サスペリア リメイク

サスペリア リメイク

 

暗黒舞踏団の儀式演出によりカルト色が原作より強くなっていますね。

作品紹介
サスペリア リメイク
  • 2018年アメリカ・イタリア合作映画
  • 監督:ルカ・グァダニーノ
  • 製作:マルコ・モラビート、ブラッドリー・J・フィッシャー、ルカ・グァダニーノ、デヴィッド・カイガニック、シルヴィア・ヴェンチュリー、ニ・フェンディ、フランチェスコ・メルツィ・デリル、ウィリアム・シェラック、ガブリエレ・モレッティ
  • 製作総指揮:キンバリー・スチュワード、ローレン・ベック、ジョシュ・ゴッドフリー、ステラ・サヴィーノ、ジェームズ・ヴァンダービルト、ロベルト・マンニ、マッシミリアーノ・ヴィオランテ、カルロ・アントネッリ
  • 出演:ダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツ、ミア・ゴス、ルッツ・エバースドルフ、ジェシカ・ハーパー、アンゲラ・ヴィンクラー、エレナ・フォキナ、イングリット・カーフェン、シルヴィー・テステュー、レネ・ソーテンダイク、ファブリツィア・サッキ、アレック・ウェック、ブリジット・キュベリエ、クリスティン・ルブット、マジョライン・ウスコッティ、マイケル・オルソン、フレッド・クレメン

<ストーリー>

米ソ冷戦真っ只中の1977年のベルリン。アメリカからやってきた少女スージーは、モダンダンスを踊る舞踊団へ入学する。 精神科医のクレンペラーは、患者のパトリシアから自分が入団している舞踊団で夜な夜な奇妙な悪魔崇拝の儀式が行われていると聞き、その後パトリシアから一切連絡が取れなくなったことを不審に思い、独自に調査を行い始める。

 

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登場人物

【マルコス舞踏団員たち】

拠点はドイツのベルリン。”TANZ(舞踊)”という建物である。舞踏団員らは少額であるが給料制。家賃無料の寮での共同生活をしている。パトリシア曰く、完璧なバランス、完璧な睡眠、心で会話することを教えられる一方で、髪や尿を採られて呪術で視覚を奪われ、隠された場所があると言われている。実際に定期的な採尿をしている。共同生活は愛情や人心操作をするためとも考えられている。現状では内部分裂しており、マルコス派とブラン派に分かれている。公演会後の打ち上げがあり、舞踏団員全員が参加している。生贄の儀式ではエレナ・マルコスを含む魔女たち全員が全裸でアクティブに踊り狂っている。儀式後は生き残ったメンバーの記憶を消している。

スージー(スザンナ)・バニヨン

オハイオ州出身。幼少期からベルリンにこだわりを持っていた。メノナイト教会より支援金をもらってベルリンのマルコス舞踏団へ入団するためオーディションで向かいっている。事前にマダム・ブランに食い下がってオーディションを受ける交渉をしていたとされる。無事、マルコス舞踏団入団後はサラとマダム・ブランと親交を深めており、その力に目覚めている。本当かは不明であるが、元々マダム・ブランのファンでマルコス舞踏団のドキュメンタリーや舞台を何度か見に行っているとされ”民族”のリハーサルで主役を自ら名乗り出て踊っているが途中めまいで倒れた。後にマダム・ブランとの会話で”民族”を踊っている最中に自身は獣とファックしている感覚に襲われたと語っている。その後、サラより”民族”の主役にマダム・ブランより抜擢されたと聞いて一緒に喜んでいる。サラより相談があり、事務所へ潜入してパトリシアとオルガの履歴書探しを一緒に手伝っている。事務所内に潜入した際に刑事らをもてあそんでいるミス・ヴィンデガストらを目撃している。マダム・ブランからジャンプの個人レッスンを受けている。公演会では口元を白く塗って主役として参加しているが、途中まで抜けていたサラの術を自ら解いてサラが痛みで絶叫したため、公演会を中断する事態となっている。正体は魔女三姉妹の一人マザー・サスピリオルム。終盤にバケモノを召喚して地下にいたエレナ・マルコスを含む舞踏団員らを大量虐殺し、胸を開いて死んだ魔女らの魂を喰っていた。最終、ヨーゼフの元へ訪れて妻アンケの死の経緯と死因を伝え女性にまつわる記憶を消している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=eQIII8V3SLU

