「クリーチャー」タグアーカイブ

フィアー・ドットコム

 

フィアー・ドットコム

 

邦画のリングや回路に影響を受けて製作された作品。どことなくサイレントヒル感がある。

作品紹介
フィアー・ドットコム
  • 2002年アメリカ映画
  • 監督:ウィリアム・マローン
  • 製作:モシェ・ディアマン、リマー・ディアマント、アンドリュー・スティーブンス、エリー・サマハ
  • 製作総指揮:ロメイン・シュローダー、フランク・ヒュブナー、ルディ・コーエン、マーク・ダモン、デビッド・サウンダース
  • 出演:スティーブン・ドーフ、スティーブン・レイ、ウド・キア、ジェフリー・コムズ、ナターシャ・マケルホーン、アメリア・カーティス、ナイジェル・テリー、ジェシン・ククロウスキー、マイケル・サラザン、アンナ・タルバック、シオバン・フリン、ジョーン・マクブライド、エリザベス・マッケクニー、アーニータ・スワンソン、ゴードン・ピーターズ、ニルス・ブランクホルスト、スヴェン・ピピッグ、アニャ・ヴァン・グルーニンゲン、アンジェリカ・クロモワ、マティアス・シュヴァイヘーファー、ビルテ・ウォルター

<ストーリー>

ニューヨークで4人の変死体が相次いで発見される。全員、顔は恐怖に歪み、目からは血の涙を流して死んでいた。事件を担当したニューヨーク市警のマイク刑事は、同じく調査に乗り出した保健局のテリー調査官と手を組み捜査を開始した。やがて2人は、犠牲者がいずれも“fear.com”というウェブ・サイトにアクセスしてからちょうど48時間後に死んでいる事実に行き当たる。事件の鍵を握る“fear.com”の秘密を突き止める為にはサイトにアクセスする以外に方法はない。そして、マイクとテリーは躊躇いながらもついに禁断のサイトを覗いてしまうのだった…。

AmazonPrimeで映画を視聴する
U-NEXTで映画を視聴する

 

登場人物

【警察関係者】

ニューヨーク市警察9番管轄署所属。

マイク・ライリー刑事

虫が苦手。感染系の事件を追って行くうちにテリーとタッグを組んで捜査を試みるもアリスターのフィアー・ドットコムのサイトに辿り着いている。中盤でテリーとは男女の仲となっていた。テリーにより見つかったジーニーの死体から出て来たアリスターの住所が記されたメモを頼りに彼の拷問をしている場所であるポール地区製鉄所の冷却タワーを見つけサイクスへ応援要請をしていた。ポール地区製鉄所の冷却タワーへ向かいアリスターと対峙するも不意を突かれアリスターに銃撃されて負傷し死んでいる。死ぬ直前にジーニーが復讐を望んでいたこともあり、モニターのPCよりフィアー・ドットコムのサイトへログインしジーニーの意志をアリスターへとぶつけている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=I8JM8TnMhAw

サイクス刑事

ドーナツばかり食うアホ刑事。喫煙家。ビートルズの”シー・ラブズ・ユー”を歌えると自称している。テリーがアリスターの情報が欲しいといった際に情報提供の協力をしている。ダイナーで賭けポーカーをしていたが、マイクから応援要請を受けアリスターのいるポール地区製鉄所の冷却タワーへ向かうもアリスターから殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=nw3Ws7Y-53Y&t=250s

デニス・ストーン

科学捜査プログラマー。ゴキブリが苦手。被害者たちの焼けたPCからデータ復元をマイクから依頼されている。データ復元から見つけたフィアー・ドットコムにログインしてゴキブリの幻覚を見ている。余程ゴキブリの幻覚が気持ち悪かったのか窓から飛び降りて自殺している。死ぬ直前に自室の壁や床にチョークで文字を残していた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=crteQM2qbrE&t=120s

タナ・ブリンクマン

検視官。ディーターの彼女の解剖記録をとっている。ディーターの彼女の死因は心臓発作だと診断していた。テリーが見つけたジーニーの死体を解剖している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=nw3Ws7Y-53Y&t=250s

バーロウ

留置所担当の黒人のババア。マイクからディーターの死ぬ前の様子を聞かれて独り言を言っていたと証言している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=nw3Ws7Y-53Y&t=587s

