ローズ・レッド

ローズ・レッド

 

海外ドラマです。ミラー教授役のデヴィッド・デュークスですが、撮影が3分の2終わったところでシアトルのテニスコート内(2000年10月9日)で急死しているため追悼作品となっています。

作品紹介
ローズ・レッド
  • 2002年アメリカ映画
  • 監督:クレイグ・R・バクスリー
  • 製作総指揮:スティーヴン・キング、マーク・カーライナー
  • 脚本:スティーヴン・キング
  • 出演:ナンシー・トラヴィス、マット・キースラー、ジュリアン・サンズ、マット・ロス、エミリー・デシャネル、キンバリー・J・ブラウン、デヴィッド・デュークス、ジュディス・アイヴィ、ケヴィン・タイ、ジュリア・キャンベル、ジョン・プロカチーノ

<ストーリー>

2001年、超能力を研究する心理学者のジョイスは、シアトルにある幽霊屋敷に眠る霊を呼び覚まそうと、超能力者たちを集い、調査を決行するのだが……。

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登場人物
ジョイス・リアドン教授

シアトル大学”ウィムザー心理学棟”の心理学教授。元々児童心理学で第一人者として知られていた。心霊現象を研究しているヒスアマ。スティーブと恋人関係である。ローズ・レッドの歴史を調べ上げていて詳しい。死んだ家であるローズ・レッドを超能力者の力で一時的でも良いので動かしてもらい、ローズ・レッド内での超常現象を数値でのデータとして収集して本を執筆しようとしていた。大学新聞でカルトっぽい記事を取り上げられて、ミラー教授から終身在職権を理事会で取り下げられたためキレており、彼の顔面へ血液を塗りたくっている。終身在職権を取り下げられ追い込まれており、ローズ・レッドの心霊調査で何とか霊の音声や映像の証拠を押さえて自身の研究成果を出し、終身在職権の返上と他の大学でも就職できるようにと自分以外は何が起こっても気にしないという私利私欲で腹黒い考えを持っている。終盤に崩れゆくローズ・レッドに残る事を決めており、スティーブから止められたが殴って反抗している。最終、ローズ・レッド内にいる亡霊たちに取り囲まれて消息を絶って地縛霊となっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

スティーブ・リンバウアー

リンバウアー家の末裔。祖父はアダム・リンバウアー。リアドン教授とは恋人関係。ケツアゴ。大学を落第している。過去、8歳の時に母親に連れられてローズ・レッドへ来ているが迷子(家に狙われている)になっている。ローズ・レッドの所有者でもあるが現状貧しくて建物を取り壊し処分したいと思っている。当初、超能力者ではないとされていたが、ローズ・レッドで覚醒してテレパシーを使用している。リアドン教授の心霊現象研究でローズ・レッドを超能力者たちに開放する協力をしている。ローズ・レッドの温室でケビンの携帯を見つけミラー教授へリダイアルしており、「不法侵入した事を公開するとミラー教授の名が落ちる」と留守電メッセージに残している。ニックからケビンの消息が途絶えて死体となって後に発見されるリスクを説明され、改めてミラー教授へローズ・レッド来るよう留守番電話へ「ケビンが目の前で自殺した」とメッセージを残している。アニーによりローズ・レッドの扉と窓が開放された後にリアドン教授と一緒に逃げようと説得したが殴られて交渉決裂している。終盤でエレンの霊よりローズ・レッドの増築をして欲しいと金槌を渡されて依頼されたが拒否している。心霊調査研究の半年後にローズ・レッドを売却している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

【超能力者たち】

リアドン教授からのオファーでローズ・レッドへの心霊調査へ参加している。リアドン教授からのオリエンテーション後にアニーとエメリー以外の4人でスポーツバーへ行き交流を深めている。リアドン教授からはこの超能力者たちにエネルギー切れのローズ・レッドを再び覚醒させる狙いがある。