マダム・ブラン

戦争中も舞踏団を守り抜いたとされる女性の人権派主張をしたとされる人物。喫煙家。マルコス舞踏団ではエレナ・マルコスの次に権力を持つ人物。”民族”というモダンダンスの作者。アイリス・スタジオでの”民族”のリハーサルではパトリシアが抜けたため団員たちへ配役を割り振っているが、途中でオルガがキレて出て行ったため主役を名乗り出たスージーを指導していた。スージーの”民族”をリハーサルしている途中で魔術を彼女の手足へ施して間接的にオルガを殺している。後にスージーを部屋へ招いて話をしており、キャロラインからスージーの不得意なジャンプを習うよう指示している。その後、レッスンで”再び開く”という新作のモダンダンスをやるよう団員たちへ指示している。スージーの夢の中で”輝き”を見せている。スージーへはジャンプの個人レッスンをしている。公演会では司会を務めていた。サラの絶叫で公演会を中止した夜にスージーの部屋へ行きテレパシーで彼女と会話をしている。スージーから愛していることを告白されている。スージーを最後までエレナ・マルコスの生贄にしたくないがため抵抗していた。最終、エレナから手刀で首を切断され、出血多量で気絶しているも生きていた。後日、ミス・ブターの発表で辞めたことにされていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=clHPEEnRfFo

エレナ・マルコス

別名:マザー・マルコスと呼ばれている。体中の皮膚が垂れてただれている。ミス・タナーへ自らを床下の衣装庫へ入れて欲しいと志願している。自らの年老いて多くの病に蝕まれた肉体を捨てて若い娘を”器”として乗り移って生きようと企んでいる。舞踏団員からは魔女三姉妹の1人マーテル・サスピリオルムとして思われているが実際には偽物であることが終盤で判明し、スージーによって殺されている。また、早い段階でマダム・ブランとミス・タナーからも見破られている。ただし、マルコス舞踏団では一番魔力が強い存在なのか、多数決ではあるが地位を保持していた。マルコス舞踏団の最高責任者。儀式の際に魔術として手刀の動作だけでマダム・ブランの延髄から多量の出血をさせて致命傷を負わせていた。終盤にスージーからマザー・サスピリオルムのバケモノを召喚されキスされて吐血し、息絶えている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=IeQdds8MBWo

サラ・シムズ

広報官。喫煙家。純粋な女とされている。舞踏団を家族と思っている。スージーへ3階の寮の宿泊部屋を案内してあげている。スージーの隣で生活している。アイリス・スタジオでの”民族”のリハーサルではオルガのパートを割り振られていた。マダム・ブランから”民族”の主役に抜擢されたとスージーへ報告し、喜んでいた。指切りをスージーへ持ち掛けて可愛い奴でもある。翌日にスージーと一緒に事務所へ忍び込んで、パトリシアやオルガと連絡を取りたいがため履歴書を漁っていたが無く断念している。姉としか同じベッドで寝たことがないと言ってスージーと寝ていた。ヨーゼフが舞踏団寮へ訪れて一緒にカフェへ行ってパトリシアの話を聞いている。夜に足音を頼りにして鏡張りのレッスンルーム内にある隠し扉を発見している。隠し扉を発見してからはヨーゼフの元へ出向き、パトリシアの話を聞きなおしている。公演会の日に隠し扉から再びパトリシアを探しに潜入しており、変わり果てたパトリシアを発見するも手遅れと感じ逃げる途中に突如右足の骨が骨折して痛みのあまり叫びまくっていた。訪れたミス・ヴィンデガストとミス・パブラにより治癒と洗脳をされて一時的に公演会の舞台へと戻ったが、演技中にスージーによって術が解かれたため右足の痛みで絶叫し、公演会が中止となり運び出されている。終盤で隠し扉の奥の部屋でミス・バルフォアから儀式として棒立ちとなって内臓を抜き取られていた。終盤の隠し扉の奥の部屋で儀式でスージーからの望みを聞かれ死を選択しキスされ死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=clHPEEnRfFo

