イベント・ホライゾン
- 1997年アメリカ映画
- 監督:ポール・W・S・アンダーソン
- 製作:ローレンス・ゴードン、ロイド・レヴィン、ジェレミー・ボルト
- 製作総指揮:ニック・ジロット
- 出演:サム・ニール、ローレンス・フィッシュバーン、ジョエリー・リチャードソン、キャスリーン・クインラン、ジャック・ノーズワージー、リチャード・T・ジョーンズ、ジェイソン・アイザックス、ショーン・パートウィー、ピーター・マリンカー、ホリー・チャント
<ストーリー>
西暦2047年、救助艇ルイス&クラーク号が海王星へと向かう。途上、ウィリアム・ウェアー博士から、“怖いもの知らず”と評判のミラー船長、そして彼を信望厚く慕うクルーたちに、海王星への航海の目的が初めて明かされる。 その目的とは、7年前に忽然と消息を絶った宇宙船イベント・ホライゾン号の探査と乗組員の救助だった…。
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登場人物【ルイス&クラーク号の乗組員】
本部より急遽2040年に海王星より消失したとされる”イベント・ホライゾン号”より7年ぶりに救助信号を受信したため向かうことになった。無事イベント・ホライゾン号を見つけるが重力推進装置のコアが勝手に動き出し、重力波でルイス&クラーク号の機体がバラバラになりかかったため乗組員は全員イベント・ホライゾン号へ避難することになった。
ウィリアム・ウェアー博士
”イベント・ホライゾン号”を作った人物である。閉所恐怖症。亡き妻クレアの幻覚や幻聴が聞こえている。地球軌道上”ディライト・ステーション”という宇宙基地で生活している。国家安全保障局の極秘任務としてルイス&クラーク号へ呼び出される。イベント・ホライゾン号への調査に協力するが、徐々にクレアの幻覚に洗脳されて行き両目をワザと潰しているアホ。なぜか腕力が上がっている。見えもしないのにクーパーが操縦席側の窓に戻ってきた気配がしたため撃って大気圏に放り出された。その後、地獄から戻ってきた存在(ハゲで体に無数の切り傷がある)としてコアに呼び戻されミラー船長と肉弾戦を繰り広げるも、ミラー船長によりコアごと爆弾で吹っ飛ばされている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=MHzEUG5Q5H0
ミラー船長
ルイス&クラーク号の船長。本部より海王星へウェアー博士を同乗させ急遽向かう指示が出ており休暇がパーになったためイラついて強くあたっている。イベント・ホライゾン号を発見した際に船内に様子を見に行っている。ジャスティンのコア接触事故から重力推進装置を立ち入り禁止にした。その後、コアで過去に酸素タンクの事故で死んだ部下のエディ・コディックを焼けただれた姿で見ている。ジャスティンのエアロック身投げ事故が起きてウェラー博士を詰問しまくった。その後、誰にも語っていない過去の死んだ部下のエディの件や航空記録の地獄絵図の映像を見てこのままでは危険であると悟り、全ての機材をルーク号に移動させ逃げ延びた後にイベント・ホライゾン号をミサイルで木っ端みじんに吹き飛ばすと計画建てた。一緒にいたウェラー博士が自身の指示に従わず、イベント・ホライゾン号の爆弾でルイス&クラーク号を爆破し、スミス、クーパー、D.J.を殺した事によりウェラー博士に対し銃を使用して殺す決意をする。道中でスタークを保護して目のないウェラー博士と戦うも目の前で勝手に自滅して大気圏に放り出されたウェラー博士を見送っている。最終、コアから戻されたウェラー博士と肉弾戦を繰り広げたが爆破スィッチを押し、船内を爆破して自らもコアと一緒に吹き飛んだ。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=MHzEUG5Q5H0
スターク
副長で中尉。好奇心旺盛で知的な美人。イベント・ホライゾン号に生命反応スキャンをかけて幻覚の原因が船の免疫システムであると解釈して船長へ報告している。ルイス&クラーク号が爆破された際に気絶していたがミラー船長により助けられている。終盤に、ウェラー博士が助けに来た悪夢を見て発狂している。72日後救助隊により救出されている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=MHzEUG5Q5H0
ピーターズ
医療隊員。シングルマザー。ダニーという障害を持ってる車椅子の息子がいる。地球に帰還して息子と生活したいと船長に申請しているが、人員補充が間に合わずに元夫に息子を預けている。イベント・ホライゾン号を発見した際に船内操縦室に様子を見に行っている。操縦室で航空記録のディスクと船内を漂う傷だらけの凍結死体を発見している。医療室内で足が傷だらけのダニーを幻覚として見ている。航空記録の映像解析をしたが地獄絵図の映像が流れている。CO2除去剤をスミスと持ち出そうとしたが、ダニーの幻覚に誘導されコアの上にあるダクトから転げ落ちて死んでいる。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=wp70vEiAn7E
