4匹の蝿
- 1971年イタリア映画
- 監督:ダリオ・アルジェント
- 製作:サルヴァトーレ・アルジェント
- 出演:マイケル・ブランドン、ミムジー・ファーマー、ジャン=ピエール・マリエール、バッド・スペンサー、フランシーヌ・ラセット、アルド・バフィ・ランディ、カリスト・カリスチ、マリサ・ファブリ
<ストーリー>
ロックバンドのドラマーをしているロベルトは、執拗に自分をつけ回すサングラスと黒衣で身を固めた謎の男に悩まされていた。 ある晩、バンド仲間とのセッションを終えたロベルトは、薄暗い街路から自分を見つめる例の男を発見し、足早に立ち去る男を追って無人の劇場に辿り着く。 つけ回されることへのいらだちから男との口論の末、ナイフで威嚇されたロベルトは、男からナイフを奪おうとしたところ、誤って相手を刺してしまった。すると、無人の2階席から突然現れた不気味な仮面を被った人物によって、その惨状を写真に撮られてしまう。 それを契機に、ロベルトの周囲で無言電話や現場を捉えた写真が舞い込むなどの脅迫が始まる。
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登場人物【トビアス夫婦】
フラング通り23番地に住んでいる。定期的にホームパーティーを開いている。ロベルトがカルロ・マロージを劇場で殺して以降、自宅へ怪文書が度々送られて来ている。
ロベルト・トビアス
ドラマー。妻ニーナがいる。序盤に夜のアーケード街で変な夫人に花びらをぶちまけられていた。尾行していたカルロ・マロージを追い返しており、劇場まで追いかけて口論の末にナイフで刺し殺している。カルロ・マロージを殺した現場を変なマスクの男に証拠写真として撮られている。その後、自宅の住所へ郵便物として殺したカルロ・マロージの身分証明書や劇場での写真が郵送されている。夜に変なマスクの男に自宅へ忍び込まれて首にロープを巻き付けられ脅されている。妻ニーナへ打ち明けてすぐにディオの元へ相談しに行っている。犯行のトラウマからサウジアラビアの処刑されている悪夢を頻回に見ている。教授が見張り出してから雨の日に犯人と郵便配達員とを間違えて木の棒で殴っていた。ディオの勧めもあり、オカマ探偵のジャンニに探偵依頼をしている。一旦自宅へ帰った時にニーナが警察から取り調べされショックを受けていたが自身は自宅に残る事を決意している。ダリアの死後にベレッタ銃を護身用として購入している。終盤にベレッタ銃を構えて自宅で待機していた所をニーナが帰宅したが蝿の装飾をしたネックレスで彼女が一連の連続殺人の犯人であるとわかったため問い詰めも置いておいたベレッタ銃を奪われて反撃されてしまう。銃声を聞き駆け付けたディオのおかげでニーナが逃げ出した為2発の銃撃を喰らっているが生き残っている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=2DWUh-R7rxg
ニーナ・トビアス
ロベルトの妻。一連の殺人事件の犯人。パラノイア患者。精神病院で死んだ母がいる。過去に義理の父が死んでおり、遺産相続をして金を持っている。豚のような義理の父とロベルトが似ていると話している。義理の父からは男として育てられて恨みを持っていたが自身が精神病院を退院より先に死んでいた為、自身で殺せないまま不完全燃焼であった。犯行を動機としては精神病院退院後に知り合ったロベルトが、死んだ義理の父に瓜二つであったため代わりに殺そうと犯行計画を立てたとされる。夜中にかかってきた無言電話をとっている。その後、夫ロベルトから殺人の話を打ち明けられて家を逃げるように提案している。その後、ホームパーティーの最中に警察からの電話で、アミリアの死の報告と犯人は異常者だと知らせを受けている。警察が自宅へ来てアミリアの遺体写真を見せられショックを受けていた。ロベルトへ家に戻らずどこかへ行こうと言ったが、一緒にロベルトが来てくれなかったのでキレて出て行っている。終盤で、自宅へ戻って来ており、蝿のネックレスを着用しているのを見たロベルトから犯人とバレている。ロベルトのバレット銃を奪い、彼の左肩と左太腿を撃ち抜いている。最終、わき見運転をしながら車で逃げようとしたがトラックに衝突して死んでいる。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=38RmysSiV-4&t=162s
アミリア
トビアス家の家政婦。喫煙者。ロベルトに関わっている犯人の正体を知っている。公衆電話から犯人に連絡して黙っている代わりに現金を公園の遊び場へ持ってくるように話して待ち合わせている。公園内で逃げ回るも、犯人に捕まり喉を切られて最終殺されている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=38RmysSiV-4&t=162s
【ロベルトの友人】
ミルコ