ミス・タナー

スージーがマルコス舞踏団をオーディションで訪れた時に対応している。アイリス・スタジオでの”民族”のリハーサルでは団員たちのリズムテンポをとっていた。オルガがリハーサル途中で暴れたため止めようとしたが手を振り払われたあとに彼女が「魔女」と罵った態度に大爆笑している。訪問してきた刑事らを魔術で操り人形の様に棒立ちにさせ、ミス・ヴィンデガストらとふざけて金属フックの先端をチンコに連打して遊んでいた。レッスンで”再び開く”に同席していた。エレナ・マルコス派であり、彼女から床下の衣装庫へエレナ・マルコス自身を入れるように指示があったため対応している。たびたび食卓でマルコスについてマルコス派の団員とミーティングをしている。終盤の儀式でエレナ・マルコスの吐いた血を顔面に浴びている。殺されなかったものの記憶は消されておらず顔面血だらけで何かに怯えていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=clHPEEnRfFo

オルガ

ミス・イヴァノヴァとも呼ばれている。電話で彼氏か親かへ「私を愛しているように言ってみたら?」と話していた。アイリス・スタジオでの”民族”のリハーサルではパトリシアのパートを割り振られていた。パトリシアが消えて不審がっており、レッスン中にマダム・ブランに対して「魔女」と暴言を吐いて寮から出て行こうとしていた。荷物をまとめ寮からでようとした矢先に魔術でスージーの踊る舞踏のリズムに合わせて、鏡張りのレッスンルームで全身の骨がボキボキに折れ曲がって失禁している。終盤の隠し扉の奥の部屋で儀式でスージーからの望みを聞かれ死を選択しキスされ死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Mma3dQWHTvI

ミス・ヴィンデガスト

舞踏団員の世話係。舞踏団員らの採尿や料理の支度などをしている。オルガが鏡張りのレッスンルームで死んでいるのを舞踏団員らで発見して、彼女の死体を移動させるよう指示している。刑事らが訪問調査で”TANZ”へ来た際に、自らをマダム・ブランと名乗って対応している。刑事らを魔術で操り人形の様に棒立ちにさせ、ミス・タナーらとふざけて遊んでいた。舞踏団の公演のためにメイクをしている。隠し扉の向こうへ入ってい右足の骨を骨折したサラをミス・パブラと一緒に見つけ出して治癒と洗脳している。儀式の際に殺されずに生き残っており、ヨーゼフを家へ帰した後に儀式の跡片付けをしていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=clHPEEnRfFo

ミス・グリフィス

黒ぶち鬱メガネのババア。序盤でスージーとミス・タナーの話を盗み聞きしていたが、バレたため走り去っている。魔女投票では「何もかも終わり」と発言していた。霊感が強いのかスージーが”民族”のレッスン中にマダム・ブランから魔術を両手と両足にかけたのを目撃しており、オルガの涙を流した行為をシンクロしている。食事中にナイフで急に首を切りつけ自殺している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=MXrJvUsSD18

ミス・フーラー

訪問してきた刑事らを魔術で操り人形の様に棒立ちにさせ、ミス・ヴィンデガストらとふざけて遊んでいた。レッスンで”再び開く”に同席していた。たびたび食卓でマルコスについてマルコス派の団員とミーティングをしている。舞踏団の公演受付をしている。ヨーゼフの前に幻として妻アンケに化けて現れて”TANZ”へ誘導している。終盤ではオールバックヘアーにして隠し扉の奥で儀式の進行をしている。スージーからマザー・サスピリオルムのバケモノを召喚されキスされて息絶えている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Oc9cVYipFmU

ミス・パブラ

喫煙家。荷物をまとめて出て行こうとしたオルガへ「大丈夫?」と声をかけていた。ミス・ヴィンデガストの指示で金属のフックをオルガの死体に突き刺して移動させている。舞踏団員らへ公演前のチェックをしている。隠し扉の向こうへ入ってい右足の骨を骨折したサラをミス・ヴィンデガストと一緒に見つけ出して治癒と洗脳している。終盤にスージーからマザー・サスピリオルムのバケモノを召喚されて息絶えている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=IeQdds8MBWo