【保健省関係者】

テリー・ヒューストン

保健省所属。ベニーという名の猫を飼っている。最近目や鼻などから出血している者が多いため感染症を疑ったマイクからの要請でディーターの自宅へ派遣されている。バスルームにあったディーターの彼女の死体を見て当初エボラ出血の様な出血性ウイルスを疑っていた。パネル血清で検査をした結果、出血する元はウイルスでないと否定している。以降、マイクと行動を共にしている。捜査を進めていくうちにフィアー・ドットコムのサイトの事が判明するもマイクへログインするなと忠告していたが、マイクがログインしたため自身もログインしている。その後、ジーニーの死体を探すべく彼女の母元を訪ねており、幼少期の遊び場をヒントに製鉄所の貯水場からジーニーの水死体を発見している。タナにジーニーの水死体の解剖を依頼しており解剖結果より彼女の体内からアリスターの住所のメモを発見してマイクと向かっている。アリスターの住所地に置いてあった雑誌から拷問場所をポール地区製鉄所の冷却タワーだと突き止めた。最終、マイクと一緒に拷問先へ突入しアリスターと揉み合いとなるも、生き残っている。終盤に無言電話を受けている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=I8JM8TnMhAw

エディ・ターンブル

テリーの上司。喫煙家。交通事故を恐れていたとされる。フィアー・ドットコムにログインしている。テリーにディーターの出血原因を聞いていた。配線路でアルビノ少女の幻影を目撃している。車内に閉じ込められてコントロールの効かない状態で車が発進してそのまま壁に激突して死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8HhYDnARlTA

アリス・ターンブル

エディの妻。喫煙家。マイクらが事情聴取として訪れた際に、夫が死んだのは過労死であるが幻覚が2、3日前から見え出したと証言していた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=nw3Ws7Y-53Y&t=250s

【アリスターの被害者】

ジーニー・リチャードソン

アリスターの最初の犠牲者。画家のモデル。血友病。住所:ニューヨーク1313アッシュストリート145-32番地。幼少期は白いゴムボールを好んで所持していた。製鉄所がお気に入りの遊び場であった。実際には死んでいるが、ウェブ上で生きている存在。尚、死体は見つかっていない。フィアー・ドットコムのサイトにログインするとオブザーバー役として現れて自身を見つけないと死ぬゲームへと誘導している。ログイン後の者へ少女の姿で度々現れている。アリスターから殺される前に、彼の住所を書いたメモを飲み込んでいた。終盤にアリスターの拷問部屋に設置されていたモニターPCをマイクがフィアー・ドットコムのサイトにログインした事から意志としてアリスターの脳内に侵入して彼を殺している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=crteQM2qbrE&t=120s

カレン

アリスターから映画製作者だと近づかれ、主演女優としてオーディションを受けて欲しいと言われホイホイ向かったアホ女。アリスターによって捕まってフィアー・ドットコムの拷問ライブ配信の犠牲者となった。終盤ではアリスターから強制的な死を決断させられていた。最終、駆け付けたマイクらに解放されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=nw3Ws7Y-53Y&t=250s

【変態殺人鬼】

アリスター・プラット

通称:ドクター。医者のなりそこない。フィアー・ドットコムの運営をしている変態殺人野郎。住所:コンデュイット通りA23。街中で女を標的として探している。映画関係者と偽りの自己紹介をして標的となった女をフィアー・ドットコムの拷問ライブ配信に出演させては何人も手にかけている。犠牲者が死を乞うまで拷問をし続ける。一人殺すたびにサイトを変えており警察から逃げ延びている。ポール地区製鉄所の冷却タワーで女性を拷問している。マイクからの応援要請で先に駆け付けたサイクス刑事を殺している。ジーニーの死体からのメモをヒントに駆け付けたマイクに銃で右足を撃たれているが隙を見てマイクへ反撃し、彼の腹を銃で撃ち抜き殺している。終盤でテリーと揉み合いとなっていたが最終、マイクによってモニターPCからフィアー・ドットコムのサイトにログインされて意志として現れたジーニーにより脳内に侵入されて殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=nw3Ws7Y-53Y&t=250s

【その他】

ポリドリ

フィアー・ドットコムにログインしていた男。昔は不良であったが更生している。本を手に持ちながら地下鉄でアルビノ少女の幻影を見ており、地下鉄に轢かれそうになったため庇おうとして自らが地下鉄に轢き殺されている。警察のマイクらによって捜査をしていたが、後にFBIへと捜査管轄が移行している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=UTjyj6z-WJo

フランク・ブライアント

バーにいる飲んだくれでコールガールにフェラさせていたイカれ野郎。喫煙家。”インターネットの秘密の霊魂”をポリドリと共著者となっている。本の内容としては世界中のPCを繋げれば神経ネットとしてスーパーコンピューターが出来上がると仮説を立てている。マイクらが事情聴取で訪問した際にはインターネットのウェブ上でエネルギー(負、霊的、磁場)が送受信できるとポリドリと語っていたと話している。ポリドリが死ぬ前にエネルギーを送受信できるサイトを発見したと聞いていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=nw3Ws7Y-53Y&t=250s

ケイト・リチャードソン

ジーニーの母。テリーがジーニーの事を聞きに訪問した際にジーニーの幼少期について語っている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=nw3Ws7Y-53Y&t=250s

