死霊のしたたり

死霊のしたたり

 

結構有名なゾンビ映画です。一応3作目まで出ています。

作品紹介
死霊のしたたり
  • 1985年アメリカ映画
  • 監督:スチュアート・ゴードン
  • 製作:ブライアン・ユズナ
  • 製作総指揮:マイケル・エヴェリー、ブルース・ウィリアム・カーティス
  • 出演:ジェフリー・コムズ、ブルース・アボット、デヴィッド・ゲイル、バーバラ・クランプトン、ジェリーブラック、ロバート・サンプソン、ロバート・A・バーンズ

<ストーリー>

科学者であり医学生のハーバート・ウェストはある日、スイスのチューリッヒ医科大学で蘇生薬を開発した。とある理由で死んでしまった脳の研究博士のグルーバーを蘇らせるために蘇生薬を投与するが失敗で終わってしまう。舞台は変わって、アメリカのマサチューセッツ州ミスカトニック医学校へ転校したが、人間を使って蘇生薬の実験を行い蘇った暴走するゾンビどもと格闘する。

AmazonPrimeで映画を視聴する
U-NEXTで映画を視聴する

 

登場人物
ハーバート・ウェスト

科学者であり医学生。目的(蘇生実験)のためには殺人も犯すサイコパスなマッドサイエンティスト。元々スイスのチューリッヒ医科大学の学生で、グルーバー博士を使って人体実験をした結果失敗。ミスカトニック医学校の3年に転校してきた。転校早々学長からヒル博士を紹介されたが、ヒル博士に対し、”故グルーバー博士のパクリ研究者”と指摘し速攻で不機嫌にさせる上から学生。また、授業中もヒル博士の解剖講義を鉛筆を頻回に折って邪魔した。ケインの同居人募集のメモを見て、研究兼同居をケイン宅で始める。ケインの飼っている猫(ルフェス)をわざと殺して蘇生実験を行った。その時からケインも巻き込み人体実験に挑む事となる。途中、事故に巻き込まれて死んだアラン・ホルジー学長を蘇生させたが、ヒル博士が状況を怪しみその場に居合わせたウェストの研究室へ忍び込んで研究成果を脅して横取りしようとしたが、スコップで殺害し蘇生させて妨害した。結局、ヒル博士が蘇生後に、隙を見て蘇生薬と研究ノートを持ち出したため、追いかけて死体安置所へ行った。ヒル博士とゾンビ軍団を含む戦いとなったが、最後は蘇生薬を過剰投与したヒル博士の胴体より腸が体に巻き付いて生死不明となった。尚、ケインがメグと逃げる際に蘇生薬を彼らに渡した。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=On_YFTR3zhk&t=590s

ダン・ケイン

メイガンの恋人でミスカトニック医学校の学生で3年。黒猫のルフェスを飼っている。序盤で死んでいる患者に対し生への執着か献身的に心臓マッサージを施した。ウェストが同居してから、徐々に死者蘇生の実験に巻き込まれていく。ウェストと共謀して死体安置所でガタイの良い突然死の男を蘇らせたが、暴走してアラン・ホルジー学長を殺してしまったため証拠隠滅のため蘇生薬を投与して難を逃れた。結局は、罪の意識からかメグには父親の経緯を伝えた。最終、ウェストとメグを取り戻すために死体安置所でヒル博士とゾンビ軍団との戦いを繰り広げたが、メグを最後は助けられず蘇生薬を恋人にまで投与する事となった。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=On_YFTR3zhk&t=590s

カール・ヒル博士

ミスカトニック医学校の医師兼教員。脳研究の権威(ニセモノ)。脳内の意志の領域の研究をしているが、グルーバー博士の模倣であり盗用であると欧州では言われている。内容は死後の脳幹の生命維持6~12分の理論を提唱しているが、ウェストからは”時代遅れだ”とハッキリ言われ不機嫌な対応をする。メグが好きな変態オヤジでもある。ウェストの研究室に忍び込みアラン・ホルジー学長の死の原因を言及した。ウェストの蘇生実験の成果がわかると横取りしようとして、ウェストに向かって警察に逮捕されたくなかったら蘇生実験の成果をよこせと脅した。脅しに対し憤慨したウェストによりスコップで首を落とされ死ぬ。その後、蘇生薬で蘇るも自我がハッキリしており、隙を見てウェストを気絶させて薬と研究ノートを持ち出して死体安置所に立てこもった。その際に蘇生薬とロボトミー手術を組み合わせたゾンビ軍団を作った。最終、自我を取り戻したアラン・ホルジー学長によって頭部を潰され、胴体はウェストによって過剰な量の蘇生薬を投与され暴走した。この博士の唯一の成果としてロボトミー手術が挙げられるが、ゾンビでなくても?という疑問が残る。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=On_YFTR3zhk&t=590s