ミス・ミリウス

コーチ。スージーのオーディションに参加している。ミス・ヴィンデガストの指示で金属のフックをオルガの死体に突き刺して移動させている。レッスンで”再び開く”に同席していた。たびたび食卓でマルコスについてマルコス派の団員とミーティングをしている。舞踏団員らへ公演前の声かけをしている。終盤にスージーからマザー・サスピリオルムのバケモノを召喚されキスされて息絶えている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=IeQdds8MBWo

ミス・マンデル

コーチ。スージーのオーディションに参加している。レッスンで”再び開く”に同席していた。終盤にスージーからマザー・サスピリオルムのバケモノを召喚されて息絶えている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Oc9cVYipFmU

アルバータ

ミス・ヴィンデガストの指示で金属のフックをオルガの死体に突き刺して移動させている。”TANZ”へ現れたヨーゼフをミス・フーラーと一緒に隠し扉の部屋へ誘導している。終盤にスージーからマザー・サスピリオルムのバケモノを召喚されキスされて息絶えている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=IeQdds8MBWo

ミス・ブター

舞踏団の技術責任者。スージーに出身を聞いていた。たびたび食卓でマルコスについてマルコス派の団員とミーティングをしている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Kd9mRX1MQMI

ミス・マークス

音楽係。アイリス・スタジオでの”民族”のリハーサルでマダム・ブランの指示で”民族”の音楽を流していた。レッスンで”再び開く”に同席していた。たびたび食卓でマルコスについてマルコス派の団員とミーティングをしている。終盤にスージーからマザー・サスピリオルムのバケモノを召喚されキスされて息絶えている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Mma3dQWHTvI

ソニア

喫煙家。アイリス・スタジオでの”民族”のリハーサルでオルガが出て行った後にマダム・ブランより主役を推薦されたが断っている。レッスンでリズムをとっていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Kd9mRX1MQMI&t=248s

マシア

舞踏団員の下っ端。スージーのレッスンをマルケタらと見ている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=zW_C3_jsy1U

ミス・バルフール

ミス・ヴィンデガストの指示で金属のフックをオルガの死体に突き刺して移動させている。たびたび食卓でマルコスについてマルコス派の団員とミーティングをしている。舞踏団の舞台前にスージーの髪をカットしてあげている。終盤で隠し扉の奥の部屋で儀式としてサラの内臓を抜き取っていた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=NOifzzZvsFU&t=1s

ジャニーン

特に見せ場のない舞踏団員の一人。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Oc9cVYipFmU

キャロライン

男の様な風貌のシャクレ女。喫煙家。ジャンプの練習でマダム・ブランからお手本として指名されジャンプしている。ジャンプ後に突如痙攣を起こしている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=IeQdds8MBWo

マルケタ

他の団員と一緒に外出する際に待たせていた。公演直前にミス・タナーよりサラの居所を聞かれたが知らないと返答している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=zW_C3_jsy1U

パトリシア・ヒングル

精神病患者。舞踊団に入団している。舞踊団員らが魔女だとヨーゼフへ相談していた。サラとは仲が良かったのか、心配で彼女にだけ逃げるよう言うと話している。舞踊団の建物の地下に秘密があると語っている。「マザー・マルコスが体に入って来る。」や「性器を食い尽くされる。」など話した後にヨーゼフの前から消えている。序盤では突然消えた理由としてマダム・ブランからは活動家とつながりがあり、「信念に行きたい。」と話しており地下で爆弾を作っていると言われていた。中盤でサラによってマルコス舞踏団の寮の地下室で発見されたが、皮膚が変色し異常な見た目となっており棺内に放置されていた。サラはキモかったためかその場から逃げ出したが生きていた。終盤の隠し扉の奥の部屋で儀式の生贄として立たされていた。終盤の隠し扉の奥の部屋で儀式でスージーからの望みを聞かれ死を選択しキスされ死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=FEOTZhUlj0w

ミス・ダニエル

終盤にスージーからマザー・サスピリオルムのバケモノを召喚され殺されている。

画像なし

ミス・カパリット

終盤にスージーからマザー・サスピリオルムのバケモノを召喚され殺されている。

画像なし

ミス・キレン

画像なし

 