ロベルトの所属しているバンドメンバー。メンバー思いの良い奴。ロベルトへ演奏について聞いているが、リズムが合っていないとダメ出しを喰らっている。サウジアラビアの処刑方法をホームパーティーで話して場をシラケさせていた。その後、再びホームパーティーの場でロベルトを見て元気がない様子だったので話かけている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=38RmysSiV-4&t=162s
アンドレア
アホ作家。くだらない内容の物語を思いついてはホームパーティーに来た女性へ話している。ニーナと別居中のロベルトの事を心配しており、マリアの事を話していた。夜にマリアと待ち合わせをして会っていた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=38RmysSiV-4&t=162s
【協力者】
ジャンニ・アロージオ
オカマの私立探偵。ロベルトから探偵依頼を受けて食事を奢らせている。ロベルトの自宅や各地(オカマの家も含む)へ向かい情報収集をしている。犯人と思わしき人物を追跡していたが尾行先の駅構内にあるトイレで犯人から木の棒で頭を殴られ弱った隙に毒薬を注射されナイフで切り殺されている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=38RmysSiV-4&t=162s
ディオ/全能の神
自称:全能の神。正食論者。クソ野郎という名のオウムを飼っている。小汚い格好であることが多い。川で釣りをしており、小魚を4匹釣っている。水質汚染が酷いとぼやいていた。ロベルトの相談を受けて脅している犯人を突き止めるために探偵のジャンニを推薦している。また、教授に身の回りを監視させるように話している。国際芸術葬儀展でロベルトと教授と3人で待ち合わせをして犯人がパラノイア患者であるという特徴を共有している。ベレッタ銃を購入したロベルトへ助言をしている。終盤に銃声を聞いてトビアス邸へ駆けつけている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=WHFvqWs98VM
教授
物腰が柔らかい対応をするため”教授”と呼ばれてる。いつもハンモックの上で寝ている。ロベルトと会うなり100リラせびっていたが50リラしか貰えていない。女性の手に人前でもキスする。聖書を1280節暗記している。聖書の一文を話すことが多い。ロベルトの自宅の見張りを日当1500リラで引き受けている。国際芸術葬儀展ではタバコの火を借りるフリをしてタバコを入れ替えている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=WHFvqWs98VM
【ロベルトの愛人たち】
ダリア
女狐。ニーナの親友で、従姉妹でもある。既婚者のロベルトとニーナが不在の時にトビアス邸へ訪れ、一緒に風呂やベッドに入ってイチャついていた。犯人がトビアス邸へ侵入し、額をナイフで切り付けられ階段を転げ落ちている。階段を転げ落ちた際にナイフでトドメを刺されて死んでいる。警察により遺体の一部(眼球)を網膜検査に回されている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=38RmysSiV-4&t=162s
マリア
トビアス夫婦の近所に住んでいる住人。郵便配達員がいつもランバルディ宛の郵便物(スウェーデンのポルノ雑誌)を間違えて届ける事にキレていた。既婚者のロベルトに恋してるため結婚しないし、男を寄せ付けないでいる。ニーナと離婚したロベルトと結婚したいと思っている。夜にアンドレアと待ち合わせをして会っていた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=38RmysSiV-4&t=162s
【共謀者】
カルロ・マロージ
エロおやじ。ロベルトに尾行しているとイチャモンを付けられてナイフで威嚇したが、持っていたナイフを奪われ刺し殺された黒ずくめの男。死んだかと思われていたが生きており、犯人との共謀者。イタリア料理店ので自身の食べたナポリタンの片づけをしていたウェイターのケツを触っている。イタリア料理店の電話で犯人へ連絡をして自宅で落ち合う約束をしている。自宅へ訪問してきた犯人に金属の置物で頭を殴られ首を針金で巻かれて殺されている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=38RmysSiV-4&t=162s
【その他】
ヴィラ・ラピディ
精神科医。”ヴィラ・ラピディ精神療養所”の院長。ジャンニが犯人と思われる人物の過去の情報の聞き取りと病状の説明を受けている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=38RmysSiV-4&t=162s
ピニ
警察長官。ダリアの遺体の網膜検査をさせて欲しいとロベルトへ話して検査をしたところ網膜内の映像で”4匹の蝿”を発見している。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=38RmysSiV-4&t=162s