エイリアン3
- 1992年アメリカ映画
- 監督:デヴィッド・フィンチャー
- 脚本:デヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル、ラリー・ファーガソン
- 製作:ゴードン・キャロル、デヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル
- 製作総指揮:エズラ・スワードロウ
- 出演:シガニー・ウィーバー、チャールズ・ダンス、チャールズ・S・ダットン、ランス・ヘンリクセン、ブライアン・グローヴァー、ラルフ・ブラウン、ダニー・ウェッブ、ポール・マッギャン、ピーター・ギネス、フィル・デイビス、ピート・ポスルスウェイト、ヴィンチェンゾ・ニコリ、レオン・ハーバート、クリストファー・ジョン・フィールズ、カール・チェイス、クリストファー・フェアバンク、ナイオール・バギー
<ストーリー>
惑星LV-426のエイリアン殲滅作戦後、人工睡眠につく生き残りたちを乗せて地球に帰還するはずだった植民地海兵隊の宇宙船スラコ号に謎の事故が発生。スラコ号から切り離された脱出艇は宇宙の流刑惑星フィオリーナ161(通称フューリー)に墜落し、そこで回収されたが、共に生還したはずのヒックスやニュートが着陸の際に死亡した上に、ビショップも機能を停止していた。ウェイランド・ユタニ社より1週間後にリプリーは地球に帰る予定となっていたが、脱出ポッド内にいたフェイスハガーが犬に寄生し、囚人たちが次々とエイリアンに襲われる。
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・囚人惑星という事で武器は置いていない。
・囚人らは全員男で構成されており、刑務所内で戒律が浸透している。
登場人物エレン・リプリー
囚人惑星フューリーに着陸した脱出艇から唯一生還し、刑務所に連れてこられるが、そこでまたもやエイリアンと対峙することになる。序盤のスラコ号で前作のクィーンが産んだエッグが2つ残っており、その1つのエッグより希少種のクイーン・フェイスハガーが人工睡眠中に寄生していた。クィーン・チェストバスターが腹部に寄生している事が後の検査で判明し、ウェイランド・ユタニ社が来た際に地球にエイリアンを持ち帰る事を話され、それを阻止するため自ら溶鉱炉に身を投じた。今作では前作で娘がいたが、「結婚していない。」との発言からリプリーはシングルマザーと思われる。また、宇宙シラミのせいもあり頭を丸坊主にした。クレメンスとも肉体関係となっている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=L3vbfkRB6gQ&t=22s
【刑務所職員】
ジョナサン・クレメンス
刑務所付きの医師。過去に医療ミスで患者を死亡させたことがある元囚人だが、本来は誠実な性格。生還したリプリーに、ニュートとヒックスは死亡しビショップは機能停止のためゴミ捨て場に捨てられたことを伝える。その後もリプリーに刑務所に関することを教えていく内に親しくなり、彼女を快く思わないアンドリュースに反発もしてその仲は深まるが、中盤、医務室でリプリーに注射を打った直後、突如現れたエイリアンに襲撃され、インナーマウスで頭部を貫かれて死亡。死体もエイリアンによって持ち去られた。自身を過去にモルヒネ依存していたと語っていた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8xzSZYaeBcU
ハロルド・アンドリュース
刑務所長。常に黒のゴムボールを持っている。刑務所の秩序を第一に考える事なかれ主義的な人物であり、その秩序が乱れるという理由で初対面であるにも関わらず生存者である女性のリプリーを快く思っていない。またリプリーと仲を深めるクレメンスをも疎ましく思い、彼の過去を脅しの理由に使いリプリーの素性を聞きだそうとするなど傲慢な性格をしている。ボッグスらがエイリアンに殺されゴリックがその殺人容疑にかけられた際、事情を聞いたリプリーからエイリアンのことを話されたが全く信じようとせず逆に彼女を異常者扱いして医務室へ監禁した。中盤、アーロンと共にマーフィーとボッグスらの死亡の件について囚人達に説明している最中、上記の通りクレメンスがエイリアンに殺され、その事を知らせに現れたリプリーを医務室へ送り返すようアーロンに命じた直後、天井から現れたエイリアンに捕えられ、一同の目の前で惨殺されるという無残な最期を遂げた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=iZet55nGmmg
フランシス・アーロン
副刑務所長。地球に妻子がいる。所長のアンドリュースに従順で尊敬もしているが、彼ほどリプリーを悪く思ってはいない。アンドリュースが死んだ際、唯一その死を悔やんでいた。囚人達から「85」と呼ばれているが、これは彼の知能指数であり、揶揄の意味で用いられているためその呼び方を嫌っている。所長の死亡後はリプリーたちとも協力して事にあたり、リプリーへのチェストバスター寄生が発覚した際にはいたく同情していた。しかし救援要請を送る段になると、リプリーの「ユタニ社はエイリアンを捕獲するために生存者を使い捨てる、拡大を防ぐためにも救援要請は送れない」という主張を信じず、妻子のいる地球へ帰るためと事態を報告してしまう。そのためリプリーと囚人達の自分達を餌にエイリアンを誘い出す作戦にも彼だけは参加せず、会社の救援が来るのを待つべきと信じて一人待機する。終盤、マイケル・ビショップ率いる社の救助隊が来ると生存者のいる溶鉱炉へ案内するが、隊が生存者のモースに発砲してまでリプリーを確保しようとしたことで自分が間違っていたことを悟る。激怒してビショップをレンチで攻撃するも、会社のコマンド隊員に射殺された。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=iZet55nGmmg