アニー・ウィートン

15歳。自閉症で言葉がうまく発せれないケツアゴ少女。気が強い。赤毛の人形を常に持ち歩いている。狂犬病の予防接種をしている。テレパシーが使え、念力で物を動かすことができる。過去に水を凍らせている。序盤でジョージら祖父母の家へ石を吹っ飛ばしていた。ローズ・レッドの心霊調査の当日にレイチェルと一緒に現れて調査チームと合流している。ローズ・レッドに潜入してからは”鏡の図書室”や暖炉の間でエイプリルの霊に遭遇している。ニックに誘導されながらローズ・レッド内の元通った道を通れるようにしていた。夜中にエイプリルの霊をベッドサイドで目撃している。ミニチュアハウスを覗こうと椅子の上に立ったがバランスを崩して頭から床に倒れていた。エレンの霊に憑依され器のような状態となり力を利用されている。終盤でローズ・レッドの建物に対し、天から石を落として破壊している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

キャシー・クレイマー

自動書記。クリスチャン。ウィジャボードは好きではない。何でも辞めたい病の持ち主でセラピーに通っていた事もある。相手の感じ取ったことをノートに書き込んでいた。”鏡の図書室”でケビンのカメラのシャッターをたいてエイプリルの霊に連れて行かれそうになったアニーを救っている。床やベッドの生地の下を何かが這う幻覚を見ている。その後、途中、ニックとハグれて”遠近法の廊下”にある部屋で過去にジョンを殺したのがエレンとスキーナであったことを感じ取っている。終盤でアニーに対してスケッチブックで同じ自動書記でローズ・レッドの扉と窓を解放するよう依頼している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

エメリー・ウォーターマン

マザコン。過去認知で霊が見える。母パトリシアの金遣いにうんざりしている。金がないためローズ・レッドへの心霊調査に5千ドルで参加すると返事した直後に冷蔵庫が血だらけの幻覚を見ている。余計な一言が多い。元イジメられっ子。パムから怖い話を聞く悪夢やディアナの悪霊の幻覚を見ている。ローズ・レッドの敷地内に迷い込んだミラー教授に遭遇している。後に死んだパムの霊やディアナの霊を目撃した後に急に扉が閉まったため左指を挟まれていくつか指を切断している。屋敷から出れないのはアニーの超能力の影響だと気付き、アニーを気絶させようと提案してメンバーから批判されていた。終盤に鏡から現れた母パトリシアの幻覚と向き合いスティーブから助けてもらっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

ニック・ハーダウェイ

遠くで起こることが見えたり人の心が見える。頭の中や、液体に映像が浮かんだものを見てこれから起こる事や過去のことを理解することが可能。ローズ・レッドの心霊現象調査チームのリーダー的役割を担っており要所要所で指示を出している。錯乱してキャシーに襲い掛かっていたパトリシアにビリヤード玉を顔面にぶつけ気絶させ椅子へ拘束していた。キャシーと一緒に心霊現象研究チームと合流するため異動していたが、床を這う霊に襲われて消息不明となっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

ビクター・カンディンスキー

予知能力者。愛称:ヴィック。持病により薬を服用している。パムに気がある。パムの霊から誘惑されローズ・レッドの敷地内の庭へ向かうも石像が動く異様な光景とパムの水死体を噴水の水溜まりで幻覚として見ている。建物内へ戻ろうとしたがエメリーに幻だと思われ相手にされなかった。発作が起こって庭で息絶えている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

パム・アズベリー

接触感知能力者。アメリカ合衆国ワシントン州キング郡98712マリオンベリーストリート1221に住んでいる。自宅電話:360-555-1014である。スティーヴに好意を持っている。ローズ・レッドの心霊調査で扉を触り、ケビンがスキーナから案内されて屋敷に入った過去の出来事を感じ取っている。キャシーが夜中に部屋へ訪れる幻覚を見ている。キャシーの幻覚に同行して行方不明となっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

【その他】

カール・ミラー教授

シアトル大学心理学教授。ケビンを使い、リアドン教授の心霊現象調査の研究を邪魔しようとしている。妻もリアドン教授を嫌っている。ローズ・レッド研究についてリアドン教授が大学基金を勝手に使用しようとしているとでっち上げている。ケビンの撮った写真(超能力者のオリエンテーション)の新聞記事を元にリアドン教授の終身在職権を理事会で取り下げる活動を行い実行している。執拗にリアドン教授へ嫌がらせをしたため、リアドン教授から顔面に血液を塗りたくられている。ローズ・レッドへの心霊調査前日にケビンへ先にローズ・レッドの屋敷内に侵入し待機しているよう指示を出していた。スティーブから目の前でケビンが自殺をはかったと留守番電話のメッセージを聞き、ローズ・レッドへ向かっている。ローズ・レッドへ辿り着いたが、裏庭でケビンの霊を目撃し逃げていたが最終彼に捕まっている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