ディーター・シュレーダー

フィアー・ドットコムにログインしたドイツの交換留学生。マリファナで逮捕歴がある。「彼女が死んだ!」と言いながら警察署内で拘束されながらも暴れていた。マイクの指示で留置所にブチ込まれている。留置所の壁にドイツ語で”殺人48”と血文字を残して死んでいる。生前は彼女との記録をビデオカメラに残していた。彼女もバスタブで心臓発作後に溺死している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=nw3Ws7Y-53Y&t=250s






豆知識
フィアー・ドットコムとは

アリステアが運営するサイトで登録者には拷問をライブ配信している。インターネットのウェブ上でエネルギー(負、霊的、磁場)が送受信できるサイトでもある。サイトにログインすると48時間後に死ぬとされる。ログインした者が死ぬ際に嫌いな幻覚を見せる。

【フィアー・ドットコムにログインした者の特徴】

  • 目や鼻や耳から出血する
  • インターネットの画像と視覚がリンクする
  • 48時間後に心臓発作で死ぬ

※48時間とはジーニーが死ぬまでに拷問されていた時間である。

ポリドリの持っていた本

”インターネットの秘密の霊魂”である。フランク・ブライアントとポリドリの共著者でもある。フランク・ブライアントが新車を買うために書いたとされる。

チリダニ

別名:ヒョウヒダニ。体長0.3〜0.4mm。ほぼ年間を通して見られる。人などの表皮を好むことからこの名がある。動物の巣内や人家などに普通に生息する。特に人家では、カーペット、ベッド、枕、布団、ソファーなどから多く見つかる。見た目はロブスターに似ているとされる。

もっと詳細を見る>>

シド・ヴィシャス

イングランドのミュージシャン、ベーシスト、パンクロッカー。「セックス・ピストルズ」のメンバーとして知られる。バンド解散後に若くして他界した。そのカリスマ性と過激なパフォーマンスに人々は魅了され、波乱に満ちた生涯がパンク・ムーブメントの伝説として語り継がれている。

もっと詳細を見る>>

エディの車

ナンバー”NKA 7174”である。

 

【she loves you】

血友病

血友病は、出血を止める要素のうち凝固因子と呼ばれる物質の働きが遺伝的に十分ではないために、出血が止まりにくくなる病気である。

サイクス刑事の賭けポーカー

マイクから応援要請を受けた際の手持ちのカードはスペードのストレートフラッシュであった。

 


おまけ:ウィリアム・マローン監督より

恐怖の姿

恐怖の探求は常に面白い。自分への探究だからだ。だから惹かれる。子供の頃、母親と一緒に映画館に行って「大アマゾンの半魚人」を3Dで観たんだ。とっても怖かったよ。あれが僕をゆがめた。恐怖とは何か、ずっと追ってる。

【大アマゾンの半魚人】

1954年の映画である。

 

ネットワーク

インターネットは面白い場所だ。ほとんどの人が毎日訪れ、もう当たり前の存在になってる。様々な物を見せてくれる道具さ。無限の可能性もある。多くのコンピュータをつなぎ神経ネットを構築する。人工知能のようなね。そこに幽霊がとりついたらと考えた。1ヵ所に限らずネット全体にとりつく。面白いと思ったね。恐怖をはらんだ世界だ。

恐怖の情景

1930年代のニューヨークをイメージした。当時のものは市内にもまだたくさん残ってる。コンピュータが普及してて電話も車も今っぽいが、セットなどは当時のものだ。建物も1930年代をイメージして建てた。古い技術と新しい技術との対比が面白いのさ。当時の流行が分かるね。30年代には親しみと温かみを感じる。今のものは冷たい。未来は、もっと人間味が無くなるんだろう。

幽霊の話

この作品には謎めいたものがある。ずっと探究したかったものだ。やっと、そのチャンスだ。これは幽霊の話しで、科学的にも霊的にも根拠となる説明は提示してる。どっちを信じるかはあなた次第だ。

 

※1930年代のセットにこだわって今作の製作にあたっているとインタビューを受けている。

 

<未公開シーン>

  • キノコ工場

→キノコ工場でデブの中年男がフィアー・ドットコムにアクセスしている。目や鼻から出血したためかPCを斧で叩き壊している。幻覚でキノコ人間の様なクリーチャーとアルビノ少女を見ている。2Fより足を踏み外して洞穴へ落ちた挙句、死んでおり体からキノコが生えていた。

 

 

 

恐怖度

☆☆★★★

<感想>

終盤のジーニーのよる意志の世界感はまあまあ好き。ただ、ストーリー展開がダラダラ進行していると感じた。この頃からスティーヴン・ドーフは警官役が板についていたのか後にレザーフェイスでも保安官役になっていますね。

 

 

他の拷問系記事を見る>>