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ニューヨーク 1997

ニューヨーク 1997

 

現在2023年。世界線ではすでに過去の出来事ですね。SFですけど。

作品紹介
ニューヨーク 1997
  • 1981年アメリカ映画
  • 監督:ジョン・カーペンター
  • 製作:デブラ・ヒル、ラリー・J・フランコ
  • 出演:カート・ラッセル、リー・ヴァン・クリーフ、アーネスト・ボーグナイン、ドナルド・プレザンス、アイザック・ヘイズ、ハリー・ディーン・スタントン、シーズン・ヒューブリー、エイドリアン・バーボー、トム・アトキンス、チャールズ・サイファーズ、ジョー・アンガー、フランク・ダブルデイ、ジョン・ストロベル、オックス・ベーカー、ジョン・ディール、ジェイミー・リー・カーティス

引用元:https://affiliate.rakuten.co.jp/

<ストーリー>

近未来、アメリカ政府はニューヨークのマンハッタン島を巨大な刑務所に改造し、そこは300万人もの囚人が暮らす無法地帯と化していた。ある日、大統領専用機がテロリストにハイジャックされ、ニューヨークに墜落。大統領は脱出ポッドに入り生き延びたものの、凶悪なギャングに人質として捕らえられてしまう。政府は、強盗罪で収監予定だった元特殊部隊員スネーク・プリスキンに大統領の救出を命じる。体内に時限爆弾を埋め込まれたスネークは、単身ニューヨークへと降り立ち大統領の行方を追う。

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登場人物

【政府関係者たち】

スネーク・プリスキン

元特殊部隊員:テキサスサンダーの一員で中尉。アメリカ人。喫煙家。左目に眼帯を着けている。腹に蛇のタトゥーを入れている。名誉負傷章をレニングラードとシベリアで大統領より勲章を授与された最若年者。連邦銀行を襲っており、終身刑としてニューヨーク刑務所へブチ込まれている。有名人であるが死んだとして世間に知らされている。ボブよりさらわれた大統領を22時間以内に救出するよう交渉されて応じている。ボブが嫌いなのかボブから「スネーク」と呼ばれる際によく「プリスキンと呼べ」とキレていた。ニューヨークへジェットグライダーで侵入したが、デュークらに捕らわれており、デカいハゲのプロレスラーと闘技場で闘わされて勝っている。途中、ブロードウェイの列車内にいたギャングの雑魚から大統領を救出しようとした際にボーガンの矢を右太腿に喰らっていた。ブレインとは旧知の仲であるが4年前に自身を見捨てて逃げたことがあったため再会当初は揉めている。ブレインの手助けもあり、大統領をボブへ引き渡すことに成功してマイクロカプセルを除去されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=BMlHiDzHkSk

ボブ・ホーク

警察部長。脱出ポッドで墜落した大統領の元へ向かったが、ポッド内は空であった。ロメロから脅され一時撤退している。大統領が捕らわれたため、副大統領へ救助活動の許可ももらっていた。スネークを呼んで今までの罪を免除する代わりに大統領を22時間以内に連れ戻すよう交渉している。ギャングらの所へ行く方法をスネークへと伝えている。スネークを使い捨ての駒としか見ていないような態度(説明なしにマイクロカプセルスネークに撃ち込んだ)をとったため、スネークからキレられていた。終盤に大統領を救出したスネークからすり替えられたテープを回収している。最後にスネークに次の仕事を依頼するので考えるよう指示していた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=VodQIf8IYXI&list=PLksyvGwmYZ9w6ly2y2rtiLGAUP0oi2GZl

レーミー

リバティー島警備本部で働いている警備員。ゴッサム4で脱走した囚人2名が水上で死んだと無線で連絡していた。ボブと一緒にスネークへギャングらの素性と居場所と武器の説明を行っていた。スネークらの動向の報告をボブに行っている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=fgxlvzYTj1Q&list=PLksyvGwmYZ9w6ly2y2rtiLGAUP0oi2GZl&index=2

アメリカ合衆国大統領

専用ジェット機で中国とソ連のサミットへと出席のため向かっていたとされる。序盤で専用ジェット機内をアメリカ解放部隊の女兵士にハイジャックされていた。脱出用ポッドに乗ってハイジャックされた飛行機から脱出している。左手に探知機を着けており、右手に核融合のテープの入ったアタッシュケースと手錠を付けている。ブロードウェイの列車内でデュークらに車椅子へと拘束されていた。スネークによって車椅子の拘束を解かれているもすぐデュークらに捕まって銃の的にされている。ブレインらの手によって再び解放されてスネークらと合流し、キャビーのタクシーで69丁目通りの橋を渡っており、19番ステーションの壁より警備員らに救出されている。追って来たデュークをマシンガンで意気揚々と「ナンバーワンのデューク」と言い銃殺している。救出後にTVへ出た際にスネークからすり替えられていたテープを流している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=XkU1LFgKS9Y