【その他】

ヨーゼフ・クレンペラー

精神科医。喫煙家。左耳に補聴器を装着している。ゼザム夫人に身の回りの世話をしてもらっている。先約のベルガーがいるにも関わらず、いきなり訪問して来た患者のパトリシアを診察している。パトリシアに対しては妄想が深刻化し、自分の構築した神話を信じている状態だと記録に残している。後に消えたパトリシアの残した手帳を元に警察へ通報してマルコス舞踏団への調査を依頼した。再び、マルコス舞踏団の調査結果を聞くため警察署へ訪れたが刑事らから異常はなかったと言われ相手にされなかった。次にサラの元へ訪れ、彼女へパトリシアの手帳を元に話を聞き込んでいる。サラからは一度気分を害されて去られているが、再びサラからの訪問でパトリシアの残した手帳を元に魔女についての話をしている。公演会のチケットを購入して観客として参加してサラの絶叫にて公演会が中断する一部始終を目撃している。公演後、橋の下の川へパトリシアの荷物と金属フックを捨てている。別荘に戻った際にミス・フーラーの仕業ではあるが、妻アンケの幻に再会している。”TANZ”へ到着後にミス・フーラーから全裸にされて隠し扉の部屋へ連れて行かれている。終盤の儀式後にミス・ヴィンデガストにより自宅へ帰されている。最終、自宅へ訪れたスージーから妻アンケの死因を聞いた後に今まで関わって来た女性(スージー、パトリシア、サラ、アンケ)の記憶を消されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=clHPEEnRfFo

アンケ・マイヤー

ヨーゼフの妻。アーリア人。1943年に行方不明となって捜索されたが見つからなかった人物。終盤で魔女らによって幻としてヨーゼフの前に別荘から現れている。カロルに通報され、すぐ逃げなければならなかったためヨーゼフの前から姿を消したと話していた。実際の経緯として南へ逃げようとテプリッツへ向かい、ミレクに匿ってもらおうとしたが、国境近くのグラスヒュッテに近い森で捕まりテレージエンシュタット収容所へ送られている。1943年11月11日に収容所で20日間収容された後、所長のブルガー司令官が収容されていた4万人全員に調査のため極寒の野外に出るよう命じた。何時間も経過し、数百人が寒さで死んだがその中に含まれており、一緒に凍死したとされる。最後の想いは誕生日サプライズで夫ヨーゼフが誘ったショパンとブラームスの音楽会で手を握ったのを考えて死んだとされる。幻では上記に一部が作話として展開されており、解放された後チューリッヒへ向かったとされる。その後、ブリストルへ行き新たな生活を築いたと話している。ヨーゼフの事はソ連軍の侵攻で亡くなったと思っていたと説明していた。”TANZ”へ向かった後に消えている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Oc9cVYipFmU

スージーの母

スージーの生みの親。オハイオ州に住んでおり、すでに危篤状態で自宅で看取り前となっている。家へ牧師らを呼ばれている。スージーの幼少期に彼女が鏡を自宅の窓から投げ捨てて割ったため躾としてアイロンで彼女の手を焼いている。死ぬ直前に、末娘であるスージーを産んだのが罪だと話している。終盤でエレナ・マルコスの儀式のためにスージーから殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=zW_C3_jsy1U

【警察】

ヨーゼフからの通報でマルコス舞踏団の”TANZ”へ訪問調査へ出向いているが、逆に操られている。後日、ヨーゼフが警察署へ出向いたが軽くあしらっている。

グロックナー刑事

元フリーデナウ警察にいた。フリーデナウ警察の時にヨーゼフの妻アンケを捜索するのを1943年に手伝ったとされている。ヨーゼフからの通報を受けてマルコス舞踏団の”TANZ”へ訪問調査へ出向いている。ミス・ヴィンデガストらにより魔術で操り人形の様に棒立ちになっていた。舞踏団員らの会話(テレパシー)から協力者となっている。後にパトリシアをテロ容疑者とする貼り紙を警察署内に掲示している。再度相談で警察署へ訪れたヨーゼフへマルコス舞踏団の調査では特に何もなかったと返事をして追い返している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=IeQdds8MBWo

