炎の少女チャーリー

炎の少女チャーリー

 

パイロキネシス系映画。他にトビー・フーパー監督作品で「スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火」という映画がある。

パイロキネシス

意味:超心理学の超能力の1つで、火を発生させることのできる能力である。

作品紹介
炎の少女チャーリー
  • 1984年アメリカ映画
  • 監督:マーク・L・レスター
  • 原作:スティーヴン・キング
  • 製作:フランク・キャプラ・Jr.
  • 製作総指揮:ディノ・デ・ラウレンティス
  • 出演:ドリュー・バリモア、デヴィッド・キース、ヘザー・ロックリア、ジョージ・C・スコット、マーティン・シーン、フレディ・ジョーンズ、モーゼス・ガン、アート・カーニー、ルイーズ・フレッチャー、アントニオ・ファーガス

 

<ストーリー>

アンディとヴィッキーは大学在学中に新薬の被験のアルバイトに参加して知り合った。その新薬により、アンディとヴィッキーの二人は超能力(テレパシー)を発現させた。彼ら以外の殆ど被験者は死亡した。 アンディとヴィッキーは結婚し、チャーリーが産まれた。2人は娘も超能力を持って産まれたことを知ると、それを秘密にしておこうとした。 チャーリーが9歳になった年のある日。アンディが仕事から帰ってくると、妻のヴィッキーが殺されていた。一家は既に新薬実験を行った政府の秘密機関「ショップ」に監視されていたのだ。「ショップ」はチャーリーのパイロキネシスの能力を分析し、兵器に応用しようとしているのだった。アンディは、「ショップ」のエージェントの手からチャーリーを救い出し、逃亡が始まった。

AmazonPrimeで映画を視聴する
U-NEXTで映画を視聴する

 

登場人物

【マクギー家】

超能力一家。アンディとヴィッキーが過去に政府の秘密機関ザ・ショップの行った新薬”ロット6”の被験者となり超能力を有している。結婚後チャーリーが産まれており、チャーリーもまた超能力者となっている。ショップから逃げ回っていたが金がなく、途中でキャメリアモーテルに泊ったり、マンダース家へお邪魔している。チムニー・ロック湖で釣りを楽しんでいた。その後、ショップの殺し屋ジョンから麻酔銃の銃弾を受けてショップの施設へ連れて行かれ実験に参加させられている。

チャーリー・マクギー

マクギー家の長女。”ロット6”を投与された両親から生まれた子どもでパイロキネシス能力を有する。道徳の塊のようなマセガキ。冒頭でハノーバー空港へチャーリーと一緒に「ショップ」の追っ手から逃れている。空港内で軍人とその彼女が言い争いになっていたため、軍人の足裏を発火させている。過去に自宅でパンを発火させる訓練中に感情が高ぶって母ヴィッキーの着けていたミトンを燃やして手を火傷させている。感情の高ぶりによりパイロキネシスの能力を抑えられないでいたが、後にコントロールしている。マンダース家に訪れたショップのエージェントらや乗っていた車をまとめて火だるまにした。アンディとマンダース家へ寄った後に湖近くにある祖父の家へ向かっている。ジョンから麻酔銃で撃たれショップに捕まっており、父アンディと再会するため人体実験に協力している。清掃人に扮したジョンに近寄られ友人と思っていたのも束の間、脱出直前の馬小屋で父アンディを殺されており、ジョンをパイロキネシスで焼き殺している。死ぬ直前のアンディの言葉によりショップの施設をエージェントを含め全焼させて逃げ出している。ヒッチハイクをしてマンダース家へ逃げ込んでいる。最終、ニューヨーク・タイムズ社へアーブと向かいショップの人体実験による実情を告発している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=eLO2yE5g75M