【囚人】
レオナルド・ディロン
囚人達のリーダー。過去に殺人と強姦の罪を犯しているが、ジュニア達にレイプされそうになったリプリーを助けたり、他の囚人達から嫌われているゴリックを庇ったりするなど、人情に厚く囚人達からも信頼されている。中盤、リプリーの体内にエイリアン・クイーンのチェストバスターが宿っている事が判明し、彼女からそれを理由にチェストバスターともども殺してほしいと頼まれるが、「死ぬならエイリアンを殺してから」「奴が生きているのに君が死んでは意味がない」と彼女に奮起を促し、逆にエイリアンに襲われないのならそれを利用して奴を倒せると説得してリプリーをエイリアンを倒す作戦に参加させた。終盤、多くの犠牲を払いながら作戦通りエイリアンを鋳型に押し込んだ後、そこに残って自らエイリアンを足止めし、流し込まれた鉛に共に沈み死亡。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
ロバート・モース
アーロンと仲が悪く彼とよく喧嘩をする。終盤、目の前でグレゴールが殺されるが、そこに現れたリプリーによって命拾いする。ディロンによって鋳型で足止めされたエイリアンに鉛を浴びせ、そこから出てきた際にも水を浴びせて熱疲労を起こすようリプリーに叫ぶなど、エイリアンを倒すのに大きな活躍を見せた。マイケル・ビショップの要求を拒絶し死を決意したリプリーの手助けをしたことで、会社のコマンド隊員に銃で脚を撃たれ負傷するが、彼女の死後ビショップ達に連行され、本作唯一の生存者となった。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
ウォルター・ゴリック
狂気じみた性格の囚人で、常に菓子を食べている。そのため悪臭を漂わせており、言動と相まって同僚のボッグスやレインズからは嫌われているが、ディロンにだけは庇われている。一緒にいたボッグスらがエイリアンに殺された後、その際に飛び散った血を浴びたまま食堂で料理を食べていた所を拘束され、ボッグスらの殺人容疑をかけられた。この際エイリアンを「ドラゴン」または「恐竜」と形容した。エイリアンを閉じ込める作戦が何とか成功した後、エイリアンを見るために閉じ込められている核廃棄物用の倉庫に行き、そこで見張りをしていたアーサーを殺害して倉庫の扉を開けた直後、エイリアンに襲われ死亡。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
ピーター・グレゴール
中盤で爆発に巻き込まれた為、以降は頭に包帯を巻いている。終盤、エイリアンから逃げている途中にモースとぶつかり、そのまま彼とふざけあっている途中にエイリアンに襲われ死亡。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
アラン・ジュード
常に帽子を被っている。閉めた窓のガラス窓からエイリアンの腕が這い出してきたのに驚いて逃げ、その焦りからか武器のハサミの持つ向きを間違えており会ったモースに注意される。終盤、エイリアンから必死に逃げるも、ディロンが待機していた扉の直前で捕えられ死亡。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
デヴィッド・ポスルスウェイト
アーロンが「85」と呼ばれる理由をリプリーに話す。終盤、閉めた扉の前にいた所を背後から回り込んできたエイリアンに襲われ死亡。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
テッド・”ジュニア”・ギレス
リプリーをレイプしようとした主犯格。完全版では、中盤にエイリアンを閉じ込める作戦で自ら囮となってエイリアンを核廃棄物用の倉庫におびき寄せ、一緒に閉じ込められた直後に殺された。しかしその後ゴリックによって逃がされる為、結局無駄死にとなった。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
エドワード・ボッグス
ゴリックの同僚の一人。彼と一緒に働くのを嫌がっていたが、ディロンに叱責され渋々仕事を続けていた。死亡したマーフィーを弔うため、通風管の付近で火を灯した蝋燭を並べていた最中、風で消された火を点けに行ったレインズがエイリアンに襲われるのを目撃しその後で彼の死体を見つけた直後、上から襲ってきたエイリアンに捕えられ、ゴリックの目の前で惨殺される。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
ダニエル・レインズ
ゴリックの同僚の一人。彼と働くのをボッグスほどではないが嫌がっている。死亡したマーフィーを弔うため、通風管の付近で蝋燭の火を灯していた最中、火が風で吹き消されるのを見て再び火を点けに一人離れて行ったところをエイリアンに襲われ死亡。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
トーマス・マーフィー