アルブレヒト刑事

喫煙家。ヨーゼフからの通報を受けてマルコス舞踏団の”TANZ”へ訪問調査へ出向いている。ミス・ヴィンデガストらにより魔術で操り人形の様に棒立ちになっていた。再度相談で警察署へ訪れたヨーゼフへマルコス舞踏団の調査では特に何もなかったと返事をして追い返している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=IeQdds8MBWo

ジョセフ・クレンペラー役でクレジットされているルッツ・エバースドルフの正体は特殊メイクを施したティルダ・スウィントンである。エレナ・マルコスも同じくである。


豆知識

【パトリシアの歌】

私は去りゆく 最も美しい 季節に…

【魔女の能力】

  • 記憶を消せる
  • 操り人形のように言い聞かせることができる
  • 遠隔で人体を破壊することができる
  • テレパシー
  • 念力で人体を破壊することができる
  • バケモノを召喚できる

【ジョセフ・クレンペラー博士の所持していた書籍】

  • ユング 転移の心理学
  • フリーメイソンの秘密

【母の言葉】

母はあらゆる者の代わりになれる存在であるが、何者も母の代わりにはなれない

【魔女投票】

  • マンデル   → マルコス
  • キレン    → ブラン
  • ユーディト  → マルコス
  • ブター    → ブラン
  • ミリウス   → マルコス
  • マルティンチン→マルコス
  • フラー    →マルコス
  • マウチェリ  →ブラン
  • マークス   →マルコス
  • パヴラ    →マルコス
  • カプリット  →ブラン
  • ヴェンデガスト→ブラン
  • バルフール  →ブラン
  • クルーゾ   →ブラン
  • アルベルタ  →マルコス
  • グリフィス  →マザー・マルコス
  • ブラン    →棄権
  • タナー    →マルコス

※この魔女投票でのマルコス派は最終的にほとんど殺されている

ベルリンの駅構内

サスペリアの看板がある。

フリードリヒシュトラーセ駅

ヨーゼフの所持している別荘へ向かう途中の駅。プレンターヴァルト駅が最寄りである。

セモリナ粉

穀物(コムギ、イネ、トウモロコシなど)の製粉で得られる粗い穀粉を指す。ひきわり小麦とも。

パトリシアの手帳

”暗黒の母”、”涙の母”、”嘆きの母”、”マザー・マルコス”と書かれている。また、モダンダンスの内容や”呪い”やドイツ赤軍及び舞踏団員の名前は記されていた。後にヨーゼフが記載内容から、マザー・マルコス=マインホフ、ダンスリハーサル=政治活動という解釈をしていたと推理されている。

生贄

魔女は純粋な存在を魔力の源として必要としている。

魔女の使用する凶器

金属製のフックで魔術のかかっている者を直接触らないために使用する。作中ではオルガの死体を運び出すために彼女の体に突き刺している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=YSKyVsmYK0w

スージーが舞踏団の公演を見に行った場所

場所はニューヨークのマーサ・グレアム・センターとされる。3回この場所へスージーはバス(1回)とヒッチハイク(2回)で見に行った。

【マダム・ブランとスージーの会話】

17世紀 アーミッシュはメノナイトから分派、メノナイトが”リベラルすぎる”。あなた方は彼らより宗教的思考を軽んじた。

アーミッシュ

アメリカ合衆国のペンシルベニア州や中西部、カナダのオンタリオ州などに居住するドイツ系移民ペンシルベニア・ダッチも含まれる)の宗教集団である。アメリカのキリスト教者共同体であり、 移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られる。原郷はスイスアルザスシュワーベンなど。2020年時点での推定人口は約35万人とされている。

メノナイト

メノ・シモンズの名前に因んで名付けられたキリスト教アナバプテスト教派である。ただし、シモンズがこの集団に与えた影響は比較的小さい。メノナイトはブレザレンクエーカーと共に歴史的平和教会の一つに数えられ、非暴力、暴力を使わない抵抗と融和および平和主義のために行動している。メノナイトという言葉は教派そのものと、その信徒を指すときの両方に使われる。