アンディ・マクギー

マクギー家の父。妹のジョーンがいる。人を操る能力や幻覚を見せる能力を持っている。超能力を使用する場合は脳に負担がかかるため鼻血を出している。過去に妻ヴィッキーをショップのエージェントから殺されており、違法な人体実験も含め新聞社(ニューヨーク・ライムズ)に告発しようとしている。冒頭でハノーバー空港へチャーリーと一緒にショップの追っ手から逃れている。逃亡中に金が底を尽きたため空港内の電話BOXに念力を使いお釣りの小銭を出しまくって回収している。過去にショップから妻ヴィッキーを殺され、娘のチャーリーを拉致されかけた時にショップのエージェントを超能力で撃退している。チャーリーとマンダース家へ寄った後にチムニー・ロック湖近くにある祖父の家(ブラドフォードの別荘)へ向かっている。ジョンから麻酔銃で撃たれショップに捕まっている。ショップ内で実験と称し、超能力を使わせてみたが、力を使い果たしたのか人を操る能力が使えなくなっていた。ショップ内では薬漬けにされている。途中で薬が超能力を低下させると勘づき、薬の服用を拒否してから徐々に能力の回復をしており、ホリスターからハワイの話を提案された時に彼を超能力で操る事に成功しており、貰ったメモでチャーリーに研究施設から脱出する内容を手紙に書いて渡させている。その後、馬小屋までホリスターを連れてチャーリーと合流しているが、ジョンから銃撃を受けて死ぬ間際にチャーリーへショップと徹底的に戦い逃げるよう言い残している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=gR2M3px1VYM

ヴィッキー・マクギー

マクギー家の母。1年前にすでに死んでいる。過去にチャーリーの発火練習中に着けていたミトンを燃やされて手を火傷している。その後、ショップのメンバーに襲撃され自宅内で遺体として帰宅したアンディに発見されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=gR2M3px1VYM

【ザ・ショップ】

拠点はバージニア州ロングモントである。政府の組織で通称:科学捜査局DSI。国の各地に私服エージェントも含め多数在籍していて警察も抱え込んでいる。施設内の設備は基本的にキーカードとなっている。ロット6の実験以降、マクギー家を監視している。アンディを殺し、チャーリーを兵器として研究材料にしようとしている。

キャプテン・ホリスター

ショップの所長。チャリ通勤している。ジョセフ博士の話したチャーリーの危険性について聞いている。ジョンから内部告発の弱みを握られている。ジョンにチャーリーとアンディを捕まえるよう指示している。捕まえたチャーリーの気を引こうとココアや人形を与えたが警戒されて全く懐かれなかった。チャーリーのパイロキネシスの実験を録画しており薪に火が着いたのを見て興奮していた。アンディの超能力が使用できないと知り、ハワイのマウイ島に別荘の別施設があるため移ることを提案しているが本当はアンディを殺そうとしている。再度、アンディを呼び出してハワイへの移動プランを説明したが、最中にアンディの超能力で操られてメモを渡しており、アンディの書いた手紙をチャーリーに渡した。その後、アンディに操られ馬小屋へ一緒に行きチャーリーと合流したが、アンディから隠れているジョンを銃で撃てと命じられたため発砲したが返り討ちに遭い、額を銃弾が貫通して死んでいる。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DfcuksWVRt8

ジョン・レインバード

ショップの殺し屋。ベニスへ行っていたが帰って来た。左目を失明している。チャーリーに興味を持ったのか、彼女を捕まえて実験した後にチャーリーを引き渡すようホリスターに内部告発を材料に交渉している。ホリスターの指示の元ベーツと一緒にブラドフォードの別荘へ向かっている。途中、アンディの出したニューヨーク・タイムズ社への告発文を回収するため郵便配達員をバッテリーが上がった釣り人の変装をしてブースターケーブルで首を絞めて殺している。木の上に隠れ麻酔銃を使用しチャーリーとアンディを眠らせショップの研究施設へ運んでいる。その後、ベトナム戦争後に閉所恐怖症になった清掃員の変装をしてチャーリーに近づいた。馬小屋へチャーリーと出て乗馬を楽しんでいる。実験が終わればチャーリーを引き取り安心しきったところを殺そうと思っている異常者。終盤に馬小屋の2階に隠れているところをアンディから正体をバラされてチャーリーの逆鱗に触れている。アンディから指示されたホリスターを銃殺したが、アンディから操られ馬小屋の2階から飛び降りているが、着地と同時にアンディを銃撃している。またもやチャーリーの逆鱗に触れ銃弾ごとパイロキネシスで焼き殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DfcuksWVRt8