ケビン・ボリンジャー

2回生。ミラー教授から雇われた新聞記者。ミラー教授よりリアドン教授の研究の邪魔をするよう指示されている。大学でリアドン教授の講義に出席してアホな質問をしたり、超能力者たちのオリエンテーションの場に忍び込んで写真を撮っていた。ミラー教授よりローズ・レッドの敷地に潜入してカルトっぽい写真と新聞記事を挙げるよう指示されており、キーを渡されて屋敷内へ侵入しスキーナの霊に遭遇している。屋敷内の温室に閉じ込められており、消息を絶っている。パトリシアがローズ・レッドへ来たため迎え入れたあとに”鏡の図書室”で首吊りをして死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

パトリシア・ウォーターマン

エメリーの母。無駄遣いばかりしてぬいぐりみばかり買っているアホ。金にがめついババア。変なところだけ過保護である。ローズ・レッドの心霊調査の当日エメリーを見送っている。後日、電話が止められてイラついてローズ・レッドへ向かっている。ローズ・レッド内へはケビンに案内されており、ワイン・セラーに潜んでいたところを錯乱して訪れたキャシーに掴みかかったため、ニックにビリヤード玉を顔面にぶつけられて気絶している。ニックに落ち着きがないため椅子に拘束されていた。スキーナの霊に連れ去られている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

レイチェル・ウィートン

ウィートン家の長女。愛称:シスター。アニーの姉。リアドン教授のローズ・レッドでの心霊調査研究へアニーを連れて行こうと考えていたが、連れて行った後のアニーの待遇が心配で中々参加の返事ををするのをためらっていた。リアドン教授から依頼金1万2千ドルをもらって心霊調査研究が終わったらアニーをガットスクール(障害者学校)へ通学させてあげようと思っている。ローズ・レッドの心霊調査の当日にアニーと一緒に現れて調査チームと合流している。エメリーから終盤に何度もアニーがお荷物であると何度も責められていたが最終認めている。活躍の場はなかったが、アニーの力についての説明役に徹している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

ジョージ・ウィートン

ウィートン家の父。超能力で周囲を滅茶苦茶にするアニーを良く思っていない。亭主関白な奴で、レイチェル宛にかかってきたリアドン教授からの電話をレイチェルに繋がず勝手にガチャ切りしている。レイチェルからアニーをローズ・レッドの心霊調査研究に参加させたいと相談されたが反対していた。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc&t=2622s

キャシー・スプルース

リアドン教授が講師を務めている先の大学生徒。リアドン教授の受付時間外にレポート提出に来たが、リアドン教授から時間外の指摘され改めている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

【レッドローズに関わる当時の人々】

ジョンとエレンは1907年11月に結婚している。1907年当時ジョンは40歳でエレンは20歳であったとされる。結婚後、豪華客船”オーシャン・スター号”に乗って1年かけ新婚旅行をしたとされている。

ジョン・リンバウアー

オミクロン石油の創立者。妻エレンがいる。1950年まで石油会社では全米トップであった。金持ちであるが女好きでアフリカで性病に感染してそのまま妻エレンへうつした過去を持つ。また複数の愛人がいたとされる。エイプリルが消えた責任をスキーナへ押し付けて警察とグルとなり痛めつけていた。パートナーでダグラス・ポージー氏と共同経営をしていたが、金を独り占めするため彼を追い出したとされる。1923年に”愚かの塔”よりエレンとスキーナに突き落とされて墜落死したとされる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc&t=2622s

エレン・リンバウアー

ローズ・レッドの女主人。1950年1月15日の70歳の時に”遠近法の廊下”で姿を消したとされる。1907年の新婚旅行でアフリカを訪れた時に夫から性病をうつされて死にかけている。新婚旅行が終わり1909年の帰国後に妊娠していた。新婚旅行での帰国時にアフリカからスキーナを屋敷へ連れ帰っている。1909年の9月に第一子の息子アダムを生んでいる。また、1911年4月に第二子の娘エイプリルを生んでいる(左手が奇形)。エイプリルの奇形としての出生にアフリカで夫ジョンからうつされた性病のせいだと思い、夫ジョンを憎んでいる。現代のローズ・レッドに訪れたアニーに霊体として憑依し力を得ている。終盤にスティーブの前に現れ、末裔としてローズ・レッドの建築に今後携わって欲しいと懇願されたが拒否され撃退されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