国務長官

警備本部でボブらの無線でのやり取りを傍で聞いている。途中、大統領の救出のため突入タイミングでボブと口論をしていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Gu7mgc8x5Hs&list=PLksyvGwmYZ9w6ly2y2rtiLGAUP0oi2GZl&index=4

クローネンバーグ

警察の開発研究者。ボブから依頼されてスネークの動脈にマイクロカプセル2つを撃ち込んでいる。終盤でスネークに撃ち込んだマイクロカプセルを除去して助けている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=fgxlvzYTj1Q&list=PLksyvGwmYZ9w6ly2y2rtiLGAUP0oi2GZl&index=2

【ギャングたち】

何人かは車を持ち、昔の麻薬中毒者達が集団強盗になっている。ガソリンを保有している。過激派と呼ばれる連中は地下鉄に棲みついている。デュークらはブロードウェイを根城にしている。

デューク

ギャングのリーダー。大統領を捕まえている。大統領を銃の的にしている。シャンデリアの装飾を施した下品なキャデラックの車に乗っている。ボーガンの矢で負傷したスネークを生け捕りにしてデカいハゲのプロレスラーと闘技場で闘わせている。大統領を使って69丁目通りの橋から脱出し、自由の身になろうとしていた。ブレインから大統領を解放されて69丁目通りの橋まで車で追いかけている。最終、マシンガンを手にした大統領から銃撃されて死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=eciyPuKxn0Q&list=PLksyvGwmYZ9w6ly2y2rtiLGAUP0oi2GZl&index=9

ロメロ

チビ。デュークの側近。序盤でニューヨークへ現れたボブへ大統領の左指を持参して意味不明な警告をしていた。ブレインによって重役室で腹にナイフを突き刺されて死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=li2aHcZZaLs

ブレイン

マギーという彼女がいる。本名:ハロルド・ヘルマン。公共の図書館を根城にしている。カンザスシティーで4年前にスネークを見捨てている。スネークと再会して銃を向けられ大統領の居場所を聞かれていた。デュークに関してガソリンの管理や物事の解決で関わっている。大統領を助けるため重役室内でロメロをナイフで刺して殺している。大統領を救出している。デュークに頼んで69丁目通りの橋の地図を貰っている。橋の移動中に地雷で吹っ飛んで死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6On3BBhDCKo&list=PLksyvGwmYZ9w6ly2y2rtiLGAUP0oi2GZl&index=6

マギー

ブレインの女。銃の扱いに長けている。大統領を助けるためブレインと一緒に重役室内でロメロ以外の雑魚3人を銃で撃ち殺している。ブレインと基本的に行動を共にしている。ブレインが69丁目の橋で死んで、追って来たデュークにスネークから貰った銃で銃撃していたがデュークの車に轢かれて死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6On3BBhDCKo&list=PLksyvGwmYZ9w6ly2y2rtiLGAUP0oi2GZl&index=6

【その他】

キャビー

タクシー運転手。30年勤めている。世界貿易センター内で寸劇を見ていた。スネークを知っており話しかけている。後に現れて地中から現れた奴らに火炎瓶を喰らわせてスネークを逃がしている。スネークからデュークの居場所を聞かれてブレインの居場所を教えている。大統領を連れ出そうとするスネークへ同行すると言っていたがデュークの車を見てすぐタクシーで逃げている。タクシーに乗って再会した時に自分の帽子と大統領のテープをロメロに交換してもらっていた。橋を渡る途中に地雷で爆死している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6On3BBhDCKo&list=PLksyvGwmYZ9w6ly2y2rtiLGAUP0oi2GZl&index=6

酔っ払い

世界貿易センター内のトイレの洗面台で大男から一定のリズムで殴られていた酔っ払い。なぜか大統領の着けていたリストバンドをしており、当初スネークから大統領と間違われていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Gu7mgc8x5Hs&list=PLksyvGwmYZ9w6ly2y2rtiLGAUP0oi2GZl&index=4