ジャスティン
機関士。イベント・ホライゾン号を発見した際に船内の機関室に様子を見に行って冷却液が漏れているのを発見している。重力推進装置のコアへ辿り着くもコアに飲み込まれ自我を失って放心状態になってしまう。クーパーによりコアから助けてもらっている。その後、痙攣したり「闇が来る」と話すがすぐ落ち着くも医療室にてD.J.とピーターズに見守られていた。急に動き出しエアロックに生身で入り出し宇宙空間に飛び出して自殺しようとした。ミラー船長に捕まえてもらい何とか一命をとりとめたが重傷のため医療ポッド内に入れられている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=wp70vEiAn7E
クーパー
救助隊員。ムードメーカー。コーヒーを皆に薦めていたがことごとく断られ相手にされていない。イベント・ホライゾン号のコアに飲み込まれたジャスティンを救い出している。ミラー船長に報告したが、ウェラー博士より物理的にあり得ないため錯覚だとあしらわれた。その後、スミスの機体修理のフォローに駆り出されている。ルイス&クラーク号がウェラー博士により爆破されたが生き残っており宇宙に放り出されたが宇宙服のエアーを噴出させてイベント・ホライゾン号へ戻ってきている。ウェアー博士に気付かれ狙撃されたが何とか難を逃れている。72日後救助隊により救出されている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=khWBN8D9qBI
D.J.
医療隊員。タバコを吸う。ラテン語がわかる。腹部に切開した後がある。イベント・ホライゾン号の船内で異常な現象が何度も続いたため二酸化炭素で幻覚を見たのだと説明したがミラー船長から否定されている。目の前でウェラー博士とスミスが取っ組み合いの喧嘩を始めたためメスをスミスに向けて止めて周囲のクルーが引いている場面がある。ウェラー博士によりルイス&クラーク号が爆破されてからミラー船長によりスミスとクーパーが死んだ事を知らされ戦おうとするも、ウェラー博士の奇襲を受けて医療室の天井に内臓を出された状態で標本の様に吊られた死体でミラー船長により発見されている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=MHzEUG5Q5H0
スミス
操縦士。タバコを吸う。性欲が強いのか右手で1か月半シコりまくっているらしい。ルイス&クラーク号が好き。重力波でルイス&クラーク号の左舷背部の耐熱パネル周辺に7メートルの亀裂ができたため修理している。修理を終えてミラー博士らと合流したが一連の異常な船内の状況にイラ立ってウェラー博士に取っ組み合いの喧嘩を吹っかけているがD.J.と船長に止められた。ウェラー博士よりイベント・ホライゾン号の爆弾をせっかく直したルイス&クラーク号内の自分の服の中に隠され爆死している。最後にミラー船長より逃げろと忠告されたが守らなかったアホである。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=MHzEUG5Q5H0
ジョン・キルバック船長
イベント・ホライゾン号に当初乗っていた船長。航空記録の映像より「リバラテ・トゥテメ・エクス・インフェリス」=「おのれを助けよ 地獄から」といいながら自らの両目を手のひらに乗せている。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=xWOwi-7fX_I
クレア
ウェアー博士の妻。ウェアー博士が全然構ってあげなかったため浴槽でリストカットして過去に死んでいる。作中ではウェアー博士へ悪夢の中に全裸で現れたり、声だけで呼びかけたりしている。コアがウェラー博士を洗脳する闇の象徴。最終、ウェラー博士を過去の死に際の様子を見せて洗脳している。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=VShpRgaRIqI
【当初のイベント・ホライゾン号の乗り組み員たち】
ジョン・キルバック船長、クリス・チェーンバーズ、ジャニス・ルーペ、ベン・フェンダー、ディック・スミスである。
この映画ですが、要約すると”イベント・ホライゾン号”が人工的にブラックホール(ワープホール)を作っていった先の宇宙が地獄であり、船全体が生命体としてまた戻ってきたと解釈できますね。生きている事を解らせたいのか船から終盤に血が流れ出します。やや宗教的SF宇宙映画ですね。