スキーナ

エレンのパートナー。エレンが新婚旅行の時に立ち寄ったアフリカから連れてきている。エレンの出産の立ち合いを行っている。マダム・ストラビンスキーの降霊術はインチキであると見抜いていたが、ある日水晶から煙でローズ・レッドの映像が映し出されて驚いていた。水晶を触って吹っ飛ばされている。エイプリルが6歳に時に消息を絶った原因だと疑われて警察署へ連行され、50時間の尋問と歯を3本と鼻と手首を折られている。霊体としてケビンをローズ・レッド内へ迎え入れている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc

マダム・ストラビンスキー

霊媒師。別名:コーラ・フライと警察らから呼ばれている。エレンがエイプリルの事を早死にする子だと思い込んで心酔していったとされる人物。1914年8月に水晶からローズ・レッドの映像を映し出して預言をしている。預言としてエレンへ「家は建て続けなさい。建て続けないと死ぬ。エレンが完成したと言うまで家は完成しない。」と話している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1QClDX2sexc&t=2622s


 





豆知識
ローズ・レッド

邪悪な家で生きていた(常に増殖する家)とされる。リンバウアー邸にある。オミクロン石油の創立者であるジョン・リンバウアーが妻に贈った屋敷で1909年に完成している。スプリング通りに建てさせている。1921年に敷地内に”愚かの塔”を完成させている。敷地内の温室はエレンがお気に入りで”保養所”と呼ばれていたとされる。”遠近法の廊下”と呼ばれるスキーナの設計した廊下がある。設計図にない”鏡の図書室”がある。男性5人、女性18人の計23人が失踪している。1995年以来、明白な心霊現象は途絶えているとされ家は死んだと解釈されている。

【ローズ・レッドの被害者たち】

  • ハリー・コービン

→ローズ・レッドの建築作業員。現場監督者に腹を立ててショットガンで撃ち殺しているが、逃げもせず酒場(マーチャンズ・カフェ)から出てきたところを警察に逮捕されている。25年間刑務所へ入れられている。

  • 現場の作業員の男性3名

→1人目はガラスが落下して首を切断。2人目は足場から墜落死。3人目はリンゴをのどに詰まらせて窒息死。

  • ライザ・アルバート

→1972年に古い建造物の見学ツアーに参加してローズ・レッドを訪れたとされるババア。失踪後、血の付いたカバンだけ発見されている。

  • ジョージ・ニーダー(ジョンの友人で鉄道会社幹部)

→第一次大戦後に温室でハチに刺されてアレルギー反応を起こして死んでいる。

  • エイプリル

→リンバウアー家の長女。6歳の時にローズ・レッドのリビング内でスキーナが目を離した隙に消息を絶っている。

  • ディアナ・ピートリ

→エレンのお気に入りのミュージカル女優。1940年代のスター。セクシーでダンスがうまく、歌もそこそこであった。毎年1月15日のパーティには必ず呼ばれていた。1946年1月15日のパーティーで失踪したとされる。見事なカクテル・ドレスを着ていたとされる。

  • ダグラス・ポージー

→ジョンの石油会社の共同経営者。ジョンから石油会社の共同経営権を買われて追い出されている。1915年にローズ・レッドの屋敷内で首吊り自殺している。カウボーイ好きであった。アダムへカウボーイハットを渡し、バラをエイプリルへ渡していた。

【ローズ・レッドで起こる超常現象】

  • 人が消える
  • 霊体気流
  • 家が叫ぶ
  • 騒霊現象(ポルターガイスト)が起こる
  • 霊が人に憑依する
バディー

スタントン家の飼い犬。アニーとレイチェルに噛みついたため薬物死させられている。

【ジョイスの科学的考え】

  • 心霊現象の調査は科学である
  • 現実は質量のあるものとは限らない

【アニーのお気に入りの曲】

常にリピートしてかけまくっている2曲とされる。

【夏の日の恋】

【イン・ザ・ムード】

ウォーターマン家の車

ナンバー”019-TRT”である。

スティーブの車

ナンバー”816-KZQ”である。

ミラー教授の車

ナンバー”632-BHO”である。

スタントンの家

2220番地である。

ウィートンの家

921番地である。

霊は一夜で変えた

クリスマス・キャロルのスクルージのセリフとされている。クリスマス・キャロルとは英国の文豪チャールズ・ディケンズの中編小説のことである。1843年12月19日に出版している。守銭奴のスクルージがクリスマス・イヴに超常的な体験から、過去・現在・未来の旅をした結果、改心をする。クリスマス・ストーリーの中では最も有名なもので、広範囲な読者を獲得し、ディケンズを世界的に有名な作家としたことでも記念碑的な中編である。