ジョセフ・ウォレンス博士

ショップの科学者。”ロット6”と水をを研究所内で女性10人と男性10人に半分ずつ注射する実験をしている。自身が実験で生み出したアンディとチャーリーを国の脅威と思っておりホリスターへ殺してくれと依頼している。チャーリーのパイロキネシスの能力が核に匹敵するくらい危険だとホリスターへ警告している。後日、夜中の寝室に現れたジョンにチョップを喰らわされて殺されている。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=en9QQYKOwno

ハーマン・ピンショー博士

ジョセフ亡き後の科学者として捕まえられたアンディとチャーリーの実験・研究を任されている。あまり効果のない薬を開発しており、捕まえたアンディに飲ませているが効果としては手足がしびれてるだけである。アンディを殺せとホリスターへ命じている。ショップの敷地内をカートで逃げている最中にチャーリーの火の玉でカートごと吹っ飛ばされて爆死している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=LixsNtGM8tc

【マンダース家】

子どもがいない老夫婦。アンディとチャーリーが祖父の家へ行こうとした時にヒッチハイクをして乗せてもらっている。マンダース家はノックスビル近くに位置してる。昼食をごちそうしている。自宅の庭で鶏を飼っている。

アーブ・マンダース

マンダース家の父。気の良いジジイ。ヒッチハイクされて車の運転中にめんどりの歌を歌っている。難聴で左耳に補聴器をつけている。勘の良いジジイでアンディらが偽名であることに気付いていた。事情をアンディから聞き、チャーリーの能力を目にして事態を把握している。その後現れたショップのエージェントに対してライフルを構え威嚇したが、右腕を逆に撃たれて負傷している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DfcuksWVRt8

ノーマ・マンダース

マンダース家の妻。自宅の庭にチャーリーと一緒に行き飼っている鶏に餌をやっている。ショップのエージェントとチャーリーが対峙した後に厄介ごとに巻き込まれたくないと言いジープを引き渡している。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=q5K1fm56gI8

 

設定上、読心術が超能力で使用可能ならチャーリーは近づいてきたジョンの考えを見抜いてたろうに。。。




豆知識
ロット6

成分は秘密であるが、ある種の幻覚剤であるとジョセフ博士は説明しているが、投与された人間は死ぬか、生き残れた場合は超能力を有する状態に変化する薬である。元々は鎮痛剤として脳の下垂体から抽出したとされる。

ロット6の治験料

接種後48時間の観察後に全員に支払われるとされている。

超能力の原因

世間でしばしば見られる超能力(予知や念力や相手への精神支配)は脳の下垂体から誘発される。

【ロット6投与後の超能力】

  • 幻覚を見る もしくは 見せれる
  • テレパシー
  • 相手の考えを読める
  • 人を操れる(精神支配)
  • パイロキネシス(人体自然発火現象)
  • 銃弾を弾く

※能力を使いすぎると副作用として脳に負担がかかる

チャーリーの秘密

脳下垂体腺が最盛期となると超能力の力が急増するとされる。

偽名

アーブ・マンダースをヒッチハイクした時にチャーリーは”ロベルタ”と名乗っている。一緒にいたアンディは”フランク”と名乗り、テネシー州のノックスビルへ姉の家にいる妻がチャーリーの弟(アンディ)が産まれたため向かっていると話している。因みに出産時刻はAM1:40である。

【アーブの歌】

木彫りのめんどり タマゴを生んだ

農場じゅうが騒ぎ出し

祝いの酒で二日酔

ネクロマンサー

作中では馬の名前であるが、本来は”死人使い”の事である。

【ショップ内の実験内容】

  • 薪に火をつけて吹っ飛ばしている
  • 浴槽を沸騰させている
  • コンクリートの壁に火をつけて爆破している
  • 氷を爆発させているお湯にしている

恐怖度

☆★★★★ 

<感想>

全然怖くないが、ジョンのキャラが結構好き。

 

 

他の作品紹介を見る>>