メグ・ホルジー(メイガン)

ホルジー学長の娘。出演早々に唐突にベッドシーンというイカレ役。門限が厳しく、父からは一日でも帰らなければ怒られると語っていた。ケインとは卒業後に結婚の約束をする間柄。ケインより父が死んで蘇生薬で蘇生した事を知った時には怒りのあまりケインを2度ビンタしたが、再度話合いをして和解した。ヒル博士の指示であるが、自らの父により死体安置所に拉致され全裸にされて首だけのヒル博士に弄ばれたが、ウェストらによって救出される。最終、制御不能となったゾンビの一体によって首を絞められ気管が潰れたため死ぬがケインによって蘇生薬を投与される。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=On_YFTR3zhk&t=590s

メイス

ミスカトニック医学校の付属病院の死体安置所で警備をしている。ケインにはフレンドリーに話掛けるが、実際は仕事もしないで雑誌ばかり読んでいる。死体安置所からゾンビが暴れ回っているのを目にして一目散に逃げ出した役立たず。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=On_YFTR3zhk&t=590s

アラン・ホルジー学長

マサチューセッツ州ミスカトニック医学校の学長。メイガンの父。娘には厳しい。ケインがウェストが死んだ動物を蘇らせた事とメグが同席して止めた事を報告した際に頭に血が昇って、ケインに対して謝罪文の請求と奨学金打ち切り及び法的手段をとると脅した。その後、死体安置所に侵入してウェストとケインが人体実験をして蘇ったガタイの良いゾンビによって死んで蘇生薬で蘇生したが、情緒不安定で頭突きをそこらじゅうの壁にしまくる。ヒル博士によって治療名目でロボトミー手術をされ、従順になり終盤はある程度の自我を取り戻した。最終、ヒル博士の首を潰し、娘たちを守ろうと制御不能となったヒル博士のゾンビ軍団に立ち向かったが体をゾンビどもに引き千切られ散る。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=On_YFTR3zhk&t=590s

グルーバー博士

スイスのチューリッヒ医科大学の博士。脳研究の権威(本物)。何らかの形で死んでいたところ(多分ウェストによって実験のため殺された)をウェストによって多量の蘇生薬を注入され、眼球が破裂して蘇生は失敗した。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=htSBnYtZpLA&t=143s



蘇生薬と蘇生特徴
蘇生薬

死体の脳に直接投与するのが蘇生の基本作業となる。過剰投与すると副反応で人体が破裂・破壊される。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=On_YFTR3zhk&t=590s

蘇生特徴

生は痛みを伴うため、たいがい蘇生したらゾンビは叫ぶ。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=On_YFTR3zhk&t=590s



ロボトミー手術とは?
ロボトミー手術

ロボトミー手術は、頭の両側に穴をあけ、その穴にロボトームという長いメスをいれて前頭葉を切除するという外科手術の一種である。 前頭葉は、意志や言語の理解、計画性、怒りや悲しみという衝動の抑制等、ヒトの社会性を司る器官であり、そこを切る事で凶暴な精神疾患者や自殺癖のある鬱病患者に絶大な効果があったと言われている。精神外科の分野で一時期使用されていた。現在では内服薬の普及と後遺症により苦しむ患者から起こる事件が頻発し、批難されることが増えたためほぼ使用されていない。1935年~1975年ぐらいまで行われていたとされている。

ロボトミーの名の由来

”人間の精神を奪いロボットのような状態にしてしまうのでロボトミー”という説が囁かれているが、これは誤解であり、”肺や脳などで臓器を構成する大きな単位である「葉(lobe)」を一塊に「切除(tomy)」すること”を意味している。いわゆる外科の術語である。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=GOVXgb-CsMM

 

他のゾンビ作品を見る>>

恐怖度

☆☆☆★★

<感想>

この作品を通して医学の勉強が少しできますw