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家とは

善い家:人を和ませる

悪い家:人を不安にさせ、人間の温もりを憎む

悪い家を我々は”幽霊屋敷”と呼ぶ。

霊体気流

別名:ファントム・ドラフト。霊による起こされた風。ローズ・レッドの心霊調査ではじめに起こった現象とされる。

エイプリルが消息を絶つ前のスキーナの行動

じゃがいもを貯蔵庫へ取りに行っていた。

家の叫び

1960年代に地質学者を含む科学者の調査団がローズ・レッドへ来て何度か家の叫びを聞いている。テープにも家の叫びを録音したが音声が不明瞭だったため地下水の音(古い排水管で増幅された)であると処理された。

エレンのこだわり

エレンは1909年1月15日の入居記念日に合わせて、その日になると毎年白いドレスを着て有名人を招きパーティーを開いていたとされる。

ケビンの携帯

温室で発見されている。

ケビンのカメラ

鏡の図書室で発見されている。

シャンパン

ローズ・レッドのワインセラーから1949年のドンペリニヨンをスティーブが発見している。

エレンがスティーブへ渡そうとしていた金槌

1924年製シアトル金物店の物。

バラの意味

ずっと覚えている事である。

ローズ・レッドの跡地

コンドミニアムが出来る予定。

おまけ

<スティーヴン・キングのコメント>

幽霊屋敷の物語だ。”白鯨”の船長を悩ます鯨のような作品になるといいね。視聴者が大きな恐怖に取りつかれたら本望だよ。

1996年にスピルバーグに言われた。”最高に怖い幽霊屋敷の脚本を書いてくれないか?”僕は”やってみる”と答えた。ほかの話を書く元気がなかったんだよ。

ABCとは”IT/イット”以来いい関係が続いてる。何作もミニ・シリーズで放映された。僕の小説がミニ・シリーズにとても合っているからだ。映画で成功したものもあるが、どれも長時間の映画だよ。あれこれと詰め込むタイプだからね。ミニ・シリーズは僕にピッタリなんだ。本を読まない人にも大々的に僕の小説を紹介できる。

僕は今回、どの作品よりもいろいろな役を引き受けた。脚本家だけの場合は予算を考える必要も俳優をまとめる苦労もないが、製作責任者となるとやはり予算は無視できない。

ウィンチェスターの未亡人に霊能者は言ったんだ。”この屋敷を建て続ける限りあなたは死なない””屋敷が完成したらあなたは死ぬ”と。そこで彼女は建て続けるが僕が気に入ったのは屋敷自体が屋敷を建て始めるってとこだ。

これをやろうと決めたときからセットには風変わりな仕掛けが必要だと思っていた。どこへもたどりつけない階段や道行く人が大きく見えたり小さく見える遠近法の廊下。転覆した船の様な上下逆さの部屋や廊下。屋敷のセットを想像するだけで楽しかったよ。想像するのはタダたが僕にはクレイグがいた。

視聴者たちの関心は”僕がいつ現れるか”だよ。まだか、まだかとハラハラさせたいからいつ出るかは教えない。じっと目を凝らしていれば、僕のアカデミー賞級の演技に気づくはずさ。

出来上がりを早く見たいね。ラッシュはすばらしかった。これはクレイグのアイデアだが、ローズ・レッドの庭には彫像があるんだ。その彫像は目覚め、手を伸ばし顔をはぎ取る。そこを早く見たいね。

屋敷に入ってしまった者は全員が危険だと言いたかった。屋敷の正体を知らずに入り、彼らは腰を抜かしたはずだ。善人だって安全じゃない。

モデルとなった建物

アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼにある屋敷ウィンチェスター・ミステリー・ハウスである。屋敷はサンノゼの525 サウス・ウィンチェスター通りに位置している。実際の場所と建物はソーンウッド邸を使用している。

