動を支配されていく。尚、エネルギーを真っ直ぐに放出している。

本作ではイエス・キリストは実は地球外に存在し、反神について人類に警告するためにやってきたと解釈がなされている。

虫が密集して表現されている。

作中では”世紀の発見”とされている。超新星は科学界に重大な意味を持つ発見です。爆発はカンブリア紀（人類誕生のはるか以前）、宇宙の彼方で起きて、その光が秒速約30万キロで広大な宇宙を横切り地球へと届いたのです。

戦略防衛構想。敵の戦略ミサイルをレーザー-ビーム兵器などにより大気圏や宇宙で破壊する防衛システムの研究構想。1983年アメリカが提唱。俗にスター-ウォーズ計画とも言われている。