舞踏団からの除名者

パトリシアやオルガは除名扱いとなったが、履歴書自体が無くなっている。

【ミス・ヴィンデガストの歌】

①幼いスージーは旅に出た

広い世界に一人で

②おやすみ よい晩を

バラの花で覆われて

クローヴで飾られて

ベッドに もぐり込んで

明日の朝 神様がお望みなら

あなたは きっと 再び目覚める

舞踏団員らの行った酒場

場所:パリ・バーである。

儀式の証人制度

現在は行なわれていないが、魔女が存在するのを証明する第三者を用意する制度。ヨーゼフが作中で証人にされている。

輝き

魔女らがその存在を知らせるために他者の夢に映し出す代物。やや気持ち悪い生物(ミミズ)や内臓と一緒に見せている。

ヨーゼフの哲学

人は組織的犯罪を行う手段として”魔術”を利用する。

ヨーゼフとサラの入ったカフェ

ティーアガルテン・カフェ(動物園喫茶)である。

「民族」とは

1948年から始められたとされるモダンダンスの名称。作中でスージーらが踊っている。この”民族”の作者はマダム・ブランとされる。作中では公演会を期に踊るのは最後となっている。

アイリス・スタジオ

モダンダンスのリハーサルを行うスタジオとして使用されている部屋。

隠し扉の間

エレナ・マルコスとマダム・ブランの油絵が飾られている。その他、金属フックや女性器と乳房で型をとった不気味な磁器などが棚に飾られている。

スリー・マザーズについて

”暗黒の母”(マザー・テネブラルム)、”涙の母”(マザー・ラクリマルム)、”嘆きの母”(マザー・サスピリオルム)の3人の総称。キリスト教が誕生する以前に姿を消した魔女たち。別名”3人の神”、”3人の悪魔”とも言われている。

スージーの腋毛処理

公演会後のレッスンでは腋毛の処理がちゃんとされておらずやや黒い。

マザー・サスピリオルムの能力

死のくちづけ。された相手は息絶える。

【スージーの母へ看取る前の祈り】

あなた方の中で病気の人は教会の長老を招き

主の名によりて、油を塗り祈ってもらいなさい

信仰に基づく祈りは病人を救う

主が その人を起き上がらせ

その人が罪を犯したのであれば…

主が赦して下さる

【マダム・ブランのレッスン】

①舞踏団の型

ヒュプノス

顔を正面にし、両肘のラインに注意する必要がある。

モルペウス

手を顔に近づけすぎずそっと鳥をもつようにする。

②地中から強く引いて重力に反して

③ジャンプの筋力は訓練で発達する

生み出す力に対する理解が足りない

肉体の弱さと表現の好みを勘違いしてる

④空間で自分の肉体を見ることはできない

鏡やフィルムで見るのでは不十分よ

動作は沈黙しない 言語と同じ

連続する力強い形状

文を綴るごとく空中に記される

詩のように 祈りのように

ジャンプは高さではない

あなたの下の空間が大事

空中への飛翔は

”coup de foudre”(稲妻の衝撃)

恋の一撃のこと

舞踊は もう二度と戻れない

”美しさ”と”陽気さ”に

今は美しいものをぶち壊さなくては

ダンサーになるならフランス語を学んで

誰かの作品を踊る時は

創作者に自信を重ねること

自分を”無”にし作品を体内で生かす

ここでの居場所を見つけ

舞踏団の何になりたいか決めること

頭?背骨?性器?心臓?

高く もっと もっと 高く もっと もっと もっと…

⑤何よりも一番 大事な場所覚えてる?

ここよ 体の中心を使って

中心から空間を創造するのよ

留まって 空中に留まって

空間を創造して

【マダム・ブランの説教】

スージーは分かるかどうか

40年前、この地でどのように生きこの作品ができたか

我々は高い代償により物事のバランスの価値を学んだ

飛ぶ矢はすべて大地の引力を感じる

でも、我々は高みを目指す

あなた(スージー)を高みへ

作中での世界情勢

バーダーとは

作品冒頭のベルリンで「バーダーを釈放しろ!」とデモ活動が見られるが、このバーダーとはアンドレアス・バーダーの事である。アンドレアスは西ドイツのテロリスト。ミュンヘン出身でドイツ赤軍の創設者、指導者の一人。1968年にウルリケ・マインホフ、グドルン・エンスリンらと極左地下組織「バーダー・マインホフ・グルッペ」(後にドイツ赤軍と改称)を結成し銀行強盗、爆破、誘拐、窃盗などあらゆる犯罪に手を染めた。元ナチス親衛隊の将校で、今は経営者連盟の会長として知られる。