タークス

スネークが逃げ込んだナッツの店にいた女。スネークにタバコをせがんでもらっている。スネークの事を知っており死んだと聞いたと語っている。地下から現れた変な他らにさらわれている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=JcbwXNMW0oY&list=PLksyvGwmYZ9w6ly2y2rtiLGAUP0oi2GZl&index=5


 



豆知識

【1988年】

アメリカの犯罪は4倍に増加。ニューヨークのマンハッタン島はアメリカで最も警備の厳しい刑務所になった。高さ12mの壁がハーレム川を越え、ブルックリンの海岸線まで建設されマンハッタン島を完全に包囲。全ての橋には地雷、水路には機雷が設置されている。軍隊のようにアメリカ警察は島の周囲に陣を張る。刑務所内に警備員は居ない。囚人と彼らの世界のみである。規則は単純であり、中に入ったら出て来られない。

ニューヨーク刑務所からの無線

ゴッサム4 ノースベイ17番ステーションより脱走を1件確認。港の中央を壁に向かい移動中。

デヴィッド14とは

大統領を乗せた専用飛行機である。

リバティー島警備本部の無線ナンバー

スクウォーク7700 121.5である。

【アメリカ解放部隊の訴え】

労働者とこの帝国主義国家に抑圧された者の名において

人種差別の警察国家へ致命的な一撃を!

大統領を帝国主義の非人間的な地下牢で絶えさせる

これ以上の革命の見本が?

世界貿易センター

50階である屋上がニューヨークへの突入経路である。スネークはジェットグライダーで向かっている。

スネークの動脈に撃ち込んだマイクロカプセル2つ

マイクロカプセルが熱に反応して爆発する仕組みとなっており、少量の火薬が入っているが動脈を破るのには充分の威力であるとされる。

ブロードウェイ

7番街がデュークの根城とされている。

キャビーのタクシー

”イエローキャブコー”である。

ギャングたちの目的

大統領を人質とし、69丁目通りの橋を渡って自由を得ることである。橋には地雷が埋められている。



おまけ

ジョン・カーペンターによるとこの作品はスイスで起こったアメリカ人の人質事件を元に製作されている。今作は製作費500万ドルの低予算映画である。シーズン・ヒューブリーやエイドリアン・バーボーなどジョンとカートの元妻も参加した作品としても知られている。また、背の高い金髪の財務省検察局員は元大統領の息子スティーヴン・フォードとされている。模型を使用したシーンが多々と入りれられている。撮影にはパナビジョンの超高速レンズを使用しているとされる。

<撮影場所>

ミズーリ州セントルイスである。1977年の大火災で繁華街が破壊されており、そこをロケ地としている。

ジョン・カーペンター監督のありがたいコメント

アメリカ人は無法者が好きです。今迄もこれからも好まれます。無法者への共感があります。無法者、よそ者、アンチヒーローが私の性格の一部であり、私と権力との間には問題が起こります。権力を見下す機会があれば、是が非でもそれをやりたいです。アブコ・エンバシーのボブ・レーメが私に”フェイラデルフェイア・エクスペリメント”の映画化を勧め、私は”ニューヨーク1997”の脚本の話をしました。脚本を読んだ彼はユーモアを取り入れて「やろう!」と言いました。全てはニックと話し合いました。世界観としては、この世界の人間全員を堕落させました。皮肉な事に、この未来全体を取り巻く環境です。誰も気にしないスネークは唯一愛国心のないアンチヒーローです。カートとの仕事は”ザ・シンガー”(1979年)で一緒に始めており、2人でやる仕事は楽しいです。スネークは空想的な事をする役柄。皆が人生でやるような事じゃない。誰かを殺したい時は違う筈だ。この世は住みにくいが、彼は空想の世界に。あの姿勢でないと生きられない世界。それで自分のやる事を疑わない。以前、配役責任者だった製作のペギ・ブロットマンがリー・ヴァン・クリーフが西部劇で格好よかったと言い、それで彼に会いに行きましたが格好よかったです。ニューヨークの物語ですが、金がなかったため破壊された外観の町を探しました。廃墟になった所を探し、ミズーリ州セントルイスにしました。2種の未来映画があり、1つは理想郷、もう1つは反対の暗い方。警察国家的な上手く行かない未来があります。ヒット映画になり、熱狂的なファンが、たった500万ドルで製作できた映画?上出来だ!と言われています。

 

恐怖度

★★★★★

<感想>

世紀末感が出ててある意味好きな作品。低予算映画ですね。デュークが最後にアメリカ大統領からマシンガンで撃ち抜かれるシーンが最高。ハゲレスラーの頭に釘バットも中々良かった。