序盤、通気口の掃除中にエイリアンに襲われた後、足を滑らせ換気扇に巻き込まれて死亡。彼の死は当初不注意による事故死と判断されていた。愛犬スパイクを飼っていた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
ヨーシ・トロイ
ガムをクチャクチャ噛む奴。完全版では、中盤でエイリアンを核廃棄物の倉庫に閉じ込める作戦の途中で起きた大爆発の混乱の最中、ジュニアの後ろにエイリアンが現れたのを見て彼にそのことを叫んでいた。終盤、待ち伏せしていたエイリアンに襲われ死亡。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
ケヴィン・ドッド
終盤、待ち伏せしていたエイリアンに捕えられ、ディロンに助けられるが致命傷を負わされておりそのまま死亡。その後エイリアンにクレメンス同様死体を持ち去られる。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
フランク・エリス
エイリアンを核廃棄物の倉庫に閉じ込める作戦の決行中にエイリアンに襲われ死亡。それにより、落とした発火筒が油に引火、大爆発を起こし、囚人9人が焼死、グレゴールが頭に大やけどを負ってしまう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
クライヴ・ウィリアム
アンドリュースがエイリアンに殺され、誰が彼の代わりになるか皆で相談している最中、真先にディロンを指名した(彼は柄ではないと断った)。終盤、直接描写はないがエイリアンに襲われ死亡した模様。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
アーサー・ウォーキングスティック
完全版ではジュニアがエイリアンを閉じ込めた倉庫の見張りをしていたが、扉を開けにきたゴリックに喉を切り裂かれ死亡。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
エリック・バギー
ボッグスらがエイリアンに殺された後、食堂へ皿を持って行った際に料理を食べている血まみれのゴリックと会い驚く。終盤、エイリアンを鋳型に誘い込む作戦中、エイリアンが目の前を走り去るのを見て驚きピストンを作動させようとしたがリプリーに叱責され止められる。その後エイリアンに襲われ死亡した模様。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ziYJPxKF-RM
【その他】
ビショップ
前作でリプリー達と行動を共にしたアンドロイド。脱出艇の着陸時に壊れて機能を停止し、ゴミ捨て場に捨てられたが、リプリーによって回収・修理され、スラコ号で起こったことの真相を話す。その後、電源を落とすことをリプリーに懇願し、それを聞き入れた彼女によって完全に機能停止した。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ukd28UP3Icc
マイケル・ビショップ
終盤にコマンド隊員を引き連れて登場した、ビショップの開発者を名乗るウェイランド・ユタニ社の社員。彼はリプリーの体内のクイーンを殺すと言って連れて行こうとしたが、その目的は会社に持ち帰ることで、彼女にエイリアンの生物としての優秀さや学術上の重要さを説いた。しかしリプリーはクイーンと共に死ぬことを選び、失敗に終わる。その後唯一の生存者であるモースを連行する。ビショップの生みの親であると主張したこと、アーロンに殴られた際に赤い血を流していること、また感情を露わにする等人間であるととれる描写がある一方、生身なら致命傷になるような深傷を頭部に負っても立ち上がったこと、エンドロールでは「ビショップII」と表記されていることなど、アンドロイドともとれる描写もあり、どちらなのかは明示されていない。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=L3vbfkRB6gQ
ニュート
前作の生存者であったが、序盤の脱出艇の着陸時に溺死する。前作でエイリアン・クイーンの巣に連れ去られたことから、リプリーは彼女の体内にエイリアンが寄生しているのではないかと疑い、クレメンスに解剖させ確かめるが、エイリアンはいなかった。遺体はヒックスと共に溶鉱炉に葬られた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=PpqvBwDS9oY
ドウェイン・ヒックス
植民地海兵隊の伍長。前作の生存者であったが、序盤の脱出艇の着陸時に頭部が安全装置に串刺しになり死亡。遺体はニュートと共に溶鉱炉に葬られた。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=PpqvBwDS9oY
【エイリアン】
ドッグ・エイリアン
脱出ポッドにいたフェイスハガーがマーフィーの愛犬 スパイクから産まれたエイリアン。犬からの特性を受け継いだためか足が速く4足歩行。また手足も長い。溶鉱炉の鉛と水を交互に浴びせられ退治された。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=M7Gm-PbV5BE
今作での囚人惑星フューリーでは宇宙シラミがいる設定となっており、全員丸坊主です。また、序盤の脱出ポッドは337型と紹介されている。尚、作中の廃棄処理場の壁に”鉄”や”超高温注意”と漢字で書いている。