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RAF

Rote Armee Fraktion:ドイツ赤軍の事である。1968年結成のドイツ連邦共和国(西ドイツ)における最も活動的な極左の民兵組織、テロリスト集団。バーダー・マインホフ・グルッペ(ドイツ語: Baader-Meinhof-Gruppe)との名称も使用した。ドイツ語名の直訳は「赤軍派」だが、日本では「ドイツ赤軍」または「西ドイツ赤軍」の呼称が一般的である。

彼らの政治主張は「反帝国主義」で、暴力も辞さない広範な反体制活動を通じ、西側資本主義を打倒し、マルクス主義による世界革命を目指していた。そのため銀行強盗、爆破、誘拐、窃盗など非合法活動も含めたあらゆる革命行動を行った。

1970年代から1998年まで活動を行い、20年以上の活動で主なターゲットにしたのは、西ドイツの政府公共施設、政府関係者、政界関係者、法曹関係者、西ドイツ大企業とくに軍需産業幹部、西ドイツの基地に駐留したアメリカ軍などで、多数の著名ドイツ人を殺害した。

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モガディッシュ

ソマリアの首都。インド洋に面するアフリカ東端に位置する。

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【ベルリン周辺で起こっている事】

  • マルコス舞踏団の近くの銀行へ爆弾が投下されている
  • ハイジャック犯が囚人の釈放交渉をしている
  • デモ隊がドイツ赤軍のマインホフを釈放しろとデモ活動をしている

【ラジオの放送内容】

①ハイジャック犯はルフトハンザ機を第4の地へ向かわせるのか、人質91人の健康状態は不明です。パレスチナ人のハイジャック犯は収監中のドイツ赤軍 幹部らの釈放を求めています。

②ハイジャック犯から声明が出されました。リーダーのマフムードはドイツ赤軍、幹部らを釈放した後、航空機でモガディッシュへの移送を要求しています。要求を貫くべくハイジャック犯たちはシューマン(ユルゲン・シューマン)機長の遺体を滑走路に遺棄。機長は頭を撃たれていました。

③最終期限を過ぎ、ハイジャック犯は警察に機内のアルコールをすべて人質に浴びせ火をつけると通告。だが、西ドイツ政府が赤軍幹部を釈放すると聞き最終期限を真夜中過ぎに延長した。

④ドイツ連邦警備隊 特殊部隊が機内に突入。ハイジャック犯4名のうち3名を射殺。5日目でようやく人質は解放された。翌朝、警備が非常に厳重な刑務所内で収監中の赤軍 幹部3名が死体で発見。ハイジャック失敗の知らせに首吊りや拳銃で自殺したと発表された。ドイツ各地でデモが行われ”これは処刑だ”と激しい抗議活動を展開。連邦刑事庁長官は”バーダー/マインホフの時代は終わった”と述べた。

※ハイジャック犯4名はジャン・カール・ハスパ(男)、イルムガルト・モラー(女)、グドゥルン・エンスリン(女)、アンドレアス・バーダー(男)。

 



オリジナル版との違い

  • 主人公たちが踊るダンスはバレエと異なり、モダンダンスとなっている。
  • 前作の舞台はドイツのフライブルクという町であったが、本作ではベルリンが舞台になっている。
  • 1977年の時代背景を色濃く描いており、ルフトハンザ航空181便ハイジャック事件など東西ドイツの政治事情やベルリンの壁など米ソ冷戦の状況が描かれる。
  • オリジナル版と異なり、画面の色彩が極力抑えられている。
  • 殺害シーンは、オリジナル版よりも呪術要素の濃い描写となっている。特にマザー・サスピリオルムの殺人シーンについては背景を赤くして表現をしている。



恐怖度

☆☆☆★★

<感想>

ゴブリンの音楽がないと少し物足りない感じがする。最近の作品にしては終盤がカルトむき出しで良かった。儀式の最中にスージーが自らの胸を開いて見せたシーンの謎が残る。ガイバーっスか?原作のスージー・バニヨン役のジェシカ・ハーパーをアンケ役として再出演させたのが良かった。

 

【ガイバー メガスマッシャー】



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