エレン・リンバウアーの日記

これまで60年間で26人が突然死んだり、消えたりしている100年前の建物ローズ・レッド。最近になってエレン・リンバウアーの日記が発見されました。エレン・リンバウアーの旧姓はエレン・ギルクリストである。エレンがローズ・レッドの名付け親。1907年にシアトルで誕生したローズ・レッド。ボーモント大学で超心理学を教えているリアドン教授は1988年6月に偶然エレンの日記を入手しました。綴られていたのは屋敷の驚くべき実態でした。日記には屋敷での生活が事細かに書かれていたとされる。元々、ローズ・レッドの土地は先住民の墓地であったとされる。ジョンは共同経営者のダグラス・ポージーに対して”同性愛者だとバラす”と言い脅迫していた。アダムは1909年9月9日に出産されている。ローズ・レッドのパーティーに呼んだ親戚が迷子になっている。エレンはジョンの愛人とジョンが裸でセックスしているところを何度か目撃している。屋敷内で夫妻の友人1人と2人のメイドが消えている。複数のメイドを誘惑していた馬小屋の主任は雄馬に踏まれて死んでいる。次の10年で20人が消失あるいは死亡。エレンによりローズ・レッドは自力で大きさと形を変える屋敷だと言われている。屋敷はエレンの注文もあっていろいろと増築やら改築をしたとされる。でも、最初に建てた時の図面と70年代の観測結果を比べるとまるで別物である。エレンは後年精神衰弱となっており、関節炎も患って日記を書くことを中断している。リアドン教授の恩師である心霊現象研究するリーダーのマックス・バーンスタインは1970年に調査隊と屋敷に乗り込んだが、屋敷内で行方不明になっている。最後に行方不明者が出たのが1972年にシアトル歴史協会が主催したツアーで62歳の女性である。発見できたのは血まみれのバッグだけでした。リアドン教授により発見されたエレンの日記について本を出版しています。

<エレンの日記内容>

”ジョンは、すべてを指揮しないと気が済まない。強固な姿勢で夫は無敵のビジネスマンに。夫に逆らう者は誰もいない。”

”1909年9月9日力が入らないが、ぜひ記したい。今日は最も重要な記念すべき日だ。11時間前の早朝、私は長男を産んだのだ。アダムと名付けよう。パーティーの出席者は250人以上。6部屋の中の1部屋で食事。舞踏室でダンス。”

”招待した親せきの何人かは屋敷を見学中、迷子になった。私自身、数日前に迷ったので面白いと思った。廊下が瞬時に姿を変えたから迷ったのだ。信じられない。”

”あなたと若い女を見たわ。裸だった…。許せない行為をしていた。”

”不安なので私は罪と知りながら祈る。夫が過ちを犯したら罰せよと屋敷のパワーにこっそり祈る。先週、そんな祈りをささげていたら、突然強風が吹き荒れた。根こそぎ抜かれたような木が泥とともに飛んできて窓を打ち、ガラスを粉々にした。”

”屋敷は、とてつもなく大きく信じられないことに形も変える。廊下は私の背後で姿を変え部屋は消える。なぜ、そんなことが起こるの?建物がカメレオンのように自由に変身するなんて…。廊下は舞踏室に。地下室は地下牢に。”

”1923年2月19日これはスキーナの考えか、それともわたしか…。とにかく夫とは決別しよう。何とかしなければ。私の決断次第というのは怖い。”

”1928年2月19日昨夜、屋敷の笑い声を聞いた。私(エレン)を笑ったのだ。体が震えるほど怖かった。屋敷とのゲームには完敗だ。愛する人は去った。孤独だ。独りで考え、何も語らず孤独に過ごす。使用人は消される前に解雇しよう。一時、私だけが住んで屋敷を衰弱させよう。そうすれば私は屋敷と握手できる。”

キャストについて

実際に存在する人物を元に構成されている。スティーヴン・キングはリアドン教授の研究と屋敷の調査内容を元にローズ・レッドの脚本を書いているとされる。

キングの過去作品との関連性

ABC放送でこのドラマが放送されており、以前IT-イット-も放送されている。

IT-イット-を見る>>

恐怖度

☆★★★★

<感想>

宅配ピザ屋にスティーヴン・キング本人が出演してますね。まぁまぁの出来であるが、長い。終盤のリアドン教授がイカれててある意味一番怖かった。

スティーヴン・キングの他の作品を見る>>



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